1. 企業情報

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    ダイコク電機は、主にパチンコホール向けのコンピューターシステム(情報システム事業)と、パチンコ・パチスロ遊技機向けのユニット(アミューズメント事業)の開発、製造、販売を手がける企業です。パチンコホール向けコンピューターシステムでは業界最大手の地位を確立しています。
  • 主力製品・サービスの特徴
    情報システム事業では、ホール運営を支援する情報システムや、遊技データ分析サービス「MIRAIGATE」、カードユニットなどを提供しています。アミューズメント事業では、遊技機メーカー向けに表示・制御ユニットなどを提供しており、近年ではスマート遊技機対応製品や自社ゲームタイトルの販売も強化しています。2024年にはスマート遊技機市場へ本格参入しています。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    パチンコホール向けコンピューターシステム分野では最大手であり、長年の実績とノウハウに基づく強固な顧客基盤を持っています。加えて、遊技機のデータ収集・分析サービス「DK-SIS」を通じた情報提供力も競争優位となっています。一方で、パチンコ業界全体の市場規模の変動(規制強化や参加人口の減少など)が事業環境に影響を与える可能性があり、スマート遊技機への移行や新技術への対応が重要な課題です。
  • 市場動向と企業の対応状況
    パチンコ業界はスマート遊技機(スマートパチスロ、スマートパチンコ)への移行が進んでおり、この新しい遊技機が高い稼働率を維持していることから、ホールにおける設備投資の需要を喚起しています。同社は、情報システム事業において新製品「BIGMO XCEL」やクラウド/分析サービス「ClarisLink」などでスマート遊技機対応を強化。アミューズメント事業ではスマート遊技機向けの表示・制御ユニットや自社タイトルの開発・販売を通じて、市場の変化に積極的に対応しています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    具体的な中長期数値目標の明示は確認できませんが、中期的な戦略としてスマート遊技機市場の拡大に対応した製品・サービスの拡充を中核に据えています。ホール設備のスマート化やMIRAIGATEなどのクラウドを活用したサービス提供により、ホールの経営を戦略的に支援することを目指しています。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    決算短信からは具体的な中期経営計画の数値は不明ですが、以下の施策と重点分野が挙げられます。
  • 情報システム事業:カードユニット「VEGASIA」の拡販、新製品「BIGMO XCEL」やホール業務効率化を支援する「TJ-01」の市場導入、クラウド/分析サービス(MIRAIGATE、ClarisLink等)の拡大。
  • アミューズメント事業:スマート遊技機導入の進展に対応した制御部品供給の強化、自社ゲームタイトルの開発・販売強化。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
    情報システム事業では、新しいホールコンピューター「BIGMO XCEL」とホール業務効率化端末「TJ-01」の販売を本格化しています。また、MIRAIGATEやClarisLinkといったクラウド/分析サービスの拡販も進められています。アミューズメント事業でも、スマート遊技機向けの表示・制御ユニットや自社タイトル「ようこそ…」「首都高バトル」などの販売が寄与しています。

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    同社の収益モデルは、パチンコホール向けシステム販売(初期投資)と、その後の保守・運用サービス(継続収入)、そして遊技機向けユニット販売によって成り立っています。情報システム事業では、遊技機入替や改刷などの特需に加えて、保守サービスやクラウド/分析サービスによる継続的な収益基盤を確立しています。スマート遊技機への市場転換期において、対応製品やサービスを迅速に提供することで、市場ニーズの変化への高い適応力を示しています。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    2026年3月期中間期決算における通期売上高予想に対する進捗率は59.6%であり、一般的に中間期で約50%が目安とされる中で、やや上期に売上が偏重する傾向が見られます。これは、製品販売のタイミングやホールの設備投資サイクルに影響される可能性があります。特に情報システム事業では、カードユニット改刷特需の一巡により製品売上が減少しましたが、サービス売上やアミューズメント事業の伸長で補っています。下期以降の受注状況や新製品の市場浸透が、通期業績達成の鍵となります。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    同社はパチンコホール向けの情報システムにおいて長年の経験と実績を持ち、遊技データをリアルタイムで収集・分析する「DK-SIS」などの独自技術を保有しています。この独自のデータ分析基盤は、ホールの経営戦略立案に不可欠な情報を提供し、サービス継続率の高さにつながっています。近年はクラウド技術を活用したサービス「ClarisLink」など、IT技術を応用した効率的なホール運営支援に注力しています。
  • 収益を牽引している製品やサービス
    情報システム事業のカードユニット「VEGASIA」や次世代ホールコンピューター「BIGMO XCEL」が主力の製品です。また、ホール向け総合情報システム「MIRAIGATE」や、新クラウドサービス「ClarisLink」といったサービス収益も重要です。アミューズメント事業では、スマート遊技機向け表示・制御ユニットの販売が大きく寄与し、収益を牽引しています。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
  • 現在株価: 2,859.0円
  • EPS(会社予想): 323.40円
  • PER(会社予想): 8.84倍 (2859.0円 / 323.40円)
  • BPS(実績): 3,369.41円
  • PBR(実績): 0.85倍 (2859.0円 / 3369.41円)
  • 業界平均PER/PBRとの比較
  • 業界平均PER: 16.6倍
  • 業界平均PBR: 1.4倍
    同社のPER 8.84倍は業界平均16.6倍と比較して大幅に割安です。PBR 0.85倍も業界平均1.4倍を下回っており、純資産価値から見ても割安感があります。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    現在の株価2,859円は、年初来高値3,070円から約7%下落した水準であり、年初来安値2,072円からは約38%上昇しています。52週レンジ内での位置を見ると約78.9%と高値圏に比較的近い位置にあります。直近1ヶ月は下落傾向にあります。
  • 年初来高値・安値との位置関係
    年初来高値は3,070円、年初来安値は2,072円です。現在の株価2,859円は、高値と安値の間で高値寄りに位置しています。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    直近の出来高は23,900株、売買代金は68,399千円と、時価総額423億円のプライム市場銘柄としては比較的低い水準です。これは、市場の関心が現在、特に高まっているわけではないことを示唆しています。Avg Vol (3 month) 65.36k、 Avg Vol (10 day) 33.77kと、出来高は減少傾向にあります。
  • 長期トレンド分析
  • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価
  • 1ヶ月リターン: -5.95% (短期では下落)
  • 3ヶ月リターン: +6.44% (中期では上昇)
  • 6ヶ月リターン: +32.48% (中長期では顕著な上昇)
  • 1年リターン: -4.70% (長期的にはほぼ横ばい、またはやや下落)
  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る)
  • 1ヶ月: 日経平均・TOPIXを約8%ポイント下回る
  • 3ヶ月: 日経平均・TOPIXを約5%ポイント下回る
  • 6ヶ月: 日経平均を約5%ポイント上回る (TOPIXデータなし)
  • 1年: 日経平均を約32%ポイント下回る
    短期・中期では市場指数を下回るパフォーマンスですが、6ヶ月で見ると一時的に市場を上回っていました。しかし、1年トータルでは市場に大きく劣後しています。
  • 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)
  • 現在株価2,859.0円は、5日移動平均線(2,868.40円)を下回っています。
  • 現在株価2,859.0円は、25日移動平均線(2,910.48円)を下回っています。
  • 現在株価2,859.0円は、75日移動平均線(2,795.48円)を上回っています。
  • 現在株価2,859.0円は、200日移動平均線(2,533.16円)を上回っています。
    短期移動平均線の下に位置しており、短期的な下落トレンドを示唆しますが、中長期の移動平均線は上回っており、特に200日移動平均線との乖離は安定的な長期上昇トレンドを示唆しています。
  • サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置
  • 1ヶ月レンジ:サポートが2,831.00円、レジスタンスが3,055.00円。現在株価はサポートレベルに近い位置にあります。
  • 3ヶ月レンジ:サポートが2,534.00円、レジスタンスが3,070.00円。こちらも現在の株価はサポートレベルに近い位置です。
  • ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認
    50日移動平均線(2,849.92円)が200日移動平均線(2,529.08円)を上回っており、ゴールデンクロスを形成しています。これは長期的な上昇トレンドを示唆するものです。ただし、短期(5日、25日)の移動平均線は現在株価の上にあるため、短期的には調整局面にある可能性があります。

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
    過去数年間で、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益は2022年3月期から2024年3月期にかけて大きく成長しました。特に2024年3月期は大幅な増収増益を達成しています。
  • ROE(実績): 17.97% (過去12ヶ月では13.23%)
  • ROA(過去12ヶ月): 10.13%
    いずれも一般的な高収益の目安とされる水準を大幅に上回っており、高い収益性を示しています。
  • 過去数年分の傾向を比較
決算期 売上高 (百万円) 営業利益 (百万円) 当期利益 (百万円) ROE (%) ROA (%) 自己資本比率 (%) 営業利益率 (%)
2022/3連 24,390 1,191 1,228 3.97 データなし 75.06 4.88
2023/3連 31,824 4,019 2,927 9.07 データなし 69.15 12.63
2024/3連 53,861 12,001 8,464 22.84 データなし 68.69 22.28
2025/3連 57,415 12,212 7,727 17.97 データなし 79.08 21.27
過去12ヶ月 53,283 10,095 6,253 13.23 10.13 79.1 23.00

売上高は増加傾向にありましたが、2025年3月期はやや伸びが鈍化。2026年3月期は減収減益予想となっています。利益率や自己資本比率は高水準を維持しており、一時的な特需の反動はあるものの、事業基盤は安定しています。

  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    2026年3月期第2四半期(中間期)の実績を見ると、通期修正予想(減収減益)に対して、売上高は59.6%、営業利益は93.1%、親会社株主に帰属する中間純利益は100.8%と、特に利益面で高い進捗率を示しています。中間期で既に通期純利益予想を超過していることから、会社の通期予想は保守的な計画である可能性が示唆されます。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
  • 自己資本比率(実績): 79.1% (中間期は79.6%)
  • 流動比率(直近四半期): 3.57倍 (357%)
  • 負債比率: 総資産61,635百万円に対し負債合計12,577百万円と低い水準であり、非常に健全です。
    これらの指標はすべて非常に良好な水準であり、財務の安全性は極めて高いと評価できます。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
    自己資本比率が非常に高く、流動比率も3倍を超えているため、財務安全性は極めて高いです。また、直近四半期の現金及び預金は21,111百万円と潤沢であり、資金繰りにも全く問題がないと判断されます。
  • 借入金の動向と金利負担
    データに具体的な借入金総額の記載はありませんが、負債合計が低いことや、ネット・ノン・オペレーティング利息収益がプラス(純利息収入がある)であることから、借入金はほとんどなく、金利負担も軽微であると推測されます。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
  • ROE(実績): 17.97% (過去12ヶ月では13.23%)
  • ROA(過去12ヶ月): 10.13%
  • 営業利益率(過去12ヶ月): 23.00% (中間期も23.0%)
    これらの数値は非常に高く、優れた収益性を示しています。
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROE 13.23%はベンチマークの10%を上回り、ROA 10.13%はベンチマークの5%を大幅に上回っています。これは、効率的な資産活用と株主資本の創出能力が高いことを示しています。
  • 収益性の推移と改善余地
    2024年3月期にかけて収益性は大きく改善しましたが、情報システム事業での特需一巡により、一時的に利益率が低下する可能性があります。ただし、アミューズメント事業の伸長やクラウドサービスの拡大が、新たな収益源として寄与し、堅調な収益性を維持する見込みです。
  • 利益の質分析
  • 営業キャッシュフローと純利益の比較(OCF/純利益比率)
    営業キャッシュフロー7.54Bに対して純利益6.25Bであるため、OCF/純利益比率は1.21です。
  • アクルーアルズ比率による利益の質評価
    データなし
  • キャッシュフローが利益を上回るか(1.0以上が健全)
    OCF/純利益比率が1.21と1.0を上回っているため、キャッシュフローは利益を上回っており、利益の質は非常に高いと評価できます。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    ベータ値(5Y Monthly)は-0.15です。これは市場全体の動きとの連動性が非常に低いことを示しており、一般的な株式市場の変動に対して逆の動きをする、またはほとんど影響を受けない特性を持つことを示唆しています。ただし、ベータ値がマイナスの銘柄は稀であり、算出方法や市場環境に注意が必要です。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
    52週高値は3,070.00円、52週安値は2,072.00円です。現在の株価2,859.0円は、このレンジ内で約78.9%の位置にあり、比較的高値圏に位置しています。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
  • スマート遊技機の普及ペースや稼働状況の変動
  • 遊技機メーカーの製品投入タイミングやホールの設備投資判断
  • 部材調達などの供給面や、遊技業界に関する規制・法令変更
  • 新製品(BIGMO XCEL等)の市場受容性

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
    同社のPER 8.84倍は業種平均16.6倍に対し約半分、PBR 0.85倍も業種平均1.4倍に対し約6割の水準であり、非常に割安です。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
  • 業種平均PER基準目標株価: 7,185円 (提供されたバリュエーション分析より)
  • 業種平均PBR基準目標株価: 4,717円 (提供されたバリュエーション分析より)
  • 割安・割高の総合判断
    現在の株価2,859円は、業界平均PERおよびPBRに基づく目標株価レンジと比較して大幅に低い水準にあり、割安と判断されます。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
    信用買残: 125,600株
    信用売残: 20,100株
    信用倍率: 6.25倍
    信用買残が信用売残を大きく上回っており、需給は買い方に偏っています。信用倍率6.25倍は、将来的な売り圧力となる可能性がありますが、極端な高水準ではありません。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
    大株主には円谷フィールズホールディングス、栢森雅勝氏(代表者)、公益財団法人栢森情報科学振興財団、ダイコク興産など、関連性の高い企業や個人が名を連ねています。Insidersによる持株比率は50.67%と非常に高く、経営陣による安定した経営体制が期待できます。
  • 大株主の動向
    特定の変動に関する最新データは提供されていません。

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
  • 配当利回り(会社予想): 3.50%
  • 1株配当(会社予想): 年間100.00円
  • 配当性向(会社予想EPS 323.40円に基づく): 約30.9%
  • 自社株買いなどの株主還元策
    決算短信には、自己株式の取得に関する直接的な記載はありませんが、当期中に自己株式の売却収入(153,185千円)があった旨が記載されています。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    譲渡制限付株式報酬制度を導入しており、役員等のインセンティブとして機能しています。2025年7月には、この制度に基づき新株が発行されました。

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    2026年3月期第2四半期決算短信では、以下の点が注目されます。
  • 新製品展開: 情報システム事業における新製品「BIGMO XCEL」と「TJ-01」の販売本格化。
  • アミューズメント事業の好調: スマート遊技機導入の進展に伴い、事業売上が前年同期比132.9%増と大幅に伸長し、セグメント利益も黒字転換。
  • 不動産賃貸の表示方法変更: 会計方針の変更があり、売上高・売上原価への組替が行われました(比較期間も遡及適用)。
  • 減損損失の計上: アミューズメント事業でわずかながら減損損失を計上。
  • これらが業績に与える影響の評価
    情報システム事業では、過去のカードユニット特需一巡の反動で一時的に売上が減少していますが、新製品の寄与やクラウドサービスの拡販で下期以降の回復が期待されます。スマート遊技機市場の拡大はアミューズメント事業にとって追い風となっており、今後の成長ドライバーとなる可能性があります。総じて、一時的な減収減益予想であるものの、中間期の利益進捗が非常に高いことから、通期業績は会社予想を上回る可能性も秘めています。

16. 総評

ダイコク電機はパチンコホール向け情報システムで確固たる地位を築く企業です。足元では特需の反動による減収減益が予想されていますが、スマート遊技機市場への対応やクラウドサービスの拡充により、事業の持続可能性を高めています。

  • 全体的な見解
    財務は極めて健全であり、自己資本比率や現預金残高は非常に高い水準です。収益性も高いですが、情報システム事業の特需剥落の影響で、足元の成長性には課題が見られます。ただし、中期経営計画においてスマート遊技機市場への対応を強化しており、アミューズメント事業の急成長が注目されます。株価は業界平均と比較して割安であり、配当利回りも魅力的な水準です。
  • 投資判断の参考となるポイントの整理
  • 魅力的なバリュエーション: PER、PBRともに業界平均を大きく下回っており、現在の株価は割安感があります。
  • 高配当: 配当利回り3.50%は安定株としての魅力があります。
  • 強固な財務体質: 非常に高い自己資本比率と潤沢な現金は、市場の変動に対する耐性が高く評価できます。
  • スマート遊技機市場への対応: アミューズメント事業の急成長は、今後の業績を牽引する可能性があります。
  • 保守的な業績予想: 中間期決算の利益進捗が非常に高く、通期予想上方修正の可能性も視野に入ります。
  • 強み・弱み・機会・脅威の整理
  • 強み (Strength)
  • パチンコホール向けシステムにおける業界最大手としての地位とブランド力。
  • 高い財務健全性(自己資本比率約80%、潤沢な現金)。
  • 安定した高収益性(営業利益率23%前後、ROE・ROAともに高い)。
  • 独自のデータ分析サービス「DK-SIS」による顧客囲い込み。
  • 弱み (Weakness)
  • パチンコ業界全体の影響を受けやすい事業構造。
  • 情報システム事業における特需の反動による売上・利益の変動リスク。
  • 短期的な株価の変動が市場全体に劣後する期間がある。
  • 機会 (Opportunity)
  • スマート遊技機の普及加速によるホールの設備投資需要とアミューズメント事業の拡大。
  • クラウドサービス、データ分析サービスによる継続的な収益源の強化。
  • 新製品「BIGMO XCEL」や「TJ-01」の市場浸透による成長。
  • 脅威 (Threat)
  • パチンコ業界の市場規模縮小や規制強化。
  • 競合他社のスマート遊技機対応製品・サービスとの競争激化。
  • 部材調達や製造コストの上昇。

17. 企業スコア

  • 成長性: C
    直近の売上高は前年同期比で減収、通期予想も減収を見込んでいます。情報システム事業の特需反動が主な要因です。ただし、アミューズメント事業は大きく成長しています。
  • 収益性: A
    営業利益率23.0%、ROE13.23%、ROA10.13%と、高い水準を維持しており、一般的なベンチマークを大幅に上回る優れた収益性を示しています。
  • 財務健全性: S
    自己資本比率79.1%、流動比率3.57倍、現金及び預金211億円と、極めて高い財務健全性を誇ります。自己資本比率は40%をはるかに超えており、非常に安定しています。
  • 株価バリュエーション: S
    PER 8.84倍(業界平均16.6倍)、PBR 0.85倍(業界平均1.4倍)であり、業界平均と比較して大幅に割安な水準にあります。

企業情報

銘柄コード 6430
企業名 ダイコク電機
URL http://www.daikoku.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 2,859円
EPS(1株利益) 323.40円
年間配当 3.50円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 18.5% 10.2倍 7,667円 21.9%
標準 14.2% 8.8倍 5,552円 14.3%
悲観 8.5% 7.5倍 3,657円 5.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 2,859円

目標年率 理論株価 判定
15% 2,773円 △ 3%割高
10% 3,464円 ○ 17%割安
5% 4,371円 ○ 35%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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