2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側は「概ね計画通り」としており、通期予想の修正なし。四半期実績は特段の市場リリースとの比較数値がないため「ほぼ計画通り」と判断される(特別利益244百万円計上により純利益は上振れ寄与)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高13,718百万円、前年同期比+23.1%;営業利益29百万円、前年同期は△291百万円で黒字化)。
- 注目すべき変化:スポーツ事業の連結化(株式会社イトマンスポーツウェルネスの加入)によりスポーツ部門の売上が大幅増(+78.1%、増収分約1,944百万円)が業績改善の主因。また高校生部門の在籍増で高収益化が進展。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上64,764百万円、営業利益6,526百万円、当期純利益3,815百万円)は据え置き。第3・第4四半期に収益計上が集中する季節性を鑑みると、現時点での達成可能性は会社見解と整合(ただし営業利益の進捗は極めて低い)。
- 投資家への示唆:Q1段階では「増収だが上期は投資・費用先行」で営業利益進捗がほとんど出ていない点に注意。スポーツ事業の連結拡大が収益拡大のカギとなっている一方、短期的には資金動き(現預金減少、短期借入増)や配当支払の影響を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ナガセ
- 主要事業分野:学習塾・予備校等の教育事業(高校生部門・小中部門・スポーツ事業・ビジネススクール等)、出版・オンライン教育等
- 代表者名:代表取締役社長 永瀬 昭幸
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月24日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:作成あり(但し決算説明会は開催なし)
- セグメント(報告区分)
- 高校生部門:東進ハイスクール等(高校生対象の受験指導)
- 小・中学生部門:四谷大塚、木村塾等(小中対象)
- スポーツ事業部門:イトマンスイミングスクール等(スイミング・フィットネス等)
- ビジネススクール部門:東進ビジネススクール等
- その他:出版、オンライン学校、こども英語塾、国際事業 等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):30,445,227株
- 期末自己株式数:4,119,141株
- 期中平均株式数(四半期累計):26,326,086株
- 時価総額:–(提示なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:開催なし(補足資料はWeb掲載)
- 株主総会、IRイベント等:–(提示なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社側予想との比較)
- 会社は第1四半期実績に対する個別の予想提示なし。ただし通期予想は据え置き(修正なし)。会社コメントは「概ね計画通り」。よってQ1の結果は会社計画に概ね整合。
- 要点(実績)
- 売上高:13,718百万円(前年同期比+23.1%)
- 営業利益:29百万円(前年同期は△291百万円 → 黒字転換)
- 純利益(親会社株主に帰属):140百万円(前年同期は△253百万円 → 黒字転換)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:スポーツ事業の連結化(イトマンスポーツウェルネス加入)で売上が約1,944百万円増、さらに高校生部門の在籍増と追加講座が好調。加えて移転補償金244百万円(特別利益)が純利益を押し上げ。
- 下振れ要因:費用面は賃金ベースアップや新規模試開発等で販管費・人件費が増加(費用合計は前年同期比+19.7%)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正せず。第1四半期は季節性(収益は第3~第4四半期に集中、上期は費用先行)を踏まえると、現時点で予想達成に矛盾はないが、営業利益の進捗が極めて低いため下期の回復が不可欠。
財務指標(要点)
- 損益(当第1四半期:2025/4/1–6/30、単位:百万円)
- 売上高:13,718(+2,572、+23.1%)
- 営業利益:29(前年同期△291、営業利益率 0.21%)(良/悪い:非常に低い利益率)
- 経常利益:87(前年同期△314)
- 四半期純利益(親会社株主):140(前年同期△253)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):5.33円(前年同期 △9.63円)
- 損益内訳(要点)
- 営業総利益:2,546(売上比 18.56%)
- 販売費及び一般管理費:2,516(売上比 18.34%)
- 営業利益率は約0.2%(→コスト先行でほぼブレイクイーブン)
- 貸借対照表(当第1四半期末、単位:百万円)
- 総資産:86,738(前期末90,107 → △3,369)
- 純資産:29,693(前期末31,172 → △1,478)
- 自己資本比率:34.2%(目安40%未達:やや低め)
- 現金及び預金:15,373(前期末18,570 → △3,196、配当・法人税等支払が要因)
- 売掛金:2,438(前期末4,552 → △2,114、回収順調)
- 短期借入金:2,792(前期末792 → +2,000、短期資金調達増)
- 長期借入金:21,525(前期末22,626 → △1,101)
- キャッシュフロー:四半期CF明細は未作成(注記)。現金減少要因は配当支払・法人税等。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:13,718 / 64,764 = 21.2%(過去同四半期比:季節性により上期低めで想定内)
- 営業利益進捗率:29 / 6,526 = 0.44%(極めて低い)
- 当期純利益進捗率:140 / 3,815 = 3.67%
- 備考:教育業は収益が第3・4四半期に集中する季節性のため、上期での進捗が低いのは想定内
- 財務安全性
- 自己資本比率:34.2%(安定水準の目安40%未満 → やや低め)
- 流動比率(概算):流動資産20,520 / 流動負債19,765 ≒ 103.8%(100%超で短期の支払能力は確保されているが余裕は小さい)
- 負債合計:57,044、負債/純資産比は高め(負債依存度高め)
- 効率性
- 総資産回転率・ROA等の詳細指標は四半期のみでは変動大。営業利益率の低さが目立つ(短期的課題)。
- セグメント別(当第1四半期、単位:百万円)
- 高校生部門:売上 6,077(+10.7%)/セグメント利益 716(+80.0%)
- 小・中学生部門:売上 2,824(+1.8%)/利益 319(△1.7%)
- スポーツ事業:売上 4,432(+78.1%)/利益 132(+18.3%)※連結化要因大
- ビジネススクール:売上 154(+2.0%)/損失 △211(損失拡大)
- その他:売上 557(+11.1%)/利益 97(+10.7%)
配当
- 配当実績・予想:
- 2026年3月期(会社予想):中間配当 0.00円、期末 100.00円、年間 100.00円(前年同額、修正なし)
- 配当性向・利回り:
- 予想1株当たり当期純利益(通期):144.91円 → 期末配当100円は配当性向約69%(=100 / 144.91、高め:株主還元重視)
- 配当利回り:株価情報が提示されていないため算出不可(–)
- 特別配当:なし
- 自社株買い等:記載なし
セグメント別詳細
- 高校生部門:在籍数増加と追加講座が堅調で売上・利益とも改善。AI教材や模試拡充などで受験対応強化。収益の柱。
- 小・中学生部門:売上小幅増だが利益は微減。のれん償却(ヒューマレッジ関連)影響あり。
- スポーツ事業:連結効果で大幅増収。幼稚園・保育園連携や自治体受託の拡大、成人向けサービス拡充が奏功。今後の統合効果と収益化が注目点。
- ビジネススクール:企業向け研修は拡大を図るが、四半期ベースで損失拡大。IT・DX研修への注力で将来性はあるが短期採算に課題。
- その他:出版等は増収増益。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内での進捗コメントは限定的。事業多角化(教育+スポーツ+ビジネス研修)で成長を図る戦略は継続。
- KPI達成状況:個別KPIは開示なしだが、スポーツ部門拡大と高校生部門の在籍増は中期計画の成長要素と整合。
競合状況や市場動向
- 市場動向:教育改革(英語・情報Ⅰ・DX化)、AI活用やリスキリング需要の高まりが追い風。ただ少子化や新規参入、保護者の選別厳格化で競争激化。
- 競合比較:同業他社との詳細比較は開示なし(–)。ただし、ナガセは高校生向け模試や予備校ブランド、高付加価値教材で差別化を図っている点が強み。
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025/4/1–2026/3/31、会社予想・修正なし)
- 売上高:64,764百万円(+17.2%)
- 営業利益:6,526百万円(+34.1%)
- 経常利益:6,373百万円(+64.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,815百万円(+95.0%)
- 1株当たり当期純利益:144.91円
- 前提条件:為替・原油等の記載なし(詳細はP.3参照)
- 予想の信頼性:同社は季節性に基づき上期の費用先行を認識しており、通期見通しは据え置き。過去の予想達成傾向の記載は限定的(保守的/中立/楽観の判断は資料からは明確でない:–)。
- リスク要因:
- 少子化と生徒数の伸び悩み、教育市場の競争激化
- 給与上昇・人件費増加による採算悪化
- M&A・連結化に伴う統合リスク(のれん償却等)
- マクロリスク(景気下振れ、金融市場変動)
- 短期的な資金繰り(現預金減少、短期借入増)の管理
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し
- 特記事項:当期に東進ハイスクール校舎移転に係る移転補償金244百万円を特別利益に計上
- 監査・レビュー:四半期財務諸表に対する公認会計士等のレビューは実施されていない(注記あり)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9733 |
| 企業名 | ナガセ |
| URL | http://www.toshin.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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