以下は株式会社アース製薬(4985)の企業分析レポートです。
1. 企業情報
アース製薬は、家庭向けの殺虫剤や日用品(口腔衛生用品、入浴剤、消臭剤など)、園芸用品、ペット用品の製造・販売を主に行っています。また、病院、レストラン、オフィスビルなど法人向けに、虫・鼠駆除や清掃などの総合環境衛生サービスも提供しています。大塚製薬グループの一員であり、殺虫剤分野では国内トップシェアを誇ります。
- 主力製品・サービスの特徴:
- 虫ケア用品: 「アースレッド」「アースノーマット」「アースジェット」「サラテクト」「ゴキジェットプロ」など、幅広いブランドで国内トップのシェアを維持しています。高いブランド認知度と市場での強い存在感が特徴です。
- 日用品: 「モンダミン」(口腔衛生)、「バスクリン」「温泡」(入浴剤)、「ピレパラアース」(防虫剤)、「スッキーリ!」(消臭芳香剤)などが広く普及しており、生活に密着した製品を提供しています。
- 総合環境衛生サービス: 法人向けに専門的な衛生管理サービスを提供し、虫獣対策から検査・分析まで幅広いニーズに対応しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性や課題について:
- アース製薬は日本の虫ケア用品市場において明確な首位の地位を確立しており、強力なブランド力と広範な販売網が最大の競争優位性です。
- 大塚製薬グループとの連携により、安定した経営基盤と研究開発力を有しています。
- 課題としては、国内市場の縮小傾向や原材料価格・人件費の高騰が挙げられます。また、競合他社との製品開発競争も常に存在します。
- 市場動向と企業の対応状況:
- 国内では個人消費の停滞感がみられるものの、虫ケア用品などの一部カテゴリーでは需要が安定しています。
- 海外、特にASEANや中国市場での成長機会を捉えるため、海外展開の強化を進めています。
- 総合環境衛生事業では、食の安全や衛生意識の高まりを背景に、技術投資やJFS関連監査体制の強化、検査設備拡充により需要拡大に対応しています。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 中期経営計画「Act For SMILE COMPASS 2026」に基づき、「収益力向上」を最優先課題として掲げています。
- ブランド・SKU(最小管理単位)の選択と集中、海外展開の強化を通じて、持続的な成長と収益性の改善を目指しています。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 家庭用品事業: 国内ではブランド価値向上と高付加価値製品の開発に注力。海外ではASEAN・中国地域での現地のニーズに合わせた製品展開と販路拡大を進めています。
- 総合環境衛生事業: 高度な衛生管理システムを提供するため、技術開発投資を継続し、サービスの質向上と対象顧客層の拡大を図っています。
- 新製品・新サービスの展開状況:
- 決算短信では具体的な新製品名よりも、価格改定や処方変更、売上構成の改善による収益性向上が強調されています。虫ケアと口腔衛生分野の出荷が好調であり、既存製品群の競争力強化に力を入れていると考えられます。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 家庭向け製品と法人向け衛生管理サービスの二本柱で構成されており、多様な市場ニーズに対応できる事業構造です。
- 国内市場の成熟化に対しては、高付加価値製品へのシフトや海外市場開拓を推進し、収益源の多角化・拡大を図っています。衛生意識の高まりや環境規制強化は、総合環境衛生事業にとって追い風となる可能性があります。
- 売上計上時期の偏りとその影響:
- 殺虫剤が主要製品であるため、一般的に夏季に需要が集中し、売上や利益に季節性が生じやすいと考えられます。
- 2025年12月期第3四半期累計の決算では、通期予想を大幅に上回る進捗を見せており、通期予想が保守的である可能性と同時に、第4四半期(夏季終了後)の収益貢献が他の四半期に比べて低くなる季節性が示唆されます。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性:
- 具体的な技術開発の独自性に関する詳細なデータは提供されていませんが、虫ケア用品のトップランナーとして、製品の処方改善や効果向上に向けた研究開発を継続的に行っていると推測されます。総合環境衛生事業では、高度な衛生管理サービスを提供するための技術投資が重点施策とされています。
- 収益を牽引している製品やサービス:
- 家庭用品事業、特に虫ケア用品と口腔衛生用品が収益を牽引しています。第3四半期累計では、これらが好調に推移し、業績全体を押し上げています。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- 株価: 4,965.0円
- EPS(会社予想): 242.91円
- PER(会社予想): 4,965.0円 ÷ 242.91円 = 20.44倍
- BPS(実績): 3,447.30円
- PBR(実績): 4,965.0円 ÷ 3,447.30円 = 1.44倍
- 業界平均PER/PBRとの比較:
- 業界平均PER: 20.4倍
- 業界平均PBR: 1.1倍
- アース製薬のPER(20.44倍)は業界平均(20.4倍)とほぼ同水準です。
- アース製薬のPBR(1.44倍)は業界平均(1.1倍)よりも高い水準です。
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 現在の株価4,965.0円は、年初来高値5,570円、年初来安値4,670円の中間より安値圏に位置しています(52週レンジ内位置27.6%)。直近1ヶ月および3ヶ月リターンもマイナスであり、安値圏に近い水準と判断できます。
- 年初来高値・安値との位置関係:
- 年初来高値(5,570円)から約10.9%下落、年初来安値(4,670円)から約6.3%上昇した位置です。
- 出来高・売買代金から見る市場関心度:
- 本日出来高67,500株、売買代金336,834千円は、比較的低水準であり、市場の関心度は現時点では高いとは言えない状況です。平均出来高(3ヶ月: 57.53k株、10日: 112.63k株)と比較しても、本日出来高はやや平均を上回る程度で、積極的に売買されている状況ではありません。
- 長期トレンド分析:
- 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価:
- 1ヶ月リターン: -3.78%
- 3ヶ月リターン: -6.67%
- 6ヶ月リターン: +1.53%
- 1年リターン: -10.54%
- 短期・中期的に下落基調、長期ではマイナスリターンです。
- 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る):
- 全ての期間(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年)で日経平均およびTOPIXのパフォーマンスを下回っており、市場全体と比べて軟調な推移となっています。
- 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り):
- 現在の株価(4,965.0円)は、5日移動平均線(5,057.00円)、25日移動平均線(5,057.40円)、75日移動平均線(5,115.27円)、200日移動平均線(5,069.32円)の全てを下回っています。これは短期から長期にかけて下落トレンドにあることを示唆しています。
- サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置:
- 直近1ヶ月レンジの安値4,920.00円、3ヶ月レンジの安値4,920.00円が近いサポートレベルとして機能する可能性があります。現在の株価はこのサポートレベルに近い位置にあります。
- ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認:
- 株価が全ての主要な移動平均線を下回っている状況は、デッドクロスが既に発生している、または発生に近い状態を示唆しています。回復には移動平均線を上回る強い上昇が必要です。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 2021年12月期の203,785百万円をピークに一時減少しましたが、2023年12月期以降は回復傾向にあります。2024年12月期も前年比増収で着地し、直近12か月では174,852百万円となっています。
- 営業利益: 2021年12月期の10,667百万円から2023年12月期の6,370百万円まで減少傾向にありました。しかし、直近12か月で9,173百万円と改善が見られ、2025年12月期第3四半期累計では13,272百万円と大幅な増益となっています。
- ROE(実績): 5.13%(2024年12月期)
- ROA(過去12か月): 3.88%
- 自己資本比率(実績): 50.8%(2024年12月期)
- 過去数年分の傾向を比較:
- 売上高は緩やかに回復傾向。
- 利益は2023年12月期を底に、ここ直近で大きく改善しています。特に2025年12月期第3四半期累計の利益進捗は非常に良好です。
- ROEとROAは過去数年で低下傾向にありましたが、直近の利益改善により持ち直しの兆しが見られます。自己資本比率は安定して高い水準を維持しています。
- 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較):
- 2025年12月期第3四半期累計の業績は、通期会社予想(修正なし)に対して売上高進捗率80.3%、営業利益進捗率165.9%、親会社株主帰属当期純利益進捗率170.4%と、特に利益面で通期予想を既に大幅に上回っています。これは通期での上方修正期待、もしくは会社が非常に保守的な予想を立てていることを示唆しています。
9. 財務健全性分析
- 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価:
- 自己資本比率: 51.5%(2025年12月期第3四半期末)。40%以上が良好とされる中で、非常に高い水準を維持しており、財務基盤は強固です。
- 流動比率: 1.38(2025年12月期第3四半期末)。100%を超えており、流動資産が流動負債を上回るため、短期的な支払い能力に問題はありません。
- 負債比率(Total Debt/Equity): 2.15%(直近四半期)。負債が非常に少ないことを示しており、財務健全性は極めて高いと言えます。
- 財務安全性と資金繰りの状況:
- 高い自己資本比率と十分な流動性から、財務安全性は非常に高く、安定した資金繰りが確保されていると考えられます。
- 借入金の動向と金利負担:
- 短期借入金は減少傾向(2024年12月期: 5,000百万円 → 2025年12月期第3四半期末: 1,420百万円)。総負債も低水準であり、金利負担は非常に小さいと推測されます。
10. 収益性分析
- ROE、ROA、各種利益率の評価:
- ROE(過去12か月): 7.12%
- ROA(過去12か月): 3.88%
- 粗利率(過去12か月): 42.7% (決算短信Q3累計より)
- 営業利益率(過去12か月): -0.72% (提供データ) → 決算短信の2025年Q3累計では9.3%に改善。過去12か月データは直近の急激な改善を反映しきれていない可能性があり、最新のQ3データに基づき評価します。
- 利益の質分析: 営業キャッシュフローと純利益の比較などのデータは提供されていません。
- 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較:
- ROE(7.12%)はベンチマークの10%を下回っており、ROA(3.88%)もベンチマークの5%を下回っています。これは、過去の収益性悪化の影響が残っていることを示唆しています。
- 収益性の推移と改善余地:
- 過去数年間は収益性の低下が見られましたが、2025年12月期第3四半期累計では、家庭用品事業の売上構成改善や価格改定、処方変更により、営業利益率が前年同期の7.9%から9.3%へと大きく改善しています。この改善トレンドが持続すれば、ROE/ROAも向上する余地があります。
- 利益の質分析:
- 関連するキャッシュフローデータが不足しているため、アクルーアルズ比率等による利益の質の詳細な評価はできません。ただし、Q3累計で大幅な利益改善を達成している点は注目に値します。
11. 市場リスク評価
- ベータ値による市場感応度の評価:
- ベータ値(5Y Monthly): 0.11。非常に低いベータ値であり、市場全体の変動に対する株価の感応度が低いことを示しています。これは、市場全体が大きく変動する場面でも株価が安定しやすい一方で、市場全体の上昇局面では出遅れる可能性も示唆しています。
- 52週高値・安値のレンジと現在位置:
- 52週高値: 5,600.00円
- 52週安値: 4,670.00円
- 現在の株価(4,965.0円)は、レンジの下限に近い(52週レンジ内位置27.6%)水準にあります。
- 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等):
- 国内景気・個人消費の低迷
- 為替変動、原材料価格の上昇
- 人件費の上昇
- 国際情勢の不確実性
- 衛生関連規制の変更
12. バリュエーション分析
- 業種平均PER/PBRとの比較:
- アース製薬のPER(会社予想20.44倍)は業界平均PER(20.4倍)とほぼ同水準であり、株価は収益面から見ておおよそ適正な評価を受けていると考えられます。
- アース製薬のPBR(実績1.44倍)は業界平均PBR(1.1倍)と比較して割高です。これは、同社のブランド力や安定した事業基盤が評価されている可能性がありますが、純資産価値に対してはプレミアムが乗っている状態です。
- 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用):
- 目標株価(業種平均PER基準): 4,953円 (242.91円 × 20.4倍)
- 目標株価(業種平均PBR基準): 3,792円 (3,447.30円 × 1.1倍)
- 割安・割高の総合判断:
- 現在の株価4,965.0円は、業種平均PER基準の目標株価に近い水準ですが、業種平均PBR基準では割高感があります。PER基準適正、PBR基準割高という状況であり、総合的には極端な割安感はないものの、PBR面ではやや割高と評価できます。
13. 市場センチメント分析
- 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス):
- 信用買残: 38,000株
- 信用売残: 543,500株
- 信用倍率: 0.07倍
- 信用売残が信用買残を大幅に上回る「売り長」の状態であり、需給は引き締まっていると言えます。これは、将来的に買い戻しが入ることで株価が上昇する可能性(踏み上げ)を示唆することがあります。
- 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況):
- 大株主には大塚製薬、日本マスタートラスト信託銀行、大塚製薬工場などが名を連ね、大塚グループが安定株主として多くの株式を保有しています。
- % Held by Insiders (経営陣持株比率) は30.37%と高く、経営陣と株主の利害が一致しやすい構造です。
- 自社社員持株会も4.78%を保有しており、安定した株主構成です。
- 大株主の動向:
- データなし
14. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り(会社予想): 2.52%
- 1株配当(会社予想): 125.00円
- 配当性向(会社予想EPS242.91円に基づく): 125円 ÷ 242.91円 ≒ 51.5%
- Yahoo! Japanのデータでは配当性向75.8% (2024年12月期EPS158.26円に基づく) となっており、データソースにより乖離がありますが、いずれにしても高めの水準です。これは、株主への利益還元に積極的な姿勢を示していると考えられます。
- 自社株買いなどの株主還元策:
- 決算短信や提供データには自社株買いの記載はありません。
- 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策:
- データなし
15. 最近のトピックスと材料
- 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等):
- 2025年12月期第3四半期決算短信:
- 業績が通期予想を大幅に上振れ: 特に営業利益と当期純利益の進捗率がそれぞれ165.9%、170.4%と予想を大幅に超えており、会社が通期予想を据え置いたことが注目されます。これは保守的な会社見通し、あるいは第4四半期に特定のコスト増要因を織り込んでいる可能性を示唆します。
- 家庭用品事業の好調: 虫ケア、口腔衛生が売上を牽引し、価格改定や処方改善により収益性が大幅に改善しています。
- 連結範囲の変更: 株式会社プロトリーフを新規連結したことにより、園芸事業が大幅に拡大しています。
- のれんの減損損失計上: EARTH HOMECARE PRODUCTS (PHILIPPINES), INC.に関する追加対価でのれん減損損失289百万円を計上しています。
- これらが業績に与える影響の評価:
- 第3四半期累計での利益の大幅な上振れは、純粋な事業活動が好調に推移していることを示し、ポジティブな材料です。通期での上方修正期待につながる可能性があります。
- プロトリーフの新規連結は、園芸分野での事業拡大とポートフォリオ多様化に貢献しています。
- のれん減損損失は一過性の費用ですが、海外事業における投資評価の修正を示すものです。
16. 総評
アース製薬は、日本の虫ケア用品市場で揺るぎないトップの地位を確立し、強力なブランド力と大塚製薬グループとの連携による堅固な財務基盤を持つ企業です。家庭用品事業と総合環境衛生事業の二本柱で安定的な収益基盤を構築しており、特に2025年12月期第3四半期累計では、会社予想を大幅に上回る利益進捗を見せており、事業の収益性改善が着実に進んでいます。
しかし、株価は過去1年で市場平均を下回る軟調な推移であり、テクニカル分析上も下落トレンドを示唆しています。バリュエーションではPERは業界平均並みですが、PBRはやや割高感があります。市場全体との連動性が低い(低ベータ値)ため、市場が上昇する局面では、他企業に比べて株価の上昇が鈍い可能性もあります。
投資判断の参考となるポイントの整理:
- ポジティブ: 強固なブランド力と市場シェア、安定的な財務状況、2025年12月期第3四半期における大幅な利益改善と通期予想に対する高い進捗率、信用倍率の低い売り長による需給の引き締まり。
- 潜在的懸念: 国内市場の成熟化、原材料・人件費高騰リスク、PBRの割高感、テクニカル指標上の下落トレンド。会社が通期予想を据え置いている理由(保守的なのか、下期に特殊な費用を織り込んでいるのか)の確認が重要です。
強み・弱み・機会・脅威の整理(SWOT分析):
- 強み (Strengths):
- 国内虫ケア用品市場の圧倒的トップシェアと強力なブランド力
- 大塚製薬グループによる安定した経営基盤と研究開発力
- 家庭用品と総合環境衛生という多様な事業ポートフォリオ
- 非常に高い自己資本比率と潤沢な流動性を誇る強固な財務体質
- 積極的な株主還元姿勢(高水準の配当性向)
- 弱み (Weaknesses):
- 過去数年間の利益成長の停滞傾向(直近で改善はみられる)
- 国内市場の成熟化による成長鈍化リスク
- 低いベータ値による市場全体の上昇局面での株価出遅れ可能性
- Piotroski F-Scoreが低い(ただし過去12ヶ月の営業利益率がマイナスであった点に注意、直近は改善)
- 機会 (Opportunities):
- ASEAN・中国など海外市場でのさらなる事業拡大
- 社会的な衛生意識の高まりによる総合環境衛生サービスの需要増
- プロトリーフの連結による園芸セグメントの成長加速
- 高付加価値製品へのシフトによる収益性改善
- 脅威 (Threats):
- 原材料価格や人件費の高騰による原価率上昇
- 国内個人消費の低迷
- 為替変動リスク
- 競合他社との価格競争激化や新製品開発競争
- 地政学的リスクを含む国際情勢の不確実性
17. 企業スコア
- 成長性: A
- 売上は過去数年の停滞から回復傾向にあり、第3四半期累計では前年同期比+6.0%と堅調な伸び。利益も大幅な改善を見せています。プロトリーフの新規連結も寄与し、海外展開も強化しており、今後の成長が期待されます。
- 収益性: B
- ROE 7.12%、ROA 3.88%は一般的なベンチマークを下回っていますが、2025年12月期第3四半期累計の営業利益率は9.3%と前年同期から大幅に改善しており、収益力の回復が見られます。Piotroski F-Scoreは低いものの、直近の利益改善トレンドを考慮すると「B」と評価します。
- 財務健全性: S
- 自己資本比率51.5%、流動比率1.38、Total Debt/Equity 2.15%と、非常に高い水準で安定した財務基盤を有しており、長期的な安全性は極めて良好です。
- 株価バリュエーション: C
- PERは業界平均と同水準で適正評価ですが、PBRが業界平均より割高(1.44倍 vs 1.1倍)です。絶対的な割安感に乏しいと判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 4985 |
| 企業名 | アース製薬 |
| URL | https://corp.earth.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 4,965円 |
| EPS(1株利益) | 242.91円 |
| 年間配当 | 2.52円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 3.6% | 23.5倍 | 6,824円 | 6.6% |
| 標準 | 2.8% | 20.4倍 | 5,698円 | 2.8% |
| 悲観 | 1.7% | 17.4倍 | 4,585円 | -1.5% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 4,965円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 2,840円 | △ 75%割高 |
| 10% | 3,546円 | △ 40%割高 |
| 5% | 4,475円 | △ 11%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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