2026年3月期第2四半期 決算説明会資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 現中期(2025–2027)を「飛躍の3年間」と位置づけ、GX(グリーントランスフォーメーション)事業の確立と売上拡大を最重視。通期業績予想を上方修正し株主還元(配当増)と情報発信強化を表明。
  • 業績ハイライト: 第2四半期(Q2)売上高36,123百万円(前年同期比+35.7%:良)、営業利益3,681百万円(前年同期比+65.4%:良)、親会社株主に帰属する中間純利益2,679百万円(前年同期比+86.0%:良)。受注高は23,644百万円(前年同期比▲33%:悪)だが、受注残高は高水準(2025年9月末 91,272百万円)。
  • 戦略の方向性: GX事業(循環型社会/クリーンエネルギー等)を成長の主軸化し、単体機械・エンジニアリングの強みを生かして早期事業化・拡大。人的資本・生産拠点再編、R&D投資、資本効率・株主還元の強化も実行。
  • 注目材料: 通期業績予想の上方修正(売上高:84,500→88,500百万円、営業利益:7,500→8,550百万円)、年間配当の増配(80→86円/株)、株式分割(1→3、既に実施)、GX関連の大型受注やSAF用設備・HyGeia出荷の進展。
  • 一言評価: 受注の偏りと案件進捗リスクはあるが、売上・利益・キャッシュフローが改善し中計を意識した施策(GX投資・株主還元・IR強化)を前倒しで実行している決算。

基本情報

  • 企業概要: 三菱化工機株式会社(Mitsubishi Kakoki Kaisha, Ltd.)
  • 主要事業分野(簡潔): エンジニアリング(化学・半導体・水処理等プラント設計・建設)、単体機械(遠心分離機、ろ過機、油清浄機等)、GX事業(水素・バイオガス・循環型技術等)
  • 代表者名: 代表取締役 社長執行役員 田中 利一
  • 説明会情報: 開催日時 2025年11月11日、形式:プレゼン資料(資料公開)。参加対象:投資家・アナリスト等(詳細は資料に準拠)。
  • 説明者: –(資料は会社発表スライド。発表担当の役職名個別発言は資料に明記なし)
  • 報告期間: 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(2025年4月~9月)実績、通期予想は2026年3月期。報告書提出予定日:–、配当支払開始予定日:–(ただし配当(年間86円)発表済)。
  • セグメント(報告セグメント):
  • エンジニアリング事業:化学・半導体・ファインケミカル、LNG・都市ガス、石油精製、下水処理等のプラント設計/建設/据付/運転・保守。
  • 単体機械事業:遠心分離機、ろ過機、攪拌機、油清浄機(SJシリーズ、舶用機器)等の製造・販売・保守。
  • GX事業:水素製造装置(HyGeia等)、バイオガス利用、汚泥熱可溶化、CO2回収・カーボンリサイクル関連など(新規/成長領域)。

業績サマリー

  • 主要指標(第2四半期実績、単位:百万円/円)
  • 受注高:23,644 百万円(前年同期比 ▲33.0%:悪)
  • 受注残高:91,272 百万円(2025年9月末、高水準)
  • 売上高:36,123 百万円(前年同期比 +35.7%:良)
  • 営業利益:3,681 百万円(前年同期比 +65.4%:良) 営業利益率:10.2%(前年同期 8.4%)
  • 経常利益:3,864 百万円(前年同期比 +78.2%:良)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:2,679 百万円(前年同期比 +86.0%:良)
  • 1株当たり中間純利益(EPS):117.64 円(前年同期比 +54.52 円、株式分割を反映)
  • 予想との比較:
  • Q1時点予想(上期):売上高37,500百万円に対し実績36,123百万円(達成率96.3%:ほぼ予想線だが僅か未達。注:一部大型工事の進捗遅れが理由)。
  • 営業利益はQ1時点予想3,000百万円に対し実績3,681百万円(達成率122.7%、上振れ)。サプライズ:営業利益の大幅上振れ(コスト改善、売上総利益増)。
  • 進捗状況(通期予想に対する進捗):(通期予想は修正後)
  • 通期売上高予想 88,500 百万円に対する進捗率:36,123 / 88,500 = 約40.8%(目安:年央で50%想定のところやや遅れだが季節性・案件進捗次第)
  • 通期営業利益予想 8,550 百万円に対する進捗率:3,681 / 8,550 = 約43.1%(良)
  • 通期当期純利益予想 5,850 百万円に対する進捗率:2,679 / 5,850 = 約45.8%(良)
  • 中期経営計画(現中計:2025–2027)に対する達成率:個別数値の進捗はセグメント・受注タイミングに依存のため現時点評価は限定的。
  • セグメント別状況(第2四半期 実績、単位:百万円、前年同期比)
  • エンジニアリング事業
  • 受注高:11,688(前年同期 25,101、▲53.4%:大幅減) — 理由:一部大型案件の受注が無かった/顧客投資判断の遅れ(ネガティブ)
  • 売上高:19,667(前年同期 15,631、+25.8%:良) — 受注残の計上が寄与
  • セグメント利益:898(前年同期 69、+1,192.5%:良) — 上期完工案件でのコスト改善寄与
  • 受注残高:45,766(前期末 53,746、▲14.8%)
  • 単体機械事業
  • 受注高:10,380(前年同期 9,447、+9.9%:良)
  • 売上高:9,989(前年同期 8,633、+15.7%:良)
  • セグメント利益:2,757(前年同期 2,072、+33.1%:良) — アフターサービス部品・工事が寄与
  • 受注残高:10,542(前期末 10,152、+3.8%)
  • GX事業
  • 受注高:1,576(前年同期 530、+197.3%:良)
  • 売上高:6,465(前年同期 2,358、+174.1%:良)
  • セグメント利益:24(前年同期 84、▲70.9%:悪) — 研究開発等販管費増で減益だがQ2は黒字化(Q1は赤字)
  • 受注残高:34,963(前期末 39,852、▲12.3%)

業績の背景分析

  • 業績概要・ハイライト: 前期までの大型工事の受注残が売上に寄与し、船舶向け機器・部品(油清浄機SJシリーズ等)や単体機械のアフターサービスが好調で売上・利益が拡大。特に上期に完工した工事でのコスト改善が営業利益率改善に寄与。GXは売上増だが販管費増で利益は抑制された(Q2で黒字化)。
  • 増減要因:
  • 増収要因:既存受注残の進捗(国内ケミカルプラント、下水処理、GXの水素製造設備等)、造船・海運市況好調に伴う油清浄機・環境対応機器の需要増。
  • 減収要因:エンジニアリングの新規大型受注減(顧客投資判断の遅れ等)で受注高は前年同期を下回る。
  • 増益要因:売上総利益増、上期完工案件でのコスト改善。販管費は増加(人件費、R&D+61%、広告宣伝+183.8%等)があったが売上増で販管費率は低下(13.3%→11.6%)。
  • 一時要因:前期の企業結合に関する暫定会計処理確定等、期比較での調整あり(資料注記)。
  • 競争環境: 油清浄機(SJシリーズ)は国内シェア90%以上、世界約40%のトップシェアを保持。GXや水素関連は市場成長局面で競争・差別化は製品・技術力(分離・ろ過のコア技術)に依存。
  • リスク要因: 顧客の投資判断遅延(エンジニアリング受注減)、大型工事の進捗遅延(売上計上タイミングの変動)、為替変動、規制変更、サプライチェーンや資材調達の遅延、R&Dや市場投入の遅れ。

戦略と施策

  • 現在の戦略(中期経営計画の要旨): 「循環型社会推進」「クリーンエネルギー」「省力・省エネ」「次世代技術開発」を4つの戦略的事業領域とし、GX事業の確立を最優先。売上900億円、営業利益率9%以上、ROE12%以上(2028年目標)を掲げる。
  • 進行中の施策: GX人材強化、R&D投資拡大、川崎製作所等のモノづくり拠点再編、サステナブル調達ガイドライン策定・サプライヤー向け説明会、Scope3算定、IR(個人投資家向け)強化(IRフェア出展、テレビ番組取材)。
  • セグメント別施策:
  • エンジニアリング:受注残の着実な売上計上とコスト改善、海外EPC実績活用。
  • 単体機械:油清浄機の国内トップシェア維持・海外展開(中国拡大目標)、アフターサービス強化。
  • GX事業:水素製造装置(HyGeia)出荷実績の拡大、微細藻類の抽出設備受注(SAF向け等)、バイオガス/水素利活用案件の拡大。
  • 新たな取り組み: MKK PROJECT(川崎拠点での地域連携ビジネスデザイン)、個人投資家向け情報発信強化、株式分割による流動性改善。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期・2026年3月期、修正後):
  • 売上高:88,500 百万円(前期比 +49.5%:良)
  • 営業利益:8,550 百万円(前期比 +50.1%:良)
  • 経常利益:8,650 百万円(前期比 +53.7%:良)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,850 百万円(前期比 +19.9%:良)
  • 1株当たり当期純利益(EPS):256.85 円(前期比 +20.1%)
  • 予想修正: 有り(2025年10月31日修正) — 売上高 +4,000 百万円(84,500→88,500)、営業利益 +1,050 百万円(7,500→8,550)、配当 80→86 円(年間)。理由:GX、単体機械の好調、上期コスト改善等。受注高総額はセグメント内訳修正で増減相殺し総額は修正無し(69,500百万円)。
  • 中長期計画とKPI進捗: 現中計最終(2028年3月期)目標:売上900億円、営業利益率9%以上、ROE12%以上。現状は中計初期で受注残高をもとに売上・利益の上振れを確認しているが、受注の安定化と案件実行が鍵。
  • 予想の信頼性: 会社は過去実績・受注残ベースで作成。大型工事の進捗や顧客投資判断による不確実性が高い旨注記。過去の修正実績(今回の上方修正)があるため保守的/楽観的傾向の評価は案件次第。
  • マクロ経済の影響: 為替・金利・造船・海運市況、顧客の設備投資動向、エネルギー政策や環境規制の動向が業績に影響。

配当と株主還元

  • 配当方針: 中期経営計画で株主還元強化を明示。配当性向目標等は「配当性向: 35.0%」を目安に運用(現中計の株主還元方針に準拠)。
  • 配当実績(2026年3月期予想・修正後): 中間配当 40円、期末配当 46円 → 年間 86円(前期比 +16円:増配)。(修正前の年間80円→修正後86円) 配当性向(連結): 35.0%(修正後)。
  • 特別配当: 無し。
  • その他株主還元: 2025年4月1日に株式分割(1→3)実施済(目的:流動性向上、最低購入金額引下げ等)。

製品やサービス

  • 主要製品・新製品:
  • 油清浄機(三菱セルフジェクター SJシリーズ):船舶用燃料油・潤滑油の清浄(国内トップシェア90%以上、世界約40%)。受注・生産好調。
  • 小型オンサイト水素製造装置「HyGeia」シリーズ:半導体・電子材料向け出荷実績伸長(23年2基→24年6基→25年11基→26年見込み4基)。
  • GX関連:バイオガス利活用装置、汚泥熱可溶化装置、SAF向け抽出設備(微細藻類処理)、CO2回収・液化装置、吸蔵合金水素圧縮機等(開発中含む)。
  • サービス: プラントの設計・建設・運転保守、単体機械のアフターサービス・保守・部品供給。海外EPCノウハウによる海外展開(東南アジア、欧州等)。
  • 協業・提携: 案件例でちとせ研究所/NEDO施設向け抽出装置受注等、地域連携(MKK PROJECT)や外部アライアンスの活用を示唆。
  • 成長ドライバー: GX(水素、バイオガス、SAF関係)、船舶用設備の需給改善、既存受注残の売上化、アフターサービスの拡大。

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: GXを中心とした中期目標達成に向け積極投資(人的・IR・R&D)と株主還元の両立を強調。上方修正・増配で自信を示す姿勢。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 中立〜やや強気。業績上振れと増配でポジティブな姿勢を見せつつ、受注の一部低下には説明と対策を明示。
  • 表現の変化: 前回より成長投資・IR活動の強化、株主還元を前面に出している点が目立つ(成長戦略を積極アピール)。
  • 重視している話題: GX事業の早期確立、人的資本・生産拠点再編、資本コスト・株主還元、事業ポートフォリオの進化。
  • 回避している話題: 個別未公表の大型案件リスクや詳細の見積り前提など、詳細は限定的に扱われる傾向。

投資判断のポイント(情報整理:投資助言ではない)

  • ポジティブ要因: 高水準の受注残(91,272百万円)、売上・営業利益の上振れ、キャッシュフロー改善と自己資本比率上昇(59.4%)、配当増・株式分割による流動性向上、GX分野での受注拡大・製品実績(HyGeia、SJシリーズ等)。
  • ネガティブ要因: エンジニアリングの受注減(大型案件の欠如・顧客判断の遅延)、大型工事の進捗遅延リスク、GXの研究開発投資や販管費増が短期利益を圧迫する可能性、収益の地域的偏り(国内約85%)。
  • 不確実性: 顧客の投資判断・案件着工タイミング、工事の工程遅延、為替・資材価格動向、規制対応(燃料代替や海運の環境規制)。
  • 注目すべきカタリスト: 大型受注の獲得/通期上振れ、GX案件(バイオガス→水素、SAF向け設備等)の実行・量産化、四半期ごとの進捗・受注発表、さらなる配当・自社株買いの動き(現時点は自社株買い無表示)。

重要な注記

  • 会計方針: 2025年4月1日に株式分割(1→3)実施のため、1株当たり指標は分割を仮定して調整している旨の注記あり。前期の企業結合に関する暫定会計処理の確定による数値修正の注記あり。
  • リスク要因: 資料中にも記載のとおり、将来予想は入手可能な情報に基づくものであり、実績は変動する可能性がある旨の免責注記。主要リスクは顧客投資判断・工事進捗・市場環境等。
  • その他: 最新IR情報は同社ウェブサイト参照(資料末尾のURL参照)。連絡先 IR: ir_team@kakoki.co.jp。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6331
企業名 三菱化工機
URL http://www.kakoki.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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