2025年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想(修正後)との比較では、親会社株主に帰属する中間純利益1,129百万円は通期予想1,050百万円を既に上回っており(中間で通期の約107.5%)、表面的には上振れ。ただし主因は固定資産売却益1,647百万円等の特別利益であり、継続性は乏しい(サプライズは一時要因による上振れ)。
- 業績の方向性:増収・増益ではなく、売上高は前年同期比減少(2,499百万円、△9.3%)、営業損失は縮小(営業損失△249百万円→前期△527百万円。増収減益/減収減益のうち「減収・営業損失だが損失幅は縮小」)。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する中間純利益が前年中間の50百万円→1,129百万円に急増(+2,158%程度)している点。主因は固定資産売却益等の特別利益(1,647百万円)計上。
- 今後の見通し:通期売上6,300百万円計画に対し中間進捗率は約39.7%(2,499/6,300)。営業損失は中間で既に△249百万円となっており、通期予想の営業損失△180百万円を踏まえると下期での大幅な改善(黒字化)が必要。会社は通期予想を修正しており資産売却の効果を織り込んでいる点に留意。
- 投資家への示唆:中間は特別損益の効果で当期純利益が大きく改善しているが、基礎的な営業ベースでは依然赤字(営業損失)。継続性のある収益改善が見られるか(タイル事業の需要回復、コスト削減、再生可能エネルギー等新規事業の立ち上げ状況)を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ダントーホールディングス株式会社
- 主要事業分野:建設用陶磁器等(タイル等)、不動産(アセットマネジメント・投資アドバイザリー)、発電機事業、再生可能エネルギー事業、(以前に住宅金融事業あり)
- 代表者名:代表取締役社長 前山 達史
- 上場取引所:東証
- コード:5337
- URL:https://www.danto.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月12日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期・中間連結)
- 決算補足説明資料作成/決算説明会:無
- セグメント(報告区分)
- 建設用陶磁器等事業:タイル等の製造販売(従来区分。売上の主力)
- 不動産事業:アセットマネジメント、投資アドバイザリー、不動産賃貸等
- 発電機事業:LPガス等を用いる発電機の販売
- 再生可能エネルギー事業:蓄電施設開発等(子会社ダントー・ネオエネルギー設立)
- 住宅金融事業:前期に事業譲渡済み(当期実績なし)
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数:33,360,600株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:1,304,179株
- 期中平均株式数(中間):32,056,421株
- 時価総額:–(開示資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本中間は2025/8/12提出(四半期短信)
- 株主総会、IRイベント等:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較)
- 売上高:中間実績2,499百万円。会社の通期予想6,300百万円に対する進捗率約39.7%(2,499/6,300)。中間の段階で会社が示す中間予想(別途の中間ガイダンス)がないため「会社中間予想比」は計算不可(–)。
- 営業利益:中間営業損失△249百万円。通期予想の営業損失△180百万円と比較すると、中間で既に通期想定を超える損失水準(累積で悪化)。進捗の観点では改善が必要。
- 純利益:親会社株主に帰属する中間純利益1,129百万円。通期予想1,050百万円に対して約107.5%達成(ただし一時的特別利益による達成)。
- サプライズの要因:
- 上振れの主因:固定資産売却益1,647百万円等の特別利益を計上したこと(非継続要因)。
- 下振れ要素:主力の建設用陶磁器等事業の売上減少(需要減や建築費上昇、施工面積減少、職人不足等)による営業収益の圧迫。
- 通期への影響:
- 特別利益を除いた営業ベースの回復が不可欠。通期通して営業赤字を解消するためには下期での販管費改善・売上回復または更なる一時的要因(資産売却等)が必要。
- 会社は2025/8/12に通期予想を修正しており、特別利益等を織り込んだ見通しになっている可能性が高い(修正内容は別途参照)。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:11,367百万円(2025/6/30)
- 純資産:9,013百万円
- 自己資本(参考):8,452百万円(自己資本比率74.4%)
- 現金及び預金:2,105百万円(期末)
- 収益性(中間:2025/1-6)
- 売上高:2,499百万円(前年同期2,757百万円、△9.3%)
- 営業利益:△249百万円(前年同期△527百万円、営業損失幅は縮小)
- 経常利益:△235百万円(前年同期△539百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,129百万円(前年同期50百万円、+2,158%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):35.24円(前年同期1.58円)
- 収益性指標(算出)
- ROE(概算)=親会社株主当期純利益1,129 / 自己資本8,452 = 約13.4%(目安:10%以上で優良)
- ROA(概算)=1,129 / 11,367 = 約9.9%(目安:5%以上で良好)
- 営業利益率=△249 / 2,499 = △9.96%(マイナス。業種平均との比較要)
- (注)ROE/ROAが高めに出ているのは特別利益による当期純利益押上げの影響。営業ベースの収益性はマイナス。
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:約39.7%(2,499/6,300)
- 営業利益進捗:通期予想は△180百万円だが中間で△249百万円と累積で通期想定を超過(マイナス方向)。中間ベースでの進捗評価は難しいが、下期での改善が必須。
- 純利益進捗率:約107.5%(1,129/1,050)※一時利益の影響あり
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:△179百万円(前年△602百万円。改善しているがマイナス)
- 投資CF:+2,104百万円(有形固定資産売却収入等。投資活動による収入)
- 財務CF:△180百万円(短期借入等の増減等)
- フリーCF(会社定義=営業CF – 投資CF):△179 – 2,104 = △2,283百万円(定義によりマイナス。通常の表記だと営業CF+投資CF=+1,925百万円の現金増加に相当)
- 現金及び現金同等物期末残高:2,105百万円(期首360百万円→大幅増加)
- 営業CF/純利益比率:営業CF △179に対し純利益1,129 → 営業CFは純利益を下回る(目安1.0以上が健全だが今回該当せず)。特別利益が純利益を押上げているため乖離。
- 四半期推移(QoQ)
- 明確なQoQ数値は四半期別資料参照だが、営業損失は改善傾向(前中間期より損失縮小)。
- 季節性:建設・不動産は四半期による変動あり(詳細はセグメント別注記参照)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:74.4%(安定水準。目安40%以上で安定)
- 負債合計:2,354百万円(総資産に対して低水準)
- 流動比率(概算)=流動資産5,379 / 流動負債1,194 ≒ 4.51(高く流動性良好)
- 効率性
- 総資産回転率=売上2,499 / 総資産11,367 ≒ 0.22回(資産効率は業種水準で評価要)
- セグメント別(中間)
- 建設用陶磁器等事業:売上 2,096百万円(前年同期2,264百万円→△7.4%)、営業損失△419百万円(前年△534百万円:損失幅縮小)
- 不動産事業:売上 334百万円(前年同期492百万円→△32.1%)、営業利益233百万円(前年62百万円:増益)
- 発電機事業:売上 9百万円(前年0)、営業損失61百万円
- 再生可能エネルギー事業:売上 60百万円、営業損失3百万円
- 住宅金融事業:当期実績なし(前期は事業譲渡)
- セグメント別では不動産事業が利益改善寄与、建設セグメントが依然営業赤字の主因
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 1,647百万円、補助金収入 76百万円、その他7百万円。特別利益合計 1,731百万円。
- 特別損失:固定資産圧縮損等 63百万円、固定資産除却損等 6百万円等。特別損失合計 70百万円。
- 一時的要因の影響:特別利益が当中間純利益を大きく押し上げているため、実質的な営業力回復を評価する際は特別益を除いたベースでの分析が必要。
- 継続性の判断:固定資産売却益は一時的で継続性は低い。継続的な収益改善は営業キャッシュフローと各セグメントの営業利益改善で確認する必要あり。
配当
- 配当実績・予想:
- 2024年12月期:中間0.00円、期末0.00円(合計0.00円)
- 2025年12月期(予想):中間0.00円、期末0.00円(合計0.00円)
- 直近の配当予想修正:無
- 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等の公表なし)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:有形固定資産取得による支出 20百万円(中間、前年は40百万円)。主要投資内容は設備取得等。
- 減価償却費:中間で94百万円(損益計算書の減価償却費)。
- 研究開発:R&D費等の明確な金額記載なし(–)。
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残高に関する記載なし(–)。
- 在庫状況:
- 商品及び製品:1,443百万円(前年1,500百万円、△57百万円、△3.8%)
- 仕掛品:212百万円(前年127百万円、増加)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
セグメント別情報(概要)
- 建設用陶磁器等事業:売上減少、営業損失縮小だが依然赤字。運賃・エネルギー高騰、円安、建設コスト上昇、職人不足で施工面積減少や廉価品への置換が発生。
- 不動産事業:売上は減少したが営業利益は増加(アドバイザリー受託等で収益性改善)。
- 発電機/再生可能エネルギー:売上は小規模だが事業拡大を図る(再生可能は子会社設立で開発推進)。
- 地域別売上:国内中心(詳細はセグメント注記参照)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の中期計画の数値進捗は明示なし(–)。
- KPI達成状況:記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:建設業界は建設コスト高騰、職人不足、素材代高騰の影響が継続。国内不動産投資は堅調との記述あり(東京中心に取引増加)。
- 競合比較:同業他社比較データは開示資料に無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025/1/1~12/31)会社予想:売上高6,300百万円(+18.5%)、営業利益△180百万円、経常利益△170百万円、当期純利益1,050百万円(前期比+300.9%)、1株当たり当期純利益32.75円。直近公表予想の修正有り(2025/8/12)。
- 会社は下期での営業改善を目指す旨を説明。だが当中間時点で営業損失累積が大きく、下期での挽回が課題。
- 予想の信頼性:通期純利益予想は中間で既に達成(ただし一時利益を想定した結果のため、実質的な営業回復を示すものではない)。過去の予想達成傾向は資料に限定的情報(保守的/楽観的判定は–)。
- リスク要因:
- 為替(円安)・原材料・エネルギー価格の変動
- 建設需要の弱含み、施工面積縮小や廉価品への変更
- 職人不足による施工量低下
- 一時的な資産売却に依存した収益改善の継続性欠如
重要な注記
- 会計方針等:中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の見積り方法等)。会計方針の変更や修正再表示は無し。
- 継続企業の前提:開示に「将来にわたって事業継続に重大な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在」との記載あり(理由:営業損失2.49億円および営業CF減少1.79億円を計上しているため)。同社は資産保有や事業改善策で対応を図る旨を記載。
(注)
- 不明な項目は「–」で表示しています。
- 数値はすべて百万円未満切り捨ての原資料に基づく。ROE/ROA等は簡易計算による概算値。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5337 |
| 企業名 | ダントーホールディングス |
| URL | http://www.danto.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。
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