2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績は会社側予想との直接比較対象の開示はないが、売上高・営業利益は大幅上振れ(前期実績比で上振れ)。ただし、公開買付け関連費用等の特別損失(114,113千円)と減損(8,631千円)で当期純損失(△32,110千円)を計上。営業面は回復、最終損益は特別損失の影響で赤字。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+20.0%、営業利益+642.1%)だが特別損失で当期純損失(増収増益だが最終は赤字)。
- 注目すべき変化:受託蒸留事業が好調で売上・セグメント利益が大幅増(受託蒸留 売上1,105百万円、+26.4%/セグメント利益467百万円、+54.1%)。一方、プラント事業は売上・利益とも後退(売上79百万円、△29.8%/セグメント損失48百万円に拡大)。
- 今後の見通し:2026年9月期の会社予想は売上1,240百万円(+4.7%)、営業利益140百万円(+0.7%)と保守的な微増見込み。プラント事業は来期増収見込みだが、相対的に利益率低下を見込むため増益幅は限定的。
- 投資家への示唆(判断・助言は行わない):営業キャッシュ創出力は改善(営業CF 206,860千円)。営業基盤は回復基調だが、今回の純損失は一時的要因(公開買付関連費用等)によるため、継続的業績評価は特別損益を除いた営業利益・CFの動向を重視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:大阪油化工業株式会社
- 主要事業分野:受託蒸留(精密蒸留精製、研究開発支援)、プラント事業(蒸留設備・ろ過装置の設計・販売・保守)
- 代表者名:代表取締役社長 堀田 哲平
- 報告概要:
- 決算公告日(提出日):2025年11月14日
- 対象会計期間:2024年10月1日~2025年9月30日(2025年9月期・連結)
- 決算補足説明資料:作成あり(決算説明会は「無」)
- セグメント:
- 受託蒸留事業:蒸留受託、研究開発支援、将来生産に向けた提案等
- プラント事業:蒸留設備・排水処理等の設計・販売・保守(ユニット型装置の拡販を推進)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):1,073,500株
- 期末自己株式数:29,863株
- 期中平均株式数:1,043,743株
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2025年12月19日
- 配当支払開始予定日:2025年12月22日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年12月22日
- 決算説明会:なし(補足資料は作成)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との直接比較は決算短信では通期予想が翌期に記載。以下は実績の対前期比較。)
- 売上高:1,184,352千円(1,184百万円)、前期987,178千円比 +20.0%(増加額 +197,174千円)
- 営業利益:139,087千円(139百万円)、前期18,741千円比 +642.1%(増加額 +120,346千円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△32,110千円(前期 +62千円)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因(営業面):受託蒸留事業の需要回復(半導体・電子材料向け、資源・エネルギー関連)により売上・粗利が大幅増。
- 下振れ(最終):株式会社ダイセキによる当社株式に対する公開買付けに伴う関連費用114,113千円(特別損失)とプラント事業での減損8,631千円を計上したことが主因で最終赤字。
- 通期への影響:
- 特別損失は一時的要因(公開買付関連費用は特有事象)であり、次期業績予想は特別損失を織り込んでいない模様。会社は通期(2026年9月期)での営業増収・微増益を見込むため、特別損失を除いた営業力の持続性が焦点。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値は千円/小数点四捨五入)
- 売上高:1,184,352千円(+20.0% / +197,174千円)
- 売上原価:613,487千円
- 売上総利益:570,864千円
- 販管費:431,776千円
- 営業利益:139,087千円(+642.1% / +120,346千円)
- 経常利益:138,703千円(+615.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△32,110千円(前期 +62千円)
- 1株当たり当期純利益(EPS):△30.77円(前期 0.06円)
- 収益性指標(決算短信記載値)
- ROE:△1.9%(目安:負のため良くない)
- ROA(総資産経常利益率):7.3%(目安:良好、5%以上)
- 営業利益率:11.7%(業種平均との比較は業種に依存するが高水準)
- 進捗率分析(四半期決算ではないため通常の進捗は該当外)
- 参考(当期実績 vs 会社の次期予想(2026年9月期))
- 売上高進捗に相当する比較:1,184 / 1,240 = 95.5%
- 営業利益比較:139 / 140 = 99.3%
- 純利益比較:実績は赤字のため単純比較不可
- キャッシュフロー
- 営業CF:206,860千円(前年51,875千円、改善:営業CF増加は良好)
- 投資CF:△59,807千円(主な内容:有形固定資産取得 57,542千円)
- 財務CF:△36,594千円(主な内容:配当金支払 36,436千円、自己株式取得 157千円)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約147,053千円(正の値、良好)
- 営業CF/純利益比率:営業CF 206,860 / 親会社帰属純利益△32,110 = 実務上意味合いが薄いがCFは純利益を上回る強い水準
- 現金及び現金同等物期末残高:872,761千円(前期762,303千円、増加 +110,458千円)
- 四半期推移(QoQ):本資料は通期のためQoQ詳細は該当外
- 財務安全性
- 総資産:1,862,828千円(前期1,929,525千円、△66,697千円)
- 純資産:1,647,266千円(前期1,716,077千円、△68,811千円)
- 自己資本比率:88.4%(安定水準:非常に高い、目安40%以上で安定)
- 流動負債:208,449千円(前期206,353千円)
- 負債比率:負債合計215,561千円に対し純資産1,647,266千円で杵比良好
- 効率性
- 減価償却費:85,180千円(営業CF押上げ要因)
- 総資産回転率の明示値はなし(計算可能だが、提示は省略)
- セグメント別(主要)
- 受託蒸留事業:売上1,105,270千円(+26.4% / +230,725千円)、セグメント利益467,439千円(+54.1%)
- プラント事業:売上79,081千円(△29.8% / △33,551千円)、セグメント損失△48,456千円(損失拡大)
- 顧客集中:主要顧客の売上(当期) — ダウ・東レ 356,930千円、住友商事ケミカル 192,284千円、ENEOS 140,697千円(受託蒸留中心)。主要顧客依存のポジションに注意。
特別損益・一時的要因
- 特別損失合計:122,745千円
- 公開買付関連費用:114,113千円(主要原因)
- 減損損失:8,631千円(プラント事業関連)
- 一時的要因の影響:上記特別損失により税引前利益は15,958千円から税金負担で最終赤字。営業利益ベースでは黒字であり、特別損失を除けば実質的な業績は良好。
- 継続性の判断:公開買付関連費用は一時的事象(継続しない見込み)。減損は既に計上済みで継続影響は限定的と考えられる。
配当
- 配当実績(2025年9月期):年間36円(中間0円、期末36円)
- 配当金総額:37百万円(36,436千円)
- 配当性向:連結 2.2%(低い)
- 純資産配当率:記載あり(2.2%)
- 2026年9月期(予想):年間37円(期末37円)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自社株買いは小規模(当期取得157千円)だが継続方針は明示なし
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形・無形増加額):68,639千円(当期、有形65,959千円/無形2,679千円)※前年48,337千円から増加
- 減価償却費:85,180千円
- 研究開発費:明確な費用額の開示なし(研究開発支援の売上は322,374千円)
受注・在庫状況
- 受注高/受注残高:明示的な受注高・受注残高の開示なし。ただし、プラント案件は引き合い増加も案件長期化で繰越増。
- 在庫(原材料及び貯蔵品):102,361千円 → 34,441千円(△67,920千円、前年同期比大幅減)
- 在庫の質(仕掛品・製品等の内訳は一部開示):仕掛品 26,637千円、商品製品 30,038千円
- 在庫回転日数の記載なし
セグメント別情報(要点)
- 受託蒸留事業(主力):売上1,105,270千円(+26.4%)、セグメント利益467,439千円(+54.1%)。半導体・電子材料向けや資源・エネルギー関連の需要増が寄与。
- プラント事業:売上79,081千円(△29.8%)、セグメント損失△48,456千円(損失拡大)。案件の長期化で当期はメンテナンス中心となったため売上減。
- 地域別:海外売上なし(全て国内)
- 主な顧客集中:上位数社への依存度が高いことは留意点(売上の偏在)
中長期計画との整合性
- 中期戦略:プラント事業のユニット型装置等を拡販し長期的成長を狙う一方、受託蒸留で高純度化・アップサイクルを進め付加価値を高める方針。
- KPI進捗:当期は受託蒸留が伸長し短期的には順調。プラント事業の拡大は今後の重点領域で、来期以降の投資と受注確定が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場動向:半導体・電子材料関連で回復基調。化学業界は事業構造改革が進む中、環境装置や設備更新需要は拡大。
- 競合比較:同業他社との定量比較は本資料にないため–。ただし、高純度蒸留のニッチ優位性が示唆される。
今後の見通し
- 業績予想(2026年9月期)
- 売上高:1,240百万円(+4.7%)
- 営業利益:140百万円(+0.7%)
- 経常利益:140百万円(+0.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:95百万円(予想EPS 91.03円)
- 予想の前提:受託蒸留は研究開発支援は堅調だが当期の前倒し需要反動で減収見込み(1,040百万円)。プラント事業は受注増で200百万円を見込む。プラント比率増で利益率低下を織り込み微増益。
- 予想の信頼性:過去の実績(当期)では営業面の回復が確認されるが、一時的特別損失が混入しているため、特別要因を除いた営業利益・受注動向を継続観察することが重要。
- リスク要因:主要顧客依存、プラント案件の長期化・受注遅延、原材料・エネルギー価格、地政学リスク、公開買付け等の企業リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 決算短信は監査対象外(公認会計士/監査法人の監査の対象外)
- 将来見通しに関する留意事項:会社は前提に基づく見通しであり達成を確約するものではない(文言あり)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4124 |
| 企業名 | 大阪油化工業 |
| URL | https://www.osaka-yuka.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。
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