2026年3月期第2四半期(中間期)決算説明会資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: SBI証券による資金調達により年度末のB/S改善を見込み、事業は「NANO MRNA 1.0 → 2.0」へ移行(創薬の新モダリティ強化とDDS技術の価値最大化)。一方でホールディングス体制(商号変更含む)への移行と投資事業参入を発表。
  • 業績ハイライト: 中間(2026年3月期第2四半期累計)売上高は41百万円(前年同期7百万円、+486%:良い)、営業損失は399百万円(前年同期373百万円、営業損失が6.97%悪化:悪い)。通期売上見通しを期初75百万円→修正156百万円(+106.7%上方、主に「コムレクス」売上増)。
  • 戦略の方向性: mRNA創薬を組織再生・ワクチン中心からmRNAエンコード抗体/ゲノム編集/in vivo CAR‑T等の新モダリティへシフト。DDS(YBCポリマー・ナノミセル)を強化。並行してホールディングス(NANOホールディングス)化し、Nano Bridge Investment(NBI)を通じSBIと協働でヘルスケア領域の投資/買収を行う。
  • 注目材料: TUG1 ASO(再発膠芽腫)Phase I患者登録完了・Dose level4で用量規定毒性が発現→全試験結果は2026年前半に国際学会投稿準備。RUNX1 mRNA(変形性膝関節症)オーストラリアで治験開始(2025年11月)。SBIとの提携・資金調達およびホールディングス体制移行(商号変更予定)。通期売上を106%上方修正。
  • 一言評価: 創薬パイプラインと新たな投資ホールディングス戦略を同時に進める「転換期」の決算説明(成長機会と短期の財務負荷が混在)。

基本情報

  • 企業概要: 社名 NANO MRNA 株式会社(2025年12月11日付でNANOホールディングス株式会社へ商号変更予定)。主要事業分野:mRNA創薬(オリゴ核酸・mRNA医薬の研究開発)、DDSプラットフォーム、将来的に投資事業(ヘルスケア領域の買収・ファンド運営)。代表者名:代表取締役社長 秋永士朗(発表者)。
  • 説明会情報: 開催日時 2025年11月18日、説明会形式:–(資料は対面/スライド提供。オンラインか否か明示なし)、参加対象:投資家向け/関係者向け(明記なし)。
  • 説明者: 代表取締役社長 秋永士朗(事業進捗説明:NANO MRNA 1.0→2.0・パイプライン・DDS等の戦略)、執行役員CFO 藤本浩治(決算概要・修正事業計画・資金面の説明)、代表取締役会長 松村淳(NANOホールディングス戦略・投資事業の説明)。
  • セグメント: 明示的な細分は資料に無しが、事業実態から整理すると下記。
  • mRNA創薬(パイプライン:TUG1 ASO、RUNX1 mRNA、mRNA(眼科・免疫寛容)等)
  • DDSプラットフォーム(YBCポリマー・ナノミセル、GMP製造パートナー連携)
  • 商用製品/受託販売(コムレクス等、売上を下支え)
  • 投資/ホールディングス事業(Nano Bridge Investment、NBIファンド、SBI提携による未公開企業投資)

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円、前年同期比%表記)
  • 営業収益(売上高):41(前年同期7)、+486%(良い)
  • 営業利益(営業損失):△399(前年同期△373)、損失幅悪化 6.97%(営業損失率:–、研究開発/SG&Aの合計で赤字継続)
  • 経常利益(経常損失):△384(前年同期△382)、損失ほぼ横ばい、悪化 0.52%
  • 当期純利益(親会社株主に帰属する中間純損失):△440(前年同期△518)、純損失縮小(改善)15.06%(良い)
  • 1株当たり利益(EPS):–(未開示)
    ※注:営業利益率・EPSは資料未記載のため — と表記。
  • 予想との比較:
  • 会社予想に対する達成率(中間実績/通期修正見込)
  • 売上進捗率:41 / 156 = 26.3%(通期売上に対して26.3%の進捗)
  • 営業損失(累計損失の進捗):399 / 1,060 = 37.6%(通期損失見込に対する赤字進捗)
  • 中間純損失進捗:440 / 1,061 = 41.5%
  • サプライズの有無:売上は期初計画比で大幅な上方修正(期初75→修正156百万円、+106.7%)を公表。通期赤字拡大も開示(主にM&A関連トランザクション費用等の見込み計上)。
  • 進捗状況:
  • 通期予想に対する進捗率は売上約26%、営業損失は約38%(損失の進行が比較的早い)、純損失は約41%。(※進捗率が高い=短期的に損失が先行している点は「注意」)
  • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:中期KPI(ROE等)は資料未提示のため –。通期売上は上方修正で実需は「良い」が、投資・M&A費用で収益性は短期悪化。
  • 過去同時期との進捗比較:前年同期比で売上大幅増(+486%)・研究開発投資増(+23.8%)だが営業損失は若干拡大。
  • セグメント別状況:(資料の数値は限定的)
  • 商用(コムレクス等):売上増の主因(会社説明より、売上上方修正はコムレクスの販売増による)→売上構成比は資料未掲載だが、現状の収益源は主にこの商用売上。
  • 創薬パイプライン:臨床進捗に伴う研究開発費が増加(R&D費213百万円、前年同期172百万円、+23.8%)。
  • 投資・ホールディングス関連:新設予定のNBI等に伴うトランザクション関連費用を通期見込で計上(SG&A増の一因)。

業績の背景分析

  • 業績概要: H1は商用売上の伸長(コムレクス)で売上が前年同期比大幅増。研究開発投資は増加、営業損失はやや拡大。財務面ではSBI証券等からの資金調達(私募債等)で手元流動性改善を見込むが、9月末時点の現金預金は974百万円と前年末1,707百万円から減少。10月の私募債発行で手許流動性は約25億円増加。
  • 増減要因:
  • 増収の主要因:コムレクス製品の販売増。通期売上見通しの上方修正もこの点による。
  • 研究開発費増加の要因:パイプライン(TUG1 ASO、RUNX1 mRNA等)の臨床開発加速および新規モダリティ研究(mRNAエンコード抗体、in vivo CAR‑T等)。
  • 減益(増損)の要因:通期でM&A関連トランザクション費用(予備費計上)を見込んでおり、販売費及び一般管理費が増加。臨床開発費用の先行投資も損益に影響。
  • 競争環境: mRNA領域はグローバルに競争激化(大手製薬・バイオ多数)。NANOの差別化要因はYBCポリマー等のDDS技術、国内の戦略的パートナー(抗体・LNP・CAR‑T関連企業)との協業網。競合他社との直接比較データは未提示。
  • リスク要因: 臨床試験の安全性/有効性リスク(TUG1で用量制限毒性発現)、製造体制確保(GMPパートナー依存)、資金調達/市場環境の変化、M&Aや投資の実行失敗、規制変更、サプライチェーン問題、想定外のトランザクション費用。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 「NANO MRNA 2.0」— 新規モダリティ(mRNAエンコード抗体、Genome Edition mRNA、in vivo CAR‑T等)に注力し、創薬の幅を拡大。DDS(YBCポリマー・ナノミセル)で送達基盤価値を最大化。並行してホールディングス体制へ移行し、投資事業(NBI)を通じ未公開企業投資やカーブアウトの実行で成長を図る。
  • 進行中の施策:
  • 臨床:TUG1 ASO Phase I患者登録完了(第4段階で2例に用量規定毒性発現)、RUNX1 mRNAの第1相(用量漸増、関節腔内投与)を豪州で開始(2025年11月)。Phase Iの結果発表準備(国内学会:脳腫瘍学会で一部発表予定、全結果は2026年前半国際学会向け)。2026年度にPhase Ib複数用量試験の計画策定中。
  • DDS・技術連携:YBCポリマーの適応拡大研究(膵臓がん等)や学術公的助成(複数年度採択)で技術価値を高める。GMP製造パートナーとの連携推進。
  • 組織/資本戦略:ホールディングス移行・新設子会社(NANO MRNA株式会社、Nano Bridge Investment)とSBIとのファンド協業、ファンド設立・投資実行の準備。年間3–4件程度のM&A目標。
  • セグメント別施策:
  • 創薬(臨床領域):早期POC取得を重視(TUG1、RUNX1)。がん領域へ再注力(TUG1フォロワー、PRDM14)。
  • DDS:YBCポリマー×オリゴ核酸で適応拡大、学術・公的研究採択を獲得。
  • 投資/HD:NBIを通じLate‑Pre‑IPO/Carve‑out/PIPEs等の投資を実行し、傘下企業の価値向上を図る。
  • 新たな取り組み: NANOホールディングス体制、SBIとの共同ファンド運営、Nano Bridge Investment(NBI)の立ち上げ、株式交付による未公開企業の買収スキーム。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期修正、単位:百万円)
  • 次期(2026年3月期)修正見込:売上高156(期初75)、売上原価等▲1,216(増)、研究開発費640(期初649)、営業損失△1,060(期初△966)、経常損失△1,002(期初△856)、親会社株主に帰属する当期純損失△1,061(期初△860)。
  • 予想の前提条件:コムレクス売上増を織り込み。M&A関連のトランザクション費用を保守的に計上。為替・マクロ前提は資料に明記なし(→ 前提条件は — )。
  • 経営陣の自信度:売上上方修正とSBI資金調達の説明により財務基盤改善に対する一定の自信を示す一方、M&A費用等の計上を事前に「予備費」として計上する慎重姿勢(中立~やや強気のストラテジー表明)。
  • 予想修正: 通期予想の修正有(売上大幅上方、利益は赤字拡大)
  • 修正理由:コムレクス売上の増加(売上増)。販売費・一般管理費増はM&A等に伴うトランザクション費用の見込み計上。
  • 修正の主なドライバー:セグメントでは商用売上(コムレクス)と投資/M&A関連費用。
  • 中長期計画とKPI進捗:
  • 中期的目標(NANOホールディングス側目標):運用資産規模300億円(4年後目標)、ポートフォリオ企業数約10社、IPO創出1–2社、当社時価総額目標500–1,000億円。現時点の進捗は初期段階(ロングリスト作成、NDA締結複数、買収交渉複数)。
  • KPI(ROE・配当性向等)の数値目標提示なし(→ –)。
  • 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する情報は資料に明示なし(→ –)。ただし通期で売上を期初から大幅修正しており、短期的に計画修正の可能性はある旨は認められる。
  • マクロ経済の影響: 為替・金利等の定量前提は不記載。投資・M&Aタイミングは資金市場環境に左右される点に注意。

配当と株主還元

  • 配当方針: 資料内に明確な配当方針の記載なし(→ –)。
  • 特別配当: なし(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自社株買い・株式分割等の施策言及なし。投資による企業価値向上(ホールディングス経由のEXIT)を通じた間接的な株主価値向上を目指す旨を表明。

製品やサービス

  • 製品: 主に研究開発候補(TUG1 ASO、RUNX1 mRNA等)と商用製品(コムレクス等)。コムレクスが短期売上を牽引。新規モダリティの臨床開発・探索研究を推進。
  • サービス: DDS(YBCポリマー・ナノミセル)を核としたデリバリーソリューションの開発・提供(将来的にはGMP製造パートナー連携)。
  • 協業・提携: 名古屋大学、京都大学、国立がん研究センター、東京科学大、カイオムバイオサイエンス(抗体)、X社(CAR‑T想定)、Y社(LNP保有)など多数の学術・企業連携を提示。SBIグループとは投資面での協業。
  • 成長ドライバー: コムレクス等の商用売上拡大、TUG1/RUNX1の臨床進捗によるPOC取得、YBCポリマーを用いた適応拡大、mRNAエンコード抗体/in vivo CAR‑T等の次世代モダリティの実用化。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答: Q&Aセッションの詳細は資料に記載なし(→ –)。
  • 経営陣の姿勢: 質疑応答の記録は無いが、発表内容からは「資金確保とM&Aを通じた成長投資を優先する積極姿勢」と「臨床結果に基づく慎重な開示(学会発表・国際投稿準備)」の両面を示している。
  • 未回答事項: 一般投資家向けのFAQや具体的なM&A候補、詳細な中期KPI(数値)は未提示。

経営陣のトーン分析

  • 自信度: 全体として戦略(2.0へのシフト、投資事業参入)には前向きでやや強気。ただしM&A費用を予備費として計上する等、短期の不確実性には慎重。 → トーンは「前向き(成長志向)かつ慎重」。
  • 表現の変化: 以前説明会との直接比較データは無し(→ –)。今回の発表は「研究開発+投資」という二本柱への舵切りを強調。
  • 重視している話題: 資金調達(SBI)、売上拡大(コムレクス)、臨床進捗(TUG1/RUNX1)、ホールディングス化と投資スキームの構築。
  • 回避している話題: 具体的なM&Aターゲットの名称や詳細財務感度分析、配当方針やEPS見通しは触れられていない。

投資判断のポイント(助言ではなく材料整理)

  • ポジティブ要因:
  • 売上の短期的増加(コムレクス)による通期上方修正(良い)。
  • SBIとの提携および私募債等で手元資金の増加見込み(9月末33億→年度末55億以上見込み、10月の私募債で流動性約25億円増)。
  • パイプライン(TUG1・RUNX1等)の臨床進捗と次世代mRNAモダリティへの注力(中長期の成長ドライバー)。
  • ホールディングス/NBIを通じた投資実行で将来的なEXIT(IPO/M&A)を狙う戦略。
  • ネガティブ要因:
  • 研究開発費・SG&A増(特にM&Aトランザクション費用)で通期赤字拡大(営業損失・純損失の拡大)。短期の収益性悪化。
  • 臨床リスク:TUG1で第4段階における用量制限毒性の確認。臨床開発結果次第でパイプライン評価は変動。
  • キャッシュバーン:現金預金は9月末で974百万円に減少(前期末1,707百万円)、今後の資金調達・資金繰りが重要。
  • 投資案件(M&A/ファンド)実行リスク/評価リスク。
  • 不確実性: 臨床結果の成否、M&Aの成約・価格、投資先の価値向上とEXITタイミング、資金調達環境(市場金利・投資家のリスク許容性)。
  • 注目すべきカタリスト:
  • RUNX1 mRNAでの患者投与開始(豪州、年内)
  • TUG1 ASOの脳腫瘍学会での中間報告(2025年12月)および2026年前半の国際学会投稿準備
  • SBIとの提携・ホールディングス体制への移行(商号変更予定)とSBI証券からのファイナンス進捗
  • 年間3–4件程度のM&A進捗(成約の有無・規模が株価材料)
  • NBIファンド(NBI‑SCI)の立ち上げおよび投資実行状況

重要な注記

  • 会計方針: 資料内に会計方針の変更言及なし(→ –)。
  • リスク要因(資料明示): 将来見通しに関する不確実性、医薬品開発の安全性・有効性リスク、資金調達リスク等を開示。
  • その他:
  • 9月末貸借対照表ハイライト:総資産3,377百万円(前期末3,996、-15.5%)、現金預金974百万円(-42.9%)、転換社債型新株予約権付社債の償還等で負債構造が変化。10月の私募債発行で手許流動性は約25億円増加と開示(良い)。
  • 配当・EPS等については資料未開示(–)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4571
企業名 NANO MRNA
URL https://www.nano-hd.com/
市場区分 グロース市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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