2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正は無し。中間決算は概ね「市場予想に対して上振れ/下振れ/ほぼ予想通り」の記載はないが、売上は想定より好調で増収、一方で営業利益・当期利益は前年同期比で大幅減(会社側はコア営業利益での管理を強調)。総じて「売上は上振れ寄り、利益は下振れ寄り」。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益98,843百万円、前年同期比+12.5%。営業利益8,534百万円、前年同期比△27.4%)。
- 注目すべき変化:前年中間は米国事業譲渡に伴う売却益が計上されており(前中間の非継続事業収益:14,622百万円)、これの反動や当中間の非継続事業損失(△162百万円)が親会社帰属利益の大幅減(△69.1%)の主因。コア営業利益(非経常要因除く)は13,764百万円(+9.5%)と改善。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上収益202,500百万円、営業利益20,900百万円、親会社帰属当期利益14,000百万円)について修正は無し。中間時点の進捗(売上約48.8%、営業利益約40.8%、当期利益約41.8%)を踏まえると、売上は通期見通しに対してほぼ前半で達成ペースだが、営業利益・当期利益は下振れリスクを注意する必要あり。ただしコア営業利益は通期目標の約49.9%と順調。
- 投資家への示唆:米国事業譲渡の影響で前年同期との比較には注意、コア営業利益での着実な改善と設備投資・品質強化の先行投資が混在している点を重視。配当方針は維持(通期予想55円、直近修正なし)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:サワイグループホールディングス株式会社
- 主要事業分野:医療用医薬品(主にジェネリック医薬品)の製造・販売、医療機器、デジタルヘルス(PHR等)
- 代表者名:代表取締役社長 澤井 光郎
- 備考:IFRS適用。2025年6月にFrontAct(デジタル/医療機器等)を子会社化(連結範囲の変更あり)。
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明会:開催予定(機関投資家・アナリスト向け、2025/11/18)
- セグメント:
- 医薬品等の製造及び販売:沢井製薬を中心に、ジェネリック医薬品の製造・販売、受託製造、医療機器等(FrontAct含む)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:115,487,137株(中間期)
- 期中平均株式数(中間期):115,457,314株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 備考:2024年10月1日付で1株につき3株の株式分割を実施(当期比較は分割後想定で算定)。
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日(実施)
- 中間決算説明会:2025年11月18日(機関投資家・アナリスト向け)
- その他IR:決算説明資料を会社HPに掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。中間は会社の目標進捗で評価)
- 売上高:98,843百万円。通期予想202,500百万円に対する進捗48.8%(進捗はほぼ半期相当で順調)
- 営業利益:8,534百万円。通期予想20,900百万円に対する進捗40.8%(営業利益の進捗はやや遅れ)
- 親会社に帰属する中間利益:5,846百万円。通期予想14,000百万円に対する進捗41.8%
- サプライズの要因:
- プラス要因:売上が前年同期比で増加(+12.5%)。コア営業利益は+9.5%と改善。
- マイナス要因:前年中間に計上された米国事業譲渡益(14,622百万円)が剥落し比較ベースが厳しい。その他の費用(当中間:△4,073百万円)が営業利益を押下げ。営業CFはマイナス(△1,828百万円)でキャッシュ創出は停滞。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上とコア営業利益は通期目標との整合性は概ね良いが、営業利益・純利益の進捗がやや遅く、今後のコストコントロールや一時費用の発生有無によっては通期達成にリスクがある点に留意。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 資産合計:355,776百万円(2025/9/30)
- 資本合計:176,856百万円(親会社所有者帰属持分176,856百万円)
- 負債合計:178,919百万円
- 現金及び現金同等物:33,367百万円(期首38,785百万円、△5,418百万円)
- 収益性(中間:2025/4/1〜9/30)
- 売上高:98,843百万円(前年同期87,870百万円、+12.5%、+10,973百万円)
- 営業利益:8,534百万円(前年同期11,755百万円、△27.4%、△3,221百万円)
- 営業利益率:8.63%(8,534/98,843)。前年同期は13.37%(11,755/87,870)。(業種平均との比較は業種別に差異があるため参照資料を確認)
- コア営業利益:13,764百万円(前年同期12,575百万円、+9.5%)。コア営業利益率 ≒13.92%(13,764/98,843)
- 税引前中間利益:7,962百万円(前年同期11,409百万円、△30.2%)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:5,846百万円(前年同期18,901百万円、△69.1%)※前年に売却益を反映
- 1株当たり利益(EPS、中間):基本50.63円(前年146.25円、株式分割考慮後算定)
- 収益性指標(概算)
- ROE(単純算定、中間利益÷期末自己資本) ≒ 5,846 / 176,856 = 3.31%(目安:8%以上が良好 → 低め)
- ROA(同) ≒ 5,846 / 355,776 = 1.64%(目安:5%以上が良好 → 低め)
- 営業利益率:8.63%(コア営業利益率は13.9%)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:48.8%
- 営業利益進捗率:40.8%
- 親会社帰属当期利益進捗率:41.8%
- 備考:コア営業利益は通期目標に対し約49.9%の進捗で、基礎収益力は概ね半期ペース。
- キャッシュフロー
- 営業CF:△1,828百万円(前年同期:+7,000百万円)→ 営業CF/純利益比率は1.0未満(健全の目安1.0以上)。改善が必要。
- 投資CF:△13,771百万円(前年同期:+14,910百万円→前年は米国事業譲渡の収入反映) 主な支出:有形固定資産取得7,734百万円、無形資産取得7,244百万円(ワーファリン権利取得等)
- 財務CF:+10,155百万円(短期借入金純増16,325百万円、配当支払3,117百万円、長期借入返済2,173百万円)
- フリーCF(営業−投資):約△15,599百万円(マイナス)
- 現金同等物残高:33,367百万円(期首38,785、△5,418)
- 四半期推移(QoQ):資料は中間累計のみの表記。四半期推移は要別資料参照。
- 財務安全性
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):49.7%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率(流動資産198,756 / 流動負債102,706) ≒ 1.93倍(安全圏)
- 借入金:短期借入金37,828百万円、社債・借入金(非流動)67,675百万円 → 有利子負債合計概算105,503百万円。現金差引のネット負債概算 ≒72,136百万円(自己資本に対する比率約40.8%)
- 効率性:総資産回転率等は四半期累計ベースのため季節性を考慮して詳細分析が必要。棚卸資産は115,357百万円(前期末109,867百万円、増加)。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:当中間に関しては目立った特別利益の記載なし。前中間は米国事業譲渡に伴う関係会社株式売却益14,622百万円を計上。
- 特別損失:当中間は非継続事業で損失161百万円計上(米国事業譲渡関連の調整)。損益計上上の「その他の費用」△4,073百万円が営業利益を圧迫。
- 一時的要因の影響:前年との比較は米国事業譲渡益の有無で大きく歪むため、コア営業利益(非経常除外)での比較が有用。
- 継続性の判断:米国事業譲渡は完了済みで非継続扱い、今後同様の大型譲渡益が発生する可能性は低いと想定される(資料に特段の記載なし)。
配当
- 中間配当:27.00円(2026年3月期中間)
- 期末(予想):28.00円
- 年間配当予想:55.00円(直近公表の予想から修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
- 配当性向(予想):年間配当55.00円/予想EPS121.25円 ≒ 45.4%(目安:高めの配当性向)
- 特別配当:無し
- 自社株取得等:当中間に自己株式の消却あり(自己株式消却により資本構成に影響)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CFの内訳)
- 有形固定資産取得:7,734百万円(当中間期)
- 無形資産取得:7,244百万円(ワーファリンの権利取得等)
- 減価償却費:7,768百万円(損益計算書)
- 研究開発
- R&D費用:5,244百万円(前年同期5,373百万円、対売上比 ≒5.3%)
- 主なテーマ:製剤技術(SAWAI HARMOTECH®)、デジタルヘルス(PHR、DTx)、医療機器(レリビオン)等
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:–(決算短信に受注高の明示なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:115,357百万円(前期末109,867百万円、増加5,490百万円)→ 「安定供給力強化に向けた生産の影響等」を理由に在庫増
- 在庫の質:内訳は記載あり(仕掛品等の内訳は別表参照)
セグメント別情報
- セグメント:医薬品等の製造及び販売(単一セグメント報告)
- 薬効別売上(中間、百万円/前年同期)
- 循環器官用薬:22,946(20,415)+12.4%
- 中枢神経系用薬:13,944(12,213)+14.2%
- その他の代謝性医薬品:11,536(9,578)+20.4%
- 消化器官用薬:11,216(9,879)+13.5%
- 血液・体液用薬:10,154(7,958)+27.6%
- 抗生物質製剤:5,118(5,760)△11.1%
- その他合計:98,843(87,870)+12.5%
- セグメント戦略:GE市場での着実な成長、品質・供給体制強化、成長分野やデジタルヘルスへの投資(FrontAct子会社化)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:Beyond 2027(2027年3月期を最終年度)、及びSawai Group Vision 2030(2030年度目標)に沿った投資・品質強化を継続。
- KPI等:コア営業利益を重視する管理指標として運用。中間でコア営業利益が増加している点は中計整合性でポジティブ。
競合状況や市場動向
- 市場動向:後発医薬品の数量シェアは政府目標・政策により拡大中(最新の政府調査で数量シェア85.0%等)。薬価改定や業界再編、安定供給強化の政策動向が業界全体に影響。
- 競合比較:個別の競合他社比較データは本資料に無し。ジェネリック国内トップクラスの位置付けを目指す戦略を継続。
今後の見通し
- 業績予想(通期、修正無し)
- 売上収益:202,500百万円(前期比+7.1%想定)
- コア営業利益(参考):27,600百万円(+7.4%)
- 営業利益:20,900百万円(+416.1%※前年は特殊要因で低かったため大きな増加率表示)
- 親会社帰属当期利益:14,000百万円(+17.0%)
- 基本EPS(通期予想):121.25円
- 予想の信頼性:中間の実績は売上・コア営業利益は通期見通しと整合しているが、営業利益・当期利益の進捗はやや遅れ。過去の特殊要因(米国事業譲渡等)の影響を踏まえ、コアベースでの評価が重要。
- リスク要因:医薬品の品質・GMP関連の行政処分リスクや供給不安、原材料・エネルギー価格上昇、薬価改定・制度変更、為替変動、研究開発/投資の遅延等。
重要な注記
- 会計方針:IFRS適用。会計方針の変更・見積り変更は無しとのこと。
- 連結範囲の変更:当中間で新たにFrontAct株式会社を連結(新規1社)。米国事業は非継続事業に分類(既に譲渡完了)。
- その他:無担保社債の発行包括決議(発行総額の上限8,000百万円、発行期間2025/11/1〜2026/3/31)が決議されている(資金使途:子会社貸付による設備投資・運転資金等)。
(注記)
- 数値は全て百万円単位(資料に基づく)。不明項目は「–」と表記。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4887 |
| 企業名 | サワイグループホールディングス |
| URL | https://www.sawaigroup.holdings |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。
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