2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対するQ1の進捗は概ね想定範囲内(上振れでも下振れでもない/通期予想の修正はなし)。市場予想は提示なし。
  • 業績の方向性:継続事業ベースで増収増益(売上収益49,511百万円:前年同期比+11.7%、営業利益6,979百万円:前年同期比+14.6%)。ただし「親会社の所有者に帰属する四半期利益」は4,891百万円(前年同期比△68.4%)と大幅減(前年同期に米国事業売却の特別利益を計上していた影響)。
  • 注目すべき変化:営業利益・コア営業利益は増加。一方で前年の非継続事業(米国事業)売却益(前期Q1に大きく計上)がなくなったため、親会社帰属利益が大幅に減少。棚卸資産は増加、現金は減少。自己資本比率は50.3%(安定水準)に上昇。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上200,200百万円、営業利益25,600百万円、親会社帰属当期利益17,400百万円)に修正なし。Q1進捗は売上約24.7%、営業利益約27.3%、親会社帰属利益約28.1%で、通期達成可能性に特段の修正は不要と見込まれる(ただしキャッシュ動向は注意)。
  • 投資家への示唆:継続事業の収益性は改善しているが、前期の一時的特益が剥落した影響で当面の純利益比較は不利。品質管理体制の再構築・安定供給強化と、PHR等のデジタルヘルス分野の投資が継続している点を注視。短期的には営業CFが大幅マイナスでフリーCFも大幅マイナスのため、資金繰り(流動性)と投資の回収を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業名:サワイグループホールディングス株式会社
  • 主要事業分野:ジェネリック医薬品を中心とした医療用医薬品の製造・販売、関連のデジタルヘルス/医療機器等の事業展開(子会社に沢井製薬等)
  • 代表者名:代表取締役社長 澤井 光郎
  • 報告概要:提出日 2025年8月12日/対象会計期間 2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • 決算説明資料作成:有(機関投資家・アナリスト向け説明会あり)
  • セグメント:主に「医薬品等の製造及び販売」(沢井製薬、化研生薬、トラストファーマテック、メディサ新薬等で構成)
  • 発行済株式:期末発行済株式数 115,452,817株(2026年3月期1Q)
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:Q1説明会(機関投資家・アナリスト向け、2025年8月12日開催予定)。株主総会等の予定は別掲(本資料に詳細なし)。

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ。会社はQ1単独の予想公表なし)
    • 売上高:49,511百万円(通期予想200,200百万円に対する進捗率 24.7%)→ 通期見通しと整合的
    • 営業利益:6,979百万円(通期予想25,600百万円に対する進捗率 27.3%)→ やや良好な進捗
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益:4,891百万円(通期予想17,400百万円に対する進捗率 28.1%)→ 表面的には進捗良好だが、前年同期の非継続事業売却益の反動で前年比較は大幅減
  • サプライズの要因:
    • 継続事業は増収増益で順調(売上・営業利益とも増加)。
    • ただし前年同期に米国事業売却に伴う特別利益(関係会社株式売却益:15,153百万円)が計上されており、これが剥落したため純利益ベースでは大幅減(これが主因)。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。Q1の進捗は通期見通しに整合しており、現時点で予想修正はなし。

財務指標(主要数値:単位 百万円)

  • 売上収益:49,511(前年同期 44,328、増加率 +11.7%)
  • 営業利益:6,979(前年同期 6,092、増加率 +14.6%)
  • 税引前四半期利益:6,802(前年同期 5,941、増加率 +14.5%)
  • 四半期利益(親会社帰属含む):4,891(前年同期 15,486、増減率 △68.4%)
  • 基本的1株当たり四半期利益:42.36円(前年同期 117.85円、株式分割考慮済)
  • コア営業利益(参考):7,597(前年同期 6,884、増加率 +10.4%)

収益性指標:

  • 営業利益率:6,979 / 49,511 = 14.1%(高め;業種平均は企業・製薬で差あり)
  • ROE(四半期実績ベース):4,891 / 175,674 = 2.8%(四半期値)/年換算(概算)約11.1%(良好、10%超)
  • ROA(四半期実績ベース):4,891 / 349,346 = 1.4%(四半期値)/年換算(概算)約5.6%(目安5%以上で良好)

進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)

  • 売上高進捗率:24.7%(通常は四半期で25%前後、ほぼ標準的)
  • 営業利益進捗率:27.3%(若干上振れ傾向)
  • 親会社帰属当期利益進捗率:28.1%(ただし前年の特別益の反動を考慮)

キャッシュフロー(当第1四半期累計)

  • 営業CF:△13,405百万円(前年同期は△1,888百万円;営業CF/純利益比率 = △13,405 / 4,891 = △2.74(目安1.0以上が健全 → 今期は低水準/マイナス))
  • 投資CF:△8,598百万円(主な内訳:無形資産取得5,983、設備投資2,399)
  • 財務CF:+10,545百万円(主な内訳:短期借入金純増 +15,199、配当金支払 △3,117)
  • フリーCF(営業CF − 投資CF):△22,003百万円(大幅マイナス)
  • 現金同等物残高:27,280百万円(前期末 38,785、△11,505百万円減少)

四半期推移(QoQ):資料はQ1単独の数値のみ。季節性は明示なし。ただし製薬業界は年度を通して需給と在庫の影響を受ける点に留意。
財務安全性・効率性:

  • 総資産 349,346百万円、資本合計 175,674百万円、親会社所有者帰属持分比率 50.3%(安定水準)
  • 流動資産 195,961 / 流動負債 96,065 → 流動比率 ≈ 204%(良好)
  • 負債合計 173,672百万円、自己資本比率 50.3%(安定)
  • 総資産回転率(売上/資産、概算):49,511 / 349,346 = 0.142(年換算では参考値)

セグメント別(薬効別 売上収益、前年同期比)

  • 循環器官用薬:11,547(+9.7%)
  • 中枢神経系用薬:6,993(+14.3%)
  • その他の代謝性医薬品:5,791(+20.0%)
  • 消化器官用薬:5,570(+12.7%)
  • 血液・体液用薬:5,088(+24.8%)
  • 抗生物質製剤:2,535(△13.3%)
  • アレルギー用薬:2,155(+30.0%)
  • 呼吸器官用薬:1,925(+22.1%)

(合計:49,511百万円)
財務の解説:

  • 継続事業ベースは増収増益で回復基調。
  • 在庫増(棚卸資産 +3,660百万円)や売上債権増加で営業CFがマイナス化、短期借入で資金調達している点に留意。
  • 無形資産取得が増えており(ワーファリン権利取得等)、短期的には投資がキャッシュを圧迫。

特別損益・一時的要因

  • 前年同期(2025年3月期第1四半期)に計上された非継続事業(米国事業)に係る関係会社株式売却益:15,153百万円(税引前)→ 同期の非継続事業からの四半期利益11,430百万円。これが前年の親会社帰属利益を押し上げていた。
  • 当期の非継続事業利益は35百万円と低水準のため、前年との比較で親会社帰属利益が大幅減少(△68.4%)。
  • 実質的な継続事業の業績(売上・営業利益・コア営業利益)は改善している点を評価。非継続要因を除いた評価が必要。

継続性の判断:米国事業売却は既に完了しており、前期の特別益は非継続的。一方、R&D・設備投資・PHR関連の投資は継続性あり。

配当

  • 今期(2026年3月期)予想:中間配当 27.00円、期末配当 28.00円、年間合計 55.00円(直近公表の予想に変更なし)
  • 直近実績(2025年3月期):中間配当 78.00円(分割前表記)、期末 27.00円(分割考慮後の表記は資料参照)
  • 配当利回り:–(株価情報未提示のため計算不可)
  • 配当性向:–(通期予想・実績からの算出可能だが、資料上の分母や分割の影響を加味すると表示困難のため保留)
  • 自社株買い等:当期においては自己株式の消却(期中の自己株式消却 33,240百万円)あり(資本構成に影響)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(有形固定資産取得):当期累計 2,399百万円(前年同期は11,290百万円の大幅投資を行っていた)
  • 無形資産取得:5,983百万円(ワーファリンの権利取得等を含む)
  • 減価償却費:当期 3,859百万円(損益計算書ベース)
  • 研究開発費:2,420百万円(前年同期 2,352百万円、ほぼ横ばい)
  • コメント:生産能力拡充や品質管理強化(分析センター等)、デジタルヘルス領域(FrontAct買収)への投資が続く。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 棚卸資産:113,527百万円(前期末 109,867百万円、前年同期比 +3,660百万円)→ 在庫増加(安定供給のための生産稼働等が原因)
  • 在庫回転日数:–(資料に明示なし)
  • 受注情報:–(資料に明示なし)

セグメント別情報

  • 主セグメント:「医薬品等の製造及び販売」一括で管理。薬効別に売上を開示しており、循環器・中枢神経系・代謝系等が主力。
  • 各セグメントの前年同期比:多くの薬効で2桁成長(血液・体液、アレルギー、呼吸器など)、抗生物質のみ減少。
  • 地域別売上:国内中心(資料に海外比率の詳細はなし。米国事業は非継続)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「Beyond 2027」および「Sawai Group Vision 2030」を掲げ、GE市場での成長、ビジネス持続性確立、成長分野への投資を継続。
  • Q1の継続事業は増収増益で、中計の成長基調と整合。ただし品質・コンプライアンスの再発防止策(GMP教育、品質体制強化等)に資源を投入している点は中計の「ビジネス持続性確立」に合致。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:ジェネリック医薬品の数量シェアは政府目標達成に向けて高水準(2024年9月で85.0%)。政策(薬価制度、安定供給)や業界再編の動きが継続的に影響。
  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし。一般論として、品質管理と安定供給力が競争力の重要要素。

今後の見通し

  • 業績予想:通期は据え置き(売上200,200百万円、コア営業利益28,000百万円、営業利益25,600百万円、親会社帰属当期利益17,400百万円)。会社は算入前提(為替等)を添付資料で提示予定。
  • 予想の信頼性:Q1は通期予想と概ね整合。過去に非継続事業売却で大幅な変動があったため、今後も特別損益の有無により当期純利益は変動する可能性あり。
  • リスク要因:品質・GMP関連の行政対応や製造供給リスク、原材料・エネルギー価格、在庫増による資金繰り、デジタル事業投資の収益化タイミング等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:当期はなし。
  • 非継続事業:米国事業は既に非継続事業として処理。前年の売却益の影響を考慮する必要あり。
  • 発行済株式数の注記:2024年10月1日付で1株→3株の株式分割を実施。期中に自己株式の消却(33,240百万円)を実施しており、発行済株式数が変動。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4887
企業名 サワイグループホールディングス
URL https://www.sawaigroup.holdings
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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