2026年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期業績予想に修正はなし。第3四半期累計(9か月)実績は売上高が会社想定ベースの通期に対して進捗良好(進捗率約76%)だが、営業利益は通期想定が小さいため進捗率が約290%と見かけ上大きく上振れ。ただし会社は通期で営業利益大幅減(通期予想は1,800百万円)を織り込んでおり、一時要因や超インフレ会計影響等に留意が必要。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高 +2.7%:184,950百万円、営業利益 △18.3%:5,218百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益 △93.5%:468百万円)
  • 注目すべき変化:海外飲料(主にトルコ・ポーランド)が好調で海外飲料売上高は48,339百万円(前年比 +21.0%)、セグメント利益は6,090百万円(同 +42.8%)。一方、国内飲料は販売数量減・原価高で売上減・赤字化(国内飲料セグメント損失 △1,213百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。通期会社予想は売上243,400百万円(+2.6%)、営業利益1,800百万円(△62.4%)、親会社株主に帰属する当期純損失 △3,000百万円(予想)。第3四半期時点の累積利益水準と通期見通しに乖離があるため、下期に想定される特殊要因(超インフレ会計調整、為替、特別損益の反映等)を確認する必要あり。
  • 投資家への示唆:海外事業(特にトルコ・ポーランド)が業績牽引。一方、国内飲料・食品はコスト上昇と販売数量減が重なり利益押下げ。通期業績は超インフレ会計や為替前提に左右されやすく、単純な進捗率の解釈は注意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ダイドーグループホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:国内飲料(自販機中心の飲料製造・販売・オペレーション)、海外飲料(トルコ・ポーランド等で清涼飲料製造・販売)、医薬品関連(受託製造)、食品(ゼリーブランド「たらみ」)、希少疾病用医薬品
    • 代表者名:代表取締役社長 高松 富也
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月27日
    • 対象会計期間:2026年1月期 第3四半期連結累計(2025年1月21日~2025年10月20日)
    • 決算説明資料:作成有、決算説明会:無
  • セグメント(報告セグメント):
    • 国内飲料事業:自販機を主軸とする国内飲料製造・販売/オペレーション
    • 海外飲料事業:トルコ、ポーランド、中国などで自社ブランド・受託製造
    • 医薬品関連事業:受託製造(ドリンク剤・パウチ等)
    • 食品事業:ゼリー等(たらみ)
    • 希少疾病用医薬品事業:ダイドーファーマによる希少疾病薬の販売開発
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):33,137,000株(2026年1月期3Q)
    • 期末自己株式数:1,437,983株
    • 期中平均株式数(四半期累計):31,644,983株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:該当無し(本短信に補足資料あり)
    • 株主総会・IRイベント等:–(本短信に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想との比較、達成率は第3四半期累計実績÷通期予想で算出)
    • 売上高:実績 184,950百万円、通期予想 243,400百万円、達成率 ≒ 76.0%
    • 営業利益:実績 5,218百万円、通期予想 1,800百万円、達成率 ≒ 289.9%(注:通期予想は一時要因等を織り込み小幅利益に設定しているため、単純比較は注意)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 468百万円、通期予想 △3,000百万円(通期は赤字見通しのため達成率は該当しない)
  • サプライズの要因:
    • 売上の増加は海外飲料(トルコ・ポーランド)の増収が主因。
    • 純利益大幅減(前年同期比)は、前年同期に計上した投資有価証券売却益(5,133百万円)が今回計上されていないこと、さらに法人税等の計上(2,936百万円)や超インフレ会計に伴う損失計上等の影響。
    • 営業外費用として、為替差損(504百万円)および正味貨幣持高に関する損失(1,278百万円)を計上(トルコ関連の超インフレ会計影響)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。通期予想に、超インフレ会計の影響(通期で売上 +3,200百万円、営業利益 △1,500百万円、経常利益 △2,800百万円、親会社株主当期純利益 △2,200百万円)を織り込んでいる。第3四半期時点の累積利益と通期見通しの乖離は主に期末の会計調整・為替・一時損益要因によるため、下期の想定事象の実績反映がカギ。

財務指標(主要数値は百万円単位、%は前年同期比)

  • 要点(連結・第3四半期累計)
    • 売上高:184,950(+2.7%)
    • 営業利益:5,218(△18.3%)、営業利益率 2.82%(5,218/184,950)
    • 経常利益:3,107(△38.8%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:468(△93.5%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):14.80円(前年同期229.27円)
  • 収益性指標(第3四半期累計ベース)
    • ROE(期末自己資本:92,948百万円に対する当期純利益468百万円):約0.50%(目安:8%以上が良好 → 低水準)
    • ROA(総資産192,670百万円に対する当期純利益468百万円):約0.24%(目安:5%以上が良好 → 低水準)
    • 営業利益率:2.82%(業種平均は業態により異なるが飲料製造小売ではもう少し高いケースが多い)
  • 進捗率分析(第3四半期累計対通期予想)
    • 売上高進捗率:≈76.0%
    • 営業利益進捗率:≈289.9%(通期想定が小さいため見かけ上の高進捗。通期想定は下期に特別要因を織り込むため注意)
    • 純利益:通期予想は赤字(△3,000百万円)のため進捗比較は当てはまらない
  • 貸借対照表(主要項目)
    • 総資産:192,670百万円(前期末 185,247百万円、増加 7,423百万円)
    • 純資産:94,264百万円(前期末 93,507百万円、増加 757百万円)
    • 自己資本比率:48.2%(安定水準、前期 49.6%)
    • 流動資産:97,426、固定資産:95,244
    • 有利子負債:40,396百万円(第3Q時点、有利子負債増加幅約3,679百万円)
    • ネット・キャッシュ(金融資産 49,659百万円 − 有利子負債 40,396百万円):約9,262百万円(92億62百万円)
  • キャッシュフロー
  • 四半期推移(第1→第3四半期累計ページの分配)
    • 四半期別売上構成:第1 Q 52,963、第2 Q 64,737、第3 Q(累計比)67,249(四半期ごとの季節性あり)
    • 減価償却費(第3Q累計):8,212百万円(前年 7,515百万円)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率48.2%(安定水準)
    • 流動負債 56,318、固定負債 42,087、負債合計 98,406百万円
    • 流動比率等の詳細指標は資料に直接表記なし(流動資産97,426 / 流動負債56,318 → 流動比率 ≒ 173%)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産):184,950 / 192,670 ≒ 0.96回(約1回)
  • セグメント別ハイライト(当第3四半期累計)
    • 国内飲料:売上 110,208(△2.6%)、セグメント損失 △1,213(前年は利益1,800)
    • 海外飲料:売上 48,339(+21.0%)、セグメント利益 6,090(+42.8%)
    • 医薬品関連:売上 10,303(±0.0%)、セグメント利益 726(+85.7%)
    • 食品事業:売上 16,013(△5.8%)、セグメント利益 772(△49.4%)
    • 希少疾病用医薬品:売上 396(新規計上)、セグメント損失 △274(改善)
  • 財務の解説:
    • 総資産増は主に海外飲料の売上拡大に伴う売上債権と棚卸資産の増加。
    • 純資産は為替換算調整や有価証券評価差額の変動等で増加。

特別損益・一時的要因

  • 前年同期(比較)にあった特別利益(投資有価証券売却益 5,133百万円)が当期に無く、これが親会社株主純利益の大幅差の主因。
  • 超インフレ会計(トルコ)による調整:当第3四半期累計で、超インフレ会計による調整額は売上高 +760百万円、営業利益 △790百万円、経常利益 △2,169百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益 △2,085百万円(注記の数値)。
  • 為替差損や正味貨幣持高に関する損失(トルコ)等、継続的に影響し得るが金額や発生は今後の経済・為替で変動。
  • 実質業績評価:特別利益を除く基礎収益力(営業利益)は海外飲料の増益で支えられているが、国内飲料・食品の利益圧迫が大きい。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2025年1月期:中間 15円、期末 25円、年間 40円(実績)
    • 2026年1月期:中間 15円(支払済)、期末予想 15円、年間予想 30円
  • 直近公表配当予想からの修正:無
  • 配当利回り:–(株価データなし)
  • 配当性向:通期予想は当期純損失想定(△3,000百万円)で配当性向は計算不能/非適用
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示なし

設備投資・研究開発

  • 減価償却費(第3Q累計):8,212百万円(前年 7,515百万円)
  • 設備投資額・R&D費の明細:本短信に明記なし(–)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 棚卸資産:172,114百万円(前期末比 +13,445百万円、増加)
  • 在庫回転日数等:記載なし(–)
  • 受注高・受注残高:該当記載なし(–)

セグメント別情報(要点再掲)

  • 海外飲料が売上・利益ともに伸長(トルコの価格改定・販売促進・広告投下、ポーランドの受託製造拡大等)。
  • 国内飲料は販売数量減・原価高でセグメント損失転落。サプリメント通販は定期客減少で売上減だが広告抑制で利益改善。
  • 医薬品関連はパウチ受注増で売上ほぼ横ばい、利益改善。
  • 食品は配荷率改善も販売数量減とコスト高で利益減。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画2026(~2027年)に沿い「国内飲料の再成長」「海外飲料の再構築」「非飲料領域の強化」を継続。
  • 海外飲料の成長は中期計画の進捗に寄与しているが、国内の回復と収益構造改革の成果が必要。

競合状況や市場動向

  • 国内飲料市場:消費者の節約志向・価格改定の影響で販売数量減(業界全体のトレンド)。
  • 海外(トルコ):高インフレ・リラ安の中で価格転嫁が進み売上増。ただし為替・インフレリスクが業績変動要因。
  • 競合比較:詳細な同業他社との比較データは本短信に無し(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年1月期)連結予想:売上高 243,400百万円(+2.6%)、営業利益 1,800百万円(△62.4%)、経常損益 △400百万円、親会社株主に帰属する当期純損失 △3,000百万円(変更無し)
    • 前提:トルコの年末インフレ予想 35.90%、期末為替トルコリラ=3.50円(超インフレ会計で期末レート適用)、ズロチ=39.30円(期中平均)、中国元=20.50円(期中平均)
    • 超インフレ会計の通期影響(会社織込み):売上 +3,200百万円、営業利益 △1,500百万円、経常利益 △2,800百万円、当期純利益 △2,200百万円
  • 予想の信頼性:会社は通期見通しを据え置き。過去の予想達成傾向や保守性についての記載は限定的。為替・インフレ・原材料価格等の外部要因に依存。
  • リスク要因:トルコの高インフレ・為替変動、国内の消費低迷、原材料・包材価格の上昇、税負担、特別損益の有無(投資有価証券売却等)。

重要な注記

  • 会計方針:第1四半期より「法人税等に関する会計基準(2022年改正)」適用(財務諸表への影響はなし)。
  • 連結範囲の変更:アサヒ飲料販売株式会社が吸収合併により連結範囲から除外。2024年2月にWosana S.A.(ポーランド)を子会社化。
  • 超インフレ会計:トルコ子会社についてIAS29に基づく会計調整を継続適用(第3Q累計の損益・財務項目に影響)。
  • 開示監査:四半期連結財務諸表は任意の期中レビューを受けており、レビュー報告書において重大な点はなし。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2590
企業名 ダイドーグループホールディングス
URL https://www.dydo-ghd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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