2026年1月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の中間期(当中間期)に対する事前の業績予想は公表されておらず(通期は当初未定→今回公表)、市場コンセンサスとの比較は記載無し。通期予想は今回公表(修正:有)。従って「会社予想比のサプライズ」は中間実績では該当情報なし。
- 業績の方向性:売上高は横ばい(前年同期比+0.1%)だが、営業利益は大幅減少(△39.5%)、経常利益はほぼ消滅(△94.9%)、親会社株主に帰属する中間純損失(△1,361百万円)。結果として「増収減益」寄りだが利益面は悪化。
- 注目すべき変化:国内飲料事業の落ち込み(売上△2.0%、セグメント損失拡大)に対し、海外飲料(特にトルコ)が増収増益(売上+7.5%、セグメント利益+37.2%)で業績を支えた。前中間期は投資有価証券売却益(5,133百万円)があり中間純益が大きかった反動で純損失に。加えてトルコの超インフレ会計(IAS29)による調整や為替差損等が利益を圧迫。
- 今後の見通し:通期予想を開示(売上243,400百万円、営業利益1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△3,000百万円)。中間実績の進捗率は売上約48.4%、営業利益は約76.7%で推移(下段参照)。通期見通しにはIAS29適用による影響(金額提示:売上+3,200百万円、営業利益△1,500百万円、経常利益△2,800百万円、当期純利益△2,200百万円)が織り込まれている。
- 投資家への示唆:国内自販機中心の採算改善が喫緊の課題。海外(トルコ・ポーランド)の拡大は成長要素だが、為替・インフレ(IAS29)による会計・キャッシュ影響を継続して注視する必要あり。配当政策は中間配当15円、通期予想30円(変更無し)。
基本情報
- 企業名:ダイドーグループホールディングス株式会社(証券コード 2590)
- 主要事業分野:飲料(国内自販機中心、海外飲料)、医薬品関連(受託製造等)、食品(ゼリーブランドたらみ)、希少疾病用医薬品等
- 代表者名:代表取締役社長 高松 富也
- 問合せ先:取締役執行役員財務部長 殿勝 直樹(TEL 06-7166-0077)
- 報告概要:提出日 2025年8月27日 / 対象会計期間 第2四半期(中間期) 2025年1月21日〜2025年7月20日(連結・日本基準)
- 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:有(アナリスト・投資家向け、オンライン)
セグメント(報告セグメント)
- 国内飲料事業:自販機を主軸、商品開発と自販機オペレーションに集中
- 海外飲料事業:中核はトルコ(自社ブランド)、2024年にポーランドWosanaを子会社化
- 医薬品関連事業:ドリンク剤・パウチ製品等の受託製造(大同薬品工業)
- 食品事業:たらみ(ゼリー製品)
- 希少疾病用医薬品事業:ダイドーファーマ(ファダプス®販売等)
発行済株式等
- 期末発行済株式数(自己株式含む):33,137,000株(第2四半期末)
- 期中平均株式数(中間期):31,621,776株
- 自己株式数(期末):1,491,621株
- 時価総額:–(資料に記載無し)
今後の予定
- 半期報告書提出予定日:2025年9月3日
- 配当支払開始予定日:2025年9月22日
- 決算説明:スクリプト・動画・主なQAは当社ウェブサイトに掲載予定
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較):
- 中間期に対する会社の事前の中間予想は非公表(-)。したがって中間実績は直接の「会社予想達成率」判定不可。
- 通期(今回発表)予想に対する進捗(下段参照)は算出可(通期は今回公表)。
- 主な差異要因(サプライズ要因):
- 前期に計上した投資有価証券売却益(5,133百万円)が当期には無く、これが中間純利益の大幅減少要因。
- トルコ事業の高インフレ・リラ安による為替差損・正味貨幣持高に関する損失(IAS29関連)計上。
- 国内飲料の販売数量減少や原価高騰、スマート・オペレーション導入費用等が営業利益を圧迫。
- 通期への影響:
- 通期予想は今回公表(売上243,400百万円、営業利益1,800百万円、当期純損失△3,000百万円)。中間実績から見ると売上進捗は順調だが利益は想定どおり改善が必要。IAS29の影響が通期にも組み込まれている(公表の前提を明示)。予想修正は今回「有」(期初未定→今回公表)だが、以降の経済・為替動向次第で修正余地あり。
財務指標(連結・百万円)
- 売上高:117,701(前年同期117,578、前期比 +0.1% / +122)
- 営業利益:1,381(前年同期2,282、前期比 △39.5% / △901)
- 経常利益:69(前年同期1,359、前期比 △94.9% / △1,290)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△1,361(前年同期4,894 → 大幅悪化、差額△6,255)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△43.05円(前年同期 +155.36円)
- 総資産:196,218(前期末185,247、増加 +10,971)
- 純資産:90,669(前期末93,507、減少 △2,837)
- 自己資本比率:45.7%(前期 49.6%)(自己資本比率45.7%:安定水準)
収益性指標(簡易計算)
- 営業利益率:1,381 / 117,701 = 1.17%(低水準、業種平均はセグメントにより差あり)
- ROE(中間期ベース、単純計算):△1,361 / 89,613 = △1.52%(参考:8%以上が良好)
- ROA(中間期ベース、単純計算):△1,361 / 196,218 = △0.69%(参考:5%以上が良好)
(注)上記ROE/ROAは中間期の純損益を基にした概算であり、年率化等の補正は行っていない。
進捗率分析(通期会社予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:117,701 / 243,400 = 48.4%(概ね期中想定の半分)
- 営業利益進捗率:1,381 / 1,800 = 76.7%(利益は上期に比重)
- 親会社株主に帰属する当期純損失(通期予想△3,000に対する進捗)=中間で△1,361、年間損失額の45.4%を計上(絶対値ベース)
- 過去同期間の進捗(前年中間):前年は中間で親会社株主に帰属する中間純利益4,894、したがって今年の着地は大きく悪化
キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:+2,143(前年中間 +5,500、前年同期比 △3,357)
- 投資CF:△6,212(前年中間 △4,120、△2,092増加。子会社取得関連の前期減少が影響)
- 財務CF:+1,562(前年中間 +1,810、△248)
- フリーCF(簡易):営業CF – 投資CF = △4,069(=2,143 – 6,212) → マイナス(キャッシュ創出は縮小)
- 現金及び現金同等物残高:25,930(前年中間 36,302、△10,372減)
財務安全性
- 流動資産:102,580(増加 +10,536) / 固定資産:93,637(増加 +434)
- 流動負債:67,804(増加 +4,256) / 固定負債:37,743(増加 +9,551)
- 有利子負債(短期/長期借入等):39,729百万円(前期比増加)
- 金融資産(現金預金、有価証券等):50,025百万円 → ネット・キャッシュ(金融資産-有利子負債)=10,296百万円(前期比減少 約4,892百万円)
特別損益・一時的要因
- 前中間期の特別利益:投資有価証券売却益 5,133百万円(当中間期は無)→ これが前年との差の主要要因の一つ。
- 当中間期の特別損失等:IAS29関連の「正味貨幣持高に関する損失」668百万円、為替差損405百万円などが営業外費用を押し上げ(営業外費用合計2,045百万円)。
- 実質業績評価:特別利益が前年にあった影響を除くと、通常営業の落ち込み(国内の販売数量減少・原価上昇等)で実力面の弱さも示唆される。
- 継続性:IAS29やトルコ情勢、為替損益は継続リスクとして今後も影響し得る(継続性あり)。
配当
- 中間配当(実績):15.00円(変わらず)
- 期末配当(予想):15.00円(通期予想合計 30.00円、前期合計 40.00円)
- 配当予想の修正:無(直近公表の配当予想から修正無し)
- 配当性向:–(通期業績が損失見込みのため、比率算出は参考値扱い)
- 自社株買い等:当中間期における自己株式の取得は無し(前期は小額の自己株式売却収入)
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形固定資産の取得支出):投資CF内で有形・無形固定資産取得支出 約4,771百万円(前年は3,604百万円)
- 減価償却費:5,399百万円(前年中間 5,053百万円)
- 研究開発費:資料上明示無し(–)
受注・在庫状況(該当項目)
- 売上債権(受取手形及び売掛金):36,402(前期末 26,386、増加 +10,015)
- 棚卸資産合計(商品・仕掛・原材料等):18,830(商品13,350、仕掛52、原材料5,428)→ 前期比増加(在庫回転・販売条件の影響)
- 在庫の質:パウチ製品等の受注増で医薬品関連の在庫増など、セグメント別要因あり
セグメント別情報(当中間連結会計期間:百万円)
- 国内飲料事業:売上 71,523(前年同期73,009、△2.0%)、セグメント損失 △2,031(前年△238、損失拡大)
- 要因:自販機市場の販売数量減、原価高、サプリ通販の定期顧客減少、導入費用増(スマート・オペレーション)
- 海外飲料事業:売上 28,756(+7.5%)、セグメント利益 3,111(+37.2%)
- 要因:トルコで販売ボリューム・単価拡大、ポーランドの受託製造好調(ただしインフレ/為替リスクあり)
- 医薬品関連事業:売上 6,990(+1.7%)、セグメント利益 463(+43.0%)
- 要因:パウチ需要増、製品ミックス改善
- 食品事業:売上 10,395(△6.4%)、セグメント利益 530(△41.0%)
- 要因:国内外の節約志向、原材料・包材・労務費上昇で収益悪化
- 希少疾病用医薬品事業:売上 263(新たに計上)、セグメント損失 △184(赤字幅縮小)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画2026(2023〜2027):「国内飲料事業の再成長」「海外飲料事業戦略の再構築」「非飲料領域の強化・育成」が基本方針。
- 進捗:海外(トルコ・ポーランド)が成長軸として機能している一方、国内の再成長は今期中間では未達。希少疾病用医薬品は製品上市で開始段階の進展あり。
競合状況や市場動向
- 国内飲料市場:消費者の節約志向、2024年10月の価格改定後の販売数量減少が継続。自販機チャネルは特に影響。
- 海外(トルコ):高インフレ・リラ安が継続、販売単価・ボリューム拡大で売上は増だが原価・人件費上昇と為替・会計(IAS29)リスクあり。
- 競合比較:資料に同業他社比較は無し(–)。国内競合も価格改定等で販売環境厳しい状況。
今後の見通し(会社公表)
- 通期業績予想(2025年1月21日〜2026年1月20日、百万円)
- 売上高:243,400(前期237,189、+2.6%)
- 営業利益:1,800(前期4,789、△62.4%)
- 経常利益:△400(前期3,023)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△3,000(前期3,804)
- 1トルコリラ想定:期末 3.50円(超インフレ会計適用の期末レート)、ズロチ 39.30円(期中平均)、元 20.50円(期中平均)
- IAS29影響(通期で織込み):売上+3,200百万円、営業利益△1,500百万円、経常利益△2,800百万円、当期純利益△2,200百万円
- 予想の信頼性:トルコインフレ・為替など不確定要因が大きく、前提条件の変動で修正余地あり。過去の期初未定→今回公表の経緯を考慮する必要あり。
- 主なリスク要因:消費者マインド(節約志向)、原材料・包材価格、トルコのインフレ・為替、金融市場変動、規制・税制変更など。
重要な注記
- 連結の範囲の変更:当中間期にアサヒ飲料販売株式会社が連結範囲から除外(吸収合併による)。Wosana S.A.(ポーランド)を2024年2月に子会社化し連結範囲に入り、比較情報に影響。
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等)を期首から適用(影響無しと記載)。超インフレ経済下における会計処理(IAS29)をトルコ子会社に適用。
- 当中間期の中間連結財務諸表は監査(レビュー)対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2590 |
| 企業名 | ダイドーグループホールディングス |
| URL | https://www.dydo-ghd.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.7)」によって自動生成されました。
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