2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想との修正は無し(予想は未変更)。第1四半期実績は会社予想との整合性に大きな乖離はないが、前年同期比では大幅な減収(▲55.4%)となったのは、Allegro製品の連結除外など構成変更の影響が主因であり、需給悪化そのものだけが原因ではない。
- 業績の方向性:減収減益(売上高22,238百万円、前年同期比▲55.4%/営業損失387百万円→損失幅縮小)。営業損失は大幅に改善したが依然赤字。
- 注目すべき変化:前年同期からの最大要因はAllegro MicroSystems, Inc.の連結除外に伴う売上構成の組替え(「その他」区分への移行)および自己株式取得(1,964,000株、自己株式増加13,439百万円)による純資産減少。GaN事業強化のため株式会社パウデックを取得(取得金額1,261百万円、のれん1,009百万円)した点も中長期で重要。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上89,200百万円、営業利益400百万円、親会社株主帰属当期純損失▲4,400百万円)は修正無し。第1四半期の進捗から見ると売上は通期に向けておおむね計画の範囲内(第2四半期累計目標に対する第1四半期達成率は約50.8%)だが、営業利益・当期純損失は四半期ベースでマイナスのため通期回復の実現性は製品ミックス改善・コスト削減の進捗次第。
- 投資家への示唆:今回の大幅減収は構成変更(Allegroの連結除外)による見かけ上の縮小が大きく、単純な需要落ちと捉えるのは誤り。GaNを含む成長投資と並行して収益性改善(新製品比率向上、原価低減)を掲げており、今四半期はその移行期と判断される。自己株式取得による資本削減効果と、のれん計上を伴うM&Aによる中期戦略(GaN強化)に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:サンケン電気株式会社
- 主要事業分野:半導体デバイス事業(パワーモジュール、パワーデバイス等の設計・製造・販売)
- 代表者名:代表取締役社長CEO 髙橋 広
- URL:https://www.sanken-ele.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:無
- セグメント:
- 単一セグメント:半導体デバイス事業(注記では単一セグメントのため詳細省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):25,098,060株
- 期中平均株式数(四半期累計):22,164,982株(前年同期 24,148,028株)
- 自己株式数(期末):3,923,191株(前年期末 1,959,396株)
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:既済(本資料)
- IRイベント:決算説明会は開催無し(補足資料は有)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表予想との比較、達成率は第2四半期累計(H1)目標および通期比較を併記)
- 売上高:第1四半期実績22,238百万円
- 第2四半期累計目標(H1)43,800百万円に対する達成率:約50.8%
- 通期目標(89,200百万円)に対する進捗率:約24.9%
- 営業利益:第1四半期実績▲387百万円
- H1目標(▲1,100百万円)に対する「達成率」:約35.2%(マイナス目標に対する進捗指標。四半期は損失だがH1も赤字見込み)
- 通期目標(400百万円)との比較:第1四半期は未達(赤字)、通期黒字化には以降の巻き返しが必要
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第1四半期実績▲864百万円
- H1目標(▲4,100百万円)に対する達成率:約21.1%
- 通期目標(▲4,400百万円)に対する達成率:約19.6%
- サプライズの要因:
- 主因は連結範囲の変化(Allegroが連結対象から持分法適用関連会社へ)による売上構成の大幅変化。「その他」区分への組替えで前年同期と単純比較可能性が低い。
- 収益面では、投資事業組合運用益1,141百万円計上がプラス、一方で為替差損577百万円、持分法による投資損失1,240百万円の計上で経常損失を圧迫。
- 自己株式取得(1,964,000株)による純資産減少(自己株式増加13,439百万円)。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を修正していない。第1四半期は構成変更と一時的要因が大きく、通期見通しの下方修正材料が直ちに生じたとは明示していないが、通期黒字化(営業利益400百万円)を達成するには後半での収益改善が必要。
財務指標(第1四半期連結:単位は百万円、前年同期比は%で記載)
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:233,270(前期末259,067)△25,797百万円(前期末比▲9.96%)
- 純資産:132,869(前期末147,928)△15,059百万円(前期末比▲10.18%)
- 自己資本比率:56.7%(前期末56.9%)(安定水準)
- 現金及び預金:39,776(前期末51,405)△11,629百万円減
- 長期借入金:14,136(前期末25,336)△11,200百万円減(借入金返済進展)
- 損益計算書(主要)
- 売上高:22,238(前年同期49,828)△27,589百万円、前年比▲55.4%
- 売上総利益:2,884(前年13,621)前年比▲78.8%
- 販管費:3,272(前年18,261)大幅減(主に連結範囲変更等の影響)
- 営業損失:▲387(前年▲4,640)損失幅縮小
- 経常損失:▲940(前年▲5,658)損失幅縮小
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:▲864(前年▲2,690)損失幅縮小
- 1株当たり四半期純利益(EPS):▲39.01円(前年▲111.40円)
- 収益性指標(第1四半期ベース)
- 営業利益率:▲1.74%(営業損失▲387 / 売上22,238)
- ROE(簡易):▲0.65%(親会社株主帰属四半期純損失▲864 / 自己資本132,343)→ 目安:8%以上良好(今回はマイナス)
- ROA(簡易):▲0.37%(親会社株主帰属四半期純損失▲864 / 総資産233,270)→ 目安:5%以上良好(今回はマイナス)
- 進捗率分析(第1四半期 → 目標比較)
- 通期売上進捗率:22,238 / 89,200 = 約24.9%(通期の四分の一に相当)
- 第2四半期累計(H1)進捗:22,238 / 43,800 = 約50.8%
- 通期営業利益:四半期単独▲387に対し通期目標400のため、黒字化には後期での改善が必要
- キャッシュフロー
- 四半期キャッシュ・フロー計算書は開示されていない(注記:作成していない)。
- 現金及び預金は39,776百万円(前期末51,405百万円)で11,629百万円減少。主因は自己株式取得・借入金返済等(貸借対照表の増減から推定)。
- フリーCF、営業CF等の具体値:–(未作成のため不明)
- 四半期推移(QoQ)
- 前四半期(2025/3/31期末)との比較は貸借対照表上で資産・負債の変動を把握(現金減、長期借入金減、自己株式増)。
- 季節性についての特記事項:–(記載なし)
- 財務安全性
- 自己資本比率56.7%(安定水準:40%以上)
- 流動負債合計62,147、固定負債合計38,252。負債合計100,400
- 負債比率(負債合計/純資産):100,400 / 132,869 = 約0.76(過度な借入ではない水準)
- 効率性
- 減価償却費:1,325百万円(前年第1Q 5,214百万円。大幅減は前期に含まれていたのれん償却・特定項目の影響)
- セグメント別
- 単一セグメント(半導体デバイス事業)のためセグメント別明細は省略
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 持分変動利益:502百万円(当期計上)
- 固定資産売却益(前期のみ):1,527百万円(当第1四半期は該当無し)
- 投資事業組合運用益:1,141百万円(営業外収益として計上)
- 特別損失:
- 特別退職金:209百万円
- その他:–(災害損失等は当期では計上なし)
- 一時的要因の影響:
- 投資事業組合運用益は一時の収益。持分法による投資損失1,240百万円(営業外費用)も計上され、純損益に影響。
- Al legroの連結除外は構成上の大きな変化であり、恒常的な変動とは性質が異なる。
- 継続性の判断:
- 投資事業組合運用益や為替差損、持分法損益は四半期ごとに変動し得るため、実質業績評価ではこれらを分けて見る必要あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:0.00円(前年も0.00円)
- 期末配当(予想):0.00円
- 年間配当予想:0.00円(直近公表予想からの修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 配当性向:–(配当0のため計算上0%だが、損益との関係で参考値は限定的)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(当第1四半期に1,964,000株取得、自己株式増加13,439百万円)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(第1四半期の明確な設備投資額は記載なし。貸借対照表の建設仮勘定は16,910百万円)
- 減価償却費:1,325百万円(前年同期5,214百万円)
- 研究開発費:–(明示なし。24中計で新製品比率向上やGaN開発を掲げている)
受注・在庫状況(該当性がある場合)
- 受注状況:–(開示なし)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:12,816百万円(前期末11,911百万円、増加)
- 仕掛品:26,340百万円(前期末24,810百万円、増加)
- 原材料及び貯蔵品:6,661百万円(前期末6,949百万円、やや減少)
- 在庫回転日数:–(開示なし)
セグメント別情報
- セグメント別状況:単一セグメント(半導体デバイス)。製品別売上はパワーモジュール11,276百万円(▲7.0%)、パワーデバイス9,719百万円(▲5.0%)、その他1,242百万円(▲95.5%)。「その他」大幅減はAllegro等の組替え影響。
- 地域別売上:当期より地域別の重要性が低下したため記載を省略(前年同期は日本・アジア等の数値あり)。
- セグメント戦略:24中計に基づく収益性改善、GaNパワーデバイス推進(パウデックの取得)を明示。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(24中計):収益性改善を最優先課題に設定。新製品比率向上、適正売価の確保、徹底した原価低減を推進。CxO体制導入による執行体制見直し。今回のパウデック買収はGaN戦略と整合。
- KPI達成状況:具体KPIの進捗は開示省略。営業利益改善は見られるが通期黒字化の実現性は今後の施策次第。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:開示なし(同業他社との直接比較データは未提供)
- 市場動向:中国の経済停滞、米国の相互関税動向などマクロ不確実性を指摘。GaN市場は成長期待が高く同社はM&Aで対応。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上89,200百万円(前期比▲26.7%)、営業利益400百万円、親会社株主に帰属する当期純損失▲4,400百万円
- 第2四半期累計(H1)予想:売上43,800百万円、営業損失▲1,100百万円、親会社株主に帰属する当期純損失▲4,100百万円
- 会社予想の前提条件:添付資料(連結業績予想の前提)参照(為替等の具体数値は資料参照)。現状、前提に変更は無いとしている。
- 予想の信頼性:第1四半期は連結範囲変更が大きく、四半期単体での判断は限定的。会社は予想を据え置き。
- リスク要因:為替変動、原材料価格、主要顧客需要の変動、地政学的リスク(関税等)、連結範囲や持分法適用の変更、投資損益の変動。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(ただし四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり。税金費用の計算等の注記参照)。
- 連結範囲の変更:Allegroが2024年8月に連結対象から持分法適用関連会社へ変更。これに伴う売上区分の再編が第1四半期数値に影響。
- 企業結合:株式会社パウデックを2025年4月1日付で取得(取得原価1,261百万円、のれん1,009百万円(暫定))。被取得企業の業績は当期の連結に含めていない(みなし取得日設定等の注記あり)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6707 |
| 企業名 | サンケン電気 |
| URL | http://www.sanken-ele.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。