2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想は開示せず(「見通すことが困難」として予想公表を控える)ため会社予想との比較は不可。市場一般の期待値とは明示比較できないが、当四半期はOpenAI関連の未実現評価益・デリバティブ益を中心に大幅上振れ(前年同期比で親会社帰属純利益+190.9%)。事業業績(ソフトバンク事業・アーム)は堅調。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +7.7%、親会社の所有者に帰属する中間利益 +190.9%)。
- 注目すべき変化:OpenAI関連の評価益等により「投資損益」が極めて大きく拡大(投資損益合計 3,926,665 百万円、前年同期比 +48.1%)。一方で持株会社投資事業はTモバイル・アリババの損失計上により投資損益が大幅減(△82.8%)。
- 今後の見通し:会社は連結業績見通しを公表していない(未確定要素多く見通し公表を控える)。したがって通期達成可能性は開示情報だけでは判断不可。OpenAIの公正価値や資産売却の状況、規制対応(ABB買収等)が通期業績に大きく影響。
- 投資家への示唆:今回の増益は主に評価損益(一時的・非営業性項目)によるため、持続的な営業力(通信・アームの収益基盤)とバランスシート(有利子負債・資金調達計画)の動向を注視する必要あり。OpenAI投資・SVFの評価変動、資金化(保有株売却等)と大規模M&Aの進捗がキードライバー。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ソフトバンクグループ株式会社(SoftBank Group Corp./証券コード 9984)
- 主要事業分野:持株会社としての投資事業(持株会社投資事業)、SoftBank Vision Fund(SVF)によるファンド投資事業、通信・プラットフォーム等を行うソフトバンク事業、半導体IP等のアーム事業、その他(太陽光等)
- 代表者名:代表取締役 会長兼社長執行役員 孫 正義
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日、連結)
- 決算説明会:実施予定(同日ライブ中継・資料掲載)
- セグメント(報告セグメント):
- 持株会社投資事業:親会社による直接投資・資産運用子会社(SB Northstar等)
- ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業(SVF):SVF1、SVF2、LatAmファンド等の投資事業
- ソフトバンク事業:ソフトバンク㈱、LINEヤフー㈱、PayPay㈱等による通信・メディア・FinTech等
- アーム事業:Arm Holdings plcによる半導体IPライセンス等
- その他:SBE Global、福岡ソフトバンクホークス等
- 発行済株式(普通株式):
- 期末発行済株式数(自己株式含む、2026年3月期中間期):1,469,995,230株
- 期中平均株式数(中間期):1,427,974,297株
- 期末自己株式数:45,376,839株
- 注:2025年10月31日に自己株式42,033,200株を消却。2025年12月31日基準で1株→4株の株式分割を決議(効力2026年1月1日)。
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月12日
- 配当支払開始予定日:2025年12月2日(中間配当)
- 決算説明会:2025年11月11日(開催・ライブ配信)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想:連結通期予想は未公表(見通し公表を控えるため)。
- 市場予想:本文には市場コンセンサスとの明示比較なし(したがって市場差分は–)。
- 実績(当中間期、百万円):
- 売上高:3,736,843(前年同期 3,469,922、達成率:–)
- 税引前利益:3,686,382(前年同期 1,461,143)
- 純利益(当期純利益):3,320,354(前年同期 1,237,366)
- 親会社所有者帰属中間利益:2,924,066(前年同期 1,005,319)
- サプライズの要因:
- 主因:SVF2を中心としたOpenAIへの追加出資に伴う出資持分(転換持分等)の公正価値増加およびOpenAIフォワード契約の公正価値増加(デリバティブ関連利益)により、投資損益(未実現評価益+デリバティブ益)が大幅に増加(21,567 億円相当の投資利益がOpenAI関連による)。
- 一方で持株会社投資事業ではTモバイル株式の一部売却に伴う投資損失(約4,046億円)やアリババの評価・決済の影響等も計上。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の公表を控えているため「達成可能性」は開示情報のみでは判断不可。
- 注目ポイント:OpenAI等の評価は四半期末時点の公正価値反映であり変動しやすい。加えて大規模M&A(Ampere買収、ABBロボティクス買収予定)や追加出資・借入(OpenAI向けブリッジローン等)により財務キャッシュフロー・負債構成が変化しているため、通期業績は非営業要因と資金調達の動向に左右されやすい。
財務指標
(単位は特に断りがない限り百万円)
- 要約(主要数値)
- 売上高:3,736,843(前年同期比 +7.7% / +266,921)
- 税引前利益:3,686,382(前年同期比 +152.3% / +2,225,239)
- 純利益:3,320,354(前年同期比 +168.3% / +2,082,988)
- 親会社所有者に帰属する純利益:2,924,066(前年同期比 +190.9% / +1,918,747)
- EPS(基本):2,041.50 円(前年同期 680.70 円)
- 収益性指標(算出)
- 売上高増減率:+7.7%(前年同期比)
- 親会社帰属ROE(概算):約 22.6%(親会社帰属純利益 2,924,066 ÷ 平均親会社持分 ≒ 12,925,366)→ 目安:10%以上で優良
- ROA(概算):約 6.2%(親会社帰属純利益÷平均総資産 ≒ 47,087,395)→ 目安:5%以上で良好
- 営業利益:要旨開示では明示的な「営業利益」数値は示されていない(セグメント利益は提示)。営業利益率:–(注:当期の利益は投資損益寄与が大きい)
- 純利益率(連結、当期純利益/売上高):約 88.9%(3,320,354 / 3,736,843)→ ただしこれは投資評価益を含むため通常の営業性指標としては過大
- 進捗率分析(四半期決算のため)
- 通期予想が未公表のため進捗率は算出不可(–)
- キャッシュフロー(6か月累計)
- 営業CF:△119,902(前年同期 179,491;営業CF/純利益比率:営業CFはマイナスであり注意)
- 投資CF:△330,935(主に投資取得による支出とSVFによる投資支出)
- 財務CF:+1,672,017(ローン借入・社債発行等の調達が主因)
- フリーCF(営業CF – 投資CF):△450,837(営業マイナスのためフリーCFはマイナス)
- 現金及び現金同等物残高:4,980,831(前期末 3,713,028、増加 +1,267,803)=4兆9,808億円(現金は潤沢に積み上がっている)
- 営業CF/純利益比率:△119,902 / 3,320,354 = 約 -0.036(目安:1.0以上が健全 → 今期は投資/税等の支払で営業CFが負)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期毎の詳細は四半期損益表参照。直近四半期(3か月)の親会社帰属純利益は 2,502,247(3か月)と高水準(前年同期 1,179,600)。季節性は限定的で、評価損益のタイミングに左右。
- 財務安全性
- 総資産合計:49,161,034(前期末 45,013,756、+9.2%)
- 負債合計:32,300,994(前期末 31,060,730、+4.0%)
- 資本合計:16,860,040(前期末 13,953,026、+20.8%)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当):29.1%(前期末 25.7%)→ 目安:40%以上を安定とする指標に対しては低め(29.1%)
- 有利子負債(連結・合計):約 20,120,304(有利子負債とリース負債合算)→ 高額(資金調達・借入が活発)
- 効率性
- 総資産回転率(売上高 / 総資産):3,736,843 / 49,161,034 ≒ 0.076(やや低め、投資保有が大きいため解釈に注意)
- セグメント別(要点、6か月累計)
- 持株会社投資事業:投資損益 363,998(前年 2,116,759、△82.8%)、セグメント利益(税引前) 354,409(△46.7%)
- SVF事業:投資損益 3,536,168(前年 610,388、+479.3%)、セグメント利益 2,828,295(前年 168,841)
- ソフトバンク事業:売上高 3,400,459(+7.9%)、セグメント利益 591,893(+9.6%)
- アーム事業:売上高(USDベース) 2,188百万USD(+22.7%)、セグメント利益 23,648(+518%、売却益等含む)
- 財務の解説(要旨)
- 資産側ではSVFからの投資(FVTPL)が大幅増(期末14,578,529 百万円、前期末11,410,922)— 主にOpenAI関連増加。
- 投資有価証券は減少(保有大口株売却等で5,289,952 百万円、前期末比減)。
- 有利子負債は増加(OpenAI向けブリッジローン等による借入計上)、一方でTモバイル売却・ドイツテレコム処理等で資金化。
- キャッシュは増加し手元流動性は堅持(4.98兆円)。
特別損益・一時的要因
- OpenAI関連(主要一時要因)
- 出資持分(転換持分権等)の公正価値増加:9,805 億円(SVF事業の未実現評価益)
- OpenAIフォワード契約の公正価値増加(デリバティブ関連利益):合計約1兆1,762 億円(うち移管合意日まで2,649億円を持株会社投資事業に、それ以降9,113億円をSVF事業に計上)
- OpenAI関連の当中間期合計投資利益:2兆1,567億円相当(上記合計)
- 継続性:一時的評価益だが、OpenAIの実態価値や将来の現金化方法(IPO/他)次第で継続的な価値化が可能。変動性高い。
- 売却・決済(一時項目)
- Tモバイル株式の一部売却(40.2百万株)による実現利益受領(当期に90.2億USD受領)。
- ドイツテレコムのカラー取引決済・一部売却で資金化(約23.7億USD)。
- NVIDIA株式の全売却(当中間期末以降、2025年10月に約58.3億USDで売却)→連結損益への影響は期中の評価に依存(売却時点で実現益反映)。
- 一時的要因の影響と実質評価:
- 当期業績の増益は主として評価益(非キャッシュ)によるため、実質的な営業収益性を見るには各事業(ソフトバンク事業、アーム)やフリーCFの動向を別途評価する必要あり。
- 継続性判断:OpenAI・SVFに関連する評価益は四半期ごとに変動する可能性が高く、継続的とは言えない一方、長期的価値が実現されれば企業価値に寄与。
配当
- 配当実績(表示は分割前の表記を含む)
- 2025年3月期(実績):中間 22.00 円、期末 22.00 円、年間 44.00 円(分割を考慮しない場合)
- 2026年3月期(当中間期):中間配当 22.00 円(発表済、2025年10月22日決議)
- 2026年3月期(予想):期末配当(分割後表示)5.50 円(分割後の数値)。年間合計は株式分割の影響で単純表示なし(注:分割前換算では年間 44.00 円 の予定と記載)。
- 配当利回り:–(株価に依存のため、現在の株価で算出できない)
- 配当性向:–(通期予想が未公表のため算出不可)。中間配当は会社が決議済。
- 株主還元方針:自己株式取得(上限5,000億円の枠で取得済み)・消却の実施、株式分割(1→4)による投資単位引下げで個人投資家参入障壁低下を図る。特別配当の記載なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出)
- 有形固定資産及び無形資産の取得支出:475,649 百万円(当中間期、前年は385,569百万円、増加)主な用途:通信設備、AI計算基盤、AIデータセンター関連設備、ソフトウェア等。SBE Globalの太陽光発電所設備等を含む。
- 研究開発(記載)
- R&D費用(連結明細の総額開示は限定的):アーム事業では研究開発投資を強化(技術関連人員増・株式報酬費用増)。金額はセグメントの販売費および一般管理費等に含まれているため連結R&D費は–(明示数値なし)。
- 主な開発テーマ(開示):Arm Zena CSS(自動車向けコンピュート・サブシステム)、Arm Lumex CSS(モバイル向けCSS)等。
受注・在庫状況
- 該当情報:–(当決算短信において受注高・受注残高・在庫回転日数等の具体数値は開示なし)
- 在庫状況:棚卸資産 228,606 百万円(前期比 +30,315)
セグメント別情報(要点)
- 持株会社投資事業(主な構成)
- 投資損益:363,998 百万円(前年 2,116,759、△82.8%)
- 主な要因:Tモバイル投資損失約404,612、アリババ損失約166,640を計上する一方、NVIDIAの投資利益354,406、Intel出資に係る投資利益135,315、OpenAIフォワード契約のデリバティブ利益264,920を計上。
- セグメント利益(税引前):354,409 百万円(前年 664,366)
- ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業(SVF)
- 投資損益:3,536,168 百万円(前年 610,388、+479%)
- SVF1:当期投資利益 1,369,947 百万円(活動開始来の累計はSVF1で328億USDのプラス)
- SVF2:当期投資利益 2,032,225 百万円(OpenAI関連が牽引。SVF2活動開始来累計は91億USDのマイナス)
- セグメント利益(税引前):2,828,295 百万円(前年 168,841)
- 投資実行額(当中間期):SVF2を中心にOpenAIへ合計112.2億USD出資(SVF2の追加出資85億USD含む)
- ソフトバンク事業
- 売上高:3,400,459 百万円(+7.9%)
- セグメント利益:591,893 百万円(+9.6%)
- 好調の主因:ファイナンス(PayPay等)、メディア・EC、エンタープライズ、コンシューマ事業が全て増益。スマホ契約増やコマース等で増収。
- アーム事業
- 売上高(米ドルベース):2,188 百万USD(+22.7%)→ 円ベース売上 320,325 百万円(+17.0%)
- ロイヤルティー収入:1,205 百万USD(+22.9%)
- セグメント利益:23,648 百万円(+518.4%)※事業売却による一時的利益が寄与
- 地域別:国内/海外の明細は一部のみ開示(Armは米ドル収益中心等)。為替影響は小幅(期末レートほぼ横ばい)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:開示資料に中期計画の個別KPIの現状は限定的。SVFによる投資実行・資金化方針、OpenAIへの大規模投資、ロボティクス分野(ABB買収等)など長期戦略は継続。
- KPI達成状況:SVF1は活動開始来でプラス(328億USD)、SVF2は累計マイナスだが当中間期はOpenAIなどで回復方向。アームの収益性・ロイヤルティー成長は中期計画と整合。
競合状況や市場動向
- 競合比較:直接比較は非開示。ただしアームは半導体IP市場でのロイヤルティー増加を牽引(Armv9採用拡大)、通信・決済は国内競合と比較しても収益基盤強化中。
- 市場動向:AI投資の加速がSVF投資先の評価を押し上げており、OpenAI投資が最大の注目点。半導体・AIインフラ需要増がArmの収益を後押し。
今後の見通し
- 業績予想:連結通期予想は未公表(会社は未確定要素が多いため公表を控える旨)。
- 次期予想:–(未公表)
- 会社予想の前提条件:–(未公表)
- 予想の信頼性:会社は過去の投資評価変動や一時項目により業績が変動しやすい点を指摘。予想の信頼性は、投資関連評価の不確実性や資金調達の動向に依存。
- リスク要因(主なもの):
- OpenAI/SVF評価の変動(評価益の巻き戻しリスク)
- 大型M&A(ABB買収、Ampere買収など)の規制承認・クロージングリスク
- 為替変動(USD建資産・負債が多い)
- 高水準の有利子負債と資金調達条件の変化(金利・市場環境)
- 資産売却やシンジケーションの不履行リスク(外部投資家コミットメント等)
重要な注記
- 会計方針の変更:IFRSに基づく重要な会計方針の変更はなし。
- 連結範囲の変更:当中間期に連結範囲の重要な変更あり(新規子会社4社取得、1社除外等。例:LINE Bank Taiwan Limited 等の子会社化)。
- 開示上の注意事項:当第2四半期決算短信は監査人のレビュー対象外。将来見通しに関する記述は不確実性を含む旨の注記。
(注)
- 数値は会社公表の決算短信(2026年3月期 第2四半期中間決算短信、2025年11月11日公表)に基づく。単位は百万円(表記により十億米ドル等の併記あり)。
- 「良い/悪いの目安」は便宜的な業界・一般目安に基づく(例:自己資本比率 40%以上が安定水準の目安、ROE 8%以上良好等)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9984 |
| 企業名 | ソフトバンクグループ |
| URL | https://group.softbank/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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