2025年12月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想(修正無)に対し、第3四半期累計(1-9月)の進捗は売上高が約69.7%とやや遅れ、営業利益は約99.3%とほぼ計画どおり。総じて「営業利益はほぼ計画通り、売上は下振れ寄り」と言える。市場予想との比較は資料に記載無しのため記載せず。
- 業績の方向性:累計では収益(売上)9,762百万円(△22.3%)で減収、営業利益695百万円(△56.7%)で減益。ただしEBIT3,491百万円(+26.1%)、EBITDA3,710百万円(+20.9%)は増加—投資関連の収益が寄与。経常利益は3,397百万円(+22.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,829百万円(+2.1%)。
- 注目すべき変化:Marketing事業は増収増益(収益+1.1%、営業利益+44.5%)で牽引。一方、Financial ServicesおよびInvestmentの収益は大幅減。投資関連の「投資事業組合運用益」等によりEBIT/経常利益は押し上げられている点が重要。
- 今後の見通し:通期予想(収益14,000百万円、営業利益700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,200百万円)は変更無し。営業利益はほぼ達成済みだが、売上は下振れのため期末にかけた季節性やM&A/投資の動向を注視する必要あり。
- 投資家への示唆:Marketing事業の稼ぐ力は確認できる一方、投資・金融サービスの不安定さ(収益減・評価損益の変動)がグループ業績に大きく影響する。さらに博報堂DYおよびSilverCapeによる公開買付け等の支配権関連の重要なコーポレートイベントが進行中で、株主還元(期末配当無配を決議)や上場維持に関するリスクがある。
基本情報
- 企業名:株式会社デジタルホールディングス(証券コード 2389)
- 主要事業分野:Marketing事業(デジタル広告支援・デジタルマーケティング支援・DX開発等)、Financial Services事業(広告費向け分割/後払い等の金融サービス)、Investment事業(出資・投資運用)
- 代表者:代表取締役社長 金澤 大輔
- 問合せ先:執行役員 グループファイナンス領域担当 高橋 慎治(TEL 03-5745-3611)
- URL:https://digital-holdings.co.jp/
報告概要
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
- 決算説明会資料:無、決算説明会:無
セグメント
- Marketing事業:オプト等によるデジタル広告支援、デジタルマーケティング、DX開発等
- Financial Services事業:バンカブルによる広告費向け分割・後払いサービス等
- Investment事業:グループによる投資運用(Bonds Investment Group等含む)、AUM管理
発行済株式
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):17,960,907株(2025年12月期3Q末)
- 期中平均株式数(四半期累計):17,499,857株(2025年3Q)
- 時価総額:–(資料記載なし)
今後の予定
- 通期業績予想:公表済(修正無) — 通期決算発表は期末(2025年12月期)に実施予定
- 臨時株主総会等:公開買付け対応に関連して臨時株主総会(本株主意思確認総会)を開催する可能性があり、招集の基準日を2025年11月13日に設定済(詳細は追って通知)
- IRイベント:決算説明会は未実施(無)
決算サプライズ分析
予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較)
- 売上高:第3Q累計9,762百万円 / 通期予想14,000百万円 → 達成率69.7%(進捗計算:9,762÷14,000)
- 営業利益:695百万円 / 通期予想700百万円 → 達成率99.3%(ほぼ達成)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,829百万円 / 通期予想2,200百万円 → 達成率83.1%
サプライズの要因
- 営業利益がほぼ計画どおりに到達した一方、売上高は前年同期比で大きく減少(△22.3%)。営業利益の達成はMarketing事業の収益性改善(営業利益+44.5%)と、グループ全体のコスト管理が寄与している模様。
- 経常利益・EBIT/EBITDAが増加した主因は「投資事業組合運用益」等の投資関連収益(営業外収益)が大きく拡張したため(投資事業組合運用益:2,641百万円計上)。ただし投資関連の評価益・有価証券評価差額は変動リスクが大きい。
- Financial ServicesおよびInvestmentの収益基盤が弱含みで、これが収益減の主因。
通期への影響
- 会社は業績予想を修正していない。営業利益はほぼ達成しているため通期営業利益目標は概ね到達可能と見られるが、売上の遅れや投資関連収益の変動により最終利益は変動しやすい。公開買付けや株主還元方針の変更(期末配当無配決定)も影響要因。
財務指標(主要数値・解説)
※単位:百万円(出典は決算短信)。前年比は必ず%で記載。
主要損益(第3四半期累計:2025/1/1-9/30)
- 収益(売上高):9,762 百万円(前年同期 12,556 百万円、△22.3%)
- 売上総利益:7,221 百万円(前年同期 8,590 百万円、△15.9%)
- 販売費及び一般管理費:6,525 百万円(前年同期 6,984 百万円、△6.6%)
- 営業利益:695 百万円(前年同期 1,606 百万円、△56.7%)
- 営業利益率:695 / 9,762 = 7.12%(参考:業種平均を意識)
- 経常利益:3,397 百万円(前年同期 2,773 百万円、+22.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,829 百万円(前年同期 1,791 百万円、+2.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):104.53 円(前年同期 102.61 円、+1.9%)
- EBIT:3,491 百万円(+26.1%)/ EBITDA:3,710 百万円(+20.9%) — 投資関連の運用益等により上振れ
進捗率(通期予想に対する第3Q累計の進捗)
- 売上高進捗率:9,762 / 14,000 = 69.7%(やや低め)
- 営業利益進捗率:695 / 700 = 99.3%(ほぼ達成)
- 純利益進捗率(親会社帰属):1,829 / 2,200 = 83.1%
貸借対照表(主要項目、2025/9/30)
- 総資産:45,472 百万円(前期末 48,217、△2,745)
- 自己資本(参考):28,495 百万円(自己資本比率 62.7%(安定水準))
- 現金及び預金:25,861 百万円(前期末 21,741、+4,119) — 流動性は高い
- 有利子負債:長期借入金 4,000 百万円、短期借入金 0 → ネットキャッシュ的状況(現金が余裕)
収益性指標(参考、YTDベース)
- ROE(簡易算出 = 親会社株主に帰属する当期純利益 / 自己資本):1,829 / 28,495 = 6.42%(目安:8%以上が良好 → やや下回る)
- ROA(簡易算出 = 親会社株主に帰属する当期純利益 / 総資産):1,829 / 45,472 = 4.02%(目安:5%以上が良好 → やや下回る)
(注)上記は第3四半期累計ベースの単純計算。年率換算や平均資本ベースでは数値が変動する。
キャッシュフロー(第3Q累計)
- 営業CF:+2,465 百万円(前年同期 +4,121)
- 投資CF:+3,251 百万円(前年同期 +678) — 投資有価証券の払戻(3,273百万円)等が主因
- 財務CF:△1,430 百万円(前年同期 △3,787) — 配当支払等が主因
- フリーCF(会社指定式:営業CF – 投資CF):2,465 – 3,251 = △786 百万円(短期的にはマイナスだが、投資回収の入金で投資CFは正味プラス)
- 営業CF / 親会社株主に帰属する純利益比率:2,465 / 1,829 = 1.35(目安1.0以上で健全)
四半期推移(QoQ等)
- 四半期ごとの詳細表は掲載だが、当第3四半期累計はMarketingが堅調、Financial Services/Investmentは不安定。季節性についてはMarketingの売上が比較的安定。
財務安全性
- 自己資本比率:62.7%(安定水準)
- 有利子負債は長期借入金4,000百万円のみ、流動性良好(現金25,861百万円)
セグメント別貢献(第3Q累計)
- Marketing:収益8,961百万円(+1.1%)、営業利益2,207百万円(+44.5%)→ 主力・稼ぎ頭
- Financial Services:収益183百万円(△50.1%)、営業損失176百万円(損失拡大)
- Investment:収益627百万円(△81.4%)、営業利益344百万円(△83.0%)、ただしEBIT/EBITDAには投資評価益が大きく反映(投資関連のプラス影響大)
財務の解説(総括)
- Marketing事業の収益性改善がグループ業績を支えている。投資関係の評価損益や投資事業組合運用益が経常利益やEBITを大きく左右しており、ボラティリティが高い点に注意。バランスシートは現金預金が厚く自己資本比率も高い「保守的・安定的」構成。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計93百万円(投資有価証券売却益 15、事業譲渡益 77 等)
- 特別損失:合計6百万円(子会社清算損等)
- 一時的要因の影響:特別損益は小額のため業績評価への影響は限定的。投資関連の評価益・運用益は継続性が不確実(市況や売却タイミングに依存)で、今後の変動リスクあり。
配当
- 中間配当:23 円(支払済)
- 期末配当:期末配当は公開買付けを踏まえ「期末配当無配」を決議(2025年9月11日付で公表)→ 本決算で期末無配(結果、年間配当見込みは23円)
- 配当性向方針:のれん償却前親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向20%またはDOE3%のいずれか大きい金額を目標
- 自社株買い:–(資料に記載なし)
設備投資・研究開発
- 設備投資額(第3Q累計):無形固定資産取得等で48百万円(投資有形は3百万円)
- 減価償却費(YTD):116百万円
- R&D費用:–(資料に明示なし)
受注・在庫状況
- 受注・在庫関連の詳細指標(受注高・受注残・在庫回転日数等):–(資料記載なし)
- 棚卸資産:1 百万円(ほぼ無し)
セグメント別情報(要点)
- Marketing:売上・利益ともに堅調。売上高(旧基準表示)44,007百万円(※注記の旧基準売上高)等の規模でデジタル広告支援を主軸に収益性改善。
- Financial Services:事業縮小・収益悪化。分割・後払いサービスの伸び悩みが影響。
- Investment:表面的な事業収益は大幅減だが、投資運用益(投資事業組合運用益等)でEBIT/EBITDAを押し上げている。AUMは9,761百万円(前四半期比 +1.7%)、税引後IRRは18.5%(算定対象:2013年以降の投資銘柄)。
中長期計画との整合性
- 中期計画の明細は本短信に記載無し。Marketingの安定成長と投資事業のリターン確保を通じて企業価値向上を目指す方針を継続している旨の記載あり。KPI:IRRやAUMの開示で投資成果の可視化を図っている。
競合状況や市場動向
- 市場動向として生成AIやDX推進によるデジタルシフト需要の高まりを想定。競合比較や市場シェアの詳細は短信に記載無し。Marketing事業は広告DX領域で競争力を維持している模様。
今後の見通し(会社予想)
- 通期業績予想(2025/1/1–2025/12/31、修正無):
- 収益:14,000 百万円(△13.3%)
- 営業利益:700 百万円(△28.9%)
- 経常利益:3,400 百万円(+96.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,200 百万円(+64.0%)
- 会社予想の前提:添付資料5ページ参照(為替等の前提を明記とのこと)。
- 予想の信頼性:営業利益は第3Qでほぼ達成済だが、投資関連収益に依存する項目(経常利益・純利益)は不確実性が高い。過去の予想達成傾向については短信での明示なし。
- リスク要因:公開買付け・支配権移転による上場・配当の不確実性、投資有価証券評価の変動、広告市場動向、規制やマクロ環境(物価上昇・人口動態)等。
重要な注記
- 会計方針の変更等:該当無し。四半期連結財務諸表に特有の会計処理適用無し。
- 発生済の重要な後発事象:株式会社博報堂DYホールディングス及びSilverCapeによる当社株券等に対する公開買付けが実施/予定されており、取締役会は博報堂の公開買付けに賛同の意見を表明。併せて、強圧性への対応方針(買収への対応方針)を導入、臨時株主総会招集のための基準日設定(2025/11/13)等の重要なコーポレートイベント発生中。
- 配当:公開買付けを踏まえ期末配当は無配を決議(期末配当無配)。直近発表の配当予想からの修正は「無」との注記もあり文章上の記載に一部矛盾が見られるため、詳細は会社公表資料を参照のこと。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2389 |
| 企業名 | デジタルホールディングス |
| URL | https://digital-holdings.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
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