1. 企業概要

カーリットは、産業用火薬製造を創業事業とする総合化学品メーカーです。電気系化学品を中心とした多角的な事業展開を行っており、主要事業は化学品、ボトリング、金属加工、エンジニアリングサービスの4本柱です。特に自動車用緊急保安炎筒では最大手としての地位を確立しています。

  • 主力製品・サービスの特徴:
    • 化学品: 産業用火薬、信号炎管、電子材料(シリコンウェーハ含む)、工業薬品、農薬原料、研磨材など多岐にわたります。高付加価値品や価格適正化を進め、収益源となっています。
    • ボトリング: PETボトル飲料や缶飲料の受託製造・供給を行います。
    • 金属加工: 耐熱炉部品、ワイヤースプリング、精密プレス製品などを提供しています。
    • エンジニアリングサービス: 建築・設備工事、産業用塗料販売、水処理施設設計・管理などを手掛けます。
  • 収益モデル:
    • 多様な事業セグメントを持つB2B(企業間取引)が主体の企業です。一部の化成品やボトリングは消費財メーカーに対する供給であり、間接的にB2C市場にも関わります。
    • 産業用資材や設備投資に関連する事業が多く、景気変動の影響を受けやすいフロー型ビジネスの側面と、安定的な需要が見込める製品(例: 信号炎管)も持つ混合型です。
  • 技術的独自性や参入障壁:
    • 産業用火薬や高機能化学品は、高度な技術力と安全管理体制、法令順守が求められるため、新規参入障壁が高い分野です。
    • 電子材料分野では特に小口径シリコンウェーハ製造技術を有し、特定のニッチ市場で強みを持っています。
    • 長年の実績と信頼に基づく顧客基盤が強みとなっています。

2. 業界ポジション

  • 業界内での推定市場シェアまたはポジション:
    • 詳細はデータに記載されていませんが、自動車用緊急保安炎筒においては最大手とされており、特定のニッチ市場で高いシェアを誇ると推測されます。
    • 化学品業界全体としては、多様な事業を持つ中堅企業として位置づけられます。シリコンウェーハでは、大手と比較して小口径に特化することで差別化を図っています。
  • 市場動向と企業の対応状況:
    • グローバル経済の緩やかな減速、国内経済の弱さが指摘されています。
    • 半導体関連市場では、小口径シリコンウェーハ分野で顧客在庫過多による在庫調整が継続しており、同社の化学品セグメント(電子材料)に影響を与えています。
    • ボトリングセグメントでは、顧客の環境配慮型ニーズへの変化や受注の構造変化による減収が課題となっています。
    • これらの状況に対し、同社は高付加価値品へのシフト、価格適正化、生産能力増強を含む中期経営計画「Challenge2027」に基づく設備投資により市場変化に対応しています。
  • 競合に対する相対的な強み・弱み:
    • 強み:
    • 多角的な事業ポートフォリオにより、特定の市場変動リスクを分散できる。
    • 創業以来の技術蓄積が活かされる産業用火薬や機能性材料分野における専門性。
    • 特定のニッチ市場(緊急保安炎筒など)での高い競争力。
    • 弱み:
    • 特定セグメント(シリコンウェーハ、ボトリング)が市場環境の変化を受けやすく、業績に影響を及ぼす。
    • 原材料価格や為替変動の影響を受けやすい事業構造。
  • 【定量比較】業界平均との財務指標比較:
    • 提供された情報から、化学業界の平均PERおよびPBRとの比較を行います。
指標 カーリット(会社予想/実績) 業界平均 相対評価
PER(倍) 16.33 20.4 割安
PBR(倍) 1.22 1.1 やや割高
ROE(実績) 6.92% データなし 普通
営業利益率(実績) 8.25% データなし 普通
  • カーリットのPERは業界平均と比較して割安水準にあります。PBRは業界平均をやや上回っています。ROEと営業利益率は、絶対値としては良好とは言えますが、業界平均との詳細な比較データはありません。

3. 経営戦略

  • 経営陣のビジョンと中期経営計画:
    • 同社は中期経営計画「Challenge2027」(2025~2027年度)を推進しています。
    • この計画は「投資促進」フェーズと位置づけられ、生産能力増強、新規生産設備導入、省エネ・省力化投資など、積極的な設備投資を通じて将来の成長と収益性向上を目指しています。
    • PBR向上や資本効率改善を重視しており、株主還元策として自己株式の取得・消却を実施しています。
  • 重点投資分野と成長戦略:
    • 高付加価値化: 化学品セグメントにおいて、化薬や電極、セラミック材料などの高付加価値品へのシフトと価格適正化を進めています。
    • 生産能力増強: 中期計画に基づき、各セグメントで設備投資を拡大し、需要増に対応できる体制を構築しています。
    • R&D投資: 固体推進薬原料等の重点領域における研究開発を継続し、技術競争力の維持・強化を図っています。
  • 最近の適時開示情報(決算短信より抜粋):
    • 2025年11月12日に2026年3月期第2四半期決算短信を発表し、通期業績予想を修正公表しています。
    • 同日、自己株式の追加取得(上限500,000株、総額5億円)および消却の決議を開示しています。中間期に取得した自己株837,400株は2025年12月26日に消却予定であり、追加取得分も2026年3月27日に消却予定です。
  • これらが今後の業績に与える影響:
    • 足元のシリコンウェーハ在庫調整やボトリングの受注減が中間期の業績進捗をやや下振れさせていますが、高付加価値化や価格適正化による利益率改善は継続しています。
    • 積極的な設備投資は短期的にフリーキャッシュフローを圧迫するものの、中長期的には生産能力の向上と競争力強化を通じて収益拡大に寄与する可能性があります。
    • 自己株式の取得・消却は発行済株式数の減少を通じて1株当たり利益(EPS)を押し上げ、株価のPERやPBRといったバリュエーション指標改善にもつながる shareholder value の向上に貢献すると考えられます。

4. 財務分析

  • 【収益性】
    • 営業利益率: 過去12か月では11.64%、2025年3月期実績では8.25%。直近中間期では、売上高17,763百万円に対し営業利益1,504百万円で約8.5%と、堅調に推移しています。ベンチマークである営業利益率10%には及ばないものの、セグメントによっては10%を超える高い利益率を達成しています。
    • ROE: 過去12か月では7.37%、2025年3月期実績では6.92%。ベンチマークである10%を下回っており、資本効率の改善が課題と言えます。
    • ROA: 過去12か月では3.81%。ベンチマークである5%を下回っており、資産の効率的な活用に改善の余地があると考えられます。
  • 【財務健全性】
    • 自己資本比率: 2025年3月期実績70.7%、直近中間期末67.3%。非常に高水準であり、財務基盤は強固です。
    • 流動比率: 直近四半期で185%。短期的な支払能力は十分に確保されており、流動性も良好です。
    • D/Eレシオ (Debt/Equity Ratio): 直近四半期で8.89%。有利子負債は少なく、自己資本に対する負債の割合は極めて低く、低い水準です。
  • 【成長性】
    • 売上高成長率:
    • 2024年3月期実績: 36,577百万円 (前年比 +1.58%)
    • 2025年3月期実績: 36,914百万円 (前年比 +0.92%)
    • 2026年3月期予想: 38,000百万円 (前年比 +2.94%)
    • 直近四半期前年比売上高成長率は-1.90%と横ばいから微減傾向ですが、通期では微増を予想しています。
    • 利益成長率:
    • 2024年3月期実績 (純利益): 2,598百万円 (前年比 +15.6%)
    • 2025年3月期実績 (純利益): 2,570百万円 (前年比 -1.1%)
    • 2026年3月期予想 (純利益): 2,850百万円 (前年比 +10.9%)
    • 直近中間期では主要セグメントの利益改善により営業利益が前年同期比+25.9%、親会社株主に帰属する中間純利益が+20.8%と大幅な増益を達成しました。
  • 【キャッシュフロー】
    • 営業CF: 過去12か月で4,060百万円。直近中間期では1,605百万円(前年同期2,239百万円から減少)。
    • 投資CF: 過去12か月でデータなし。直近中間期では△1,916百万円(前年同期△648百万円から大幅増)。固定資産取得支出が2,369百万円と大きく増加しており、中期経営計画に基づく設備投資を積極的に行っている状況です。
    • 財務CF: 過去12か月でデータなし。直近中間期では844百万円(前年同期△1,239百万円)。短期借入金の増加によりプラスに転じています。
    • FCF(フリーキャッシュフロー): 過去12か月で△43百万円。直近中間期でも△311百万円とマイナスです。積極的な設備投資により流出超となっています。
    • 営業CF/純利益比率: 過去12か月で1.47倍。直近中間期の営業CF1,605百万円に対し純利益1,149百万円で1.40倍。1.0以上であり、利益の質は健全で、本業で着実にキャッシュを生み出していると言えます。
    • 配当カバレッジ比率: 過去12か月営業CF4,060百万円 / 配当支払額816百万円 = 4.97倍。配当の支払余力は十分にあります。
  • 【セグメント別分析】
    • 各セグメントの売上構成比と成長率(中間期):
    • 化学品: 売上10,680百万円(構成比60.1%)、前年同期比△1.4%
    • ボトリング: 売上2,125百万円(構成比12.0%)、前年同期比△6.5%
    • 金属加工: 売上3,770百万円(構成比21.2%)、前年同期比+4.6%
    • エンジニアリングサービス: 売上2,556百万円(構成比14.4%)、前年同期比+34.0%
    • セグメント別利益率の比較(中間期):
    • 化学品: 営業利益865百万円(利益率8.1%)、前年同期比+30.3%
    • ボトリング: 営業利益△73百万円(利益率△3.4%)、前年同期比で赤字化
    • 金属加工: 営業利益373百万円(利益率9.9%)、前年同期比+70.3%
    • エンジニアリングサービス: 営業利益459百万円(利益率18.0%)、前年同期比+61.1%
    • 成長ドライバーと課題セグメントの特定:
    • 成長ドライバー: 金属加工とエンジニアリングサービスセグメントは、需要増と価格維持により大幅な増収増益を達成しており、現在の成長を牽引しています。化学品セグメントも高付加価値品や価格適正化により利益を改善しています。
    • 課題セグメント: ボトリングセグメントは定期修繕や受注減で赤字化、化学品セグメント内のシリコンウェーハ分野は顧客在庫調整が長引き減益・減損計上と苦戦しています。これらのセグメントの回復が今後の連結業績のカギとなります。
  • 【四半期進捗】
    • 2026年3月期通期予想に対する第2四半期(中間期)の進捗率は以下の通りです。
    • 売上高: 46.8% (通期予想38,000百万円に対し17,763百万円)
    • 営業利益: 43.0% (通期予想3,500百万円に対し1,504百万円)
    • 純利益: 40.3% (通期予想2,850百万円に対し1,149百万円)
    • 半期比の目安である50%と比較すると、売上高、利益ともにやや下振れ気味の進捗です。前年同期比では増益を達成していますが、通期目標達成には下半期の巻き返し、特にシリコンウェーハ分野の在庫消化とボトリングの受注回復が不可欠となります。

5. 株価分析

  • 【現在の水準】
    • PER: 16.33倍(会社予想)。業界平均PER 20.4倍と比較して80.05%であり、割安な水準にあります。
    • PBR: 1.22倍(実績)。業界平均PBR 1.1倍と比較して110.9%であり、やや割高な水準にあります。
    • EPS/BPSベースの理論株価レンジ:
    • 業種平均PER基準目標株価: 2,417円
    • 業種平均PBR基準目標株価: 1,825円
    • 現在の株価2,018円は、PER基準では割安、PBR基準ではやや割高に位置しています。
  • 【テクニカル】
    • 52週高値・安値との位置関係: 52週高値2,056円、52週安値840円に対し、現在の株価2,018円は52週レンジの96.9%に位置しており、高値圏で推移しています。
    • 移動平均線との位置関係:
    • 現在株価2,018.00円は、5日移動平均線(1,986.20円)、25日移動平均線(1,827.36円)、75日移動平均線(1,592.84円)、200日移動平均線(1,339.17円)の全てを上回っており、強い上昇トレンドが継続していることを示唆しています。
    • トレンドシグナル: 短期・中期・長期の全ての移動平均線を上回っている状況は、強い上昇トレンドであり、ゴールデンクロスが形成されている可能性があります。
  • 【市場との比較】
    • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス:
    • 過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年全ての期間において、日経平均およびTOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを示しています。特に3ヶ月リターンは+48.71%と市場平均を40.38%ポイント上回っており、株価は非常に堅調に推移しています。

6. リスク評価

  • ベータ値による市場感応度:
    • ベータ(5Y Monthly)は0.06。これは市場全体の動きと比較して株価変動が非常に小さいことを示しており、市場感応度が極めて低いディフェンシブな特性を持つ銘柄と言えます。
  • 決算短信記載のリスク要因:
    • シリコンウェーハ需要の回復遅延: 顧客側の在庫調整が長期化し、さらにはEV関連需要の変動も同社の電子材料・シリコン関連事業に影響を与える可能性があります。
    • ボトリングの顧客ニーズ変化: 環境配慮型製品への移行など、顧客ニーズの変化に対応できず受注が減少するリスクがあります。
    • 為替・原材料価格変動: 特に化学原料の価格変動は、主要セグメントである化学品の収益性に直接影響を与えます。
    • 設備投資の回収遅延: 中期経営計画に基づく積極的な設備投資が計画通りの収益に結びつかず、短期的な収益を圧迫する可能性があります。
  • 事業特有のリスク:
    • 技術陳腐化リスク: 特に電子材料や機能性材料分野では技術革新が速く、常に研究開発投資や新製品開発が必要となります。
    • 製品依存リスク: たとえ多角化していても、特定の主力製品(例:緊急保安炎筒)に対する依存度が高い場合、その製品の市場環境変化が企業全体に影響を及ぼす可能性があります。
    • 環境規制リスク: 化学品を扱う事業が多いため、国内外の環境規制強化が事業活動やコストに影響を与える可能性があります。
  • 52週レンジにおける現在位置:
    • 現在の株価は52週レンジの96.9%と高値圏にあります。これは過去1年間の株価上昇が顕著であったことを示し、市場の期待が高まっている反面、調整局面に入った場合の下げ幅が大きくなる可能性も考慮する必要があります。

7. 市場センチメント

  • 信用取引の状況:
    • 信用買残: 851,200株 (前週比 +151,600株)
    • 信用売残: 111,200株 (前週比 +14,000株)
    • 信用倍率: 7.65倍
    • 信用買残が信用売残を大きく上回っており、信用倍率も高めです。これは将来の売り圧力となる可能性を秘めていますが、直近の株価上昇を背景に、強気な買いが先行している状況と言えます。
  • 株主構成と大株主の動向:
    • 上位株主には日本マスタートラスト信託銀行、日本カストディ銀行などの信託銀行が並び、機関投資家の保有割合が高いことを示しています。日油や明治安田生命保険などの事業法人や金融機関も大株主として名を連ねています。
    • 自社(自己株口)も3.87%保有しており、株主還元策における自己株式の消却方針と合わせて注目されます。
    • 特定の大株主による大きな売買動向は記載されていませんが、機関投資家の保有が多いことは、プロの投資家からの一定の評価を受けていることを示唆します。
  • 経営陣の持株比率と安定株主の状況:
    • 経営陣の持株比率の具体的なデータは提供されていません。
    • 大株主には安定株主となりうる事業会社や金融機関が含まれており、一定の株主安定性は保たれていると推測されます。

8. 株主還元

  • 配当利回り(会社予想): 1.88% (株価2,018.0円、1株配当38.00円)
  • 配当性向(会社予想): 33.0% (2026年3月期)
    • 過去の配当性向は、2025年3月期33%、2024年3月期30%、2023年3月期21.2%と上昇傾向にあります。
  • 配当の継続性・増配傾向:
    • 1株配当は、2022年3月期16円、2023年3月期20円、2024年3月期33円、2025年3月期36円、2026年3月期予想38円と、継続的な増配傾向が見られます。
  • 自社株買いの実績と方針:
    • 中期経営計画「Challenge2027」において、資本効率を意識した株主還元策として自己株式の取得・消却を掲げています。
    • 直近では、中間期に837,400株(約999百万円)を取得し、2025年12月26日に消却予定です。
    • さらに2025年11月12日には、上限500,000株・総額5億円の追加取得枠を決議しており、将来の消却も予定されています(2026年3月27日消却予定)。
    • 積極的な自己株取得・消却は、1株当たり価値の向上を通じて株主還元を強化する方針と捉えられます。

9. 総合評価

カーリットは、多角的な事業ポートフォリオを持つ化学品メーカーであり、強固な財務体質と安定的なキャッシュフローが特徴です。足元で一部事業に課題を抱えるものの、中期経営計画に基づいた戦略的投資と株主還元策を推進しており、中長期的な企業価値向上を目指しています。

  • 【投資ポイント】
    • 強固な財務基盤と安定的なキャッシュフローによる事業継続性。
    • 中期経営計画「Challenge2027」に基づく高付加価値化と積極的な設備投資による今後の成長期待。
    • 継続的な増配と自己株式取得・消却による株主還元姿勢。
  • 【強み】
    • 自己資本比率60%超、流動比率180%超と極めて健全な財務体質。
    • 産業用火薬や電子材料など、参入障壁の高いニッチ分野での技術力と市場ポジション。
    • 多角的な事業展開によるポートフォリオ効果。
  • 【弱み】
    • ROE、ROAが業界平均やベンチマークを下回り、資本効率の改善が課題。
    • シリコンウェーハ市場の在庫調整やボトリング市場の変化など、一部事業が外部環境変動の影響が大きい。
    • 積極的な設備投資により、直近のフリーキャッシュフローがマイナスとなっている。
  • 【機会】
    • 中期経営計画における設備投資が、生産能力向上と新規需要の取り込みに成功した場合の成長加速。
    • 高付加価値品や価格適正化の推進による利益率改善。
    • 自己株式取得・消却による資本効率改善と、市場評価(PBR向上)の可能性。
  • 【脅威】
    • 世界経済の減速、地政学リスク、原材料価格の高騰、為替変動が業績に与える影響。
    • シリコンウェーハの在庫調整が長期化し、本格的な需要回復が遅れるリスク。
    • ボトリングセグメントにおける競争激化と収益性の更なる悪化。
  • 【注目すべき指標】
    • シリコンウェーハ分野の稼働率と在庫消化状況。
    • ボトリングセグメントの受注状況と採算性。
    • 積極的な設備投資による新規収益貢献とフリーキャッシュフローの改善動向。
    • ROEの持続的な改善と、中期経営計画でのPBR目標達成に向けた進捗。

10. 企業スコア

  • 成長性: C
    • 直近の通期予想売上高成長率は2.94%であり、評価基準C(0-5%)に該当します。直近四半期は減収です。
  • 収益性: A
    • 過去12か月のROEは7.37%(基準C)、営業利益率11.64%(基準A)です。営業利益率が10-15%の範囲にあるため、Aと評価します。
  • 財務健全性: S
    • 自己資本比率70.7%で60%以上(S)、流動比率185%で150%以上(A)です。自己資本比率が非常に高く、財務基盤は極めて強固と判断し、Sと評価します。
  • 株価バリュエーション: C
    • PERは業界平均の80.05%(A)ですが、PBRは業界平均の110.9%(C)です。PER/PBR「共に」という条件から、PBRの評価に基づきCと評価します。

企業情報

銘柄コード 4275
企業名 カーリット
URL https://www.carlithd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 2,018円
EPS(1株利益) 123.54円
年間配当 1.88円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 7.4% 19.5倍 3,437円 11.3%
標準 5.7% 16.9倍 2,759円 6.5%
悲観 3.4% 14.4倍 2,103円 0.9%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 2,018円

目標年率 理論株価 判定
15% 1,377円 △ 47%割高
10% 1,720円 △ 17%割高
5% 2,170円 ○ 7%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.10)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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