2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 業績の方向性:売上高は前年同期比で減少(△1.2%)したが、営業利益は増加(+17.7%)→ 減収増益。
  • 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益は△18.1%(365→299百万円)と減少。営業利益は増加した一方、合併に伴う見積実効税率の変動で当期純利益が圧迫された点が重要。
  • 今後の見通し:通期予想(売上39,000百万円、営業利益3,100百万円、親会社株主帰属当期純利益2,700百万円)は据え置き。Q1の進捗は売上・営業利益・純利益ともに通期に対してやや低めの進捗で、特に営業利益進捗率が低い(後半での収益回復を想定している)。通期達成は下期回復の前提次第。
  • 投資家への示唆:注視点は(1)シリコンウェーハ分野の在庫評価影響と販売回復時期、(2)ボトリングのQ1定期修繕による季節性、(3)合併による実効税率変動の継続影響、(4)中期計画「Challenge2027」による投資(生産能力増強)の進捗と資金調達・CF影響。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社カーリット(Carlith)
    • 主要事業分野:化学品(化薬、化成品、電子材料、セラミック材料、シリコンウェーハ等)、ボトリング、金属加工、エンジニアリングサービス
    • 代表者:代表取締役兼社長執行役員 金子 洋文
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結(2025年4月1日〜2025年6月30日)
    • 決算説明資料作成の有無:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 化学品:化薬、受託評価、化成品、電子材料、セラミック材料、シリコンウェーハなど
    • ボトリング:飲料充填等(第1四半期は定期修繕で赤字化の季節性あり)
    • 金属加工:耐熱部材、金属スプリング等
    • エンジニアリングサービス:建築・設備工事、塗装、構造設計等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):24,050,000株
    • 期末自己株式数:912,859株(2026年3月期1Q)
    • 四半期累計平均株式数:23,377,141株(当第1四半期)
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:通期予想は2025年5月15日公表の内容を継続
    • 株主総会・IRイベント:該当記載なし(決算説明会無し)
    • 自己株買い:2025年5月~11月に上限1,300,000株、取得額上限10億円の取得を実施(当期に432,000株取得、503百万円)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:Q1専用の会社予想は開示無し。通期予想は修正無し(2025年5月15日公表のまま)。
  • 実績(当第1四半期)対前年:
    • 売上高 8,655百万円(前年8,760百万円、△1.2%)
    • 営業利益 445百万円(前年378百万円、+17.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益 299百万円(前年365百万円、△18.1%)
  • サプライズの要因:
    • 営業利益上振れ要因:化学品(化薬、セラミック材料等)、金属加工、エンジニアリングが堅調。販売価格の適正化や需要堅調が寄与。
    • 営業利益下振れ/純利益差引き要因:シリコンウェーハでの在庫評価損、ボトリングの稼働減(定期修繕・ライン需要減)等が営業面でマイナス。一方で親会社株主に帰属する純利益が減少した主因は、2024年10月1日付合併による見積実効税率の変動(法人税等の増加)。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期見通しを据え置き。Q1は営業利益進捗が低く(後述)、下期での巻き返しが想定前提となっているため、今後の需要回復(特にシリコンウェーハ)と投資効果の実現が通期達成の鍵。

財務指標(主要数値・計算)

  • 損益(当第1四半期、百万円)
    • 売上高:8,655(前年8,760、△1.2%)
    • 売上総利益:1,911(前年1,959、△48)
    • 販管費:1,466(前年1,581、△115)
    • 営業利益:445(前年378、+17.7%) 営業利益率:5.14%(445/8,655)(目安:業種平均不明)
    • 経常利益:581(前年533、+8.9%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:299(前年365、△18.1%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):12.79円(前年15.49円)
  • 主要バランスシート(当第1四半期 2025/6/30、百万円)
    • 総資産:55,346(前期末53,012、+2,333)
    • 純資産:37,095(前期末37,479、△383)
    • 自己資本比率:67.0%(前期末70.7%)→ 安定水準(目安:40%以上で安定)
    • 現金及び預金:5,733(前期末4,945、+787)
    • 投資有価証券:9,678(前期末8,631、+1,047)
    • 有利子負債(開示からの推定):短期借入金3,000 + 長期借入金176 = 3,176百万円(増加中)
    • 負債合計:18,250(前期末15,533、+2,717)
  • 収益性指標(概算、年率換算)
    • ROE(年率換算) ≒ (当期純利益299 / 純資産37,095) ×4 ≒ 3.2%(目安8%以上が良好 → 低い)
    • ROA(年率換算) ≒ (当期純利益299 / 総資産55,346) ×4 ≒ 2.16%(目安5%以上が良好 → 低い)
    • 営業利益率:5.14%(増加:前年Q1は約4.3%)
  • 進捗率分析(対通期予想)
    • 通期売上予想:39,000百万円 → Q1進捗率 22.2%(8,655/39,000)
    • 通期営業利益予想:3,100百万円 → Q1進捗率 14.4%(445/3,100) ← 低め(投資フェーズや季節性を織り込んだ想定)
    • 通期親会社株主純利益予想:2,700百万円 → Q1進捗率 11.1%(299/2,700)
    • 備考:第1四半期はボトリングの定期修繕で例年赤字となる季節性があるため、上期累計(第2四半期累計)での進捗を見る必要あり。
  • キャッシュフロー:
    • 四半期のCF計算書は作成していない(開示無し)→ 営業CF/投資CF/財務CFの詳細は記載なし
    • 現金残高は前期比で増加(+787百万円)
    • 有利子負債増加(+2,902百万円)が見られ、資金調達を実施している模様
  • 四半期推移(QoQ):四半期単独の過去推移データは資料に無し(直近比のみ)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率 67.0%(安定水準:40%以上)
    • 有利子負債/株主資本比率(概算) ≒ 3,176 / 31,161(株主資本) ≒ 10.2%(低い)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細数値は期間比較での売上高年換算等が必要なため –(開示無し)

特別損益・一時的要因

  • 特別損失:固定資産除却損 22百万円(当期)→ 小幅
  • 特別利益:固定資産売却益 0(当期)/17百万円(前年)
  • 一時的要因:
    • シリコンウェーハ分野における在庫評価損の計上(セグメント減益の要因)
    • ボトリングの定期修繕による第1四半期赤字(季節性)
  • 継続性の判断:シリコンウェーハの在庫評価損は在庫処理・需要回復状況次第で変動するため、継続性は需給次第。定期修繕は季節的に毎年発生。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:期末36.00円(年間36.00円)
    • 2026年3月期(予想):期末36.00円(中間0.00円、年間36.00円)→ 修正なし
  • 配当利回り:株価情報が資料に無いため表示不可(→ –)
  • 配当性向(通期予想ベース):年間配当36円 / 1株当たり当期純利益117.04円(通期予想EPS) ≒ 30.8%(参考):適度な還元水準
  • 自社株買い:2025年5月実施、432,000株取得(503百万円)→ 一部は消却予定であり資本効率改善方針の一環

設備投資・研究開発

  • 減価償却費:420百万円(当第1四半期、前年415百万円)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:3,675百万円(前期3,503)
    • 仕掛品:651(前期628)
    • 原材料及び貯蔵品:1,992(前期2,045)
    • 在庫評価損がシリコンウェーハ分野で発生している点に留意(品質/回収見込みが業績に影響)

セグメント別情報

(単位:百万円、前第1四半期 → 当第1四半期)

  • 化学品:売上 5,257 → 5,305(+48)、セグメント利益 347 → 433(+86)
    • 内訳で化薬・セラミック材料は増収増益。化成品・電子材料は減収減益。過塩素酸アンモニウムは販売計画後ずれで減収だが価格適正化で増益。シリコンウェーハは増収だが在庫評価損等で減益。
  • ボトリング:売上 1,046 → 931(△114)、セグメント損失 △232 → △301(△69)
    • 定期修繕による季節赤字、ホットパック充填減で減収減益。
  • 金属加工:売上 1,817 → 1,868(+51)、利益 95 → 172(+76)
    • 耐熱部品・スプリング等の需要好調で増収増益。
  • エンジニアリングサービス:売上 911 → 1,200(+289)、利益 154 → 158(+4)
    • 設備工事・塗料販売などで増収増益(ただし建築設計等一部減益要素あり)。
  • セグメント合計:小計 9,032 → 9,306(+274)、消去調整後 合計 8,760 → 8,655(△104)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「Challenge2027」(2025–2027):初年度は「投資促進」フェーズと位置付け、生産能力増強・省エネ・省力化投資を積極実行。Q1では投資フェーズに伴う減益圧力は限定的だが、投資継続で固定資産・減価償却の増加等は想定される。
  • KPI進捗:明確なKPI数値は資料に無し → 進捗評価は「投資実行中」であり、通期以降の効果待ち。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:米国の関税引き上げ等で世界経済は下押し見通し。中国は内需低迷。原油安はコスト抑制効果。

今後の見通し(会社コメント)

  • 通期予想の修正:無し(2025年5月15日公表の通期予想を据え置き)
  • 会社が示す前提:シリコンウェーハ分野の回復は下期以降を想定。ボトリングは夏季の猛暑で堅調推移見込み。国内経済動向に合わせて金属加工・エンジニアリングは堅調推移見込み。
  • リスク要因:
    • シリコンウェーハの在庫評価・需要回復遅延
    • 米国の関税政策や輸出環境変化
    • 合併に伴う税務見積りの変動(実効税率)
    • 投資フェーズにおける資金需要とキャッシュフロー圧迫

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:適用あり(注記参照)
  • 監査(レビュー):EY新日本による期中レビュー実施、結論に重要な不備は認められず
  • その他:自己株式取得・消却を実施(432,000株取得、503百万円)、今後は資本効率改善策の一環として位置付け

注意:本要約は開示資料に基づく情報整理であり、投資助言ではありません。記載のない項目は「–」としています。数字は会社開示(百万円未満切捨て)に基づく。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4275
企業名 カーリット
URL https://www.carlithd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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