2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っていないが、中間実績は通期予想に対して営業利益・純利益の進捗が高く「上振れ」に近い(営業利益進捗率約76%、親会社株主に帰属する中間純利益進捗率約74%)。市場コンセンサスは提示なし。
- 業績の方向性:増収増益(売上高1,842百万円、前年同期比+13.0%/営業利益243百万円、前年同期比+102.9%)。
- 注目すべき変化:営業利益率が大幅改善(約7.4%→約13.2%、営業利益大幅増)。特別利益(関係会社清算益29.2百万円、固定資産売却益2.8百万円)が計上され、経常~税引前利益を押し上げている点に注意。
- 今後の見通し:会社は通期予想(売上3,610百万円、営業利益320百万円、当期純利益210百万円)を維持。中間の進捗を見ると営業利益・純利益は通期見通し達成に向けて順調だが、特別利益の寄与が大きく「実質収益力」での持続性を確認する必要あり。
- 投資家への示唆:① 主要事業(総合接着・樹脂加工)の需要回復と原価改善で収益性が改善しているが、今回の利益押上げに一時項目(関係会社清算益等)が含まれるため、継続的な業績改善か一時的なブーストかを見極めることが重要。② キャッシュは減少しており営業CFは低下(役員退職慰労引当金減少の影響が大きい)しているため、CF動向にも注目。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:ポバール興業株式会社
- 主要事業分野:総合接着・樹脂加工(ベルト関連・研磨材など)、特殊設計機械(メカニカルシール等)
- 代表者名:代表取締役社長 松井 孝敏
- URL:https://www.poval.co.jp/
- 報告概要
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- セグメント
- 総合接着・樹脂加工:ベルト関連製品、自動車・鉄鋼向け、ディスプレイ向け研磨部材等
- 特殊設計機械:特殊設計機械の設計・製造(メカニカルシール等)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数:2,634,800株(自己株式226株含む)
- 期中平均株式数(中間期):2,634,574株
- 今後の予定
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日(実施済)
- 配当支払開始予定日:2025年11月28日
- 決算説明資料・説明会:補足説明資料はTDnetおよび会社HPで同日開示予定
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(単位:百万円)
- 売上高:実績1,842(通期予想3,610に対する進捗率 51.0%)→ 通期見通し比で横ばい〜上振れ余地あり(中間としては約50%の進捗で概ね順調)
- 営業利益:実績243(通期予想320に対する進捗率 76.1%)→ 進捗は良好(通期予想を上回るペース)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:実績156(通期予想210に対する進捗率 74.5%)→ 進捗は良好
- サプライズの要因
- 本業の売上増(+13.0%)と歩留まり向上・原価低減で売上総利益が増加(粗利率改善)。
- 一時要因として「関係会社清算益」29,158千円や固定資産売却益が発生し、経常・税引前利益を押し上げた。
- 役員退職慰労引当金の減少(貸倒での戻入れではなく引当金の取崩し)などが営業CF・費用項目に影響。
- 通期への影響
- 会社は通期予想を据え置き。営業利益・純利益の進捗は良好で通期予想達成の可能性は高いが、一時利益の寄与分を除いた実力値での推移を見極める必要あり。
財務指標(要点)
(単位:百万円/%は前年同期比。前年=2025年3月期中間)
- 収益性(当中間期:2025/4–9)
- 売上高:1,842百万円(+13.0% / +211百万円)
- 売上総利益:740.99百万円(前年585.88百万円)→ 粗利率 40.2%(前年 35.9%、改善約4.3pp)
- 販管費:497.47百万円(前年465.86百万円)
- 営業利益:243.52百万円(+102.9% / +123.50百万円)→ 営業利益率 13.2%(業種により差異あり)
- 経常利益:252.40百万円(+88.9%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:156.36百万円(+190.8%)
- EPS(中間):59.35円(前年20.41円)。通期予想EPS:79.75円
- 主要収益性指標(参考)
- ROE(中間実績ベース、単純計算):中間純利益156百万円/親株主持分5,440百万円 = 約2.87%(半期ベース)。通期予想(210百万円)ベースだと約3.86%(目安:8%以上が良好 → まだ未達)
- ROA(中間実績):156/7,059 = 約2.21%(年換算で約4.4%)、通期予想ベースで約2.98%(目安:5%以上で良好)
- 営業利益率:13.2%(改善。業種平均との比較は個別判断)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:51.0%
- 営業利益進捗率:76.1%
- 純利益進捗率:74.5%
- 解説:営業利益・純利益が売上進捗を上回っており採算改善の結果が効いている(ただし一時利益寄与あり)
- キャッシュフロー(当中間期、単位:百万円)
- 営業CF:48百万円(前年同期205百万円→減少)※主因:役員退職慰労引当金の前期大幅減少の反動等
- 投資CF:△119百万円(前年 △220百万円→投資支出減少)
- 財務CF:△50百万円(前年 △48百万円、配当支払等)
- フリーCF(営業−投資):48 − 119 = △71百万円(マイナス)
- 現金同等物残高:899百万円(前期末1,025百万円→△125百万円)
- 営業CF/純利益比率:48/157 ≈ 0.31(目安1.0以上が健全 → 今回は一時要因で数値が低下)
- 四半期推移(QoQ):四半期毎の詳細データは開示要旨に限定。中間累計で大幅改善を確認。
- 財務安全性・効率性
- 総資産:7,059百万円(前期7,153→△93百万円)
- 純資産:5,823百万円(前期5,717→+105百万円)
- 自己資本比率:82.3%(安定水準、目安40%以上)
- 流動資産 2,953百万円 / 流動負債 959百万円 → 流動比率 約308%(流動性は良好)
- 有利子負債:短期借入金220百万円(低水準)。負債比率は低い(財務健全性良好)
- セグメント別(当中間期)
- 総合接着・樹脂加工:売上 1,553.95百万円(+12.9%)、セグメント利益234.42百万円
- 特殊設計機械:売上 288.89百万円(+13.4%)、セグメント利益32.48百万円
- 構成比:総合接着・樹脂加工が約84%の売上を占める(主力)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:関係会社清算益 29,158千円、固定資産売却益 2,781千円(計 31,940千円)
- 特別損失:固定資産除売却損 612千円(計 612千円)
- 影響:関係会社清算益が大きく、税引前利益・当期純利益を押し上げている。特別利益を除いた実質的な収益力(営業利益ベース)は改善しているが、純利益の大部分改善は一時項目の影響もある点に留意。
- 継続性の判断:関係会社清算益は一時的。今後同様の特別利益が継続する可能性は低いと推定。
配当
- 中間配当:19.50円(2026年3月期中間)
- 期末配当(予想):19.50円
- 年間配当(予想):39.00円(前期合計38.00円→1.00円増額)
- 配当性向:通期予想ベースで算出すると(配当総額ベース)約–%(純利益210百万円に対する配当総額は2,634,574株ベースで算出可能だが、明確な配当性向は資料に明示されていないため –)。
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出):当中間期 有形固定資産取得支出 約120.6百万円(前年中間 174.2百万円→投資減少)
- 減価償却費:66.09百万円(中間)
- 研究開発費:資料上明示なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 在庫(棚卸資産):477.17百万円(前年同期424.17→+12.5%)
- 在庫変動:中間期のキャッシュ流では棚卸資産は△56.63百万円増加要因として計上(注記参照)。受注高・受注残等の記載は無し(–)。
セグメント別情報(要点)
- 総合接着・樹脂加工:売上 1,553.95百万円、セグメント利益 234.42百万円(高い利益貢献)
- 特殊設計機械:売上 288.89百万円、セグメント利益 32.48百万円
- 前年同期比:両セグメントとも約+13%で増収。収益性は総合接着分野の改善が全体押上げに寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の記載・KPIについては本資料中に詳細記載なし(進捗は通期予想に対する進捗率で評価)。
- 今回の中間実績は通期経営計画達成に向けてプラスだが、一時利益の影響を排したトレンド確認が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント):原材料・エネルギー価格高騰や地政学リスク等の不確実性が継続する中、雇用・所得環境の改善で需要は緩やかに回復。ディスプレイ向け研磨部材の在庫調整が解消し需要回復。
- 競合比較:同業他社との相対比較データは資料に無く、比較は保留(–)。
今後の見通し
- 業績予想:会社は2025年5月14日発表の通期予想(売上3,610百万円/営業利益320百万円/当期純利益210百万円)を据え置き。想定前提等は資料の「当社HP・補足説明資料」参照。
- 予想の信頼性:過去の予想修正傾向は資料で限定的。中間の高い進捗は良好だが特別利益の寄与を織り込んでいる点は注意。
- リスク要因:為替変動、原材料・エネルギー価格、顧客(ディスプレイ・自動車)需要変動、地政学リスク、関係会社整理に伴う一時要因の反動等。
重要な注記
- 連結範囲の変更:当中間期において「POBAL DEVICE KOREA CO.,LTD.」を除外(連結範囲の重要な変更)。これに関連する関係会社清算益29,158千円が特別利益として計上されている。
- 会計方針等:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細は添付資料9ページを参照)。
- 第2四半期決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4247 |
| 企業名 | ポバール興業 |
| URL | http://www.poval.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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