2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高+13.9%、営業利益+13.8%、経常利益+13.1%、親会社株主に帰属する当期純利益+6.5%)。
- 注目すべき変化:機械製造販売事業が売上・利益ともに大幅改善(売上+17.2%、営業利益+55.4%)、化学工業製品販売は売上増(+12.8%)も販管費増で営業利益ほぼ横ばい(△0.2%)。
- 今後の見通し:2026年10月期予想は売上63,200百万円(+6.5%)、営業利益5,750百万円(+7.4%)、当期純利益4,200百万円(+9.1%)。通期予想は保守的ではなく増収増益前提で提示。会社は新中計(2026–2028)目標を明示(2028年:売上70,000百万円、営業利益7,000百万円、当期純利益5,000百万円)。
- 投資家への示唆(評価・判断は行わない):高い自己資本比率(75.8%)と過去最高の業績が確認できる一方、設備投資拡大による投資CF増でフリーCFが小幅マイナスとなっている点、化学部門の販管費増が利益率改善のボトルネックになっている点に注目。配当方針は強化(連結配当性向目標を50%以上、DOE下限5%)で配当継続性は示唆されている。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:巴工業株式会社
- 主要事業分野:遠心分離機等の機械製造販売事業および化学工業製品の仕入・販売(化学工業製品販売事業)
- 代表者名:代表取締役社長 玉井 章友
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月11日
- 対象会計期間:連結 2024年11月1日~2025年10月31日(2025年10月期、通期)
- 決算説明資料作成の有無:有(アナリスト・機関投資家向け説明会あり)
- セグメント:
- 機械製造販売事業:遠心分離機等の製造・販売、工事、部品・修理
- 化学工業製品販売事業:合成樹脂、工業材料、鉱産、化成品、機能材料、電子材料等の仕入・販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):29,949,600株(注:2025/5/1に1株→3株の株式分割を実施。記載は分割後の想定ベース)
- 期中平均株式数:29,934,713株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:2026年1月29日
- 配当支払開始予定日:2026年1月30日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年1月28日
- 決算説明会:実施(アナリスト・機関向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社前年実績との比較を記載)
- 売上高:59,365百万円(前期52,119百万円、+13.9%)
- 営業利益:5,352百万円(前期4,703百万円、+13.8%)
- 経常利益:5,401百万円(前期4,775百万円、+13.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,851百万円(前期3,616百万円、+6.5%)
- (注)会社の年度初の通期予想との比較/達成率は決算短信内に期初予想との対比が明記されておらず算出不可のため“–”。
- サプライズの要因:
- 機械製造販売事業の国内(官需・民需)受注好調が寄与し、セグメント利益が大幅改善(売上増に加え利益率改善)。
- 化学工業製品販売は売上増収だが、人件費等販管費増で営業利益は横ばい。
- 特別損益は小幅(特別利益:固定資産売却益等により79.6百万円、特別損失:3.1百万円)で業績上振れの主因は本業の改善。
- 通期への影響:
- 2026年予想は増収増益前提で提示。中計(2026–2028)の初年度としても示されており、通期予想達成は現時点の事業計画・市場前提で合理的とされているが、外部リスク(為替、原材料コスト、地政学リスク、中国経済減速等)を注視する必要あり。
- 決算発表時点での予想修正は無し。
財務指標(要点)
- 財務諸表の要点(連結、単位:百万円)
- 売上高:59,365(+13.9%)
- 売上総利益:14,988(+11.0%)
- 営業利益:5,352(+13.8)、営業利益率 9.0%(前期9.0%)
- 経常利益:5,401(+13.1)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,851(+6.5)
- 総資産:56,385(前期53,189、+3,196)
- 純資産:42,737(前期39,351、+3,385)
- 自己資本比率:75.8%(前期74.0%。目安:40%以上で安定)
- 1株当たり当期純利益(EPS):128.66円(前期120.80円)※株式分割後換算
- 収益性指標
- ROE(自己資本当期純利益率):約9.0%(会社表記9.4%)※目安:8%以上良好、10%以上優良→ 良好水準に近い
- ROA(総資産当期純利益率):約6.8%(3,851/56,385)※目安:5%以上で良好 → 良好
- 営業利益率:9.0%(業種平均は業種に依存だが製造/商社系で概ね良好な水準)
- 進捗率分析(四半期決算該当外のため省略)
- キャッシュフロー(連結、百万円)
- 営業CF:+2,376(前期+3,363、減少)
- 投資CF:△2,474(前期△629、支出増。主因:有形固定資産取得 2,505)
- 財務CF:△1,546(前期△1,327、配当支払等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約△98(小幅マイナス)
- 現金及び現金同等物期末残高:13,367(前期14,933、△1,565)
- 営業CF/純利益比率:約0.62(2,376/3,851)→ 1.0未満(目安1.0以上で健全)だが減価償却分等考慮で一時的要因あり
- 四半期推移(QoQ):四半期別は本資料が通期開示のため省略
- 財務安全性
- 自己資本比率:75.8%(安定水準、目安40%以上)
- 流動負債合計:12,693、流動資産:41,756 → 流動比率は高水準(具体比率=41,756/12,693≈3.29=329%)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):59,365/56,385 ≈ 1.05回/年(概ね効率的)
- セグメント別主要数値(連結、百万円)
- 機械製造販売:売上15,238(+17.2%)、セグメント利益1,844(+55.4%)
- 化学工業製品販売:売上44,127(+12.8%)、セグメント利益3,508(△0.2%)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計79.6百万円(内訳:固定資産売却益78.2百万円等)
- 特別損失:合計3.1百万円(内訳:固定資産除却損等)
- 一時的要因の影響:特別利益はあるが小さいため、実質的業績改善は本業(セグメント利益)の改善によるものと判断可。特別項目の継続性は低い。
配当
- 2025年10月期(実績、株式分割考慮後)
- 中間配当:73.00円(注:分割後表示)
- 期末配当:36.00円(分割後表示、会社は1株当たり期末配当を36円に決定)
- 年間(分割後表示):合計は表示「-」だが、分割前ベース換算では年間181円(分割非考慮では期末108円、年間181円と注記)
- 配当総額:1,806百万円、連結配当性向46.9%
- 2026年10月期(予想)
- 中間:36.00円、期末:36.00円、年間72.00円(分割後表示)
- 予想配当性向:50.4%(会社目標は連結配当性向50%以上、DOE5%下限)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:中期では連結配当性向50%以上・DOE下限5%を目標に株主還元強化を掲げる。自己株式の取扱いは都度検討。
設備投資・研究開発
- 設備投資(連結、有形固定資産取得)
- 取得額:2,505百万円(当期、前期507百万円→大幅増。主要に設備取得)
- 減価償却費:377百万円(連結)
- 研究開発
- R&D費用:明細数値の記載なし(–)
- コメント:中期では将来成長に資する研究開発等により販管費増を見込む旨を開示
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:詳細数値の記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:7,013百万円(前期5,749百万円、+22.0%)
- 在庫増は棚卸資産の増加としてキャッシュ減少要因の一つ
セグメント別情報(要点)
- 機械製造販売:
- 国内(官需・民需)が好調で全体を牽引。海外は一部伸び悩み。
- 売上15,238百万円(+17.2%)、営業利益1,844百万円(+55.4%)
- 化学工業製品販売:
- 機能材料(半導体用途)・電子材料の一部が伸び悩み、かつ中国子会社の操業停止影響等もあるが、鉱産関連等が大幅伸長。
- 売上44,127百万円(+12.8%)、営業利益3,508百万円(△0.2%)
- 地域別売上(連結、百万円)
- 日本:50,641(当期)、(前期41,905)
- アジア:6,862(当期)、(前期8,436)→ アジア売上減少
- その他:1,862(当期)
- コメント:国内比率上昇、アジア(特に中国)での弱さが見られる
中長期計画との整合性
- 新中期経営計画(2026–2028)「Create The New Future」:
- 2028目標:連結売上高70,000百万円、営業利益7,000百万円、当期純利益5,000百万円
- 初年度(2026)目標(中計初年度として):機械事業売上17,400/営業利益2,080、化学事業売上45,800/営業利益3,670、連結売上63,200/営業利益5,750
- 今期実績は中計目標を上回り、最終年度目標達成に向けた順調なスタートとの位置付け
- KPI達成状況:今期は売上・利益で過去最高を更新し中期目標に沿う進捗を示している(詳細KPIは中計資料参照)
競合状況や市場動向
- 会社コメントにあるリスク要因:米国の関税政策、中東・ウクライナ紛争の長期化による原材料・エネルギー価格の高騰、急激な為替変動、日中関係悪化、中国経済の減速等
- 競合比較:本資料に同業他社比較は無し(–)
今後の見通し
- 業績予想(連結、2026年11月1日~2026年10月31日、百万円)
- 売上高:63,200(前期比+6.5%)
- 営業利益:5,750(+7.4%)
- 経常利益:5,770(+6.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,200(+9.1%) EPS予想142.77円
- 予想の前提:国内個人消費・設備投資の回復を見込む一方、外部リスクは常に存在(為替・原材料・地政学等)。会社は各セグメントでの海外展開強化・高付加価値商品の拡充を施策としている。
- 予想の信頼性:過去の実績(今期は中計目標を上回る実績)を踏まえれば提示値は合理的。ただし外部不確定要因への感応度は高い。
- リスク要因:為替、原材料価格、特定国の需給(中国減速等)、受注変動、人件費上昇、地政学リスク等
重要な注記
- 会計方針:2022年改正「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」を適用(連結・個別とも適用)。当該変更による財務諸表影響はないと開示。
- その他:2025/5/1に普通株式1→3の株式分割を実施(各1株当たり指標は分割後換算で表示)。
(補足)主要な数値まとめ(連結、百万円)
- 売上高:59,365(+13.9%)
- 営業利益:5,352(+13.8%)
- 経常利益:5,401(+13.1%)
- 当期純利益(親会社株主):3,851(+6.5%)
- 営業CF:2,376、投資CF:△2,474、財務CF:△1,546、現金期末:13,367
- 自己資本比率:75.8%(安定水準)
注意:本まとめは開示資料(決算短信)を整理したものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。数値は会社開示(百万円等)に基づき記載しています。不明項目は“–”としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6309 |
| 企業名 | 巴工業 |
| URL | http://www.tomo-e.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
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