2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想の修正は無し(直近公表分からの修正なし)。市場コンセンサスとの比較は資料に記載なしのため不明(–)。Non-GAAPベースでは大幅に上振れ(前年の損失から黒字化)、IFRSベースでは営業損益が赤字→小幅黒字へ改善。
  • 業績の方向性:売上収益は増収(1,787,635百万円、前年同期比+10.5%)、IFRS営業利益は増益(△51,066→1,346百万円、改善)、ただし親会社帰属の四半期損失は継続(△151,294百万円)。
  • 注目すべき変化:Non-GAAP営業利益が前年の△24,931百万円から58,352百万円へ回復(改善幅83,283百万円)。モバイル損失は縮小(考慮後 △168,185→△126,872百万円)。倉庫型ネットスーパー(楽天マート)等の減損等、非経常項目が大きい(非経常項目計約40,748百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。証券サービス(株式市況影響)を除く売上は二桁成長目標、Non-GAAP営業利益は通期黒字化目標を維持。第3四半期までの状況は黒字化目標に向けた進捗と評価できるが、親会社帰属損失が継続している点は留意。
  • 投資家への示唆:売上・Non-GAAP利益は改善傾向で、モバイルの損失縮小も確認される一方、親会社帰属損失の大きさ・自己資本比率の低さ(4%台)・キャッシュフローの動き(現金残高減少)など財務構造面の注意点が残る。非経常要因の影響切り分けが重要。

基本情報

  • 企業名:楽天グループ株式会社
  • 主要事業分野:インターネットサービス(EC、旅行、デジタルコンテンツ等)、フィンテック(カード、銀行、証券、保険、ペイメント等)、モバイル(通信サービス、楽天シンフォニー等)
  • 代表者名:代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
  • 問合せ先責任者:取締役副社長執行役員 最高財務責任者 廣瀬 研二
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日
    • 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
    • 決算説明資料・決算説明会:作成・開催あり(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • インターネットサービス:国内EC(楽天市場等)、旅行(楽天トラベル)、デジタルコンテンツ、広告、物流、プロスポーツ等
    • フィンテック:カード、銀行、証券、保険、ペイメント等
    • モバイル:楽天モバイル等の通信サービス、通信技術提供、電力供給サービス、関連投資
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):2,167,268,300株(2025年第3Q末)
    • 期中平均株式数(四半期累計):2,161,159,695株(2025年第3Q累計)
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 通期決算発表等:–(資料内に具体日付記載なし)
    • 株主総会/IRイベント:決算説明会実施済(詳細日程は別途IR参照)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想の直近公表分からの修正は無し)
    • 売上高:1,787,635百万円(前年同期比+10.5%/達成率:会社の通期提示数値が四半期累計ベースで提示されていないため達成率は算出不可)
    • 営業利益(IFRS):1,346百万円(前年同期 △51,066百万円)/会社予想との直接比較:数値提示なし(–)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因(Non-GAAPベース):インターネットサービス(EC:流通総額・売上増加、マーケティング効率改善)、フィンテック(カード・銀行の利息収益増、ペイメント成長)、モバイル(契約回線数増、ARPU上昇)。結果、Non-GAAP営業利益が黒字化。
    • 下振れ・損失継続要因:非経常的費用(倉庫型ネットスーパーの減損27,027百万円、その他中途解約金・過年度税等の支払等)、金融関連の税金・評価損益の影響等により親会社帰属の損失は解消されず。
  • 通期への影響:
    • 会社は「証券サービスを除く連結売上収益で二桁成長」を目標、Non-GAAP営業利益の黒字化も継続目標。現時点の9か月累計はNon-GAAPで黒字(58,352百万円)と順調。ただし証券事業の市況依存性や引き続く非経常損失・税負担が通期業績に影響する可能性あり。会社は通期予想の修正を行っていない。

財務指標(主要数値:単位は百万円、YoYは必ず%表記)

  • 要約(第3四半期累計:2025/1/1–2025/9/30)
    • 売上収益:1,787,635(+10.5%、+170,014)
    • IFRS営業利益:1,346(前年 △51,066 → 増収改善、営業利益率 ≈0.08%)
    • Non-GAAP営業利益:58,352(前年 △24,931 → 大幅改善、Non-GAAP営業利益率 ≈3.26%)
    • 税引前利益:△57,537(前年 △98,084、改善)
    • 四半期損失(親会社帰属):△151,294(前年 △150,358、ほぼ横ばい)
    • 基本EPS:△70.01円(前年 △70.04円)
  • 収益性指標(算出値・目安コメント)
    • 営業利益率(IFRS):約0.08%(低水準)
    • Non-GAAP営業利益率:約3.26%(同業での評価は事業ごと異なるが改善傾向)
    • ROA(簡易):△151,294 / 26,972,715 = 約△0.56%(目安:5%以上で良好 → 現状低い)
    • ROE(簡易、親会社帰属):△151,294 / 812,722 = 約△18.6%(負の値。目安:8%以上良好 → 現状はマイナス)
  • 進捗率分析(通期予想との直接比較が不可のため詳細は–)
    • 会社は通期修正無し。証券除く売上高二桁成長・Non-GAAP黒字化目標を維持。9か月のNon-GAAP黒字は目標達成に向け前向きな進捗と読めるが、親会社損失の解消は未達。
  • キャッシュフロー(第3Q累計)
    • 営業CF:△81,241(資金流出、前年は+819,503の資金流入)
    • 投資CF:△651,788(資金流出、前年△766,953)
    • 財務CF:△103,743(資金流出、前年は+701,528)
    • フリーCF(資料指定式:営業CF − 投資CF)=△81,241 − (△651,788) = 570,547(百万円)
    • 注:一般的な定義では「営業CF+投資CF」で表すことが多く、その場合は △81,241 + (△651,788) = △733,029(出血)。資料の指定式に従うと数値が正反対になるため注意。
    • 現金及び現金同等物残高:5,327,343(△843,545減少)
    • 営業CF/純利益比率:営業CF(△81,241)/親会社帰属損失(△151,294) ≈ 0.54(目安1.0以上が健全 → 未達)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 当第3四半期単独(2025/7-9):売上 628,562(前年同期 566,713、+11.0%)/営業利益 7,956(前年同期 537)
    • 季節性:四半期ごとの変動はあるが、直近四半期は改善基調
  • 財務安全性
    • 資産合計:26,972,715
    • 資本合計:1,159,473
    • 親会社の所有者に帰属する持分:812,722
    • 連結自己資本比率(資本合計/資産合計):4.3%(目安:40%以上で安定 → かなり低い)
    • 親会社所有者帰属持分比率:3.0%(非常に低い)
  • 効率性:総資産回転率等の詳細数値は開示無し(–)
  • セグメント別(主要)
    • インターネットサービス:売上収益 979,618(+8.3%)、セグメント利益 51,515(+8.7%)
    • フィンテック:売上収益 706,780(+16.9%)、セグメント利益 142,420(+24.2%)
    • モバイル:売上収益 341,537(+13.5%)、セグメント損失(考慮後)△126,872(改善)
  • 財務の解説:営業面は複数セグメントで成長と収益改善が見られるが、金融資産・負債の規模が大きく(銀行・証券事業の資産負債が総資産の大部分を占める)、評価損益や預金・貸付の動きがキャッシュフロー・B/Sに大きく影響している。自己資本比率は低く、資本性社債の発行等で資本構成を補強する動きが見られる(後述)。

特別損益・一時的要因

  • 主な特別損失:
    • 倉庫型ネットスーパー事業(楽天マート)固定資産減損等:27,027百万円(資料内で27,909百万円の記載もあり、約27,000〜27,900百万円の減損計上)
    • カード債権流動化に係る過年度分の消費税等支払見込み:4,943百万円
    • 国内スポーツ事業の中途解約金:2,459百万円
    • 証券事業の不正アクセスに伴う顧客補償(見積り含む):853百万円
    • その他、過年度引当金の戻入等や子会社関連の引当繰入等
  • 特別利益:みん就株式会社譲渡益等(前期に計上)/当期は小幅の関連会社売却益等
  • 非経常項目合計(当第3Q累計、Non-GAAP調整対象):約40,748百万円(Non-GAAPとIFRS差分説明参照)
  • 一時的要因の影響:非経常項目を除いたNon-GAAP営業利益は黒字(58,352百万円)で、恒常的な事業の回復を示唆。ただし、減損や補償費用は非継続的とはいえ金額が大きく、通期業績およびキャッシュポジションに影響。

配当

  • 中間配当:0.00円(2025年12月期 第2四半期末:0.00)
  • 期末配当(予想):未定
  • 年間配当予想:未定(直近公表予想の修正なし)
  • 配当性向:–(配当未定のため)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:その他の資本性金融商品による分配等あり(資料参照)。自社株買い等についての特記事項は今回の短信に明記なし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資CF内訳)
    • 無形資産の取得:105,973百万円(当第3Q累計)
    • 有形固定資産の取得:51,067百万円(当第3Q累計)
    • 減価償却費及び償却費(営業費用内):249,251百万円(当第3Q累計)
  • 研究開発:R&D費用の内訳明細は個別記載なし(–)。AI関連やデジタル基盤への投資・開発は言及あり。

受注・在庫状況

  • 該当データ:受注高・受注残・在庫回転日数などの詳細は開示なし(–)

セグメント別情報(要点)

  • インターネットサービス:
    • 売上収益 979,618(+8.3%)、セグメント利益 51,515(+8.7%)
    • EC(楽天市場)の流通・売上成長、マーケティング効率改善、物流(Rakuten最強翌日配送)拡大が寄与。楽天トラベルはインバウンド回復で取扱高増。
  • フィンテック:
    • 売上収益 706,780(+16.9%)、セグメント利益 142,420(+24.2%)
    • カード取扱高増、銀行の運用収益増(政策金利上昇の恩恵)、証券・ペイメント成長が牽引。
  • モバイル:
    • 売上収益 341,537(+13.5%)、セグメント損失(考慮後)△126,872(損失縮小)
    • 契約回線数は増加(2025年11月に総回線数950万超を達成と記載)、ARPU上昇。損失は改善しているが依然赤字。
  • 地域別:海外インターネットサービス(Rakuten Kobo、Viber等)が成長、インターナショナル部門の黒字化寄与。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内では「証券を除く売上二桁成長」「Non-GAAP営業利益の黒字化」を継続目標として提示。第3Q累計のNon-GAAP黒字化は進捗の裏付け。
  • KPI達成状況:Non-GAAP営業利益黒字化、セグメント別の収益改善(特にフィンテック、モバイルの損失縮小)はKPIに沿う進展。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:生成AIやデジタルインフラ整備の重要性を踏まえ、同社はAI活用や楽天エコシステムの拡大で競争力を高める方針。
  • 競合比較:同業他社との定量比較は本資料に無し(–)。ただし、銀行・証券等の金融子会社の資産規模が大きく、市況に影響を受けやすい点は特徴。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:無し(会社公表分)
    • 会社予想の前提:証券サービスは株式市況影響を受けるため除外して売上二桁成長を目指す等の注記あり。為替・金利等の前提は詳細記載なし(–)。
  • 予想の信頼性:過去の予想達成傾向の記載は限定的(–)。非経常要因や証券市況の変動が着地に影響する点に留意。
  • リスク要因:
    • 証券事業の株式市況依存(収益の変動リスク)
    • 非経常費用(減損・補償・税金等)の発生
    • 金利/為替変動(銀行事業の運用利回りや外貨建債務影響)
    • モバイルの追加投資・競争激化による利益圧迫

重要な注記

  • 連結範囲の変更:楽天エナジー株式会社が楽天モバイルを存続会社とする吸収合併により連結範囲から除外。
  • 会計方針の変更:特になし。
  • 発行済社債等の動き:2025年10月23日に利払繰延・任意償還条項付無担保永久社債(発行総額82,000百万円)を発行。IFRS上は資本性金融商品として「資本の部」に計上予定(資本構成に影響)。
  • 監査:要約四半期連結財務諸表に対して独立監査法人による期中レビュー報告あり(結論は否定的事項なし)。

(注)不明な項目は“–”で示しています。上記は開示資料に基づく要約であり、投資助言・推奨を目的とするものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4755
企業名 楽天グループ
URL https://corp.rakuten.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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