2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は第1四半期単独の予想を開示しておらず、通期予想の修正はなし。四半期業績は会社が据え置いた通期計画に対して概ね想定範囲内(Q1の進捗は売上約23.2%、営業利益約18.2%)と判断できるが、純利益は特殊損失計上で大きく減少。
  • 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」(売上高▲10.3%、営業利益▲13.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益▲62.3%)。
  • 注目すべき変化:特殊設計機械事業の売上が前年同期比▲42.7%と大幅落ち込み。一方、総合接着・樹脂加工はほぼ横ばい(▲0.4%)。第2工期の工場解体費等の特別損失48.57百万円を計上(前年同期は32.01百万円)。
  • 今後の見通し:会社は通期予想(売上3,470百万円、営業利益260百万円、親会社株主当期純利益138百万円)を据え置き。第1四半期の進捗から見ると通期達成の可否は第2四半期以降の受注回復・特殊損失の影響次第。
  • 投資家への示唆:主要事業である総合接着・樹脂加工の安定性は確認されるが、特殊設計機械の受注低迷と建替えに伴う一時費用が短期の収益性を圧迫。通期想定が維持されているため第2四半期以降の受注動向・工場稼働再開状況を確認することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ポバール興業株式会社(Poval Kogyo Co., Ltd.)
    • 主要事業分野:総合接着・樹脂加工(ベルト関連、研磨関連など)、特殊設計機械(設計・製造)
    • 代表者名:代表取締役社長 松井 孝敏
    • 上場コード:4247
    • URL: https://www.poval.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年8月8日
    • 対象会計期間:2025年3月期 第1四半期連結累計期間(2024年4月1日~2024年6月30日)
  • セグメント:
    • 総合接着・樹脂加工:ベルト関連製品、研磨関連等(主に自動車・鉄鋼・ディスプレイ等向け)
    • 特殊設計機械:受注生産の特殊機械(設備投資環境の影響で受注低迷)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):2,634,800株
    • 期中平均株式数(四半期累計):2,634,574株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表・説明会:本資料に「決算補足説明資料作成の有無」「決算説明会開催の有無」の明示なし(別資料参照)
    • 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 会社は第1四半期単独の目標を開示しておらず、通期予想は修正なし。従って「達成率」は通期予想に対する進捗率で算出:
    • 売上高:805.996百万円/通期予想3,470百万円 → 進捗率 23.2%(H1目標1,683百万円に対する進捗 47.9%)
    • 営業利益:47.332百万円/通期予想260百万円 → 進捗率 18.2%(H1目標116百万円に対する進捗 40.8%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:2.547百万円/通期予想138百万円 → 進捗率 1.8%(H1目標44百万円に対する進捗 5.8%)
  • サプライズの要因:
    • 売上減は主に特殊設計機械事業の受注環境悪化(売上▲42.7%)。
    • 純利益大幅減(▲62.3%)は、第2工期に係る工場解体費等の固定資産除却損48.57百万円(特別損失)を計上した影響。
    • 為替差益の計上(営業外収益に4.811百万円)などで経常利益は前年同期比で増加(+6.2%)している点は留意。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想に変更なし。第1四半期の特殊損失は一時的費用であり通期計画に織り込まれている模様だが、特殊設計機械の受注回復が遅れる場合は上振れ/下振れ要因となる。

財務指標(第1四半期:2024/4/1~2024/6/30、金額は百万円表記を基本)

  • 損益(連結)
    • 売上高:805.996百万円(前年同期比 -10.3%、前期:898.737百万円)
    • 売上原価:521.552百万円(前年同期比 -13.2%)
    • 売上総利益:284.444百万円
    • 販管費:237.111百万円
    • 営業利益:47.332百万円(前年同期比 -13.7%)
    • 経常利益:59.332百万円(前年同期比 +6.2%)
    • 特別損失:48.570百万円(固定資産除却損:新工場の解体費等)
    • 税引前四半期純利益:10.762百万円
    • 四半期純利益(親会社株主に帰属):2.547百万円(前年同期比 -62.3%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):0.97円(前年同期 2.56円)
  • 収益性指標
    • 営業利益率:47.332 / 805.996 = 約5.9%(業種平均との比較は業種に依存)
    • 経常利益率:59.332 / 805.996 = 約7.4%
    • 純利益率(親会社株主):2.547 / 805.996 = 約0.32%
  • 貸借対照表(期末:2024/6/30)
    • 総資産:6,960.933百万円(前期末 6,877.387百万円、増加83.546百万円)
    • 自己資本(株主資本+その他):5,664百万円(注記)
    • 純資産合計:5,685.481百万円(前期末 5,726.953百万円、減少41.472百万円)
    • 自己資本比率:81.4%(前期 83.0%)(目安:40%以上で安定 → 81.4%は高い安定性)
  • ROE / ROA(第1四半期ベース、年率換算)
    • ROE(年率換算):約0.18%(第1四半期の親会社株主当期純利益/期末自己資本を年換算) → 目安8%以上(良好)には遠い
    • ROA(年率換算):約0.15%(同上) → 目安5%以上(良好)には遠い
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:23.2%(通期想定に対して) ← 通常は四半期ごとの季節性考慮が必要(H1目標に対する進捗は47.9%)
    • 営業利益進捗率:18.2%(通期)/H1比 40.8%
    • 純利益進捗率:1.8%(通期)/H1比 5.8%
  • キャッシュフロー
    • 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料にも記載なし)。
    • 現金及び預金は834.418→745.516百万円へ減少(▲88.902百万円)。営業CF等の内訳は未公表のため詳細不明。
  • 減価償却費
    • 当第1四半期:31,777千円(前年同期 28,158千円)
  • 在庫・棚卸(期末)
    • 商品及び製品:112.369百万円(前年同期 117.454百万円)
    • 仕掛品:575.837百万円(前年同期 557.114百万円)
    • 原材料及び貯蔵品:448.883百万円(前年同期 455.936百万円)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:81.4%(安定水準)
    • 流動負債合計:794.255百万円(主にその他流動負債増、賞与引当金増加)
    • 負債合計:1,275.452百万円 → 負債比率は低め(高い自己資本率反映)

特別損益・一時的要因

  • 特別損失:固定資産除却損 48.57百万円(新工場棟建替えに伴う第2工期の解体費用)→ 四半期純利益を大きく圧迫
  • 前年同期:固定資産除却損 32.015百万円(第1工期の解体費用)
  • 一時的要因の影響:特別損失を除くと税引前損益は約59.33百万円(経常利益)→ 特別損失がなければ四半期純利益は大きく改善する想定
  • 継続性の判断:解体費はプロジェクト固有の一時費用であり、今後も同程度の項目が続くとは限らない(ただし新工場関連投資は継続中)

配当

  • 配当実績/予想:
    • 2024年3月期(実績):年間37.00円(第1四半期末 18.50、期末 18.50)
    • 2025年3月期(予想):年間38.00円(第2四半期末 19.00、期末 19.00)→ 増配見込み
  • 配当性向(推定、通期予想ベース):
    • 通期親会社株主当期純利益予想 138百万円に対する総配当(38円×2,634,800株 ≒100.12百万円)→ 配当性向 約72.5%(高め/大幅な利益変動により変動リスクあり)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自己株式は期末自己株式数226株(微小)で自社株買いの記載なし

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 新工場棟の建替え・製造DX導入に約8億円投資(資料本文の記載)
    • 貸借対照表の「建設仮勘定」:24,146千円 → 166,176千円(四半期で約142.03百万円増加)=新工場関連の進捗反映
    • 減価償却費(四半期):31,777千円
  • 研究開発:
    • 明示的なR&D費用や主テーマの記載はなし(–)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:受注高・受注残高の明示なし(資料に記載なし:–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産構成(期末):商品112.369百万円、仕掛品575.837百万円、原材料448.883百万円
    • 在庫の推移(前年同期比):商品▲4.4%、仕掛品+3.3%、原材料▲1.6%

セグメント別情報

  • 売上高(第1四半期)
    • 総合接着・樹脂加工:684.658百万円(構成比 約84.9%、前年同期比 ▲0.4%)
    • 特殊設計機械:121.338百万円(構成比 約15.1%、前年同期比 ▲42.7%)
  • セグメント利益
    • 総合接着・樹脂加工:61.457百万円(セグメント利益率 約9.0%)
    • 特殊設計機械:0.475百万円(セグメント利益率 約0.4%)
  • セグメント戦略:総合接着・樹脂加工が主力で安定、特殊設計機械は資材高・設備投資鈍化の影響で受注が弱含み。今後は受注環境回復が課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画の詳細は本資料に記載なし(–)。
  • 設備投資(新工場・製造DX)は中長期の生産性向上・コスト削減を目的とした投資であり、将来的な収益改善の基盤整備と理解される。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:世界経済は堅調だが地域紛争・高金利・中国の先行き不安・原材料高止まり等の不透明要因あり(会社コメント)。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。総合接着製品は自動車・鉄鋼向けの需要に依存するため業界動向の影響を受けやすい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社は2024年5月14日公表の第2四半期累計・通期予想を変更せず(通期:売上3,470百万円、営業利益260百万円、親会社株主当期純利益138百万円、EPS 52.40円)。主要前提は添付資料参照(為替・原材料等)。
  • 予想の信頼性:第1四半期は特殊損失の計上で純利益が低下。通期予想は据え置きだが、特殊設計機械事業の受注回復が不確実な点、建替え関連費用の処理が今後の業績に影響する可能性あり。過去の予想達成傾向は本資料のみでは判断不能(–)。
  • リスク要因:受注動向の悪化、原材料・エネルギー価格、為替変動、工場建替えに伴う追加費用、地政学リスク等。

重要な注記

  • 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細は添付資料7ページ参照)。
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第1四半期に関して作成していない。
  • 添付の四半期連結財務諸表は監査法人による期中レビューを受けている(仰星監査法人 名古屋事務所、結論に問題なし)。

(注記)

  • 数値は開示資料に基づく。単位は特に明記のない場合は百万円または千円表記の資料に基づく。
  • 不明項目は“–”と記載。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4247
企業名 ポバール興業
URL http://www.poval.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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