2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:四半期累計で売上高は会社の通期予想に対し進捗良好(売上進捗率約71.6%)も、営業・経常・当期はいずれも赤字に転落。会社予想/市場予想との直接比較資料は無いため市場差異は–。総じて「売上増だが採算悪化」が最大のサプライズ。
- 業績の方向性:増収減益(売上高18,751百万円:前年同期比+14.3%、営業損失571百万円←前年は営業利益219百万円)。
- 注目すべき変化:連結範囲の拡大(新規連結6社、うちフューレックス買収によりのれん計上1,026百万円等)と、それに伴う無形資産増加(無形固定資産合計1,713百万円→前期286百万円)が費用増を押し上げ、営業損失転化の主因。
- 今後の見通し:2025年通期予想は修正(公表済、売上26,200百万円、営業利益50百万円)。第3四半期累計の進捗(売上71.6%)と現状の営業損失を踏まえると、Q4での大幅な黒字転換か追加の予想修正がなければ通期営業利益予想達成は容易ではない(具体的達成可能性は今後の四半期動向次第)。
- 投資家への示唆(情報提供に留める):売上は拡大しているものの、M&A・のれん償却や管理体制強化に伴う費用増が利益を圧迫している点が最大の注視点。今後は(1)買収統合による収益改善の可否、(2)自動車分野の需要回復状況、(3)キャッシュ残高の推移を中心に確認すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:SOLIZE Holdings株式会社
- 主要事業分野:エンジニアリング・マニュファクチャリング(製品開発受託、エンジニア派遣、3Dプリント試作・装置導入等)、コンサルティング・エンジニアリング(変革コンサル、解析、サイバーセキュリティ等)、ビジネスインキュベーション(新規事業開発・運営)
- 代表者名:代表取締役社長CEO 宮藤 康聡
- 上場:東京証券取引所(コード 5871)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
- 決算説明資料:作成有(決算説明会は無)
- セグメント(報告区分変更:2025年7月1日付で3区分へ変更)
- エンジニアリング・マニュファクチャリング事業:製品開発受託、エンジニア派遣、3Dプリント等
- コンサルティング・エンジニアリング事業:企業課題解決のコンサル・解析・AI等サービス
- ビジネスインキュベーション事業:新規事業開発・運営
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):6,000,000株
- 期末自己株式数(2025年3Q):676,487株
- 期中平均株式数(四半期累計):5,287,567株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算(通期)発表:2025年12月期決算発表(期末):(日付は資料に記載なし、–)
- IRイベント:決算説明会は今回「無」、決算補足資料はTDnetおよび当社HPで公表済
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3Q累計の進捗で表現)
- 売上高:18,751百万円。通期予想26,200百万円に対する進捗率 約71.6%(進捗良好)
- 営業利益:△571百万円。通期予想50百万円に対する達成率(進捗)は計算上△1,142%(マイナス)であり、現状は大幅未達状態
- 純利益(親会社株主帰属):△354百万円。通期予想5百万円に対する達成率は△7,080%(マイナス)
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主要因)
- 売上増の要因:既存事業の受注増、3D CADソフト販売拡大、子会社化(フューレックス)による増収、海外拠点(カナダ・タイ)設立の寄与
- 利益悪化の要因:(1)販管費の増加(販売費及び一般管理費5,506百万円 ← 前年4,316百万円、前年同期比+27.6%相当)、(2)のれん計上・のれん償却(のれん合計1,196百万円、のれん償却49百万円)や買収関連費用、(3)グループ再編・体制強化に伴う費用、(4)自動車顧客の開発費外部流出抑制などによる需給悪化
- 通期への影響:会社は通期予想を修正済(発表有)。第3四半期までの累計からは、Q4における大幅なコスト圧縮や高採算案件の集中がなければ通期営業利益50百万円の達成は厳しいと判断される状況(現時点は達成に向けた上方材料より下方リスクが目立つ)。
財務指標
- 損益要点(第3四半期累計、百万円)
- 売上高:18,751(前年同期16,411、+14.3%)
- 売上総利益:4,935(前年4,536、+8.8%)
- 販管費:5,506(前年4,316、+27.6%)
- 営業利益:△571(前年219、前年同期比 △360.7%(▲))※営業利益率 -3.05%(業種平均と比較:業種平均は企業により差あり)
- 経常利益:△579(前年201、前年同期比 △388.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:△354(前年114、前年同期比 △410.5%)
- 1株当たり四半期純利益(累計):△67.06円(前年22.81円、前年同期比 △394.1%)
- 財政状態(2025/9/30、百万円)
- 総資産:14,892(前期末15,448、前年同期比 △3.6%)
- 純資産:10,908(前期11,478、前年同期比 △4.9%)
- 自己資本比率:73.2%(安定水準、前期74.3%)
- 現金及び預金:4,311(前期7,238、△2,927百万円減)
- 収益性指標(単純計算、累計ベース)
- ROE(累計ベース、単純計算):△3.25%(親会社株主に帰属する四半期純利益 -354 / 純資産10,908)
- ROA(累計ベース):△2.38%(-354 / 総資産14,892)
- 営業利益率:-3.05%(営業損失571 / 売上18,751)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高進捗率:18,751 / 26,200 = 71.6%(通常は2/3を超えており進捗良好)
- 営業利益進捗率:△571 / 50 = △1,142%(※マイナス。通期黒字化にはQ4で大幅改善が必要)
- 純利益進捗率:△354 / 5 = △7,080%(※同上)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料に未記載)。ただし注記より、現金及び預金は7,238→4,311(△2,927百万円)。主な減少要因はフューレックス株式取得(手元資金支出)、税金等調整前四半期純利益の悪化、配当支払等。
- 営業CF/純利益比率:–(営業CF金額不明のため算出不可)
- 流動性・安全性
- 流動資産合計 9,957 / 流動負債合計 3,735 → 流動比率 約266.6%(流動性は高い)
- 負債合計 3,984 / 純資産 10,908 → 負債比率(負債/資本)約36.5%(健全)
- 在庫・債権
- 売掛金等 4,323(前期4,310、+0.3%)、棚卸資産 541(前期538、+0.6%) — 大きな在庫積増しは見られず
- 減価償却・無形資産
- 減価償却費:195百万円(前年145)
- のれんの償却額:49百万円(前年19)
- 無形固定資産の増加(のれん含む):1,713百万円(前期286)── のれん計上が主要因
特別損益・一時的要因
- 特別利益:–(該当なし/資料記載なし)
- 特別損失:合計23百万円(投資有価証券評価損19百万円、減損損失3百万円等)
- のれん計上:RACAR Canada事業譲受により179百万円、フューレックス株式取得に伴い暫定のれん1,026百万円計上(暫定配分中) — のれん償却が今後の費用化要因
- 一時的要因の影響:のれん増加・買収関連費用は今期の費用負担を押し上げており、これらは一時的な投資費用と継続的償却の両面があるため、継続性の判断は案件ごとに異なる(予定償却は発生)。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末配当(会社予想):55.00円(通期合計55.00円、前期合計47.00円)
- 配当利回り:–(株価情報未掲載のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):約5,860%(概算。計算根拠:配当総額 ≒ 55円 × 発行済株式数(自己株控除後概算5,323,513株) ≒ 293百万円、通期純利益予想5百万円のため配当性向非常に高く算出される。注:純利益予想が極めて小さいため算出上大きな数値となる)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得の記載は今回資料に無し(ただし現状の配当方針は明示)
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(当該資料に個別数値記載無し)
- 減価償却費:195百万円(前年145百万円)
- 研究開発費(R&D):–(資料に記載無し)
- 主な投資内容:子会社化・M&A(フューレックス、RACAR取得等)、海外拠点設立(カナダ、タイ)
受注・在庫状況
- 受注高/受注残高:–(資料に記載無し)
- 棚卸資産:541百万円(前年同期538百万円、+0.6%)
- 在庫回転日数:–(資料に記載無し)
セグメント別情報(第3四半期累計:2025/1–9、百万円)
- エンジニアリング・マニュファクチャリング
- 売上高:13,924(前年同期 12,907、+7.9%)
- セグメント損益:△59(前年同期セグメント利益537)→ 大幅看板悪化
- コンサルティング・エンジニアリング
- 売上高:3,321(前年同期2,622、+26.7%)
- セグメント利益:216(前年同期440、△50.9%)
- ビジネスインキュベーション
- 売上高:1,506(前年同期881、+70.8%)
- セグメント損失:△778(前年同期△758)
- セグメント注記:2025年第3四半期よりセグメント区分を2区分→3区分へ変更(持株会社体制移行に伴う事業承継)。前年比較数値は新区分に組替え済。セグメント間取引消去・全社費用配賦等の調整あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期数値目標の詳細記載なし(–)
- 進捗・KPI:事業拡大(海外拠点・M&A・ソフト/AI領域の拡充)を進めているが、短期的には買収関連費用等が利益を圧迫。中長期での収益性回復と買収統合効果の実現がカギ。
競合状況や市場動向
- 市場動向:主要顧客である自動車業界での需要拡大鈍化、顧客側の外部開発費抑制傾向が表面化。防衛・電機等の需要は比較的堅調。為替や関税政策等の不確実性あり(文中言及)。
- 競合比較:同業比較データは資料に無し(–)。ただし、自動車向けエンジニアリングサービスは世界展開とソフト/AIサービス強化が競争上の重要点。
今後の見通し(会社発表)
- 通期業績予想(修正有、2025/1/1–12/31、百万円)
- 売上高:26,200(前期比+15.3%)
- 営業利益:50(△89.0%)※修正済
- 経常利益:50(△88.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:5(△98.0%)
- 1株当たり当期純利益:0.94円
- 予想の前提・信頼性:会社は修正を行っており、通期の採算回復はQ4の着地次第。過去の予想達成傾向についての定量情報は資料に無し(–)。
- 主なリスク要因:自動車産業の需要動向、M&A統合の進捗、為替・原材料価格変動、投資有価証券評価損等。
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等)を第1四半期から適用(四半期財務への影響は無しと記載)。
- 連結範囲の変更:第3四半期より新規連結6社(SOLIZE PARTNERS、SOLIZE Ureka Technology、+81、SOLIZE Canada、SOLIZE Thailand、株式会社フューレックス等)を追加。これが資産(のれん)増加と費用増の主因。
- 四半期連結キャッシュフロー計算書:第3四半期累計のCF計算書は作成していない(但し注記で現金減少理由を説明)。
(注)資料に記載のない項目は「–」としています。上記は提出済の決算短信(連結)に基づく要約・整理であり、投資判断や売買の助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5871 |
| 企業名 | SOLIZE Holdings |
| URL | https://www.solize.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
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