2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信補足説明資料
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:期初計画(上期計画)比では売上はやや未達(達成率96.3%)だが、営業利益は下振れ(達成率76.9%)。通期予想は修正なし(会社見通しとほぼ一致の扱い)。
- 業績の方向性:上期は「増収(+0.4%)・減益(営業利益△1.2%)」の状況。事業別では食品・資材が増収増益、海洋・機械が減収減益。
- 注目すべき変化:棚卸資産(在庫)を年末商戦に向け積み増したため、流動資産・在庫が大幅増(棚卸資産 +8,881百万円)。短期借入金の増加(短期債務 +9,790百万円)で流動負債も増加。
- 今後の見通し:通期(2025年3月期)業績予想は据え置き(売上1,350億円、営業利益34億円)。会社は下期で食品の年末商戦と機械の大型案件納入完了により通期達成可能と判断。
- 投資家への示唆:短期的には在庫増・営業CF悪化が懸念(営業CFが大幅マイナス)。一方で食品事業の年末商戦寄与度が高く、下期成果次第で通期業績および配当上積みの余地あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ニチモウ株式会社
- 主要事業分野:水産物(鮮凍水産物・加工食品・すり身等)の販売、海洋事業(養殖関連・漁網・資材等)、機械事業(食品加工機械など)、資材事業(化成品・農畜資材等)、バイオティックス、物流、不動産等
- 上場市場:東証プライム(証券コード 8091)
- 報告概要:
- 提出日:2024年11月8日
- 対象会計期間:2025年3月期 第2四半期(中間期、上期)
- セグメント(名称と概要):
- 食品事業:鮮凍水産物、加工食品、すり身等の販売・加工(主力)
- 海洋事業:養殖関連資材、漁網・漁具、船舶・機械等
- 機械事業:食品加工機械など(国内・海外の大型案件)
- 資材事業:化成品、農畜資材等(建材・農業関連)
- バイオティックス:研究・関連事業
- 物流・その他:物流サービス、不動産賃貸等
- 発行済株式:
- 今後の予定:
- 決算説明会:2024年11月18日に第2四半期決算説明会(動画配信)
- 株主総会:–(通期決算後に予定)
- IRイベント:随時(次期中期経営計画の発表準備中)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(期初計画=上期計画との比較)
- 売上高:61,607百万円(前年同期比+0.4%)。上期計画64,000百万円に対する達成率 96.3%。
- 営業利益:1,230百万円(前年同期比△1.2%)。上期計画1,600百万円に対する達成率 76.9%。
- 中間純利益:1,083百万円(前年同期比△2.0%)。上期計画1,200百万円に対する達成率 90.3%。
- サプライズの要因:
- 売上のほぼ計画並み着地は、食品・資材の好調が寄与。
- 営業利益が下振れた主因は、機械事業の海外大型案件の納入遅延に伴う利益確定の下期移管、海洋事業の養殖関連販売低調。さらに在庫積み増しによる資金繰り負荷が営業CF悪化を招く。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想(売上135,000百万円、営業利益3,400百万円)を据え置き。下期に食品の年末商戦と機械の大型案件納入完了で巻き返す想定だが、個人消費の伸び悩みや納期リスクが達成の不確実性要因。
財務指標(要点)
- 損益(上期=2025年3月期2Q実績)
- 売上高:61,607百万円(前年比+0.4%=+274百万円)
- 売上総利益:5,687百万円(売上総利益率 9.2%)
- 販管費:4,456百万円
- 営業利益:1,230百万円(営業利益率 2.0%、前年同期比△1.2%)
- 経常利益:1,436百万円(前年同期比△0.1%)
- 中間純利益:1,083百万円(前年同期比△2.0%)
- EPS(1株当たり利益):–(記載なし)
- 収益性指標(参考)
- ROE:9.0%(2024年3月期実績、目安:8%以上で良好)
- ROA:–(記載なし)
- 営業利益率:2.0%(業種平均との比較は業種により変動。低~中程度)
- 進捗率分析(通期予想に対する上期実績の進捗)
- 売上高進捗率:45.6%(61,607 / 135,000)
- 営業利益進捗率:36.2%(1,230 / 3,400) → 通期ベースでは上期での取り込みが弱く、下期により多くを期待
- 純利益進捗率:41.7%(1,083 / 2,600)
- 備考:期初上期計画(64,000)に対しては若干の未達(96.3%)だが、通期計画に対する進捗は想定よりやや遅れ(特に営業利益)
- 貸借対照表(主要項目、前期末比)
- 資産合計:90,949百万円(前期末比 +9,856)
- 流動資産:65,650百万円(+9,053)
- 現金及び預金:6,223百万円(△2,135)
- 受取手形・売掛金:18,089百万円(+418)
- 商品及び製品(棚卸資産):33,659百万円(+8,881)
- 固定資産:25,131百万円(+753)
- 負債合計:62,082百万円(流動負債 45,102、固定負債 16,979)
- 短期債務(短期借入金等):27,377百万円(+9,790)
- 支払手形・買掛金:12,433百万円(△3,840)
- 純資産:28,867百万円(+517)
- 自己資本比率(純資産比率):約31.7%(28,867 / 90,949)(安定水準目安:40%以上がより安定だが31.7%は中程度の余裕)
- 流動比率(概算):約145.6%(65,650 / 45,102)(短期支払能力は確保)
- キャッシュフロー(2024/4-2024/9)
- 営業活動CF:△13,466百万円(前年同期△7,399百万円、悪化:△6,067)
- 主因:棚卸資産の増加(△9,602)等
- 投資活動CF:△765百万円(前年同期△564)
- フリーCF:△14,232百万円(前年同期△7,963)
- 財務活動CF:+12,402百万円(短期借入調達+9,090、社債発行による調達+3,648)
- 現金及び現金同等物期末残高:5,795百万円(前期比△2,727)
- 営業CF/純利益比率:△13,466 / 1,083 ≒ △12.4(目安1.0以上だが大きく下回る;在庫積増しが主要要因)
- 四半期推移(QoQ):詳細数値のQoQ比較は資料に限定的記載。上期(2Q)で在庫積増しの影響が顕著。
- 財務安全性・効率性:
- 自己資本比率:31.7%(やや健全〜中程度)
- 短期借入金増加により流動負債が増加、資金繰りは年末商戦後の回収が鍵
- 総資産回転率等は記載なし(–)
特別損益・一時的要因
- 特別損益:今期上期は「事業再構築・整理費用等の計上なし」と明示(特別損失等の大きな一時項目は無し)。
- 一時的要因の影響:在庫積増しは季節要因(年末商戦)による戦略的在庫で、3Q以降の販売・回収で消化予定。海洋事業の養殖関連低調は気候変動の影響で一時性の可能性ありだが継続リスクも存在。
- 継続性の判断:在庫は季節性のため期末に向け解消見込み。一方、気候変動や納期長期化は継続リスクとして注意。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:45円(確定)
- 期末配当(予想):45円(据え置き、通期予想年間90円:中間45円+期末45円)
- 配当性向:目標配当性向30%以上(実質累進配当政策を維持)
- 配当利回り(参考):資料内の株価平均(約2,000円)を用いると年間90円で約4.5%(参考値)。実際の利回りは時点の株価に依存。
- 特別配当:なし(今期は記念配等の記載なし)
- 株主還元方針:配当による還元を維持。業績により期末配当は3Q以降の結果次第で上積み検討。
設備投資・研究開発
- 中期投資枠(合計):100億円(中計)
- 投資累計(2Q末時点):現中計立案時の約3割を実施(合計は資料内のセグメント別合算でおおむね約35億円前後の投資実績)
- 主な投資(累計額・用途):
- 陸上養殖の事業化:30億計画中 投資累計 5.7億円(Phase2移行準備)
- バイオマス漁網の実用化(研究開発):10億計画中 1.9億円
- 水産物加工の安定供給(設備投資):30億計画中 22.6億円(紋別地区工場増設等、ほぼ完了)
- M&A資金:20億計画中 調達等での準備(投資累計の詳細は段階的実行)
- その他(システム改修等):10億計画中 5.3億円
- 減価償却費:–(記載なし)
- R&D費用:一部(バイオマス漁網等)計上あり(総額の明細は非開示)
受注・在庫状況
- 受注状況:機械事業で大型案件の受注は堅調だが、納期・工期の長期化により下期へ持ち越し(受注残は下期回収見込み)。具体的受注高・受注残高の数値は記載なし(–)。
- 在庫状況:
- 棚卸資産:33,659百万円(前期末比 +8,881百万円、積極的な水産物在庫確保)
- 在庫の推移は年末商戦に向けた先行仕入れのため増加。会社見解では3Q~4Qで着実に消化予定。
- 在庫回転日数等:–(記載なし)
セグメント別情報(2Q実績、前年同期比較)
- 全社:売上 61,607百万円(+0.4%)、営業利益 1,230百万円(△1.2%)
- 食品:
- 売上 38,768百万円(構成比 62.9%)+390百万円(前年同期比)
- 営業利益 876百万円(利益率 2.3%)+136百万円(増益)
- 主因:カニ・凍魚等主力商材の販売増、インバウンド需要取り込み
- 海洋:
- 売上 11,051百万円(構成比 17.9%)△85百万円(減収)
- 営業利益 450百万円(利益率 4.1%)△101百万円(減益)
- 主因:気候変動による養殖関連販売低調、漁網等は前年の反動減
- 機械:
- 売上 6,009百万円(構成比 9.8%)△62百万円(減収)
- 営業利益 391百万円(利益率 6.5%)△167百万円(減益)
- 主因:国内外で受注はあるが納期・工期長期化で下期へ利益先送り
- 資材:
- 売上 4,406百万円(構成比 7.2%)+143百万円(増収)
- 営業利益 190百万円(利益率 4.3%)+11百万円(増益)
- 主因:原料高の価格転嫁が順調
- 物流:売上 1,182百万円(△106)、営業利益 54百万円(+147)
- バイオティックス・その他:小規模(詳細は上表参照)
- セグメント戦略:食品で年末商戦集中、資材は価格転嫁で維持、機械は納入完了で下期回復見込み
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:現中計の投資枠100億円のうち約3割を実施。重点項目は陸上養殖事業化、バイオマス漁網実用化、M&A・設備投資、社内システム。
- KPI・資本効率:ROE向上(現状 ~9.0%)とPER改善でPBR改善(現状PBR 0.64倍)を目指す。PBR1倍超を目標に企業価値向上を図る。
- 進捗:水産物加工設備への投資はほぼ完了。次期中計の立案を進行中。
競合状況・市場動向
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に非開示(–)。
- 市場動向:
- インバウンド需要はコロナ前水準を上回る回復で食品需要を押し上げ。
- 一方で物価高が個人消費を抑制、国内消費の伸びには不確実性あり。
- 気候変動(海水温上昇、赤潮等)が養殖ビジネスに影響。
今後の見通し(会社発表ベース)
- 通期見通し(変更なし):
- 売上高:135,000百万円(前期比+5.7%)
- 営業利益:3,400百万円(前期比+68.3%)
- 経常利益:3,600百万円(前期比+40.5%)
- 当期純利益:2,600百万円(前期比+10.7%)
- 前提条件/リスク:
- 機械事業の大型案件が下期に予定どおり納入されること
- 年末商戦で食品在庫が計画どおり販売・回収されること
- 為替や原材料市況の急変、気候変動の影響、個人消費の弱さがリスク要因
- 予想の信頼性:会社は下期での回復を見込む一方、上期の営業利益進捗が低いため下期の実行が鍵。
重要な注記
- 会計方針の変更:特段の記載なし(重要な会計方針変更は –)。
- その他重要事項:今期は事業再構築・整理費用の計上無し。IR問合せ先・決算説明会動画の案内あり。
注意事項(開示事項)
- 本資料は提供された決算短信補足説明資料に基づく要約であり、投資助言を行うものではありません。数値は資料中の数値を引用/計算したもので、端数処理や引用ミスを避けるため詳細は原資料をご確認ください。数値に「–」とある項目は原資料で明示されていないため省略しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8091 |
| 企業名 | ニチモウ |
| URL | http://www.nichimo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
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