2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。中間実績は売上高が会社の期待どおりほぼ予想通り(前年同期比 +1.5%)だが、営業利益は前年同期比で大幅下落(△42.1%)と市場想定を下回る可能性(上振れ/下振れは会社予想の修正無しのため「ほぼ想定どおり」だが、利益進捗は弱い)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高:20,998百万円、前年同期比 +1.5%/営業利益:1,390百万円、前年同期比 △42.1%)。
  • 注目すべき変化:営業利益率が前年中間の11.6%→当中間6.6%に低下(原材料市況の変動、販売価格への転嫁遅れ、および前年度に計上した棚卸資産評価損の減少効果の剥落が主因)。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し(通期売上 40,500百万円、営業利益 3,200百万円、当期純利益 2,600百万円)。中間の営業利益進捗が低め(通期営業利益に対する進捗率 約43.4%)であるため、下期での収益改善(原価改善/販管費見直し/保有資産流動化)が必要。会社はこれら対応で予想達成を見込むとしている。
  • 投資家への示唆:売上は堅調だが、利益率改善が課題。特に電池材料等の原材料市況と価格転嫁のタイミングが収益に与える影響が大きく、下期での収益改善策の実効性を注視する必要がある。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:日本化学工業株式会社(証券コード 4092)
    • 主要事業分野:化学品・機能材料(クロム製品、シリカ、リン製品、ホスフィン誘導体、電池材料、電子セラミック材料、高純度電子材料等)、賃貸事業ほか
    • 代表者名:代表取締役社長 棚橋 洋太
    • URL:https://www.nippon-chem.co.jp/
  • 報告概要
    • 提出日:2025年11月11日(決算短信)
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間)連結、2025年4月1日〜2025年9月30日
    • 決算説明資料:作成有(決算説明会は開催無し)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 化学品事業:めっき用クロム、シリカ、燐製品等
    • 機能品事業:ホスフィン誘導体、農薬原体、電池材料、電子セラミック材料、回路材料、高純度電子材料等
    • 賃貸事業:不動産賃貸等
    • その他:事業撤退等に伴う非報告セグメント(環境測定等、書店事業は既に撤退)
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):8,922,775株
    • 期末自己株式数:166,535株
    • 期中平均株式数(中間):8,744,502株
    • 時価総額:–(資料中記載なし)
  • 今後の予定
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
    • 決算説明会:無(説明資料は作成)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想の中間別目標は公表されていないため、通期予想に対する達成率で示す)
    • 売上高:中間実績 20,998百万円 / 通期予想 40,500百万円 → 達成率 51.8%(中間でのおおむね50%超、順調)
    • 営業利益:中間実績 1,390百万円 / 通期予想 3,200百万円 → 達成率 43.4%(やや遅れ)
    • 当期純利益:中間実績 1,336百万円 / 通期予想 2,600百万円 → 達成率 51.4%(おおむね中間比想定どおり)
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
    • 売上高増加の要因:電子セラミック材料(車載・通信向け)や一部機能品(農薬原体等)の増収。
    • 営業利益減少の要因:電池材料での原材料市況変動と販売価格転嫁のタイムラグ、前年度に発生した棚卸評価損の減少効果が今期は無くなったこと 等。
    • 特別損益:固定資産売却益 504百万円(特別利益)が計上されているが、固定資産除却損98百万円、関係会社清算損58百万円等の特別損失も計上。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。だが営業利益進捗が低いため、下期のコスト改善・価格転嫁等の実行が不可欠。現状は達成可能性を維持しているとの会社見解。

財務指標(要点)

  • 貸借対照表(主要数値)
    • 総資産:75,694百万円(前期末 75,105百万円、+589百万円)
    • 純資産:47,791百万円(前期末 46,395百万円、+1,395百万円)
    • 自己資本比率:63.1%(前期末 61.8%) → 63.1%(安定水準、目安>40%)
    • 現金及び預金:6,725百万円(前期末 7,927百万円、△1,202百万円)
    • 短期借入金:11,825百万円(前期末 10,575百万円、+1,250百万円)
    • 長期借入金:3,312百万円(前期末 4,500百万円、△1,188百万円)
  • 損益計算書(中間)
    • 売上高:20,998百万円(前年同期 20,678百万円、+1.5% / +320百万円)
    • 売上総利益:4,161百万円(前年同期 5,039百万円、△17.5%)
    • 販売費及び一般管理費:2,770百万円(前年同期 2,637百万円、+5.1%)
    • 営業利益:1,390百万円(前年同期 2,401百万円、△42.1%)
    • 経常利益:1,374百万円(前年同期 2,393百万円、△42.6%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,336百万円(前年同期 1,633百万円、△18.2%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):152.79円(前年同期 185.09円、△17.4%)
  • 収益性指標(計算)
    • 営業利益率:6.62%(1,390 / 20,998) ← 前期中間 11.61% → 大幅悪化(業種平均は個別だが減少は注意)
    • ROE(目安8%以上良好):約2.79%(1,336 / 47,791) → 低水準(目安未達)
    • ROA(目安5%以上良好):約1.76%(1,336 / 75,694) → 低水準
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:51.8%(通常の中間は50%前後) → 順調
    • 営業利益進捗率:43.4%(やや遅れ) → 下期に利益改善が必要
    • 純利益進捗率:51.4%(ほぼ均衡)
    • 過去同期間との比較:営業利益率低下が最大の懸念で、売上は横ばい〜微増だが利益率が悪化
  • キャッシュフロー(中間)
    • 営業CF:+1,335百万円(前年同期 +3,132百万円、減少)
    • 投資CF:△2,188百万円(前年同期 △3,078百万円) 主に有形固定資産取得(設備投資)支出(2,812百万円)
    • 財務CF:△345百万円(前年同期 △875百万円) 主に借入金返済・配当支払(中間配当 400百万円)等
    • フリーCF(営業CF − 投資CF):△853百万円(営業1,335 − 投資2,188) → マイナス
    • 営業CF−投資CF−配当金(会社が示した指標)=△1,253百万円(12億5,300万円の支出)
    • 現金同等物残高:6,427百万円(期首 7,628百万円、△1,200百万円)
  • 財務安全性・効率性
    • 自己資本比率 63.1%(安定)
    • 流動負債合計 20,485百万円に対する流動資産 31,008百万円 → 流動比率は概ね良好(具体値は資料で算出可)
    • 在庫(商品及び製品)は 4,287百万円(前期末 5,470百万円、△1,183百万円:在庫減少)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産売却益 504百万円(当中間)
  • 特別損失:固定資産除却損 98百万円、関係会社清算損 58百万円、合計 157百万円
  • 一時的要因の影響:特別利益の計上により経常利益→税引前利益の変動があり、これを除くと本業の経常利益は前年同期より低下している点に留意。
  • 継続性の判断:固定資産売却益等は一時要因であり継続性は低い。

配当

  • 中間配当:60円(2026年3月期中間)→ 前期中間は46円(2025年3月期)
  • 期末配当(予想):60円(通期合計 120円、会社予想からの修正無し)
  • 配当性向(通期予想ベース):約40.4%(年間配当120円 ÷ 1株当たり当期純利益 297.63円)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:さらなる株主還元強化に取り組む旨記載(自社株買い等の具体施策は今回記載無し)

設備投資・研究開発

  • 設備投資額(投資活動による支出):当中間 2,812百万円(前年同期 2,609百万円)主に有形固定資産取得
  • 減価償却費:1,845百万円(当中間)
  • 主な投資内容:資料中に詳細記載は限定的(設備投資中心)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 在庫状況:商品及び製品 4,287百万円(前期末 5,470百万円、△1,183百万円)、原材料及び貯蔵品 3,287百万円(前期末 3,530百万円、△243百万円) → 在庫減少傾向

セグメント別情報(中間:2025/4/1〜2025/9/30)

  • 売上高(外部顧客)
    • 化学品事業:9,079百万円(前年同期 9,087百万円、ほぼ横ばい)
    • 機能品事業:11,307百万円(前年同期 10,744百万円、+5.2%)
    • 賃貸事業:469百万円(前年同期 457百万円、+2.6%)
    • その他(報告外):141百万円(前年同期 389百万円、事業構成変化等)
  • セグメント利益(当中間)
    • 化学品事業:637百万円(前年同期 842百万円、△24.3%) → クロムは好調だが一部製品(燐製品等)が低調で減益
    • 機能品事業:458百万円(前年同期 1,258百万円、△63.6%) → ホスフィン誘導体や電子材料は伸長したが、電池材料や回路材料の利益圧迫が大きい
    • 賃貸事業:275百万円(前年同期 274百万円、ほぼ横ばい)
  • 解説:機能品事業は売上は増加したが、製品ミックスと原価動向で利益貢献が低下。化学品は売上は横ばいだが利益低下。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画に掲げる「事業拡大と体質強化」「グローバル化の推進」「新たな価値の創造」を継続して推進との記載。
  • KPI等の細目進捗は資料に限定的記載 → 具体のKPI達成状況は –。通期目標達成のためコスト改善・資産流動化を進める旨。

競合状況や市場動向

  • 市場面:原燃料価格の高止まり、世界情勢不透明等がリスク要因として挙げられている。

今後の見通し

  • 業績予想(通期・会社発表)
    • 売上高:40,500百万円(前期比 +4.3%)
    • 営業利益:3,200百万円(前期比 △4.3%)
    • 経常利益:3,200百万円(前期比 ±0%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:2,600百万円(前期比 +1.6%)
    • 1株当たり当期純利益(予想):297.63円
  • 予想の前提:為替・原材料等の前提は詳細記載なし。会社は売上原価改善、販管費見直し、保有資産流動化等で収益性改善を図るとしている。
  • 予想の信頼性:中間での営業利益進捗がやや弱いため、下期での改善実行が成否の鍵。過去実績や予想修正実績に関する記載は限定的 → 保守的/楽観的の判断は資料からは明確でない。
  • リスク要因:原材料価格変動、販売価格への転嫁遅延、世界経済や通商政策の変化、需給の地域別変動等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(当中間期における連結範囲の変更等も無し)
  • 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外(注記あり)
  • 表示方法の変更:受取手形/電子記録債権の表示区分変更等の表示方法組替えあり(注記参照)
  • 重要な後発事象:無し

注記・留意事項

  • 不明項目や資料に明確記載のない数値は「–」としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4092
企業名 日本化学工業
URL http://www.nippon-chem.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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