1. 企業概要

ブロードマインドは、個人および法人向けの金融パートナー事業を展開する企業です。保険(生命保険、損害保険)、住宅ローン、資産運用といった幅広い金融商品を複合的にコンサルティング販売しています。特に20代から40代の若い顧客層を主要ターゲットとしており、大手カード会社との提携を通じて顧客基盤を拡大している点が特徴です。
主力製品・サービスは、顧客のライフプランに合わせたオーダーメイドの金融コンサルティングと、それに付随する各種金融商品の提供です。また、金融教育やフィナンシャル・ウェルビーイングに関連するデジタル製品の開発・提供も行っています。
収益モデルは、金融商品の販売手数料(コミッション)が主軸となるフロー型です。B2C(個人顧客)とB2B(法人顧客)の両方に対応していますが、特に個人顧客へのコンサルティング販売が中心です。技術的独自性としては、金融教育やコンサルティングにおけるデジタル化への取り組みが挙げられますが、詳細な参入障壁を示す情報は今回のデータからは読み取れません。

2. 業界ポジション

ブロードマインドは、東京証券取引所グロース市場に上場し、「金融(除く銀行)」セクターの「保険業」に分類されます。保険代理店業としては、多岐にわたる金融商品を取り扱う「来店型/訪問型総合金融コンサルティング」の形態を取っています。若い顧客層をターゲットとし、大手カード会社との提携で顧客獲得を進める戦略は、特定のニッチ市場を狙うものと言えます。
市場動向としては、消費者の金融リテラシー向上や資産形成への関心の高まり、一方で金融商品の複雑化や選択肢の増加があります。同社は、これに対し「金融教育」や「デジタル製品」を提供することで対応しようとしています。競合に対する相対的な強みは、幅広い金融商品を一元的にコンサルティングできる「ワンストップサービス」と、若い世代へのアプローチ力です。弱みとしては、大手保険会社や銀行系エージェントに比べたブランド認知度や規模感、キャッシュフローの不安定さが挙げられます。

【定量比較】業界平均との財務指標比較

指標 ブロードマインド (過去12ヶ月実績/予想) 業界平均 評価
PER (予想) 22.85倍 20.5倍 やや割高
PBR (実績) 2.06倍 1.3倍 割高
ROE (実績) 8.07% データなし 普通
営業利益率 13.98% データなし 良好

PERおよびPBRは業界平均と比較して割高な水準にあります。ただし、同社の事業特性(金融商品のコンサルティング販売)を考慮し、単純な保険業の平均とは一概に比較できない側面もあります。

3. 経営戦略

経営陣のビジョンや中期経営計画に関する具体的な情報は提供されていませんが、企業概要からは、保険中心に証券、住宅ローンといった幅広い金融商品をコンサルティング販売し、20〜40代の顧客を中心に事業展開していることが伺えます。また、金融教育やフィナンシャル・ウェルビーイングに関連するデジタル製品の開発・提供を行っており、これが今後の成長戦略の一環と推測されます。
重点投資分野として具体的な情報は提供されていません。成長戦略は、既存のコンサルティング販売の強化に加え、デジタル領域でのサービス拡充が考えられます。
最近の適時開示情報(大型受注、新製品、M&A等)に関する具体的な情報は提供されていません。
現時点では、これらの情報が今後の業績に与える影響を具体的に評価することは困難です。

4. 財務分析

【収益性】

指標 過去12ヶ月実績 2025/3期予想 2024/3期実績 2023/3期実績
営業利益率 13.98% 8.62% 13.79% 14.29%
ROE 8.07% 5.88% 11.98% 16.07%
ROA 7.89% データなし データなし データなし

過去12ヶ月の実績では営業利益率が13.98%と良好な水準ですが、ROEは8.07%とベンチマーク(10%)をわずかに下回っています。2025年3月期は営業利益率、ROEともに低下予想となっており、収益性の悪化が懸念されます。ROAは7.89%とベンチマーク(5%)を上回っており、総資産に対する利益運用は効率的です。

【財務健全性】

指標 直近四半期実績
自己資本比率 73.6%
流動比率 3.81 (381%)
D/Eレシオ 0.53%

自己資本比率は73.6%と極めて高く、財務基盤は非常に安定しています。流動比率も381%と高く、短期的な支払い能力に問題はありません。D/Eレシオも0.53%と低く、有利子負債はほとんどありません。非常に健全な財務状況と言えます。

【成長性】

決算期 売上高(百万円) 前年比成長率 最終益(百万円) 前年比成長率 修正1株益(円)
2022/3実績 3,622 +10.3% 327 +16.0% 61.9
2023/3実績 4,324 +19.4% 535 +63.6% 100.8
2024/3実績 5,221 +20.7% 446 -16.6% 82.9
2025/3予想 6,021 +15.3% 231 -48.2% 41.3
2026/3予想 5,940 -1.3% 340 +47.2% 59.6

過去数年間は売上高が二桁成長を続けていましたが、2024年3月期に最終益が減益に転じ、2025年3月期は売上高は増加予想ながら、営業利益、経常利益、最終利益ともに大幅な減益が予想されています。2026年3月期は売上高が微減予想である一方、利益は回復する見込みです。特に2025年3月期の利益落ち込みと、その後の回復ペースが注目されます。

【キャッシュフロー】

キャッシュフロー区分 過去12ヶ月実績(百万円) 前年比較
営業活動によるCF -346 データなし
投資活動によるCF データなし データなし
財務活動によるCF データなし データなし
フリーキャッシュフロー -673.12 データなし

過去12ヶ月の営業キャッシュフロー(-346百万円)はマイナスであり、本業でキャッシュを生み出せていない状況です。これに伴い、フリーキャッシュフローも-673.12百万円と大幅なマイナスとなっています。これは、今後の成長投資や株主還元に影響を与える可能性があります。

  • 営業CF/純利益比率:-1.07
    • 過去12ヶ月の純利益322百万円に対し、営業CFは-346百万円とマイナスであり、利益とキャッシュフローの間に大きな乖離が見られます。利益の質には強い懸念があります。
  • 配当カバレッジ比率:-1.01
    • 営業CFがマイナスであるため、配当支払額(年間60円 × 5.7M株 = 342百万円)を本業のキャッシュフローで賄えていません。

【セグメント別分析】

提供された企業情報によると、「【連結事業】フィナンシャルパートナー100(2025.3)」とあるため、ブロードマインドは単一セグメントで事業を行っています。そのため、セグメント別の売上構成比、成長率、利益率の比較は行うことができません。

【四半期進捗】

直近の四半期は2025年9月30日(2026年3月期第2四半期)。通期の業績予想(2026年3月期)は、売上高5,940百万円、修正1株益59.6円ですが、直近四半期単体の売上高や利益データが提供されていないため、通期予想に対する正確な進捗率を算出することはできません。
ただし、過去12ヶ月の売上高5,776百万円と、2026年3月期の通期売上高予想5,940百万円を比較すると、年間で横ばいから微増を予想していることが伺えます。

5. 株価分析

【現在の水準】

指標 現在値 業界平均 評価
PER (予想) 22.85倍 20.5倍 やや割高
PBR (実績) 2.06倍 1.3倍 割高

ブロードマインドのPER22.85倍は業界平均20.5倍と比較してやや割高、PBR2.06倍は業界平均1.3倍と比較して割高な水準にあります。

  • EPS(会社予想): 59.60円
  • BPS(実績): 660.26円
  • EPSベースの目標株価(業界平均PER基準): 59.60円 × 20.5倍 = 1,221.8円
  • BPSベースの目標株価(業界平均PBR基準): 660.26円 × 1.3倍 = 858.338円

現在の株価1,362.0円は、これらの目標株価と比較すると割高な水準と言えます。

【テクニカル】

  • 52週高値・安値との位置関係:現在の株価1,362.0円は、52週高値1,630.0円と52週安値811.0円の間で、52週レンジの67.3%に位置しており、高値圏にあります。
  • 移動平均線との位置関係:
    • 5日移動平均線 (1,363.60円) を下回っており、短期的な調整局面を示唆しています。
    • 25日移動平均線 (1,270.40円) を上回っており、中期的な上昇基調を示唆しています。
    • 75日移動平均線 (1,236.88円) を上回っており、中長期的な上昇基調を示唆しています。
    • 200日移動平均線 (1,149.46円) を上回っており、長期的な上昇基調を示唆しています。
  • トレンドシグナル:中長期の移動平均線が短期の移動平均線の下に位置しており、上昇トレンドを示唆していますが、短期的な高値警戒感があります。ゴールデンクロスやデッドクロスの発生は直近では確認できません。

【市場との比較】

  • 日経平均比:
    • 1ヶ月リターン: 株式+11.09% vs 日経+2.68% → 8.41%ポイント上回る
    • 3ヶ月リターン: 株式+10.19% vs 日経+8.33% → 1.86%ポイント上回る
    • 6ヶ月リターン: 株式+25.99% vs 日経+30.55% → 4.55%ポイント下回る
    • 1年リターン: 株式+1.34% vs 日経+33.05% → 31.71%ポイント下回る
  • TOPIX比:
    • 1ヶ月リターン: 株式+11.09% vs TOPIX+3.84% → 7.26%ポイント上回る

直近1ヶ月および3ヶ月では市場平均を上回るパフォーマンスを見せていますが、6ヶ月および1年といった中長期では市場平均を下回っています。

6. リスク評価

  • ベータ値による市場感応度:ベータ値は0.57であり、市場全体の変動と比較して株価の変動が小さい(市場感応度が低い)傾向にあります。これは、市場全体が大きく下落する局面では比較的安定しやすい一方、上昇局面では市場平均ほどの伸びが期待できない可能性を示唆します。
  • 決算短信記載のリスク要因:具体的なリスク要因は提供されていません。
  • 事業特有のリスク:
    • 規制リスク: 金融商品販売に関する法規制(金融商品取引法、保険業法など)の強化や監督官庁による指導により、事業展開が制限される可能性があります。
    • 競合リスク: 多数の金融機関や保険代理店との競争が激化しており、顧客獲得コストの増加や収益性の圧迫に繋がる可能性があります。
    • 金利変動リスク: 住宅ローンや資産運用商品を取り扱うため、市場金利の変動が顧客の選択や収益に影響を与える可能性があります。
    • 顧客獲得リスク: 若年層をターゲットとしているため、景気変動や社会情勢の変化が彼らの金融商品へのニーズや購買意欲に影響を及ぼす可能性があります。
    • 人材確保リスク: コンサルタントの人材確保・育成が事業の成否を左右するため、優秀な人材を安定的に確保できないリスクがあります。
  • 52週レンジにおける現在位置:現在の株価は52週レンジの67.3%に位置しており、比較的高い水準にあるため、高値調整のリスクが存在します。

7. 市場センチメント

  • 信用取引の状況:信用買残は59,600株、信用売残は0株、信用倍率は0.00倍となっています。信用売残が0株であるため、信用倍率も計算できない状態です。これは株価が大幅に下落するといったネガティブなベットがされていないことを示唆する一方で、市場の流動性や関心が限定されている可能性も考えられます。
  • 株主構成と大株主の動向:筆頭株主は代表者の伊藤 清氏(25.77%)であり、クレディセゾン(16.94%)が大株主として名を連ねています。その他役員陣が上位を占めており、経営陣・関係者による大株主が多い傾向にあります。これは経営の安定性や株主の利益との一致を期待させる一方で、浮動株比率が低くなることで流動性が低下する可能性もあります。
  • 経営陣の持株比率と安定株主の状況:インサイダー保有比率が69.32%と非常に高く、経営陣による安定した支配が確立されています。これにより、長期的な視点での経営が期待できる一方で、少数株主の意見が反映されにくい可能性や、市場での株式の流通量が少ない(Float 1.49M株)ため、株価が変動しやすい側面もあります。

8. 株主還元

  • 配当利回り(会社予想):4.41%
    • 現在の株価1,362.0円に対し、1株配当予想60.0円で計算される配当利回りは4.41%と、比較的高い水準にあります。
  • 配当性向:
    • 2025年3月期(予想): 101.7%
    • 2026年3月期(予想): 60.0円 / 59.60円 = 約100.7%
    • 2025年3月期および2026年3月期の配当性向は100%を超えており、利益を上回る配当を実施する計画となっています。これは持続可能性の観点から懸念される点です。自己資本比率の高さから一定の余力はあるかもしれませんが、営業キャッシュフローがマイナスであることも踏まえると、配当原資に注意が必要です。
  • 配当の継続性・増配傾向:2022年3月期の16円から、2023年3月期24円、2024年3月期40円、2025年3月期42円、2026年3月期予想60円と増配傾向にあります。株主還元に対する意欲は高いと見られますが、それを支える利益とキャッシュフローの確保が課題です。
  • 自社株買いの実績と方針:自社(自己株口)が3.48%の株式を保有していますが、直近の自社株買いの実績や方針に関する具体的な情報は提供されていません。

9. 総合評価

【投資ポイント】

  • 財務基盤は強固であり、高い自己資本比率と潤沢な流動性を有している点。
  • 長年にわたり増収を継続しており、2026年3月期には利益の回復が予想されている点。
  • 金融商品のワンストップコンサルティングと若年層ターゲットというニッチ戦略。

【強み】

  • 自己資本比率73.6%、流動比率381%と極めて健全な財務体質。
  • 幅広い金融商品を扱うワンストップコンサルティング能力。
  • 20〜40代の若い顧客層へのアプローチと大手カード会社との提携。
  • 経営陣による高い持株比率による安定経営。

【弱み】

  • 過去12ヶ月の実績および2025年3月期の予想において、営業キャッシュフローがマイナスであり、利益の質に懸念がある。
  • 2025年3月期に大幅な減益が予想されており、収益性に一時的な下方圧力がかかっている。
  • PER、PBRが業界平均と比較して割高な水準にある。
  • 配当性向が100%を超えており、本業のキャッシュフローで配当を賄えていない。

【機会】

  • 金融リテラシー向上ニーズの高まりを受け、金融教育やデジタルサービスによる事業拡大の可能性。
  • 顧客の資産形成への関心の高さが、コンサルティング需要を喚起する可能性。
  • 大手カード会社との提携を通じた更なる顧客基盤の拡大。

【脅威】

  • 金融商品販売に関する規制強化や市場環境の変化。
  • 顧客獲得競争の激化による収益性悪化。
  • 2026年3月期以降もキャッシュフローの改善が見られない場合、事業投資や株主還元に影響。
  • 2025年3月期の大幅減益から、想定通りの利益回復が進まないリスク。

【注目すべき指標】

  • 2026年3月期 通期売上高:5,940百万円の達成状況
  • 2026年3月期 修正1株利益:59.6円の達成状況
  • 営業キャッシュフローの黒字転換と、その後の安定的な創出
  • 配当性向の持続可能な水準への改善

10. 企業スコア

  • 成長性: D
    • 2026年3月期予想の売上成長率が前年比-1.3%であり、マイナスのためD評価。
  • 収益性: B
    • 過去12ヶ月のROEは8.07%(B評価基準8-10%)、営業利益率は13.98%(A評価基準10-15%)。どちらか一方でA評価基準を満たす場合または両方B評価基準を満たす場合B評価。
  • 財務健全性: S
    • 自己資本比率73.6%(S評価基準60%以上)、流動比率381%(S評価基準200%以上)のためS評価。
  • 株価バリュエーション: C
    • PER(22.85倍)は業界平均(20.5倍)の111.4% (110-130%未満)、PBR(2.06倍)は業界平均(1.3倍)の158.5% (130%以上)であり、PERはやや割高、PBRは割高のためC評価。

総合スコア: C (Piotroski F-Scoreも2/9でやや懸念と評価されており、財務健全性は高いものの、収益性とキャッシュフローの課題、株価の割高感が影響している)


企業情報

銘柄コード 7343
企業名 ブロードマインド
URL https://www.b-minded.com/
市場区分 グロース市場
業種 金融(除く銀行) – 保険業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 1,362円
EPS(1株利益) 59.60円
年間配当 4.41円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 25.9倍 1,542円 2.8%
標準 0.0% 22.5倍 1,341円 0.0%
悲観 1.0% 19.1倍 1,198円 -2.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 1,362円

目標年率 理論株価 判定
15% 678円 △ 101%割高
10% 846円 △ 61%割高
5% 1,068円 △ 28%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.10)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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