2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想に対する修正はなし。第3四半期累計の実績は「ほぼ会社計画どおり(サプライズなし)」。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比ほぼ横ばい(△0.2%)だが、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも増益(営業利益+16.2%、純利益+14.3%)。増収増益ではなく「売上横ばいで増益」。
- 注目すべき変化:事業別では「機能性材料」が売上・利益ともに伸長(売上+7.1%、営業利益+25.0%)した一方、「基礎化学品」が売上・営業利益ともに大幅減(売上△8.2%、営業利益△38.4%)で明暗が分かれる結果。
- 今後の見通し:通期業績予想は据え置き(売上127,400百万円、営業利益14,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円)。第3四半期時点の進捗は売上約68%、営業利益約60.8%、純利益約56.3%で、利益進捗は通期予想に対してやや遅れ。通期達成の可否は下期の基礎化学品の回復や機能性材料の継続が鍵。
- 投資家への示唆:機能性材料の堅調さが利益改善を牽引している点、基礎化学品の競争激化が収益を圧迫している点、自己株取得による1株当たり指標の改善が見られる点に着目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:KHネオケム株式会社
- 主要事業分野:化学品事業(機能性材料、電子材料、基礎化学品などの製造・販売)
- 代表者:代表取締役社長 高橋 理夫
- URL: https://www.khneochem.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月5日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期連結累計)
- セグメント:
- 単一報告セグメント(化学品事業)だが、事業分野別に機能性材料、電子材料、基礎化学品、その他で開示あり
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式を含む):37,149,400株
- 期末自己株式数:2,140,784株(2025年3Q)←期中に自社株取得を実施(取得額 約5,054百万円)
- 期中平均株式数(四半期累計):36,004,713株(2025年3Q)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:機関投資家・アナリスト向け説明会を2025年11月5日にオンライン開催予定
- 株主総会、その他IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想据え置き」との記載のため、進捗率で評価)
- 売上高(累計):86,587百万円(通期予想127,400百万円に対する進捗率 86,587/127,400 = 68.0%)
- 営業利益(累計):8,505百万円(通期予想14,000百万円に対する進捗率 60.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(累計):5,626百万円(通期予想10,000百万円に対する進捗率 56.3%)
- サプライズの要因:
- 利益が進捗でやや遅れ(特に純利益)は、基礎化学品の収益悪化(競争激化)や営業外費用の増(支払利息等の増加)が影響。ただし機能性材料の採算改善で営業利益は大幅増。
- 期中の自己株取得により1株当たり指標が改善(潜在的にEPS上振れ効果)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正していない。通期達成の可否は下期の基礎化学品の回復(競争緩和や価格改善)と、機能性材料/電子材料の下期需要動向次第。
財務指標
(単位:百万円、%は前年同期比。前年同期は2024年12月期第3四半期累計)
- 財務諸表の要点(貸借対照表主要項目)
- 総資産:124,163(前期末131,462、△7,299)
- 純資産合計:69,420(前期末71,919、△2,499)
- 自己資本(参考):66,540(自己資本比率 53.6% → 安定水準)
- 現金及び預金:4,016(前期末7,158、△3,142)
- 受取手形・売掛金等:30,547(前期末37,337、△6,790)
- 商品・製品(棚卸):18,799(前期末16,949、+1,850)
- 収益性(第3四半期累計)
- 売上高:86,587百万円(前年同期86,782百万円、△0.2%)
- 営業利益:8,505百万円(前年同期7,320百万円、+16.2%)
- 営業利益率:8,505/86,587 = 9.82%(約9.8%)
- 経常利益:8,258百万円(前年同期7,182百万円、+15.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:5,626百万円(前年同期4,922百万円、+14.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):156.27円(前年同期132.92円)
- 収益性指標(試算)
- ROE(簡易年率換算)=(四半期累計純利益を年率化)÷自己資本
- 年率化純利益 ≒ 5,626 × (12/9) = 7,501.3百万円
- ROE ≒ 7,501 / 66,540 = 11.3%(年率換算・目安: 10%以上なら優良)
- 注:年率化による推定値。実際の通期数値とは異なる可能性あり。
- ROA(同年率換算)≒ 7,501 / 124,163 = 6.04%(目安: 5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:68.0%(86,587 / 127,400)
- 営業利益進捗率:60.8%(8,505 / 14,000)
- 純利益進捗率:56.3%(5,626 / 10,000)
- コメント:売上進捗は約68%で、均等進行(75%)に比べやや遅れ。利益はさらに進捗が遅め。
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は「作成していない」との注記あり(数値は未提示)。
- ただしバランス上の動き:現金預金は前期末7,158→4,016(△3,142百万円)。受取債権減少が大きい一方、在庫増加が見られる。
- 利用可能な短期の資金調達:短期借入金10,100、コマーシャルペーパー3,999、社債5,000等あり。利子負担は増加(支払利息:前期70→150百万円)。
- 推定ネット有利子負債(簡易):有利子負債(短期借入+CP+社債等)≈19,099 – 現金4,016 = 約15,083百万円(前期は約10,588百万円)→ ネット負債は増加。
- 四半期推移(QoQ):四半期単体のQoQ数値は資料に分離開示なし(累計のみ)。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:53.6%(安定水準)
- 流動資産/流動負債(簡易流動比率):61,503 / 42,235 = 約145.6%(流動性は良好)
- 負債合計/純資産:54,743 / 69,420 = 78.8%(負債比率:適度)
- 効率性:
- 減価償却費(第3四半期累計):4,585百万円(前年3,557百万円、増加)
- 建設仮勘定が前年末から大幅に減少(10,866→1,567百万円)しており、投資の一段落または資産化の完了が示唆される。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:該当なし(当期)
- 特別損失:該当なし(当期)。前期には災害損失130百万円あり。
- 一時的要因の影響:今回の増益は主に事業運営上の改善(機能性材料の採算改善等)によるもので、特別損失の除外は不要。
- 継続性:機能性材料の好調は市場需給や季節要因に左右されるため、継続性は下期需要動向に依存。
配当
- 配当実績・予想:
- 2024年:年間90.00円(中間45.00円/期末45.00円)
- 2025年:中間配当 52.50円(実績)、期末予想 52.50円、年間予想 105.00円(据え置き)
- 配当性向(予想ベース):通期EPS予想279.69円に対して年間配当105円 → 配当性向 ≒ 37.5%
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:継続的な配当と自社株取得(期中に自己株取得あり。自己株取得は純資産減少要因として言及)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:明確な当期投資額は資料に記載なし(設備投資の明細は–)
- 減価償却費:4,585百万円(第3四半期累計、前年3,557百万円)
- 建設仮勘定:10,866→1,567百万円(前期末→当期末)で大幅減少(投資の完成・資産計上の影響)
- 研究開発費:資料明細なし(–)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注:資料に該当開示なし(–)
- 在庫(棚卸資産):商品及び製品 18,799百万円(前年同期16,949百万円、+1,850百万円)
- 在庫回転日数等:資料に記載なし(–)
セグメント別情報(事業分野別)
(第3四半期累計:金額は百万円、前年同期比)
- 機能性材料:売上 42,669(+2,817、+7.1%)/営業利益 8,351(+1,672、+25.0%)
- エアコン市場の拡大や冷凍機油原料の増販、化粧品原料の国内高品質グレードが堅調。
- 電子材料:売上 8,891(+60、+0.7%)/営業利益 1,863(+41、+2.3%)
- 高純度溶剤は先端半導体用途中心に伸長。民生・自動車向けは回復途上。
- 基礎化学品:売上 34,480(△3,075、△8.2%)/営業利益 754(△470、△38.4%)
- 国内市場への輸入品流入による競争激化で収益悪化。定期修繕が無く製造コストは低下したが影響を吸収できず。
- その他:売上 545(+1、+0.3%)/営業利益 104(+70、+205.1%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内での具体的な中期数値目標やKPIの進捗は記載なし(–)。
- KPI達成状況:–(開示なし)
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 機能性材料:世界のエアコン市場拡大が追い風だが地域差(中国の補助金、インド・アジアの気候影響)がある。
- 電子材料:AI・データセンター向け半導体の伸長が期待されるが、民生向けの在庫調整の影響が残る。
- 基礎化学品:国内市場は輸入品流入で競争環境が厳しい。
- 競合比較:同業他社との定量比較は資料に記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表値、修正なし)
- 通期(2025年1月1日~12月31日)予想:売上高127,400百万円(+6.4%)、営業利益14,000百万円(+14.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円(+19.6%)、1株当たり当期純利益279.69円
- 前提条件:為替・原材料前提などの詳細は資料に記載なし(–)
- 予想の信頼性:会社は修正せず据え置き。第3四半期時点の進捗は売上で約68%、利益はやや低め。下期の基礎化学品業績回復が達成の鍵。
- リスク要因(主なもの):
- 為替変動、原材料価格、輸入品との競争激化(特に基礎化学品)
- 半導体市況の先行き(電子材料)
- 地域別需要の変動(中国・インド・米国など)
- 借入コスト上昇による利息負担増
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準等の適用による会計方針の変更を第1四半期から適用。決算への影響はなしと記載。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第3四半期連結累計期間に係るものを作成していない(CF明細は未提示)。
- 役員向け業績連動型株式報酬(BBT)を導入しており、信託が保有する自社株式が自己株式として純資産に計上されている(信託保有株数等の注記あり)。
- 期中に自己株取得(取得額約5,054百万円、自己株数増加)により純資産が減少している点を留意。
不明な項目は「–」で示しています。記載の数値は決算短信の注記(単位:百万円)に基づいています。投資判断を促す助言は行っておりません。必要であれば、主要競合との比較や下期想定シナリオに基づく感応度分析(為替・価格変動など)を作成しますか?
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4189 |
| 企業名 | KHネオケム |
| URL | http://www.khneochem.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。