2025年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期業績予想(修正無し)に対する第1四半期の進捗は概ね良好で、特段の上振れ/下振れ要因は確認できません(四半期別の会社予想は開示なし)。決算発表当日(2025/12/11)に配当予想の修正(無配)が公表されている点は重要なサプライズ要素です。
- 業績の方向性:増収増益(売上高17,235百万円:前年同期比+17.2%、営業利益1,126百万円:前年同期比+15.8%、親会社株主帰属四半期純利益808百万円:前年同期比+87.1%)。
- 注目すべき変化:調達プラットフォーム(既存のトランザクション領域)が牽引し、セグメント利益は拡大(調達プラットフォーム:売上15,989百万円、セグメント利益2,196百万円、前年比それぞれ+17.9%、+26.5%)。一方マーケティングプラットフォームは売上増(+11.4%)ながらセグメント損失に転化(△90百万円)。
- 今後の見通し:通期予想(売上75,000~77,000百万円、営業利益4,500~5,000百万円、親会社株主帰属当期純利益2,900~3,400百万円)は現時点で修正無し。Q1の進捗率は売上で約22.4~23.0%、営業利益で約22.5~25.0%、純利益で約23.8~27.9%と「計画どおりの進捗」範囲。
- 投資家への示唆(助言ではなく示唆):業績はトランザクション系(調達プラットフォーム)に依存して拡大中で、M&Aを続け成長領域を拡張している。一方で配当予想の「無配」修正と、同日発表のR1による公開買付け(MBO)への「応募推奨」決議は、株主構成や上場継続性に直接影響する重大なコーポレートイベントであり、投資判断における注視ポイントとなります。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ラクスル株式会社(コード 4384)
- 主要事業分野:印刷・集客支援プラットフォーム「ラクスル」、テレビCM・動画広告プラットフォーム「ノバセル」等の運営(調達プラットフォーム、マーケティングプラットフォーム等)
- 代表者名:代表取締役社長 グループCEO 永見 世央
- IR窓口:上級執行役員 グループCFO 杉山 賢(TEL 03-6629-4893)
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月11日
- 対象会計期間:2026年7月期 第1四半期(連結)=2025年8月1日~2025年10月31日
- 決算説明会:有(投資家・アナリスト向け、資料あり。2025/12/12開催予定)
- セグメント:
- 調達プラットフォーム:印刷・ソリューション領域、ビジネスサプライ・周辺領域、梱包材領域等(中小企業・個人事業主が主顧客、大企業向けサービスも展開)
- マーケティングプラットフォーム:テレビCM・動画広告(ノバセル)、ホームページ作成SaaS(ペライチ)等(中堅・大企業向けと中小企業向けのサービスあり)
- その他:システム構築支援等
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):59,324,511株(2026年7月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):57,937,684株(2026年7月期1Q)
- 自己株式数:1,385,168株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:2025/12/12(機関投資家・アナリスト向け)
- 株主総会等:–(本資料に記載なし)
- IRイベント:随時(別途案内)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:17,235百万円(前年同期比+17.2%)。通期予想75,000~77,000百万円に対する進捗率は約22.4~23.0%(第1四半期としては概ね想定内)。
- 営業利益:1,126百万円(前年同期比+15.8%)。通期予想4,500~5,000百万円に対する進捗率は約22.5~25.0%。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:808百万円(前年同期比+87.1%)。通期予想2,900~3,400百万円に対する進捗率は約23.8~27.9%。
- (注)companyは通期予想を修正していない。四半期ごとの会社予想は特段の開示なし。
- サプライズの要因:
- 特別利益に負ののれん発生益68百万円を計上(丸玉工業の追加取得に伴うもの)。ただしセグメント利益には含まず、特別利益として計上。
- グループでのM&A(丸玉系、FUSION等)による売上寄与と、調達プラットフォームのオーガニック成長が主因。
- マーケティング領域は構造改革や費用見直しで収益性改善を図るも、依然としてセグメント損失を計上。
- 通期への影響:
- 現状、通期見通し(修正無)への適合性は概ね良好。だが当四半期に公表された「配当予想の修正(無配)」や、公開買付け(MBO)に関する賛同・応募推奨の決議は今後の株主構成・資本政策に影響するため注視が必要。
財務指標(要点)
- 損益(第1四半期累計:百万円、対前年%は会社公表)
- 売上高:17,235(+17.2%、前年14,709)
- 売上総利益:6,085(+20.2%、前年5,062)
- 営業利益:1,126(+15.8%、前年972)
- 経常利益:1,057(+21.6%、前年869)
- 親会社株主帰属四半期純利益:808(+87.1%、前年431)
- EPS(1株当たり四半期純利益):13.95円(前年7.42円)
- 収益性指標(第1四半期)
- 売上高営業利益率:6.5%(前年同6.6%)※業種平均は事業によるため参照注意
- ROE(自己資本当期純利益率):5.5%(前年同 3.0%)→ 8%以上が良好目安のため改善中だがまだ目安未達
- ROA(総資産経常利益率):2.4%(前年同 2.0%)→ 5%目安には届かず
- 財政状態(貸借対照表要点:百万円)
- 総資産:45,150(前期末44,299)
- 純資産:16,478(前期末15,976)
- 自己資本比率:33.3%(前期末32.6%)→ 目安40%以上で安定だが改善傾向
- 現金及び預金:14,057(前期末15,557、△1,499)
- 有利子負債(内訳):短期借入金3,913、1年内返済予定長期借入金2,274、長期借入金8,649、社債1,325(百万円)
- 概算の純有利子負債(有利子負債合計-現金)は約2,100百万円(概算値)
- キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付資料で作成していないため詳細は不明。ただし現金は前期末比で減少(▲1,499百万円)。
- 減価償却・のれん償却:
- 減価償却費(当第1Q累計):211百万円(前年170)
- のれん償却額:295百万円(前年284)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
- 売上高進捗率:約22.4~23.0%(通期75,000~77,000に対して)
- 営業利益進捗率:約22.5~25.0%(通期4,500~5,000に対して)
- 純利益進捗率:約23.8~27.9%(通期2,900~3,400に対して)
- 過去同期間(前年第1Q)との比較では売上・利益ともに増加ペースで推移
- 四半期推移(QoQ):四半期単独の詳細は非開示(累計比較のみ)。季節性は業種上一定程度存在する可能性あり。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 負ののれん発生益:68百万円(丸玉工業の追加取得に伴うもので特別利益計上)
- 新株予約権戻入益:179百万円(計上あり)
- 特別損失:該当主要項目なし
- 一時的要因の影響:負ののれん等は一時的利益であり、営業持続力を評価する際は除いたベースも確認が必要(non-GAAP EBITDA等を参考)。
- 継続性判断:M&A関連の特別利益は非継続性が前提。営業基礎の改善(調達プラットフォームのオーガニック成長)は継続性あり。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年7月期:期末配当 3.00円(年間合計 3.00円)
- 2026年7月期(予想):会社は配当予想を修正し「無配」を公表(2025/12/11付の修正公表参照)。第1四半期末での配当は無し。
- 配当利回り:–(株価に依存するため本資料では算出せず)
- 配当性向:通期予想(修正後無配)により当面は配当性向は該当せず
- 株主還元方針:現時点で配当は無配に修正。自社株買い等の記載は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資/固定資産増加:
- 固定資産合計は前期末比で+574百万円(主な増加:機械装置及び運搬具+245、ソフトウエア+95、のれん+226)
- 取得の対価(企業結合関連):1,421百万円(添付情報)
- 減価償却費:第1Qで211百万円(前年170)
- 研究開発(R&D):明示的なR&D費の記載は無し(--)
受注・在庫状況
- 受注状況:該当記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:678百万円(前期末521、+156)
- 原材料及び貯蔵品:317百万円(前期末300)
- 在庫回転日数等の記載は無し(–)
セグメント別情報
- 調達プラットフォーム(主力)
- 売上高:15,989百万円(前年同期比+17.9%)
- セグメント利益:2,196百万円(前年同期比+26.5%)
- コメント:オーガニック成長の継続、大企業向けサービスの寄与、子会社の寄与あり。ID/決済統合やクロスカテゴリキャンペーン等で拡大。
- マーケティングプラットフォーム
- 売上高:1,157百万円(前年同期比+11.4%)
- セグメント損失:△90百万円(前年同期はセグメント利益19百万円)
- コメント:中堅・大企業向けの費用構造見直しで収益性は改善方向だが、全体では損失計上。デジタル広告領域拡大(FUSION取得等)により支援体制強化。
- その他
- 売上高:88百万円、セグメント損益等は小額
- セグメント戦略:トランザクションを核にSaaS/業務支援、ファイナンス領域を拡大。連続M&Aでポートフォリオ拡大中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024年9月公表):EC主体のトランザクション事業を軸に、ソフトウエア・業務支援、ファイナンスを発展させる方針。
- 進捗状況:第1Qは調達プラットフォームの成長とM&Aを通じた領域拡大で整合。KPI(ARPU向上、顧客基盤拡大等)はM&A・クロスセルでの寄与を見込む。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社見解):デジタル化・EC化の進展で潜在需要は大きいと想定(印刷等トランザクション領域7.9兆円、ソフトウエア&マーケティング領域6.7兆円、ファイナンス領域2.5兆円:当社試算)。
- 競合比較:本資料では同業比較データなし(–)。ただしM&Aでニッチ領域のシェア強化を狙う戦略を明示。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年7月期):売上75,000~77,000百万円、売上総利益26,000~27,000百万円、営業利益4,500~5,000百万円、non-GAAP EBITDA7,200~7,700百万円、経常利益4,300~4,800百万円、親会社株主帰属当期純利益2,900~3,400百万円(修正は無し)。
- 会社の前提条件(為替等):特記事項として明示なし(–)。
- 予想の信頼性:第1Q進捗は通期見通しに整合的。過去の予想達成傾向は本資料での言及なし(–)。
- リスク要因:
- MBO/公開買付けによる上場廃止リスクおよび資本政策の変更
- M&AのPMI失敗や統合コスト、買収先の業績不振
- マーケティング領域の収益化遅延
- マクロ面(物価、金融市場変動)、為替・原材料等の影響
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:当第1四半期より以下を連結に追加(丸玉工業→ラクスルクラフツ、丸玉ウェル→ラクスルコワークス、株式会社FUSION)
- 重要な後発事象:
- 取得決議:株式会社チームライクの全株式取得を決議(取締役会:2025/11/20、取得価額等は一部未確定、企業結合日予定2026/02/01)
- 公開買付け(MBO):R1株式会社による当社株式・新株予約権に対する公開買付けについて、同社取締役会は賛同・株主への応募推奨を決議(2025/12/11公表)。公開買付けが成立すれば上場廃止の予定と記載あり。これは株主にとって重大事項。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期累計期間における四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。
(注記)
- 不明項目・未記載項目は「–」で表記しています。数字は会社公表の百万円単位の数値を基に記載しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4384 |
| 企業名 | ラクスル |
| URL | http://corp.raksul.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.8)」によって自動生成されました。
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