2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する四半期の進捗状況は、売上高は好調(進捗率約80%)だが、営業利益・純利益の進捗は低め(営業利益進捗率約24.6%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗率約7.6%)。市場予想との差異は開示資料内に記載なし(市場予想:–)。会社の通期予想に対する上振れ・下振れの修正は無し。
- 業績の方向性:増収増益(売上高:前年同期比+25.4%、営業利益:同+85.8%、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の赤字から黒字転換)。
- 注目すべき変化:セグメント別で、デジタルリスク事業は堅調(売上+9.9%、セグメント利益+16.6%)、AIセキュリティ事業は需要取り込みで売上+43.0%・セグメント損失→黒字化、DX推進事業は売上は増加するもセグメント損失が大幅拡大(△257,860千円)と二極化が鮮明。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上8,200百万円、営業利益380百万円、当期純利益170百万円)は変更なし。四半期進捗からは売上は達成可能性が高いが、利益面(特に営業利益・当期利益)は第4四半期に利益集中・改善が必要で、Q4の実績を確認する必要あり。
- 投資家への示唆:売上成長・事業ポートフォリオの改善(AIセキュリティ・スマートシティの改善)が見られる一方、DX推進の損失拡大と現金の減少が注意点。通期予想は据え置きだが、利益面の埋め合わせはQ4依存のため四半期推移・受注進捗・キャッシュ動向に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社エルテス(証券コード 3967)
- 主要事業分野:デジタルリスク事業(SNSリスク対策、内部脅威検知等)、AIセキュリティ事業(警備DX、警備受発注プラットフォーム等)、DX推進事業(自治体DX、事業会社向けDX支援)、スマートシティ事業(プロパティマネジメントのデジタル化等)
- 代表者名:代表取締役社長 菅原 貴弘
- 問合せ先:取締役経営戦略本部長 伊藤 豊(TEL 03-6550-9280)
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月13日
- 対象会計期間:2026年2月期 第3四半期連結累計(2025年3月1日~2025年11月30日)
- 決算説明資料作成:有(2026/01/13開示)、決算説明動画掲載予定:2026/01/16
- セグメント(報告セグメント):
- デジタルリスク事業:SNSリスク対策、内部脅威検知(ログプロファイリング等)
- AIセキュリティ事業:警備DX、警備サービス運営およびDXソリューション(AIK order 等)
- DX推進事業:自治体DX、事業会社向けSES・ラボ型開発等
- スマートシティ事業:プロパティ・マネジメントのデジタル化等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):6,220,880株(第3Q末)
- 期中平均株式数(四半期累計):6,117,257株
- 自己株式数(期末):37,623株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明資料公開:2026/01/13(実施済)
- 決算説明動画掲載予定:2026/01/16
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表する通期予想との比較、進捗率は単純比率)
- 売上高:6,567百万円(第3Q累計)/通期予想8,200百万円 → 進捗率 約80.1%(高い進捗)
- EBITDA:462.7百万円/通期予想750百万円 → 進捗率 約61.7%
- 営業利益:93.5百万円/通期予想380百万円 → 進捗率 約24.6%(低い進捗)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:12.9百万円/通期予想170百万円 → 進捗率 約7.6%(低い進捗)
- サプライズの要因:
- 売上高は堅調な顧客導入・大型案件取り込みで上振れ感。特にAIセキュリティ事業の大型イベント取り込みやスマートシティの不動産売買計上が寄与。
- 営業利益・純利益の進捗が低い主因は、DX推進事業でのセグメント損失の拡大(大型案件の遅延や一時的な費用負担)、のれん償却や営業外費用(支払利息増加)等の費用負担増。
- 特別損益では投資有価証券売却益(44,703千円)等の特別利益がある一方、業務委託契約解消損24,000千円等の特別損失も計上。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上目標到達の見込みは高いが、利益目標達成はQ4の収益回復・コスト管理次第。DX推進事業の損失縮小と金融費用の動き(借入・利払い)に注意。
財務指標
- 財務諸表 要点(第3Q末:2025/11/30)
- 総資産:7,126,765千円(前期末7,383,893千円、前期比 −257,128千円)
- 純資産:2,064,941千円(前期末1,868,831千円、前期比 +196,109千円)
- 自己資本比率:28.1%(前期24.7%)(目安:40%以上が安定水準 → 現状はやや低め)
- 現金及び預金:2,063,491千円(前期末2,517,438千円、△453,947千円)
- 負債合計:5,061,824千円(前期5,515,062千円、△453,238千円)
- 収益性(第3Q累計 vs 前年同四半期)
- 売上高:6,567,447千円(前年同四半期5,235,125千円、+25.4%/+1,332,322千円)
- 営業利益:93,502千円(前年同四半期50,330千円、+85.8%/+43,172千円)
- 営業利益率:93,502 / 6,567,447 = 約1.42%(業種平均との比較は業種に依存だが低め)
- 経常利益:43,034千円(前年同四半期38,823千円、+10.8%/+4,211千円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:12,906千円(前年同四半期 △41,380千円 → 黒字転換)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):2.11円(前年同四半期 △6.86円)
- 収益性指標(概算)
- ROE(第3Q累計実績):親会社株主純利益12.906百万円 ÷ 自己資本約2,005百万円 ≒ 0.64%(低い)
- ROE(会社通期予想ベース):170百万円 ÷ 自己資本約2,005百万円 ≒ 8.5%(目安の8%前後)
- ROA(第3Q累計実績):12.906百万円 ÷ 総資産7,127百万円 ≒ 0.18%(低い)
- ROA(通期予想ベース):170百万円 ÷ 総資産7,127百万円 ≒ 2.4%
- EBITDAマージン(第3Q累計):462.7百万円 ÷ 6,567.4百万円 ≒ 7.05%
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
- 売上高進捗率:約80.1%(高い)
- 営業利益進捗率:約24.6%(低い)
- 純利益進捗率:約7.6%(低い)
- 過去同期間との比較:売上・営業利益は増加、しかし利益の通期寄与はQ4に依存
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。ただし現金及び預金が約454百万円減少している点を確認。
- 営業CF・投資CF・財務CFの内訳は不記載(四半期キャッシュフロー未作成のため)→ 詳細は別途開示資料を参照必要。
- フリーCF:算出不可(CF計算書未作成)
- 四半期推移(QoQ 等)
- 四半期単独の詳細QoQ数値は四半期損益の累計表からの逆算が必要。資料は累計での開示が中心。
- 季節性:利益はQ4に収益が集約される構造の可能性あり(営業利益・純利益の進捗が低いため)。
- 財務安全性:
- 自己資本比率 28.1%(目安40%には届かず、やや低め)
- 流動比率(概算):流動資産3,916,924千円 ÷ 流動負債3,047,776千円 ≒ 128.5%(流動比率100%超で短期支払い能力は確保)
- 負債構成:短期借入金・1年内返済長期借入金の合計は高めだが、前期比で借入金は減少
- 効率性:
- 減価償却費(当第3Q累計):130,204千円、のれん償却230,425千円(のれん償却は利益圧迫要因)
- セグメント別(第3Q累計)
- デジタルリスク事業:売上2,034,486千円(+9.9%)、セグメント利益749,878千円(+16.6%)
- AIセキュリティ事業:売上1,719,190千円(+43.0%)、セグメント利益57,324千円(前年は△24,009千円の損失 → 黒字化)
- DX推進事業:売上1,298,085千円(+8.0%)、セグメント損失△257,860千円(前年△4,498千円)
- スマートシティ事業:売上1,612,859千円(+52.2%)、セグメント利益25,319千円(前年は△82,964千円の損失 → 回復)
- 財務の解説:
- 総資産は減少だが純資産は増加(資本金・資本剰余金の増加やその他有価証券評価差額金の増加が要因)。現金は減少しているため流動性の動きは注視が必要。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 44,703千円 等
- 特別損失:訴訟関連費用 4,829千円、業務委託契約解消損 24,000千円 等(特別損失合計 28,829千円)
- 一時的要因の影響:投資有価証券売却益が利益面のプラス寄与。一方、業務委託契約解消損などがコスト面での一時的悪化要因。特別項目を除く「実質業績」はセグメントごとの構造変化(DX推進の損失等)を確認する必要あり。
- 継続性の判断:投資有価証券売却益は一過性、業務委託契約解消損も一過性の性格が強いが、DX推進事業の損失は継続的要因となる可能性あり。
配当
- 配当実績/予想:
- 中間配当:0.00円(2026年2月期:0.00円)
- 期末配当(予想):0.00円
- 年間配当予想:0.00円(直近の配当予想に修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
- 配当性向:–(純利益ベースでの計算は可能だが会社は配当0)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(新株予約権発行等資金調達関連の記載あり)
設備投資・研究開発
- 設備投資:資料内に四半期累計の設備投資額の明示なし(–)
- 減価償却費:130,204千円(第3Q累計、のれん除く無形含む)
- 研究開発費:開示資料に明確なR&D費の金額記載なし(–)
- 備考:第3Q期間におけるのれんの変動・償却(のれん償却230,425千円)が利益に影響
受注・在庫状況(該当する場合)
- 受注状況:受注高・受注残高等の開示は資料に記載なし(–)
- 在庫状況:販売用不動産が増加(260,494千円 → 619,017千円、増加358,522千円)—不動産売買収益の計上に関連
セグメント別情報(要点再掲)
- デジタルリスク事業:売上2,034,486千円(+9.9%)、セグメント利益749,878千円(+16.6%)—高い利益率でコア事業として寄与
- AIセキュリティ事業:売上1,719,190千円(+43.0%)、セグメント利益57,324千円(前年は損失)—大型イベント需要や新子会社(東和警備)寄与
- DX推進事業:売上1,298,085千円(+8.0%)、セグメント損失△257,860千円(損失が拡大)—大型案件の遅延・新規投資等がコスト化
- スマートシティ事業:売上1,612,859千円(+52.2%)、セグメント利益25,319千円(大幅改善)
- 地域別売上等:開示なし(地域別詳細:–)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の具体数値・KPIの進捗は資料に明記なし(–)
- ただし同社はデジタルリスク事業とAIシールド構想をコアに位置付け、事業ポートフォリオの見直しを継続中
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX・生成AI普及により情報セキュリティ需要は拡大。内部不正対策や生成AIリスク対応のニーズが高まっている(会社見解)
- 競合比較:同業他社との定量比較は資料に無し(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上高8,200百万円(+12.1%)、EBITDA750百万円(+23.2%)、営業利益380百万円(+307.2%)、経常利益340百万円(+393.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(EPS 28.18円)
- 会社の前提条件(為替等):資料に具体的前提の明示なし(–)
- 予想の信頼性:
- 売上は第3Qまでの進捗良好だが、利益面はQ4の寄与に依存するため、利益達成にはQ4の収益認識とコストコントロールが鍵
- リスク要因:
- DX推進事業の大型案件遅延やコスト超過、のれん償却等の会計負担、借入金・利払い負担、現金減少による流動性リスク、地政学リスクや市場の不確実性など
重要な注記
- 会計方針変更:法人税等に関する会計基準等の適用(第1四半期より適用)。四半期財務諸表に大きな影響はないと記載。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 新株予約権の発行(グロースパートナーズ投資組合向け)に関する決議(割当日2025/12/29、潜在株式数245,600株、調達資金約171.35百万円、行使条件等あり)。資金使途は内部脅威検知サービス関連(開発・販売体制拡充)に想定。
- のれんの減少:のれんの償却額230,425千円(第3Q累計)が計上されている(のれんは依然継続)。
(備考)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3967 |
| 企業名 | エルテス |
| URL | https://eltes.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.9)」によって自動生成されました。
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