2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が本決算(2025年7月期)について期初の通期予想を決算短信上で提示しておらず、会社予想との直接比較は不可(会社予想との差異:–、市場コンセンサス:–)。ただし実績は売上高・営業利益ともに前期比で大幅改善(増収増益)で着地。
- 業績の方向性:増収増益(売上高10,830百万円、前年同期比+23.0%/営業利益796百万円、前年同期比+241.7%)。
- 注目すべき変化:売上総利益が2,194,759千円(前年1,442,428千円、+52.2%)と粗利改善が大きく、営業利益率が7.4%(前年2.6%)へ上昇。補助金収入の大幅減少(122,702千→12,259千)など営業外要因は縮小したが、本業の採算改善で利益が大幅増。
- 今後の見通し:2026年7月期予想は売上高10,900百万円(+0.6%)、営業利益500百万円(△37.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益440百万円(△42.5%)と業績後退を見込む(主な前提:原材料高騰や設備投資増の償却負担等)。会社は設備投資・生産能力増強等を進めており、通期予想達成には需要動向や原材料価格の行方が鍵。
- 投資家への示唆(留意点):売上拡大と粗利改善により収益性が回復した点は評価される一方、営業CFは純利益に対して弱め(営業CF/当期純利益比 ≒0.60)であり、設備投資の拡大・借入構成の変化が中計の達成に影響するため、キャッシュ創出力の推移と設備投資の採算性に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社 山王
- 主要事業分野:貴金属表面処理(微細めっき技術)を中心とした電子部品向け表面処理等、国内・フィリピンでの生産販売
- 代表者名:代表取締役社長 荒巻 拓也
- 備考:グループは国内(当社・明王化成)と東南アジア(SPMC)で生産体制を構築
- 報告概要:
- 提出日:2025年9月12日
- 対象会計期間:2024年8月1日~2025年7月31日(2025年7月期、連結)
- 決算説明資料・説明会:なし
- セグメント:
- 日本:国内生産・販売(当社および明王化成等)
- フィリピン:Sanno Philippines Manufacturing Corporation(生産拠点)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):5,000,000株
- 期末自己株式数:674,448株(前年534,248株)
- 期中平均株式数:4,435,051株
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2025年10月28日
- 配当支払開始予定日:2025年10月29日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年10月27日
- IRイベント:決算説明会は開催なし
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(2025年7月期):会社の期初通期予想が決算短信上に開示されていないため比較不可(達成率:–)。
- 市場予想との比較:–(資料に市場コンセンサスの記載なし)
- 実績(2025年7月期):売上高10,830百万円、営業利益796百万円、親会社株主に帰属する当期純利益765.7百万円
- サプライズの要因:
- 主な上振れ要因(実績改善要因):需要回復(自動車向け堅調、通信分野一部回復)、製品ミックス改善、微細めっき技術による付加価値向上、製造工程の自動化での生産性向上により粗利率が改善。
- 営業外要因の変化:補助金収入が大幅減(122,702千→12,259千)など一部非継続的要素は縮小。
- 通期への影響:
- 会社は原材料高・設備投資の償却負担増等を織り込み、次期は減益予想(営業利益500百万円、親会社帰属当期純利益440百万円)。実績は強かったが、来期想定のリスク(原料コスト、地政学・米国関税等)と設備投資負担に注意。
財務指標
- 要点(連結、百万円未満切捨て)
- 売上高:10,830百万円(前年8,802百万円、+23.0%)
- 売上総利益:2,194.8百万円(前年1,442.4百万円、+52.2%)
- 営業利益:796百万円(前年233百万円、+241.7%)
- 経常利益:806.9百万円(前年363.1百万円、+122.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:765.7百万円(前年312.7百万円、+144.8%)
- EPS(1株当たり当期純利益):172.65円(前年68.41円)
- 1株当たり純資産:1,561.75円(前年1,437.50円)
- 収益性指標(短信記載)
- ROE:11.6%(目安:8%以上で良好 → 評価:優良)
- ROA:6.5%(目安:5%以上で良好 → 評価:良好)
- 営業利益率:7.4%(前年2.6%)—大幅改善
- 進捗率分析(四半期決算ではないため省略):–(四半期ベースの通期進捗率は対象外)
- キャッシュフロー(千円)
- 営業CF:461,747千円(前年1,054,837千円、減少)
- 投資CF:28,696千円(前年△283,153千円、改善/定期預金払戻し等の影響)
- 財務CF:△35,658千円(前年△495,806千円、改善)
- フリーCF(概算):営業CF 461 – 投資CF 29 ≒ 433百万円(正味のキャッシュ創出あり)
- 営業CF/当期純利益比率:461 / 765.7 ≒ 0.60(目安1.0以上で健全 → 現状は低め)
- 現金及び現金同等物期末残高:2,938,628千円(前年2,551,731千円、増加)
- 貸借対照表(要点、千円)
- 総資産:12,851,797千円(前年12,054,504千円)
- 純資産:6,755,438千円(前年6,419,533千円)
- 自己資本比率:52.6%(目安:40%以上で安定 → 評価:安定水準)
- 短期借入金:3,100,000千円、長期借入金:786,044千円、現預金:3,610,800千円(流動性・借入構成は注視が必要)
- ネット負債(概算):借入合計3,886百万円 − 現金2,939百万円 ≒ 947百万円(純負債は限定的)
- 効率性:総資産回転や売上高営業利益率は改善傾向(営業利益率7.4%へ上昇)
- セグメント別(連結)
- 日本:売上高7,652,895千円、セグメント利益508,864千円
- フィリピン:売上高3,177,476千円、セグメント利益243,314千円
- 両地域ともに利益貢献。セグメント資産合計は日本11,956,099千円/フィリピン2,963,790千円(注:連結計上で相殺有)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:債務免除益5,230千円、貸倒引当金戻入493千円等(合計6,841千円)
- 特別損失:固定資産除却損541千円(大きな特損はない)
- 一時的要因の影響:補助金収入の大幅減少(前年122,702千→12,259千)が営業外収益を圧迫。ただし当期の利益改善は主に本業の粗利改善によるため、特別損益を除いても実質的な業績改善は確認できる。
- 継続性の判断:補助金は一時的要素の可能性が高く、継続性は不確実。債務免除益なども非継続。
配当
- 配当実績(連結)
- 2025年7月期:中間配当0.00円、期末配当22.00円、年間22.00円、配当金総額95百万円、配当性向(連結)12.7%、純資産配当率1.4%
- 2024年7月期:年間10.00円
- 2026年7月期予想:年間25.00円(期末25.00円)、想定配当性向24.6%
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:明示的な自社株消却・買戻しは継続実施(当期も自己株式取得あり)。将来の配当余力は業績・CF状況に依存。
設備投資・研究開発
- 設備投資(連結)
- 有形固定資産の取得による支出(当期):580,041千円(前年239,289千円、増加)
- 減価償却費:448,283千円
- 主な投資目的:生産能力増強(設備投資による生産性向上)
受注・在庫状況
- 在庫(原材料及び貯蔵品):2,114,164千円(前年1,790,753千円、+323,411千円、+18.0%)
- 売掛金:2,001,558千円(前年1,742,061千円、+259,497千円、+14.9%)
- 受注高/受注残等の開示:–(記載なし)
- 在庫回転日数等:–(記載なし)
セグメント別情報
- 売上・利益(当連結会計年度)
- 日本:売上7,652,895千円、セグメント利益508,864千円
- フィリピン:売上3,177,476千円、セグメント利益243,314千円
- セグメント戦略:国内は一貫加工体制(めっき+新規取得企業の射出成形等)強化、海外(フィリピン)での生産拡大によりコスト競争力と供給体制を確保。明王化成の買収(完全子会社化/連結範囲の変更)により成形技術が加わり一貫体制を拡大。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:生産能力増強、受注拡大、新規事業創出、カーボンニュートラル対応、働く環境整備などを掲げる(短信記載)。当期の設備投資増は計画と整合。
- KPI達成状況:売上・営業利益は改善したが、次期予想は設備償却増などで減益見込み。中期目標達成には投資の採算化と継続的な営業CF改善が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:自動車向けは底堅く、通信向けでは一部回復、産業機器向けに回復の兆し。中国不動産や世界的な不透明感はリスク要因。
- 競合との比較:業界内での位置付けは製造力・表面処理技術(微細めっき)による差別化を強調。具体的な同業他社比較データは開示なし。
今後の見通し
- 業績予想(会社、公表)
- 2026年7月期(2025/8/1〜2026/7/31)予想:売上高10,900百万円(+0.6%)、営業利益500百万円(△37.2%)、経常利益490百万円(△39.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益440百万円(△42.5%)、EPS予想101.72円。
- 配当予想:年間25.00円(期末のみ)
- 予想の信頼性:会社は原材料価格上昇や設備投資の償却負担増を織り込み保守的な利益予想と説明。過去の業績変動を踏まえると、前提(需要、原材料、為替等)の進捗が重要。
- リスク要因:為替変動、原材料価格高騰、米国の関税政策、地政学リスク(中東・ウクライナ等)、サプライチェーン障害、投資の採算性。
重要な注記
- 連結範囲の変更:有(新規連結1社:株式会社明王化成を子会社化、みなし取得日2025/1/31、のれん4,330千円(重要性小のため一括償却))
- 会計方針の変更・見積りの変更:なし
- 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外(注記あり)
- その他:補助金収入や一時的な営業外収益の変動が業績に影響
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3441 |
| 企業名 | 山王 |
| URL | http://www.sanno.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.9)」によって自動生成されました。
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