2025年8月期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上収益・営業利益は会社予想(通期予想は2026年8月期)との直接比較は不可だが、2025年8月期実績は市場・会社の期中修正を伴う発表はなし(実績は概ね好調)。特徴は「営業は増益」だが「当期利益は税負担増で減少(サプライズは税負担増)」。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益+31.8%、営業利益+22.2%)だが、親会社帰属当期利益は△18.3%(税引き後で減少)。
- 注目すべき変化:法人所得税費用が大幅増(77,138千円 → 452,069千円)となり、税引前利益は増加しているにもかかわらず当期利益が大幅減少。
- 今後の見通し:2026年8月期は増収増益予想(売上18,800百万円、営業利益1,807百万円、親会社帰属当期利益1,126百万円)。通期予想達成の進捗は売上で約82.6%、営業利益で約63.6%、親会社当期利益で約59.9%(達成可能性は高いが利益面は税や財務費用の影響に注目)。
- 投資家への示唆:ストック収益拡大とM&Aによる規模拡大戦略を継続。直近は営業基盤は拡大中だが、税負担や借入の条件(テルベル取得に伴う借入の財務制約)により純利益や財務柔軟性への影響を注意してみる必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ラストワンマイル
- 主要事業分野:アライアンス事業、集合住宅向け無料インターネット事業、コンタクトセンター、ホテル事業、リスティング・メディア等(単一セグメント報告)
- 代表者名:代表取締役会長 兼 CEO 渡辺 誠
- 上場市場/コード:東証(グロース) 9252
- URL:http://lomgrp.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月15日
- 対象会計期間:連結 2024年9月1日~2025年8月31日(通期)
- 決算説明資料:有、決算説明会:有(2025/10/21予定)
- セグメント:
- 単一セグメント(グループ全体として上記主要事業を運営)。セグメント別開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2,762,891株(2025年8月期)
- 期中平均株式数:2,672,981株(2025年8月期)
- 自己株式数(期末):69,067株
- 時価総額:–(決算短信に未記載)
- 注記:2025年8月11日に普通株式1.2株につき1株の株式併合(逆株式分割)を実施。決算数値や1株情報は併合後想定で算定。
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2025年11月27日
- 配当支払開始予定日:2025年11月28日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年11月28日
- 決算説明会:2025年10月21日(機関投資家・個人投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当期実績と会社の通期予想(次期)比較ではなく、実績の対前期差異を主に記載)
- 売上収益:15,510百万円(前年11,771百万円)△前年比+31.8%(達成率:会社通期予想は別期のため該当なし)
- 営業利益:1,149.7百万円(前年940.7百万円)△前年比+22.2%
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:674.0百万円(前年825.4百万円)△前年比△18.3%
- サプライズの要因:
- 営業面は増収により営業利益は増加。
- 一方、法人所得税費用が大幅に増加(77.1百万円 → 452.1百万円)したことが当期利益の減少主因。未払法人所得税の増加(+343.5百万円)も確認される。
- 通期(2026年8月期)への影響:
- 会社は2026年8月期で大幅増益を予想(営業利益+57.2%、当期利益+67.1%)。現時点の進捗は売上は良好(約82.6%)、利益面は着地余地あり(営業利益進捗約63.6%、当期利益進捗約59.9%)。税金や一時費用、M&A関連費用・利払い等が想定どおりであるかが達成可否の鍵。
財務指標(主要ポイント)
- 連結PL(主要項目、単位:百万円)
- 売上収益:15,510(前年11,771、+31.8%)
- 売上原価:4,487(前年4,008)
- 売上総利益:11,022(前年7,763)
- 販管費:9,980(前年6,893)
- 営業利益:1,150(前年941、+22.2%)
- 税引前当期利益:1,126(前年903、+24.8%)
- 法人所得税費用:452(前年77)→ 大幅増
- 当期利益(親会社帰属):674(前年825、△18.3%)
- 基本的EPS:252.16円(前年349.49円、△)
- 連結BS(主要項目、単位:百万円)
- 資産合計:11,187(前年9,781、+1,405百万円、+14.4%)
- 親会社所有者帰属持分:4,354(前年3,350、+1,004百万円、+30.0%)
- 親会社所有者帰属持分比率:38.9%(前年34.3%)→ 目安:40%以上で安定。現状は改善中だが40%未満(やや注意)。
- 現金及び現金同等物:3,064(前年2,524、+539)
- 収益性指標(開示値/算出値)
- ROE(親会社帰属当期利益率):17.5%(開示)→ 目安:8%以上良好、10%以上優良。高水準。
- ROA(総資産当期利益率):10.7%(開示)→ 目安:5%以上良好。良好。
- 営業利益率:7.4%(開示)→ 業種により異なるが、5%超は概ね良好。
- 進捗率分析(対会社予想2026年8月期)
- 通期売上予想 18,800 → 実績進捗 15,510 / 18,800 = 約82.6%
- 通期営業利益予想 1,807 → 実績進捗 1,150 / 1,807 = 約63.6%
- 通期親会社当期利益予想 1,126 → 実績進捗 674 / 1,126 = 約59.9%
- コメント:売上は順調に積み上がっているが、利益(特に税負担)での残余があるため第2四半期以降の利益改善が必要。
- キャッシュフロー(単位:百万円)
- 営業CF:1,388(前年1,650、△下落)
- 投資CF:+234(前年△514)→ 子会社株式売却や投資有価証券売却等で流入
- 財務CF:△1,082(前年+125)→ 長期借入返済や自己株式取得等による大幅支出
- フリーCF(営業–投資):1,388 − 234 = 約1,154百万円(プラス)
- 現金同等物残高:3,064百万円(前年2,524)
- 営業CF/当期利益比率:営業CF 1,387 / 当期利益 674 ≈ 2.06(目安:1.0以上で健全 → 良好)
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率(親会社帰属持分比率として):38.9%(安定水準目安40%にやや届かず、改善中)
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):5,634 / 4,011 ≈ 140%(100%以上で安全)
- 有利子負債(社債及び借入金合計期末):812 + 1,128 = 1,940百万円(負債/資本比率 ≈ 1,940 / 4,354 ≈ 44.5%)
特別損益・一時的要因
- 企業結合・M&A関連(決算後の重要事象)
- 株式会社テルベルを簡易株式交換で完全子会社化(企業結合日:2025/9/1)
- 交付現金:470,000千円、交付株式の公正価値:98,946千円、取得原価合計:568,946千円
- 取引関連費用(アドバイザリー等):56,997千円(決算短信に記載)
- 取得に伴い、のれんまたは負ののれんが発生する見込み(金額未確定)
- CITV光株式会社を吸収合併(2025/9/1)→ 当社の完全子会社同士の合併で連結業績への直接的影響はないと記載
- 一時的項目の影響:
- 当期には子会社関連の株式売却収入や取得関連収入・支出が混在(投資CFがプラス化)。ただし、法人税の増加は恒常性がある可能性があり、税効果の一時要因か恒常化かは注視が必要。
- 継続性の判断:
- M&A関連費用やのれん計上は今後数年間にわたり影響を与える可能性あり(減損リスク含む)。法人税増は一時的なものか、課税基礎の変化かを注視。
配当
- 配当実績(2025年8月期)
- 中間配当:10円(実績、株式併合前表記)
- 期末配当:12円(期末予想として決定)
- 当期配当総額:64百万円(連結)
- 配当性向(連結):9.5%
- 親会社所有者帰属持分配当率:1.6%
- 次期(2026年8月期)予想:
- 中間配当:18円(予想)
- 期末配当:12円(予想)
- 年間配当予想:30円
- 配当利回り:会社資料に7.2(%)の表記あり(株価ベースのため変動)。※株価情報は決算短信に未記載のため現状の利回りは変動する点に留意
- 特別配当:無し(当期は特別配当の表示なし)
- 株主還元方針:継続的な利益還元を重視しつつ、成長投資や財務状況を勘案して配当を実施(会社声明どおり)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内訳・開示分)
- 有形固定資産取得による支出:55,788千円(当期)
- 減価償却費:376,726千円(当期の費用計上)
- 研究開発:
- R&D費用:明確な区分記載なし(–)
- 主な研究開発テーマ:記載なし(–)
受注・在庫状況(該当性)
- 受注状況:記載なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:34,623千円(前年36,919千円、若干減)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント別状況:単一セグメントのため省略(会社記載)
- 地域別売上:記載なし(–)
- セグメント戦略:既存事業の顧客数拡大によるストック収益伸長、親和性あるM&Aで規模拡大を推進(会社方針)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:文書上は「既存事業の強化と新たな成長基盤の確立」「M&Aによる規模拡大」を継続方針。今回のテルベル取得等は計画整合的なM&A。
- KPI達成状況:ROEや営業利益の拡大、ストック収益比率の向上などが狙い。定量KPIは別資料参照(決算説明資料に掲載との注記)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内の世帯数増(エリアにより増加)や1人世帯増等により集合住宅向けサービス等の事業環境は安定的と会社見解。
- 競合比較:同業他社との定量比較は本資料に未記載のため–。事業はストック型収益を重視するモデルで、M&Aでのシェア拡大が競争優位化の鍵。
今後の見通し
- 業績予想(2026年8月期)
- 売上収益:18,800百万円(前年比+21.2%)
- 営業利益:1,807百万円(前年比+57.2%)
- 税引前利益:1,807百万円(前年比+60.5%)
- 親会社帰属当期利益:1,126百万円(前年比+67.1%)
- 基本的EPS予想:414.15円
- 予想の前提条件:M&A等成約・統合効果、国内景気動向等(為替・原油等の明示前提は記載なし)。業績予想は会社が入手している情報に基づく前提あり。
- 予想の信頼性:過去の達成傾向・保守性については別途開示資料参照。現状は売上進捗は良好だが、税負担・財務費用の動向が達成リスク要因。
- リスク要因:
- 法人税負担の増加
- M&A後ののれんや統合コスト、減損リスク
- 借入に関する財務制約(みずほ銀行長期借入の財務上の特約:純資産維持・営業損益の2期連続赤字禁止など)
- 原材料・エネルギー価格、金利上昇、市場環境の変動
重要な注記
- 会計方針:IFRSを任意適用。会計方針変更は無し(注記あり)。
- 重要事象:
- 株式併合(2025/8/11)により1株情報は併合後想定で算定。
- 株式交換によるテルベル完全子会社化(2025/9/1、取得原価568,946千円、関連費用56,997千円)
- CITV光の吸収合併(2025/9/1)
- みずほ銀行からの借入 470,000千円(テルベル取得資金、担保はテルベル株式、財務特約あり)
- 自己株式取得(期中85,641千円支出)、および株式併合に伴う端数株処理のための自己株式取得枠(上限32,054株)決議あり
- その他:決算短信は監査対象外。決算説明会資料で詳細分析を提供予定。
(注)数値は決算短信記載の連結数値・会社開示ベース。記載がない項目は「–」として省略。ここでの解説は事実整理を目的とし、投資助言は含みません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9252 |
| 企業名 | ラストワンマイル |
| URL | https://lomgrp.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.9)」によって自動生成されました。
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