1. 企業概要

JMSは、医療機器および医薬品の製造、販売、輸出入を手掛ける日本の大手企業です。使い捨て医療器具に強みを持ち、特に輸液・栄養、透析、外科治療、血液・細胞といった多岐にわたる医療領域で製品を展開しています。
主力製品・サービスは、針なしアクセスポートを含む輸液・栄養ソリューション、血液透析や腹膜透析装置などの透析ソリューション、膜型人工肺などの外科治療製品、採血セットや血液バッグなどの血液・細胞管理ソリューションです。これらの製品は、医療現場における治療や検査において不可欠な役割を果たしています。
収益モデルは主に医療機関向けのB2B(企業間取引)で、製品の多くが使い捨てであるため継続的な需要が見込まれるフロー型が中心ですが、透析装置など一部は長期的なサービスや消耗品の提供を伴います。同社は日本国内だけでなく、北米、欧州、中国、韓国、タイなど海外市場を積極的に開拓しており、海外売上比率も高いです。医療機器は薬機法等の規制により高い品質基準が求められ、製品開発には専門的な技術と長年の経験が必要となるため、新規参入には高い障壁があります。

2. 業界ポジション

JMSは、使い捨て医療器具分野における大手の一角を占め、特に透析関連製品や輸液セットにおいて強みを持っています。具体的な市場シェアはデータにありませんが、国内外の医療機関に広く製品を供給していることから、一定の市場ポジションを確立していると推測されます。
現在の市場動向としては、グローバルでの医療需要増大が追い風となる一方で、為替変動(円高)が海外売上の円換算額に影響を与え、また地域によっては需要の変動が見られます。特に北米・中国向け製品の減少や国内での医療用手袋販売減少が決算短信で指摘されており、これらに対応しながら、薬剤調製・投与クローズドシステムや摂食嚥下関連用品といった伸長分野での強化を進めています。
競合に対する相対的な強みとしては、長年にわたる製品開発実績とグローバルな販売網が挙げられます。弱みとしては、直近の収益性が低迷している点が挙げられます。
【定量比較】業界平均との財務指標比較(2026年1月15日時点)

指標 JMS(会社予想/実績) 業界平均(精密機器) 評価
PER (連)110.54倍 17.5倍 業界平均より割高
PBR (連)0.27倍 1.1倍 業界平均より割安
ROE(実績) (連)0.13% データなし ベンチマーク10%に対し低い

参考:ROEベンチマーク10%に対し、JMSは大幅に低い水準にあります。PERは利益水準が低いことにより異常に高くなっていますが、PBRは業界平均と比較して著しく割安な水準です。

3. 経営戦略

経営陣のビジョンや詳細な中期経営計画に関する明確な情報は提供されたデータには含まれていませんが、2026年3月期 第2四半期決算短信では、通期業績予想の修正を伴う状況が開示されています。
重点投資分野と成長戦略としては、決算短信において薬剤調製・投与クローズドシステムや摂食嚥下関連用品が伸長していることが示されており、これら高付加価値製品の強化が図られていると見られます。また、海外市場、特に成長が見込まれる中国や欧州での販売強化、そして市場回復を待つ北米・フィリピンでの巻き返しを図るものと推察されます。
最近の適時開示情報としては、2025年11月7日に2026年3月期 第2四半期決算短信が開示され、同時に通期業績予想の下方修正が行われました。中間期での売上高は前年中間期比で減少、営業損益は赤字に転落しました。これは円高による換算減、北米・中国向け製品の減少、国内での医療用手袋販売減少が主要因とされています。
これらの状況は今後の業績に大きな影響を与えます。通期で営業利益500百万円の達成を目指すには、下半期における売上回復と販売費等の費用抑制が不可欠であり、海外市場の動向、特に海外主力製品の回復が鍵となります。

【財務品質スコア】Piotroski F-Score

  • 総合スコア: 2/9 (C: やや懸念)
  • 収益性スコア: 1/3
  • 財務健全性スコア: 1/3
  • 効率性スコア: 0/3

特に低いスコア項目は、収益性(ROE 0.13%、営業利益率 0.95%)と効率性です。これは同社の収益力が低い水準にあることを示しており、注意が必要です。7点以上が財務優良、5-6点が普通、4点以下は要注意と解釈されますが、同社のスコアは2点であり、財務面で改善の余地が大きいと評価できます。

【収益性】

  • 営業利益率(過去12か月): 0.95% (日経2025年3月期実績 1.25%)
  • ROE(実績): 0.13% (ベンチマーク: 10%)
  • ROA(過去12か月): 0.52% (ベンチマーク: 5%)

いずれの収益性指標もベンチマークを大幅に下回っており、利益を創出する力が非常に低い状況にあります。特にROEとROAは1%を下回っており、資本や資産を効率的に活用できていない点が課題です。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(実績): (連)50.1% (2025年9月30日時点 49.0%)
  • 流動比率(直近四半期): 1.89 (189%)
  • D/Eレシオ(直近四半期): 63.43% (0.63倍)

自己資本比率は約50%で安定水準を保っており、流動比率も約189%と短期的な支払い能力に問題はない良好な水準です。D/Eレシオも1倍を下回っており、負債水準は健全であると言えます。ただし、決算短信によると長期借入金が増加傾向にあり、今後の負債動向は注視が必要です。

【成長性】

決算期 売上高(百万円) 売上高成長率 営業利益(百万円) 営業利益成長率 純利益(百万円) 純利益成長率
2022年3月期 58,169 980 826
2023年3月期 63,740 +9.58% 724 -26.0% 281 -66.0%
2024年3月期 65,292 +2.43% -268 赤字転落 -36 赤字転落
2025年3月期 69,749 +6.83% 872 黒字転換 89 黒字転換
2026年3月期(予) 66,000 -5.37% 500 -42.7% 100 +12.4%

売上高は近年増加傾向にありましたが、2026年3月期は減収が予想されています。営業利益と純利益は過去数年間で変動が大きく、特に2024年3月期は赤字に転落しました。2026年3月期予想も前年比で大幅な減益が見込まれており、利益成長には課題が多く残ります。

【キャッシュフロー】(2026年3月期中間累計)

  • 営業CF: 800百万円(前年中間期255百万円、増加)
  • 投資CF: △858百万円(前年中間期△1,726百万円、支出減)
  • 財務CF: 2,673百万円(前年中間期△408百万円、借入による調達増)
  • FCF(フリーキャッシュフロー): 営業CF – 投資CF = △58百万円(わずかにマイナス)
  • 配当カバレッジ比率: 営業CF(過去12か月)2,010百万円 / 年間配当支払額(見込み)約420百万円 = 約4.78倍

営業キャッシュフローは前年中間期から改善しており、事業活動からキャッシュを生み出す力は回復基調にあります。投資活動による支出は減少しているものの、フリーキャッシュフローはわずかにマイナスとなっています。財務キャッシュフローは借入による調達が増加しており、資金調達を行っている状況です。配当カバレッジ比率は比較的健全な水準ですが、これは実績の配当支払額に対する直近12ヶ月の営業CFの比率であり、当期の予想純利益と比べると配当性向が高い点は留意が必要です。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率: 12.80
  • 利益の質評価: S (優良(キャッシュフローが利益を大幅に上回る))

営業CFが純利益を大幅に上回っており、非常に良好な利益の質を示しています。これは、会計上の利益が適切に現金として回収されていることを意味します。ただし、この比率が極端に高くなる背景には純利益が非常に低い(ないしは赤字)という実情がある点も考慮が必要です。

【セグメント別分析】(2026年3月期中間期)

セグメント 売上構成比 売上高(百万円) 成長率(前年比) セグメント利益/損失(百万円) 利益率
日本 63.3% 20,413 △1.5% 301 1.47%
シンガポール 18.0% 5,808 △8.9% △183 -3.15%
中国 3.0% 973 +5.5% 86 8.84%
フィリピン 0.1% 21 売上減 △311
ドイツ 6.5% 2,088 +2.3% 253 12.12%
その他(主に北米等) 9.0% 2,911 +19.9% △85 -2.92%
合計 100% 32,216 △4.8% △19 -0.06%
  • 成長ドライバー: 中国セグメントは増収黒字化、ドイツセグメントは堅調に増収増益、その他(北米等)も売上増を示しています。国内では薬剤調製・投与クローズドシステムや摂食嚥下関連用品が伸長しています。
  • 課題セグメント: 日本セグメントは売上微減・減益、シンガポールセグメントは減収で損失を計上しています(損失額は縮小)。フィリピンセグメントは売上減かつ損失が拡大しており、苦戦が続いています。全体の売上減は主に海外主力製品(北米・中国向け)の減少と国内医療用手袋販売減少が要因とされています。

【四半期進捗】(2026年3月期中間期)

通期予想(修正済)に対する中間期の進捗率は以下の通りです。

  • 売上高進捗率: 48.8% (通期予想66,000百万円に対し32,216百万円)
  • 営業利益進捗率: -3.8% (通期予想500百万円に対し△19百万円)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: -190.0% (通期予想100百万円に対し△190百万円)

売上高は通期予想の約半分を達成しており、ほぼ計画通りに進捗していると言えます。しかし、営業利益と純利益は中間期で赤字となっており、通期での黒字達成には下期で大幅な挽回が必要となります。利益面での進捗は大きく遅れています。

【現在の水準】(株価: 451.0円 2026年1月15日時点)

  • PER(会社予想): (連)110.54倍 (業界平均: 17.5倍)→ 利益水準が非常に低いため、業界平均と比較して異常に割高に見えます。
  • PBR(実績): (連)0.27倍 (業界平均: 1.1倍)→ 業界平均と比較して著しく割安な水準です。
  • EPS(会社予想): (連)4.08円
  • BPS(実績): (連)1,658.27円
  • 理論株価レンジ(業種平均PER基準): 約71円(EPS 4.08円 × 業界平均PER 17.5倍)
  • 理論株価レンジ(業種平均PBR基準): 約1,824円(BPS 1,658.27円 × 業界平均PBR 1.1倍)

PERとPBRに基づく理論株価に大きな乖離があり、PERの異常な高さは低い利益に起因しています。純資産価値から見ると割安感が強いと評価できます。

【テクニカル】

  • 52週高値: 492円、52週安値: 405円
  • 52週レンジ内位置: 52.9% (安値と高値の中間よりやや高め)
  • 移動平均線との位置関係:
    • 現在株価 451.00円
    • 5日MA: 447.00円(株価がMAを上回り 0.89%)
    • 25日MA: 441.12円(株価がMAを上回り 2.24%)
    • 75日MA: 437.93円(株価がMAを上回り 2.98%)
    • 200日MA: 440.31円(株価がMAを上回り 2.43%)

現在株価は全ての主要移動平均線を上回っており、短期的な上昇トレンドを示唆しています。

  • トレンドシグナル: 現時点では明確なゴールデンクロスやデッドクロスの発生は示されていませんが、株価が移動平均線を上回っている状況は、短期的な強気シグナルと解釈できます。

【市場との比較】

  • 日経平均株価との相対パフォーマンス:
    • 1ヶ月: JMS +2.97% vs 日経平均 +7.39% → JMSが4.42%ポイント下回る
    • 3ヶ月: JMS +3.44% vs 日経平均 +13.84% → JMSが10.40%ポイント下回る
    • 6ヶ月: JMS +3.92% vs 日経平均 +37.27% → JMSが33.35%ポイント下回る
    • 1年: JMS +4.40% vs 日経平均 +37.34% → JMSが32.94%ポイント下回る
  • TOPIXとの相対パフォーマンス:
    • 1ヶ月: JMS +2.97% vs TOPIX +7.53% → JMSが4.56%ポイント下回る

JMSの株価は、過去1ヶ月から1年間において、日経平均およびTOPIXといった市場主要指数と比較して相対的にパフォーマンスが低い状況にあります。

【定量的リスク指標】

  • ベータ値(5年月次): 0.23 (市場感応度が低い。1.0以上は市場より変動大、1.0未満は市場より変動小)
  • 年間ボラティリティ: 22.15% (中リスク。目安: 20%以下=低リスク、20-40%=中リスク)
  • シャープレシオ: 0.48 (リスク対比リターンが不十分。目安: 1.0以上=良好、0.5-1.0=普通、0.5未満=リスク対比リターン不十分)
  • 最大ドローダウン: -14.52% (過去最悪の局面で100万円投資していたら約85.48万円まで下落した実績)

【価格変動シナリオ】

年間ボラティリティが22.15%であるため、仮に100万円投資した場合、年間で±22.15万円程度の変動が想定されます。これは過去のデータに基づくものであり、将来の株価変動を保証するものではありません。

【事業リスク】

  • 為替変動リスク: 海外売上比率が高いため、円高が進行すると海外子会社の売上や利益が円換算で目減りする可能性があります。
  • 海外市場の需要変動: 北米、中国、フィリピンなど、主要海外市場の経済状況や医療政策、競争環境の変化が売上・利益に直接影響します。特に決算短信ではこれらの地域の一部で需要減退が指摘されています。
  • 原材料コスト・労務費の上昇: 製造業であるため、原材料価格の高騰や人件費の上昇が利益を圧迫する可能性があります。
  • 借入増加による財務コストの圧迫: 長期借入金が増加傾向にあり、金利上昇局面では支払利息が増加し、財務体質に影響を及ぼす可能性があります。
  • 規制・許認可リスク: 医療機器は各国の厳格な規制 تحتにあり、承認プロセスの遅延や規制強化が事業展開の障害となるリスクがあります。
  • 技術陳腐化リスク: 医療技術は進化が速く、新技術や競合製品の登場により、自社製品が陳腐化するリスクが常に存在します。

52週レンジにおける現在位置

現在の株価451.0円は、52週安値405円から高値492円までのレンジにおいて、約52.9%の位置にあり、中間に近い水準です。

7. 市場センチメント

  • 信用取引の状況: 信用買残が148,400株あるのに対し、信用売残は17,100株で、信用倍率は8.68倍です。信用買残が多く、株価上昇時に売りの圧力となる可能性があります。
  • 株主構成と大株主の動向:
    • 大株主にはカネカ、日本マスタートラスト信託銀行、一般財団法人土谷記念医学振興基金、広島銀行、第一生命保険などが名を連ね、安定株主が多い構造です。
    • インサイダー(内部関係者)による保有割合が33.14%、機関投資家による保有割合が13.84%となっています。
  • 経営陣の持株比率と安定株主の状況: 経営陣個別の持株比率はデータにありませんが、大株主の上位に創業家関連と思われる「土谷佐枝子」「社会福祉法人千寿会」などが存在し、安定株主の基盤は一定程度確保されていると見られます。大株主の存在は、短期的な株価変動に対する緩衝材となる可能性があります。

8. 株主還元

  • 配当利回り(会社予想): 3.77%
  • 1株配当(会社予想): 17.00円
  • 配当性向: 264.39% (企業財務指標) または 465.8% (Yahoo Japan)。
    • いずれの数値も、直近の利益水準(EPS 4.08円)と比較して非常に高い水準です。これは、稼いだ利益の大部分、あるいは利益以上に配当を支払っている状況を意味します。
  • 配当の継続性・増配傾向: 同社は年間17.00円の配当を継続する方針ですが(2026年3月期予想)、利益水準が低いため、この配当水準を維持し続けることの持続性には懸念が残ります。過去の配当性向履歴を見ても、2024年3月期は赤字のためマイナス、2025年3月期は465.8%と非常に高く、安定した増配傾向があるとは言えません。
  • 自社株買いの実績と方針: 提供されたデータには自社株買いの実績や方針に関する記載はありません。

【投資ポイント】

  • 非常に低いPBR水準: 業界平均と比較して著しく割安なPBRは、純資産価値からの回復期待を持つ投資家には魅力的である可能性があります。
  • 安定的とされる配当利回り: 利益水準を考えると持続性に懸念はあるものの、3.77%の配当利回りは短期的なインカムゲインを求める投資家には魅力的に映るかもしれません。
  • 特定の製品群の成長と海外展開: 薬剤調製・投与クローズドシステムや摂食嚥下関連用品、中国やドイツなどでの成長セグメントは、将来的な回復の源となり得る可能性があります。

【強み】

  • 医療機器分野における豊富な経験とグローバルな事業展開。
  • 自己資本比率50.1%や流動比率189%といった、一定の財務健全性を維持している点。
  • 営業CFが純利益を大きく上回る、「利益の質」の高さ(S評価)。

【弱み】

  • 極めて低い収益性指標(ROE 0.13%、ROA 0.52%、営業利益率0.95%)が継続している点。
  • 海外事業の一部(北米・フィリピン等)の低迷と円高による業績へのネガティブな影響。
  • 利益水準に比べて高すぎる配当性向(264%~465%)は、将来的な配当継続性に懸念。

【機会】

  • グローバルな高齢化進展と医療需要の増加トレンド。
  • 成長している製品分野(薬剤調製・投与クローズドシステム等)への集中投資による収益改善。
  • 低PBR解消に向けた株主還元強化や事業構造改革の実施。

【脅威】

  • 海外市場(特に北米・中国・フィリピン)での競争激化や需要の不透明感の継続。
  • 原材料費や労務費のさらなる上昇によるコスト圧力。
  • 為替レートの円高基調が継続または悪化した場合の海外収益への影響。

【注目すべき指標】

  • 営業利益率の改善: 少なくとも業界平均の5%以上を目指せるか。
  • ROEの改善: 資本効率を高め、8%以上の水準を安定的に達成できるか。
  • 海外主要セグメントの回復: 北米・中国・フィリピンといった重要市場での売上および利益貢献のV字回復状況。
  • 配当性向の健全化: EPS成長に伴い、利益水準に見合った配当性向に是正できるか。

10. 企業スコア

  • 成長性: D
    • 2026年3月期の売上高成長率予想が-5.37%とマイナス成長を見込んでいるため。
  • 収益性: D
    • ROE 0.13%(ベンチマーク5%未満)かつ営業利益率0.95%(ベンチマーク3%未満)であるため。
  • 財務健全性: C
    • 自己資本比率50.1%、流動比率189%は良好なものの、Piotroski F-Scoreが2点と「やや懸念」と評価されるため。
  • 株価バリュエーション: A
    • PERは極めて高いが、PBRが0.27倍と業界平均1.1倍の25%程度であり、大幅に割安である。PERの高さは利益が低いことに起因するため、PBRの割安感を重視しつつ、収益性課題も加味してA評価と判断しました。

個人投資家向け解釈ガイド:

  • PER(株価収益率): 株価が利益の何年分かを示す指標。業界平均より低ければ割安の可能性が高いとされますが、JMSの場合は利益が極めて低いためPERが異常に高くなっています。これは利益体質の課題を示しています。
  • PBR(株価純資産倍率): 株価が純資産の何倍かを示す指標。1倍未満は企業の解散価値を下回る状態とされ、一般的には割安と見なされます。JMSのPBRは0.27倍と低く、割安感があります。
  • ROE(自己資本利益率): 株主のお金(自己資本)でどれだけ効率的に利益を稼いだかを示す指標。一般的に10%以上が良好な目安とされます。JMSのROEは非常に低い水準にあります。
  • 配当性向: 利益の何%を配当に回しているかを示す指標。30-50%が一般的な目安とされますが、JMSの配当性向は利益水準に対して著しく高く、配当の持続性には注意が必要です。
  • F-Score(Piotroski財務品質スコア): 企業の財務品質を評価する0-9点満点のスコア。7点以上は財務優良、5-6点は普通、4点以下は要注意とされます。JMSのスコアは2点であり、財務面でやや懸念があると判断されます。
  • 最大ドローダウン: 過去の一定期間で、株価が最も高値からどれだけ下落したかを示す指標。例えば-14.52%の場合、「過去最悪の局面で100万円投資していたら約85.48万円まで下落した実績がある」と解釈できます。
  • シャープレシオ: 投資のリスクに見合うリターンが得られているかを示す指標。1.0以上が良好、0.5-1.0は普通、0.5未満はリスク対比リターンが不十分とされます。JMSのシャープレシオは0.48とリスク対比リターンが不十分な水準です。

企業情報

銘柄コード 7702
企業名 JMS
URL http://www.jms.cc/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 精密機器

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 451円
EPS(1株利益) 4.08円
年間配当 3.77円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 46.0倍 188円 -14.5%
標準 0.0% 40.0倍 163円 -16.6%
悲観 1.0% 34.0倍 146円 -18.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 451円

目標年率 理論株価 判定
15% 91円 △ 398%割高
10% 113円 △ 299%割高
5% 143円 △ 216%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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