2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(前回予想→今回予想:売上高 +7.5%、営業利益 +69.6%、親会社株主に帰属する当期純利益 +152.9%)。中間実績自体は会社想定の進捗(後述)にほぼ整合。
- 業績の方向性:増収(売上高 3,643億円、前年同期比 +4.6%)・営業増益(営業利益 397億円、前年同期比 +2.4%)だが、親会社株主に帰属する中間純利益は190億円で前年同期比 △48.6%(特別損失の計上が主因)。
- 注目すべき変化:一時的要因(関係会社株式売却損失引当金 188億円等)により税金費用等が変動、これが中間純利益の大幅減少につながった点。セグメントでは機能材料の伸長が全体を牽引、金属セグメントは在庫評価等で減益。
- 今後の見通し:通期予想は上方修正済(売上 7,150億円、営業利益 780億円、親会社株主に帰属する当期純利益 430億円)。中間の進捗(売上・営業利益ともに通期予想の約51%)から見ると達成可能性は高いが、為替・非鉄相場の変動や一時損益の扱いが鍵。
- 投資家への示唆:コアの機能材料(銅箔等)の販売増が業績の成長エンジン。非鉄相場・在庫評価の影響を受けやすいため、相場動向と一時項目(子会社売却等)の扱いを注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:三井金属株式会社
- 主要事業分野:機能材料(銅箔、排ガス浄化触媒、電池材料、電子材料等)、金属(亜鉛、鉛、貴金属、資源リサイクル)、自動車部品(ドアロック等)、その他(ダイカスト等プラント関連)
- 代表者名:代表取締役社長 納 武士
- 問合せ:コーポレートコミュニケーション部長 三井 幸喜(TEL 03-5437-8028)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日(決算短信)、半期報告書提出予定日 2025年11月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料の有無:有(決算説明会開催:有、証券アナリスト等向け)
- セグメント(報告区分、2025年4月1日付で区分変更)
- 機能材料:銅箔、排ガス浄化触媒、電池材料、電子材料等
- 金属:亜鉛、鉛、銅、金・銀、資源リサイクル
- 自動車部品:自動車用ドアロック等
- その他の事業:ダイカスト、粉末冶金、伸銅品、プラント等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):57,415,430株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):57,191,595株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年12月9日
- 決算説明会:有(開催日:資料に明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(中間実績と通期会社予想を用いて進捗率を算出)
- 売上高:中間実績 364,312 百万円。通期会社予想 715,000 百万円に対する進捗率 51.0%(達成率:約51%)
- 営業利益:中間実績 39,767 百万円。通期会社予想 78,000 百万円に対する進捗率 51.0%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:中間実績 19,049 百万円。通期会社予想 43,000 百万円に対する進捗率 44.3%
- サプライズの要因:
- 上方修正の主因は下期見込みの上方(特に金属セグメントや機能材料の下期寄与見込み)および会社側の通期前提(為替・金属価格)見直し。
- 中間純利益が大幅減(△48.6%)となったのは、関係会社株式売却損失引当金 188億円等の特別損失計上が主因(子会社三井金属アクトの株式譲渡に伴う処理等)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を上方修正(前回→今回:売上 +500億円、営業利益 +320億円、親会社株主に帰属する当期純利益 +260億円)。中間の進捗率は売上・営業利益とも約51%であり、下期での計画回復を前提としている。為替・非鉄相場・在庫評価変動が想定外に動くと変動リスクあり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:663,481 百万円(2025/9/30)
- 純資産:353,474 百万円
- 自己資本比率:51.8%(前年同期末 50.4% → 1.4pt 上昇、安定水準)
- 現金及び現金同等物残高:39,945 百万円(約399億円、期首 44,465 百万円)
- 収益性(中間:2025/4/1–2025/9/30、対前年中間期増減率は資料記載)
- 売上高:364,312 百万円(前年中間 348,126 百万円、+4.6%/+16,186 百万円)
- 営業利益:39,767 百万円(前年中間 38,821 百万円、+2.4%/+946 百万円)
- 経常利益:39,141 百万円(前年中間 38,388 百万円、+2.0%/+753 百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:19,049 百万円(前年中間 37,035 百万円、△48.6%/△17,986 百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):333.09 円(前年中間 647.83 円、△48.6%)
- 収益性指標(注:ROE/ROAは開示値なし)
- ROE:–(資料に開示なし)
- ROA:–(資料に開示なし)
- 営業利益率:39,767 / 364,312 = 10.9%(業種平均との比較は業種次第だが、参考目安:10%前後は良好)
- 進捗率分析(通期予想に対する上期進捗)
- 売上高進捗率:約51.0%
- 営業利益進捗率:約51.0%
- 純利益進捗率:約44.3%(中間純利益が一時要因で低下)
- 過去同期間(前年中間)の進捗等との比較:前年は通期実績との比較データなし(通期ベースでは異なるため単純比較は留保)。
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:31,956 百万円の収入(約319.6億円、前年同期 39,917 百万円)
- 投資CF:△6,613 百万円(約△66.1億円、主な支出:有形固定資産取得 11,705 百万円=約117億円のうち中間期は117億の支出記載)
- 財務CF:△27,721 百万円(約△277.2億円、主な内容:借入金返済、配当支払等)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):31,956 − 6,613 = 25,343 百万円(約253.4億円)
- 営業CF/親会社株主に帰属する中間純利益比率:31,956 / 19,049 ≒ 1.68(目安 1.0以上で健全)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細は四半期別表記がないため明記不可(表中は累計)。季節性:金属市況や受注・在庫の影響で下期の変動が想定される(会社は下期見込みで通期に合わせている)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:51.8%(安定水準、目安 40%以上)
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):387,858 / 189,922 ≒ 204.1%(良好)
- 有利子負債(参考):短期借入金 42,609 百万円、コマーシャル・ペーパー 10,000 百万円、1年内償還予定の社債 10,000 百万円、長期借入金 37,700 百万円、社債 40,000 百万円 → 合計約140,309 百万円(約1,403億円)(資料から算出した概数)
- 効率性
- 総資産回転率や売上高営業利益率の長期推移は資料に記載なし、直近営業利益率は約10.9%(上記)。
特別損益・一時的要因
- 特別利益(主な項目):関係会社株式売却益 2,210 百万円、投資有価証券売却益 220 百万円 等(合計 3,963 百万円)
- 特別損失(主な項目):関係会社株式売却損失引当金繰入額 18,839 百万円、固定資産除却損 767 百万円 等(合計 20,256 百万円)
- 一時的要因の影響:関係会社株式売却損失引当金(188億円)は当中間期に特有の大きな損失計上で、中間純利益を押し下げた主要要因。三井金属アクトの株式譲渡(譲渡価額 13,325 百万円、譲渡損相当額として18,839 百万円が計上)に関連。
- 継続性の判断:上記は売却処理に伴う一時的損失であり、継続的な営業キャッシュ創出力とは性格が異なるが、今後の処理・税務影響を確認する必要あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):中間 90.00 円、期末 90.00 円、年間 180.00 円
- 2026年3月期(修正):中間 100.00 円(支払開始予定日 2025/12/9)、期末予想 110.00 円、年間予想 210.00 円(直近予想から修正有)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期予想に対する配当性向は会社公表値なし(概算:通期純利益予想 43,000 百万円、配当総額推定は別途必要→記載なし)
- 株主還元方針:配当増額(前年から年間+30円)および自社株取得等の記載はなし(現時点での方針は配当を含め継続的な株主還元を実施との一般表現はあり)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間期)
- 有形固定資産の取得による支出:11,705 百万円(約117億円、前年同期は12,889 百万円)
- 減価償却費:15,221 百万円(中間)
- 研究開発
- R&D費用:–(個別金額の明示なし。ただし「試験研究費」は全社費用に含まれる旨の注記あり)
- 主な研究開発テーマ(記載):半導体向け材料、電池材料等(セグメント説明より)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:–(受注高・受注残は決算短信に明記なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:当中間 193,462 百万円(内訳:商品製品 60,623、仕掛品 54,168、原材料等 78,671)
- 棚卸資産増加:約141億円(前年同期末比の増加として記載。報告書は棚卸資産の増加が営業CF減少要因と説明)
- 在庫回転日数:–(記載なし)
セグメント別情報(中間実績)
- 機能材料
- 売上高:150,518 百万円(前年中間 124,044 百万円相当 → +21.3%/+26,400 百円)
- 経常利益:26,456 百万円(前年中間相当 19,677 → +34.4%)
- 主因:銅箔(キャリア付極薄銅箔等)の販売量増
- 金属
- 売上高:161,212 百万円(前年中間 155,230 百万円相当 → +3.9%/+5,900 百円)
- 経常利益:18,438 百万円(前年中間 24,300 百万円相当 → △24.1%/△5,800 百円)
- 主因:亜鉛価格下落や海外鉱石調達条件悪化、為替・在庫評価の悪化
- 自動車部品
- 売上高:51,218 百万円(前年中間 47,404 百万円相当 → +8.0%)
- 経常損失:△849 百万円(前年中間 △467 百万円相当、損失拡大)
- 主因:販売構成やコスト増
- その他の事業
- 売上高:60,829 百万円(前年中間 65,516 百万円相当 → △7.2%)
- 経常利益:83 百万円(前年中間 1,029 百万円相当 → △91.9%)
- 主因:一部子会社株式譲渡等による売上・利益の減少
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2025年度発の「25中計」を開始(22中計の施策ブラッシュアップと追加施策を実行)。長期ビジョンは「マテリアルの知恵で“未来”に貢献する、事業創発カンパニー。」。
- 進捗:機能材料の成長(特に銅箔)や事業ポートフォリオの最適化(子会社の売却等)は25中計の方向性と整合。通期の上方修正は中計の収益目標達成に寄与する見込みだが、相場変動リスクは引き続き存在。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 亜鉛・鉛相場は前年同期比で下落、インジウム・パラジウム・ロジウム等の貴金属は上昇。
- 為替は前年同期比で円高寄りに推移(会社は通期前提で為替を見直し)。
- 半導体市場の堅調により銅箔販売量が増加。
- 競合比較:個別競合他社の数値比較は本資料に記載なし。機能材料(特に銅箔)での需要取り込みが相対的優位性の要因。
今後の見通し
- 業績予想(通期 2025/4/1–2026/3/31、今回予想)
- 売上高 715,000 百万円(前回 665,000、+7.5%)
- 営業利益 78,000 百万円(前回 46,000、+69.6%)
- 経常利益 77,000 百万円(前回 44,000、+75.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益 43,000 百万円(前回 17,000、+152.9%)
- 1株当たり当期純利益(予想):751.86 円
- 会社予想の前提:為替(年間平均を想定)、主要金属の想定価格(亜鉛、鉛、銅、貴金属等)を明示(資料P.4参照)。下期見込みはこれら前提に基づく。
- 予想の信頼性:会社は中間実績・事業環境を踏まえ修正を行っており、過去の予想達成傾向はケースバイケースのため、為替・相場変動により変動リスクあり。
- リスク要因:為替変動、非鉄金属価格の変動、原材料・調達条件、地政学リスク、半導体需要動向、子会社売却等一時項目の処理。
重要な注記
- 会計方針の変更:特記事項なし(会計基準等の改正に伴う変更等はなし)。
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税金費用の計算において連結実効税率見積りに基づく中間税率適用(詳細は注記参照)。
- 重要な後発事象:連結子会社である三井金属アクト株式会社の全株式を株式会社ハイレックスコーポレーションへ譲渡(譲渡価額 13,325 百万円、譲渡損相当額 18,839 百万円を想定し引当計上)。譲渡は2025年11月4日完了。
(注)データは決算短信(2026年3月期 第2四半期連結)に基づく。記載のない項目は「–」としています。投資判断を推奨・勧誘するものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5706 |
| 企業名 | 三井金属 |
| URL | https://www.mitsui-kinzoku.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.10)」によって自動生成されました。
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