2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想からの修正はなし。市場予想は提示なしのため「会社予想と乖離なし(ほぼ予想通り)」と判断。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益44,861百万円:前年同期比+23.4%、営業利益13,843百万円:前年同期比△1.4%)。売上は大幅増、営業利益は投資拡大で減少。
- 注目すべき変化:求人ボックス事業の売上急拡大(9,616百万円、前年同期比+69.7%)に伴い、成長投資(広告宣伝費等)が膨らみ同セグメントはセグメント損失に転じた(当中間△369百万円、前年同期は2,463百万円の利益)。
- 今後の見通し:通期業績予想は据え置き(売上収益92,000百万円、営業利益28,000百万円、親会社帰属当期利益19,000百万円)。中間時点の通期進捗は売上・営業利益・当期利益ともに約49%で、進捗は概ね妥当(通常ペース)。
- 投資家への示唆:売上拡大は堅調だが、成長領域(求人等)への積極投資が短期の営業利益を圧迫。M&A(LiPLUS)や定期預金積立など投資・資金配分の動向が今後の利益回復に影響するため、投資効率(顧客獲得単価/回収)とキャッシュ動向を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社カカクコム
- 主要事業分野:インターネットメディア事業(価格.com、食べログ、求人ボックス等の運営)、広告・プラットフォーム事業、インキュベーション(旅行・不動産等)等
- 代表者:代表取締役社長 村上 敦浩
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期: 2025年4月1日~2025年9月30日、連結、IFRS)
- 決算説明資料の有無:有(機関投資家・証券アナリスト向け説明会あり)
- セグメント(報告セグメント):
- 価格.com事業:比較サイト、保険代理店等(Shopping、サービス、金融、通信、保険等)
- 食べログ事業:飲食店向け広告・予約・有料会員サービス
- 求人ボックス事業:求人検索プラットフォーム(Jobcube等)
- インキュベーション事業:スマイティ、フォートラベル、webCG、LiPLUS等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):198,218,300株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):197,797,601株
- 時価総額:–(別途株価情報が必要)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 配当支払開始予定日:2025年12月1日
- 株主総会・IRイベント:決算説明会実施(機関投資家向け)。その他日程は未記載(–)。
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期」ベースでの進捗を記載):
- 売上高(中間):44,861百万円。通期予想92,000百万円に対する進捗率:48.8%(妥当、通常は ~50% 前後を期待)
- 営業利益(中間):13,843百万円。通期予想28,000百万円に対する進捗率:49.4%
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:9,368百万円。通期予想19,000百万円に対する進捗率:49.3%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:主要事業(価格.com・食べログ等)の堅調なトラフィック・売上増。求人ボックスの売上急増。
- 下振れ要因:求人ボックス等への成長投資(広告宣伝費等)拡大が営業費用を押し上げ、営業利益は前年同期から減少。
- 通期への影響:
- 通期見通しは修正なし。中間進捗は50%弱で予定通りのペース。ただし求人ボックスの投資は下期にも継続する可能性があり、下期の利益回復度合いが通期達成の鍵。
財務指標
- 損益(当中間連結会計期間 = 2025/4/1–2025/9/30、単位:百万円)
- 売上収益:44,861(前年同期36,363、前年同期比+23.4%)
- 営業利益:13,843(前年同期14,034、前年同期比△1.4%)
- 税引前利益:13,553(前年同期14,093、前年同期比△3.8%)
- 親会社に帰属する中間利益:9,368(前年同期9,590、前年同期比△2.3%)
- 基本EPS(中間):47.36円(前年同期48.52円)
- 収益性指標
- 営業利益率:13,843 / 44,861 = 30.9%(高水準。業界平均との比較は業種細分で差あり)
- 中間ROE(親会社所有者に帰属する持分に対する中間利益比):9,368 / 60,216 = 15.6%(半期ベース)。年換算では単純計算で約31.2%(参考値、季節性や一時項目を考慮する必要あり)。
- 中間ROA(資産合計に対する中間利益比):9,368 / 87,526 = 10.7%(半期ベース、年換算約21.4%)。
- 目安コメント:ROE・ROAともに半期ベースで高水準に見えるが、年換算は参考値。投資フェーズでの利益変動に注意。
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:48.8%
- 営業利益進捗率:49.4%
- 親会社帰属当期利益進捗率:49.3%
- 過去同期間との比較:売上は大幅増、利益は若干マイナス(前年は売上伸び小で利益改善していた)。
- キャッシュフロー(当中間期間)
- 営業CF:+12,154百万円(前年同期13,951百万円、△1,797百万円)
- 投資CF:△9,759百万円(前年同期△1,403百万円)— 主因:定期預金預入5,000百万円、子会社取得(LiPLUSグループ)による支出3,553百万円
- 財務CF:△12,387百万円(前年同期△5,317百万円)— 主因:配当金支払10,872百万円
- フリーCF(営業CF−投資CF):+2,395百万円(営業CFが投資を上回る)
- 現金及び現金同等物残高:40,872百万円(前期末50,859百万円、△9,987百万円減)
- 営業CF/当期純利益比率:12,154 / 9,368 = 1.30(1.0以上で健全)
- 貸借対照表の要点(当中間期)
- 資産合計:87,526百万円(前期末93,504百万円、△5,979百万円)
- 負債合計:27,060百万円(前期末31,370百万円、△4,310百万円)
- 資本合計:60,466百万円(前期末62,134百万円、△1,668百万円)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):68.8%(安定水準、目安: 40%以上で安定)
- 流動比率(概算):流動資産61,932 / 流動負債23,446 = 2.64(264%)(良好)
- 負債比率(負債/資本):27,060 / 60,466 = 0.45(45%)
- 四半期推移(QoQ):四半期単位の詳細は別表だが、中間累計で前年同期比売上大幅増、営業利益は横ばい〜微減。求人事業の投資負担がQoQで引き続き影響する可能性あり。
- 効率性:総資産回転率等の詳細は別データ必要(–)。
特別損益・一時的要因
- 当中間期:減損損失の計上なし(該当事項なし)。
- 企業結合(子会社化):2025年4月1日に株式会社LiPLUSホールディングス等を取得(支払対価3,943百万円、のれん3,696百万円、顧客関連無形資産589百万円、取得関連費42百万円を営業費用計上)。当中間期への影響は「軽微」と明記。
- 前中間期:Pathee関連で減損588百万円を計上していたが当期は該当なし。
- 一時的要因の評価:当期は特別損益のマイナス要因は限定的で、業績は基本的に事業投資による営業費用増が主要因。
配当
- 中間配当:25.00円(支払予定日2025年12月1日)
- 期末配当(会社予想):25.00円(通期予想合計:50.00円)
- 2025年3月期(前期)は特別配当含め年間80.00円(中間25円、期末55円:うち特別配当30円)
- 配当性向(通期予想):通期親会社帰属当期利益予想19,000百万円、年間配当(普通)合計は(配当金額×発行株式数)で計算可能だが明示値は–。配当方針:剰余金の配当を実施(特別配当は前期に実施)、自社株買いは当中間期の記載なし(–)。
- 備考:直近公表の配当予想からの修正なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CFの内訳)
- 有形固定資産取得による支出:190百万円(当中間期)
- 無形資産取得による支出(主にソフトウェア等):940百万円
- 投資有価証券等:125百万円(取得)
- 定期預金積立(投資的性格の資金移動):5,000百万円(現金の流出として計上)
- 減価償却費:2,126百万円(当中間期、前年同期1,923百万円)
- R&D費用の明確内訳:記載なし(–)
セグメント別情報(中間累計)
- 価格.com事業:
- 売上収益:11,585百万円(前年同期比+3.5%)
- セグメント利益:6,143百万円(前年同期比+21.1%)
- 月間利用者数(2025年9月度):3,172万人
- 主力項目:ショッピング、通信(ブロードバンド)、保険が堅調
- 食べログ事業:
- 売上収益:18,934百万円(前年同期比+20.9%)
- セグメント利益:10,860百万円(前年同期比+23.5%)
- 月間利用者数(2025年9月度):9,673万人
- 飲食店予約が伸長(予約人数・有料契約店舗数増)
- 求人ボックス事業:
- 売上収益:9,616百万円(前年同期比+69.7%)
- セグメント利益:△369百万円(前年同期は+2,463百万円)
- 月間利用者数(2025年9月度):1,280万人
- コメント:ブランド投資の効果で利用者は増加したが、広告宣伝等成長投資を積極実施し短期損益を圧迫
- インキュベーション事業:
- 売上収益:4,726百万円(前年同期比+23.0%)※LiPLUSグループの連結化影響あり
- セグメント利益:1,111百万円(前年同期比+26.3%)
- セグメント合計:売上44,861百万円、セグメント利益計17,745百万円、全社共通費用等調整△3,902百万円で営業利益13,843百万円
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(FY26.3–FY30.3)では売上・利益ともに二桁成長を目標に、成長領域への投資とM&Aを推進。中間の実績は売上成長で整合、利益面は成長投資により一時的に抑制されているが、計画の投資フェーズとの一致は見られる。
- KPI(利用者数、契約店舗数、稼働アカウント等)は増加傾向で中期目標の進捗につながる可能性あり。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは提示なし(–)。ただし食べログ・価格.comは国内で高いトラフィックを保有しており、プラットフォーム優位性は相対的に強いと推察される。
- 市場動向:オンライン予約・求人市場はデジタル化が進行中。求人でのブランド投資は市場シェア拡大を狙うフェーズ。
今後の見通し
- 業績予想:2026年3月期通期見通しの修正なし(売上92,000百万円、営業利益28,000百万円、純利益(親会社帰属)19,000百万円)。前提条件の明示(為替等の具体値)は資料に記載なし(–)。
- 予想の信頼性:中間進捗は約49%で想定どおり。過去の予想達成傾向は情報限定(詳細履歴は–)。現時点では会社予想は中立的に受け取れる。
- リスク要因:
- 成長投資が長期化し利益回復が遅れるリスク
- M&Aや資本配分が期待通りに収益化しないリスク
- マクロ要因(広告需要の変動、景気動向)や競争激化
- キャッシュ残高の減少(現金同等物は約40.9億円)や定期預金への振替による流動性構成の変化
重要な注記
- 会計方針の変更・見積りの変更:該当なし。
- 連結範囲の変更:有(新規連結1社:株式会社LiPLUSホールディングス、除外1社:株式会社エイガ・ドット・コム)。
- 本中間決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- その他:のれん計上(LiPLUS取得でのれん3,696百万円)および顧客関連無形資産(589百万円、償却期間5年)。
(注)
- 不明な項目は「–」で表記しています。
- 本資料は決算短信の要約であり、投資助言を目的とするものではありません。必要に応じて開示資料全文や決算説明資料をご確認ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2371 |
| 企業名 | カカクコム |
| URL | http://kakaku.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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