2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:
    • 会社公表の通期予想に対する中間実績は、売上高が上振れ(前回公表予想を上回る)、営業利益・経常利益が下振れ(導入品獲得に伴う研究開発費増などの影響で前回公表予想を下回る)、親会社株主に帰属する中間純利益は特別利益計上により上振れ。市場コンセンサスとの差異は–(情報なし)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比6.5%増、営業利益は同12.0%減)。
  • 注目すべき変化(前年同期比):売上高は+3,592百万円(+6.5%)と増収。一方で研究開発費増(研究開発費は5,443百万円で前年同期比+41.6%)などにより販売費及び一般管理費が1,517百万円増加し、営業利益は減少。中間純利益は投資有価証券売却益等の特別利益(合計473百万円)計上で+19.0%となった。
  • 今後の見通し:通期予想(売上高127,000百万円、営業利益6,100百万円等)に修正はなし。中間の進捗状況を見ると、売上高進捗率は約46.3%と概ね順調だが、営業利益進捗率は約22.3%と低く、通期での営業利益達成には下期での利益回復が必要。
  • 投資家への示唆:売上の主力(新医薬品等)が堅調だが、研究開発投資を積極化しているため短期的な利益率は圧迫されている。中期的には導入品・外部導入でパイプラインを拡充する戦略が継続している点に注目。開発パイプラインの一部でフェーズ3未達や中止も判明しており、パイプラインリスクを注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:杏林製薬株式会社
    • 主要事業分野:医療用医薬品の研究開発・製造・販売(国内新医薬品、海外新医薬品、後発医薬品等)
    • 代表者名:代表取締役社長 CEO 荻原 豊
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(2025年11月10日開催予定、資料後掲)
  • セグメント:
    • 新医薬品等(国内):主力製品(ベオーバ、ラスビック、リフヌア、デザレックス等)中心
    • 新医薬品(海外):海外関連収入(例:ガチフロキサシン等)
    • 後発医薬品:ジェネリック製品(オーソライズド・ジェネリック含む)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):59,945,641株(2026年3月期中間期)
    • 期末自己株式数:2,493,974株
    • 中間期中の期中平均株式数:57,449,310株
    • 時価総額:–(情報なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月2日
    • 決算説明会:2025年11月10日(アナリスト・機関投資家向け)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(中間累計、単位:百万円)
    • 売上高:実績58,731(前年同期55,139、+6.5%)。会社予想(通期)に対する進捗率:58,731/127,000 = 約46.3% → 通期比で上振れ(会社は中間実績が前回予想を上回ったと記載)。
    • 営業利益:実績1,363(前年同期1,549、△12.0%)。会社予想に対する進捗率:1,363/6,100 = 約22.3% → 会社予想を下回る(研究開発費増等で下振れ)。
    • 純利益(親会社株主に帰属):実績1,494(前年同期1,255、+19.0%)。会社予想に対する進捗率:1,494/4,800 = 約31.1% → 特別利益計上で中間純利益は上振れ。
  • サプライズの要因:
    • 売上高上振れ要因:主力の新医薬品等(国内)が堅調(ベオーバ等の伸長)。後発医薬品も薬価改定の影響を受けつつも増加。
    • 営業・経常利益下振れ要因:導入品獲得に伴う研究開発費の増加(研究開発費は前年同期比+41.6%)および販売費一般管理費の増加。
    • 中間純利益上振れ要因:投資有価証券売却益(368百万円)や補助金収入(100百万円)などの特別利益計上。
  • 通期への影響:通期予想の修正は無し。だが営業利益の進捗(約22%)は低く、下期での利益改善が不可欠。特別利益は一時的であるため、通期営業利益回復が鍵。

財務指標(要点)

(単位:百万円、%は前年同期比)

  • 損益(中間累計)
    • 売上高:58,731(+6.5%、+3,592)
    • 売上総利益:24,896(+5.6%、+1,331)
    • 販売費及び一般管理費:23,532(+6.9%、+1,517)
    • 営業利益:1,363(△12.0%、△185) 営業利益率:1,363/58,731 = 2.32%(業界平均との比較は–)
    • 経常利益:1,582(△22.8%、△467)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,494(+19.0%、+238)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):26.01円(前年21.86円)
  • 財政状態(期末、2025/9/30)
    • 総資産:186,013(前期末193,618、△7,605)
    • 純資産:136,448(前期末136,285、+163)
    • 自己資本比率:73.4%(前期末70.4%、安定水準)
    • 流動資産:130,333、流動負債:27,756、流動比率(=流動資産/流動負債):約4.70(高水準)
  • 収益性指標(注:中間実績を年換算して比較)
    • ROE(概算・年換算):(1,494×2) / 136,448 ≒ 2.2%(目安8%以上で良好 → 低い)
    • ROA(概算・年換算):(1,494×2) / 186,013 ≒ 1.6%(目安5%以上で良好 → 低い)
    • 営業利益率:2.32%(低め)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
    • 売上高進捗率:約46.3%(標準的な進捗)
    • 営業利益進捗率:約22.3%(低い)
    • 純利益進捗率:約31.1%(特別利益影響で中程度)
    • 過去同期間の比較:売上は順調、利益率は圧迫
  • キャッシュフロー(中間累計、百万円)
    • 営業CF:6,188(前年3,379、増加)
    • 投資CF:△554(前年△5,235、投資支出大幅減少/投資有価証券売却収入1,230を計上)
    • 財務CF:△7,612(前年+1,987、短期借入金の返済や配当支払増加が主因)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):6,188 − 554 = 5,634(前年は△1,856)
    • 現金同等物残高:13,042(前期末15,021、△1,979)
    • 営業CF/純利益比率:6,188 / 1,494 = 約4.15(1.0以上で健全 → 良好)
  • 四半期推移(QoQ):四半期単独の詳細は非掲載のため–(中間累計ベースの推移は上記参照)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率73.4%(安定水準)
    • 短期借入金は期中で7,400→2,100(△5,300)と圧縮され流動性は良好
  • セグメント別(売上高、前年同期比)
    • 新医薬品等(国内):41,405(+6.1%)
    • 新医薬品(海外):504(+18.8%)
    • 後発医薬品:16,822(+7.2%)
    • 各セグメントは新薬の伸長が寄与、後発は薬価改定影響ありつつ増収

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 368、補助金収入 100、合計473百万円(中間)
  • 特別損失:合計26百万円(固定資産除売却損等)
  • 一時的要因の影響:中間純利益の増加は特別利益の寄与が大きく、営業ベースの利益改善ではないため実質業績評価には留意が必要
  • 継続性の判断:投資有価証券売却益や補助金は一時的要因であり、継続的な収益には計上されにくい

配当

  • 中間配当:20円(支払済、修正なし)
  • 期末配当(予想):37円
  • 年間配当(予想):57円(前期実績57円、修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報なし)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向は約57円 / (1株当たり当期純利益83.55円)=約68%(高め)。注:中間・通期の算出基準は会社公表数値に基づく。
  • 株主還元方針:自己株式の消却を実施(2025年5月30日、自己株式11,421百万円を消却)。当面は配当継続方針で推移。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(有形固定資産取得支出):当中間期累計1,876百万円(前年中間期4,637百万円、減少)
  • 減価償却費:損益計算書上の減価償却費(営業外費用)2,278百万円(中間)
  • 研究開発費(P/L内で計上):5,443百万円(前年同期比+41.6%) — パイプライン拡充・導入品獲得に伴う投資増
  • 主な研究開発テーマ(記載分):
    • ヒンジバイオとのSLE等の共同開発・ライセンス(2025年9月締結)
    • KRP-S124(閉塞性睡眠時無呼吸、バイエル導入)第2相準備
    • DTx(KRP-DT123等)の臨床研究進展
    • 一方で KRP-R120(間質性肺疾患)は国際第3相で主要評価項目未達、KRP-A218は開発中止

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:–(決算短信に受注高・受注残等の記載なし)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:22,558 → 25,423(増加)
    • 仕掛品:13,112 → 19,852(増加)
    • 棚卸資産増加は中間の資産構成に影響(棚卸資産の増加額は5,828百万円、CFに反映)

セグメント別情報

  • 売上構成(中間累計、百万円・前年同期比)
    • 新医薬品等(国内):41,405(+6.1%)
    • 新医薬品(海外):504(+18.8%)
    • 後発医薬品:16,822(+7.2%)
  • 解説:国内新薬が主導で売上拡大。後発は薬価改定などの影響を受けつつ追補収載等で増収。営業費用増(R&D投資等)により利益寄与は限定的。
  • 地域別売上:国内中心、海外は小額(504百万円)で寄与限定

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「Vision 110 – Stage1 -(2023〜2025)」の最終期(2026年3月期)は「事業体制の確立」を掲げる。今回のR&D投資増加や導入品の積極的取得は中期目標(新薬比率最大化)に整合。
  • KPI達成状況:新薬売上の伸長は確認できるが、開発失敗(KRP-R120等)や中止(KRP-A218)もあり、パイプラインKPIは不確実性あり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内医療用医薬品業界は薬価改定等の医療費抑制策により厳しい環境。薬価改定の影響を受ける製品がある一方で新薬の伸長で増収を確保。

今後の見通し

  • 業績予想(会社公表、通期):売上高127,000百万円(△2.4%)、営業利益6,100百万円(△51.5%)、経常利益6,300百万円(△52.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,800百万円(△47.2%)、1株当たり当期純利益83.55円。直近公表予想からの修正は無し。
  • 予想の信頼性:中間時点で売上は好調だが営業利益進捗が低い点は注意。特別利益依存の純利益上振れは継続性が低い。
  • リスク要因:
    • 医療制度・薬価改定等による収益圧迫
    • パイプライン開発リスク(臨床試験の不確実性、今回の第3相未達等)
    • 為替・原材料等の外部要因(会社は主要前提を公表しているが今回短信には詳細記載は省略)
    • 品質・GMP等のコンプライアンスリスク(品質確保に注力している旨は記載あり)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算等、詳細は添付書類参照)
  • 株主資本の変動:2025年5月30日に自己株式11,421百万円を消却(利益剰余金・自己株式ともに減少)
  • その他重要事項:第2四半期(中間期)決算短信は監査(レビュー)対象外

(注)数値は会社公表の中間決算短信に基づく。市場コンセンサス等の外部データは含めていないため、比較や投資判断は別途情報を参照のこと。免責事項は別途記載済み。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4569
企業名 杏林製薬
URL https://www.kyorin-pharm.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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