2025年10月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社発表の通期予想に対する修正は無し。第3四半期累計実績は通期予想に対して「概ね想定内」だが、営業利益は既に通期予想をほぼ達成(達成率100%超)している一方、経常利益・純利益は為替差損や持分法利益の減少で前年割れ。市場予想との比較データは提供情報に無いため記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高+4.1%、営業利益△15.3%、経常利益△31.7%、親会社株主帰属四半期純利益△29.5%)。
  • 注目すべき変化:農薬・農業関連事業は売上微増(+3.1%)も価格対応やジェネリック対応で営業利益が大幅減(△18.9%)。化成品事業は需要増で利益大幅増(営業利益 +83.9%)。営業外で持分法利益の減少(4,101→2,509百万円)と為替差損(1,555百万円計上)が経常利益の下押し要因。
  • 今後の見通し:通期業績予想の修正は無し。通期予想達成の可能性としては、営業利益は既に目標達成済みだが、為替影響や持分法利益の回復如何で経常・当期純利益の達成に不確実性が残る。
  • 投資家への示唆:主要リスクは為替動向と海外販売構成比(海外売上比率57.1%)、農薬分野での競争圧(ジェネリック参入等)による価格対応が利益を圧迫している点。化成品は成長トピック(生成AIサーバー向け材料など)で収益改善が確認できるため、事業別の収益動向を注視することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:クミアイ化学工業株式会社
    • 主要事業分野:農薬及び農業関連事業、化成品事業、その他(賃貸、発電、建設、印刷、物流、情報サービス等)
    • 代表者名:代表取締役社長 横山 優
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年9月5日
    • 対象会計期間:2025年10月期 第3四半期連結累計(2024年11月1日~2025年7月31日)
  • セグメント:
    • 農薬及び農業関連事業:農薬製剤等の研究・製造・販売
    • 化成品事業:電子材料(ビスマレイミド類等)、アミン類等の化成品
    • その他:賃貸、発電・売電、建設、印刷、物流、情報サービス等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):133,184,612株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計):120,401,663株
    • 時価総額:–(提供情報なし)
  • 今後の予定:
    • 決算補足説明資料:2025年9月5日にコーポレートサイト掲載予定
    • 株主総会/IRイベント:当該資料に記載なし(決算説明会は無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想との比較、進捗率)
    • 売上高:実績 134,485百万円、通期予想 159,300百万円 → 達成率 84.5%
    • 営業利益:実績 10,411百万円、通期予想 10,400百万円 → 達成率 100.1%(既に通期想定をほぼ達成)
    • 経常利益:実績 11,567百万円、通期予想 14,500百万円 → 達成率 79.8%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績 9,048百万円、通期予想 10,900百万円 → 達成率 83.0%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:化成品事業の利益改善(生成AIサーバー向けの需要など)により営業利益は増加し、通期営業利益見通しをほぼ達成。
    • 下振れ要因:農薬分野での価格対応(ジェネリック対策)による営業利益の減少、持分法による投資利益減少(約1,592百万円減)、為替差損(1,555百万円)が経常利益・純利益を押し下げ。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。営業利益は通期目標達成の可能性が高い一方、為替や持分法利益の回復がなければ経常・純利益は通期予想達成がやや不透明。

財務指標

(数値は単位:百万円、前年同期比は必ず%表記)

  • 要点(貸借対照表・損益計算書)
    • 総資産:267,307(前期末 275,474 → △8,166 百万円、△3.0%)
    • 純資産:155,965(前期末 152,941 → +3,024 百万円、+2.0%)
    • 自己資本比率:55.7%(安定水準。前期末 53.0%)
    • 現金及び預金:29,086(前期末 27,404 → +1,682 百万円、+6.1%)
    • 商品及び製品(在庫):62,733(前期末 75,076 → △12,343 百万円、△16.4%)
    • 短期借入金:50,287(前期末 55,010 → △4,723 百万円、△8.6%)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:134,485百万円、前年同期比 +4.1%(+5,285百万円)
    • 営業利益:10,411百万円、前年同期比 △15.3%(△1,887百万円)
    • 営業利益率:7.74%(10,411/134,485)(目安:業種により差異。一般に高いほど良好)
    • 経常利益:11,567百万円、前年同期比 △31.7%(△5,380百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:9,048百万円、前年同期比 △29.5%(△3,779百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):75.15円、前年同期 106.58円(△29.5%)
  • 収益性指標(計算方法の注記あり)
    • ROE(当第3四半期累計の簡易計算):9,048 / 148,816 = 6.08%(累計期間ベース)、年率換算で約 8.11%(目安:8%以上で良好)
    • 注:分母は開示の「自己資本(148,816百万円)」を使用。累計利益をベースに単純計算のため参考値。
    • ROA(当第3四半期累計の簡易計算):9,048 / 267,307 = 3.38%(累計)、年率換算で約 4.51%(目安:5%以上で良好)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
    • 売上高進捗率:84.5%(通常期は季節要因により業種毎に異なるが高進捗)
    • 営業利益進捗率:100.1%(通期予想をほぼ達成)
    • 純利益進捗率:83.0%
    • 過去同期間(2024年第3四半期)との比較:売上は増加だが利益率低下により利益項目は減少
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は「作成していない(未提示)」ため、営業CF/投資CF/財務CFの詳細は記載なし(–)。
    • ただし現金及び預金は29,086百万円(増加)で流動性は確保されている。
  • 四半期推移(QoQ)
    • 季節性の影響:農薬はシーズン性があるため、販売時期の変動(米国向け出荷時期の変更等)が発生。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 55.7%(安定水準:目安40%以上で安定)
    • 負債合計:111,342百万円(前期末 122,532 → △11,190 百万円、△9.1%)
    • 流動比率:流動資産 169,096 / 流動負債 87,693 ≒ 192.8%(目安:100%以上で短期安全性良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易):売上高 134,485 / 総資産 267,307 = 0.503回転(参考)
  • セグメント別(貢献度)
    • 農薬及び農業関連:売上 108,141百万円(+3.1%)、営業利益 9,976百万円(△18.9%)
    • 化成品事業:売上 18,844百万円(+2.4%)、営業利益 1,430百万円(+83.9%)
    • その他:売上 7,500百万円(+27.1%)、営業利益 570百万円(△23.7%)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 55百万円、受取保険金等小幅(合計 302百万円)
  • 特別損失:減損損失 68百万円、固定資産処分損等(合計 224百万円)
  • 営業外要因:為替差損 1,555百万円が大きく計上され、経常利益を押し下げた
  • 持分法利益:持分法による投資利益が4,101→2,509百万円に減少(△1,592百万円)し、収益性に影響
  • 継続性の判断:為替差損は市場環境次第で変動するため継続性は不確定。持分法利益は関連会社業績に依存するため今後も変動の可能性あり。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当:10.00円(実施済)
    • 期末配当(予想):24.00円
    • 年間配当予想:34.00円(前期と同額、修正無し)
  • 配当利回り:–(株価データがないため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向 = 配当総額/親会社株主に帰属する当期純利益(企業が公表している数値に基づく計算はここでは割愛)→ –(明確な配当総額の記載なし)
  • 自社株買い・特別配当:該当情報なし(無)

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:開示無し(–)
  • 減価償却費:3,916百万円(当第3四半期累計、前年同期 3,816百万円)
  • のれん償却額:497百万円(変動なし)
  • 研究開発費(R&D):開示無し(–)。化成品の製品開発投資は事業説明で示唆されているが金額開示無し。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:受注高・受注残高の明示なし(–)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品:62,733百万円(前期末 75,076 → △16.4%)
    • 棚卸資産の減少は一時的な販売回転改善または期末在庫調整の結果の可能性あり。詳細の内訳(仕掛/原料等)は一部開示あり(仕掛品 16,781、原材料 9,754)。

セグメント別情報

  • 農薬及び農業関連事業:
    • 売上高 108,141百万円(+3.1%)、営業利益 9,976百万円(△18.9%)
    • 主要要因:国内は水稲用薬剤が好調。海外はアルゼンチン・ブラジルでの出荷減、一方で米国は販促強化等で出荷増。主力製品「アクシーブ」へのジェネリック参入等で価格対応を実施し利益率低下。
  • 化成品事業:
    • 売上高 18,844百万円(+2.4%)、営業利益 1,430百万円(+83.9%)
    • 主要要因:生成AIサーバー向け電子材料(ビスマレイミド類)やアミン類の需要拡大が寄与。
  • その他:
    • 売上高 7,500百万円(+27.1%)、営業利益 570百万円(△23.7%)
    • 主要要因:建設業の新規工事受注が売上増に貢献。ただし利益率は低下。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「Create the Future ~できる。をひろげる~」(初年度 2024年10月期)
  • 進捗:化成品分野で戦略的成果(高付加価値品の伸長)が見られる一方、農薬分野では市場競争(ジェネリック等)への対応が必要で、中期計画目標達成には収益構造改善が重要。
  • KPI等:詳細なKPI進捗は資料で限定的(–)。

競合状況や市場動向

  • 外部環境:米国の関税政策や世界経済の減速懸念が記載あり。為替変動が業績に直接影響(為替差損計上)。
  • 競合:農薬市場でのジェネリック参入が価格競争を招いている点を注記。化成品の差別化製品(電子材料)は競争優位性構築の重要分野。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上高 159,300百万円(△1.1%)、営業利益 10,400百万円(△8.4%)、経常利益 14,500百万円(△20.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益 10,900百万円(△19.8%)
    • 会社は前提条件(為替等)等について補足資料で説明予定(別添資料参照)。
  • 予想の信頼性:
    • 営業利益は進捗良好だが、経常利益・純利益は為替や持分法利益に左右されやすく、下振れリスクあり。
  • 主なリスク要因:為替相場の変動、主要市場(米国・南米・豪州)での需要変動、原材料価格、競争激化(ジェネリック等)、関連会社業績。

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積り変更:該当なし
  • 四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の見積り等の注記あり)
  • 独立監査人の期中レビュー:実施済み(芙蓉監査法人)。期中レビューにおいて重要な点は認められず。

注記:

  • 提示のない項目は「–」で表記しました。
  • 指標(ROE/ROA等)は四半期累計ベースの簡易計算です。厳密な比較には通期や過去数期のデータによる分析が必要です。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4996
企業名 クミアイ化学工業
URL http://www.kumiai-chem.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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