2025年10月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の期中修正予想は提示されておらず、外部の市場予想との比較資料もないため「会社予想・市場予想との差異」は–。ただし実績は親会社株主に帰属する当期純利益が4,381百万円(前年同期比△67.8%)と大幅減少。
- 業績の方向性:増収減益(売上高170,462百万円、前年同期比+5.8%/営業利益10,567百万円、同△6.9%)。
- 注目すべき変化:当期純利益は減損損失(3,978百万円)の計上、持分法損益の減少(6,697→3,247百万円)および為替差損(555百万円)など一時要因で大幅減益(当期純利益△67.8%)。
- 今後の見通し:2026年10月期予想は売上162,000百万円(△5.0%)、営業利益7,200百万円(△31.9%)と保守的。通期達成は地政学・市場競争・持分法利益の回復等に依存。
- 投資家への示唆:営業キャッシュ・フローは大幅改善(33,803百万円)しており資金余力は確保。だが一時損失・持分法利益変動やグローバル市場でのジェネリック競合、ブラジル税制変更(後発事象)など業績変動要因を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:クミアイ化学工業株式会社
- 主要事業分野:農薬及び農業関連事業(殺虫剤・殺菌剤・除草剤等の製造・販売・輸出入)、化成品事業(クロロトルエン・クロロキシレン系化学品、精密化学品等)、その他(賃貸、発電、建設、印刷、物流等)
- 代表者名:代表取締役社長 横山 優
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月12日
- 対象会計期間:2025年10月期(連結、2024年11月1日~2025年10月31日)
- 決算説明資料作成:有(同日公表予定)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2025/12/25開催予定)
- セグメント:
- 農薬及び農業関連事業:農薬原体・製剤の製造販売および関連サービス(ゴルフ場メンテ等)
- 化成品事業:クロロトルエン系等化学品、精密化学品、発泡スチロール等
- その他:賃貸、発電・売電、建設、印刷、物流、人材派遣等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):133,184,612株
- 期末自己株式数:12,761,542株
- 期中平均株式数:120,407,085株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2026年1月28日(予定)
- 配当支払開始予定日:2026年1月29日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年1月27日
- 決算説明会(機関向け):2025年12月25日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(2025年についての本決算短信内での期中修正はなし):売上・利益の期中会社予想との比較情報は提供無し(達成率:–)。
- 市場予想との比較:–(資料なし)
- サプライズの要因(実績の要因):
- 営業利益は化成品事業の増益で補填したものの、農薬事業での価格競争(ジェネリック対策による価格対応等)で農薬部門の営業利益が減少したことが寄与。
- 経常利益および当期純利益が大幅悪化した主因は以下:
- 持分法による投資利益の減少(6,697→3,247百万円、差約△3,450百万円)
- 減損損失の計上(減損損失3,978百万円)
- 為替差損の計上(555百万円)
- 結果的に税金等の負担も増加
- 通期への影響:
- 2026年10月期は会社予想で売上・営業利益ともに減少見込みだが、親会社株主に帰属する当期純利益は6,400百万円と増益予想(前年4,381百万円→+46.1%)になっているため、損益項目の構成(特別損失の有無、持分法益の回復等)により差が生じている。達成可能性は、持分法利益の回復や減損の有無、海外販売(特に米国・韓国等)の動向に依存。
財務指標(要点)
- 損益(連結、百万円)
- 売上高:170,462(+5.8%/前年161,049)
- 売上総利益:34,366(前年35,379)
- 営業利益:10,567(△6.9%/前年11,350)
- 経常利益:13,363(△27.0%/前年18,300)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,381(△67.8%/前年13,590)
- EPS(1株当たり当期純利益):36.38円(前年112.91円)
- 収益性指標(会社記載)
- ROE(自己資本当期純利益率):3.0%(目安:8%以上が良好 → 低水準)
- ROA(総資産経常利益率):5.1%(目安:5%以上で良好 → ほぼ良好)
- 営業利益率:6.2%(営業利益10,567/売上170,462)
- 財政(連結、百万円)
- 総資産:248,205(期末、前期275,474で△27,269)
- 純資産:151,107(前期152,941で△1,834)
- 自己資本比率:58.2%(安定水準。前期53.0%から上昇)
- 1株当たり純資産:1,199.81円(前期1,212.20円)
- キャッシュ・フロー(連結、百万円)
- 営業CF:+33,803(前年△16,725 → 大幅改善)
- 投資CF:△8,929(前年△8,756)
- 財務CF:△27,850(前年+23,608、短期借入金の減少等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約+24,874(33,803−8,929)
- 営業CF/当期純利益比率:33,803/4,381 ≒ 7.7(目安1.0以上で健全 → 良好)
- 現金及び現金同等物期末残高:21,845(前年27,088、△5,243)
- 流動性・安全性
- 流動資産:154,176/流動負債:74,017 → 流動比率 ≒ 208%(十分な流動性)
- 有利子負債(短期+長期借入金):36,782 + 14,324 = 51,106
- ネット有利子負債:51,106 − 現金等21,845 = 約29,261(百万円)
- 四半期推移(QoQ):四半期別数値の詳細は補足資料参照(本資料は通期開示中心)
- セグメント別(連結、百万円)
- 農薬及び農業関連:売上135,697(+5.9%)、営業利益10,581(△12.9%)
- 化成品事業:売上25,100(+0.5%)、営業利益1,528(+97.9%)
- その他:売上9,664(+21.6%)、営業利益865(+2.0%)
- 海外向け売上高比率:59.3%
特別損益・一時的要因
- 特別損失:
- 減損損失:3,978百万円(当期の主因)
- 投資有価証券評価損:142百万円 等
- 特別利益:
- 投資有価証券売却益:155百万円、受取保険金252百万円 等(合計420百万円)
- 一時的要因の影響:
- 減損計上と持分法利益の減少が当期純利益を大きく押し下げているため、特別損益を除いた実質的な営業ベースの収益力(営業CFや営業利益)は比較的堅調である点を評価可能。
- 継続性の判断:
- 減損は一時的だが発生要因により再発の可能性あり。持分法利益は関連会社業績に依存し変動要因となる。
配当
- 2025年10月期(実績):
- 中間配当:10円
- 期末配当:14円(当初案12円から変更)
- 年間合計:24円(前年34円から減配)
- 配当総額:2,890百万円
- 配当性向(連結):66.0%(前年30.1%)
- 純資産に対する配当率:2.0%
- 2026年10月期(予想):
- 年間配当予想:24円(中間10円/期末14円)
- 配当性向(予想):45.2%
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自社株取得等の特記事項は今回資料に記載なし(自己株式数の微減はあるが大規模な自社株買いは記載なし)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資有形固定資産取得による支出):8,277百万円(投資CFの主因)
- 減価償却費:5,693百万円
- 研究開発:
- R&Dの個別金額は決算短信の要旨では明示されていない(詳細は補足資料参照)。主要テーマは化学農薬・微生物農薬・電子材料向け(ビスマレイミド等)の開発。
- 主な動き:新規殺ダニ剤「バネンタ」国内登録申請、微生物農薬「エコアーク」の上市準備等。
受注・在庫状況
- 棚卸資産(商品及び製品):59,769百万円(前年75,076、△15,307 百万円)
- 在庫減少が営業CF改善を支援(棚卸資産増減△26,355→+11,642 の改善)
- 受注高/受注残:該当記載なし(–)
セグメント別情報(補足)
- 農薬:
- 国内:水稲用箱処理剤(ディザルタ)や除草剤(エフィーダ等)が好調
- 海外:アクシーブはアルゼンチン向け減少も米国で出荷増、オーストラリアで特許侵害対応が奏功
- 課題:ジェネリック品との競争による価格対応で営業利益圧迫
- 化成品:
- 電子材料(生成AIサーバー向け)で需要増、ビスマレイミド類の出荷増が寄与
- その他:
- 建設の受注が順調で売上増、全体の利益改善に貢献
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:KUMI STORY 2026(2024年10月期~)
- 7つの重要課題(持続可能な農業、気候変動対策、R&D強化、事業拡大、人財育成、ガバナンス、DX等)
- 今期は製品普及・グローバル展開・技術開発・コスト低減を継続推進
- KPI達成状況:個別KPIの数値進捗は決算短信要旨に限定的記載。温室効果ガス削減目標(2030年に2019年比30%削減)等を掲げる。
競合状況や市場動向
- 競合:グローバルでジェネリック参入が激化しており、主要製品(例:アクシーブ)では価格競争・知財対応が重要課題。
- 市場動向:世界の人口増加による農薬需要は中長期で追い風。ただし中国や米国などの景気減速リスク、地政学リスク、原材料価格の変動が短期業績を左右。
今後の見通し
- 2026年10月期(会社予想、連結)
- 売上高:162,000百万円(△5.0%)
- 営業利益:7,200百万円(△31.9%)
- 経常利益:10,900百万円(△18.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:6,400百万円(+46.1%)
- 1株当たり当期純利益:53.15円
- 予想の前提・リスク:
- 為替、原燃料価格、海外市場の需要動向、ジェネリック品の影響、持分法適用関連会社の業績等が主要リスク要因。
- ブラジルにおける源泉課税導入(法第15270号、2025/11/26成立)に伴う影響(2026年10月期に関連会社の留保利益に対する繰延税金負債計上見込み)がある(影響金額は精査中)。
- 予想の信頼性:
- 会社は中期計画に基づく施策を継続。過去の予想達成傾向の詳細は本資料に限定的記載であり、予想は外部環境に敏感。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結構成の変更:なし
- 監査:決算短信は監査対象外(注記あり)
- 後発事象:ブラジル税制変更に関する留意(上記)
(注)本資料は提供された決算短信を要約したものであり、投資助言を行うものではありません。記載の数値は決算短信の数値を基に算出・整理しています。資料に記載のない項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4996 |
| 企業名 | クミアイ化学工業 |
| URL | http://www.kumiai-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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