2025年6月期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 重点事業であるパッケージ(MA-EYES)をSaaS中心へ移行させるため研究開発・体制強化を継続。短期は投資先行で減益だが中長期での売上・利益拡大を目指す。株主還元を拡充し配当性向目標を「30%〜45%」へ引上げ(2026年予想配当:1株30円)。スタンダード市場への市場区分変更申請準備を本格化。
- 業績ハイライト: 売上高1,378百万円(前期比▲1.0%)、営業利益110百万円(前期比▲27.8%)、当期純利益92百万円(前期比▲32.7%)。(短期的には減収減益:悪)
- 戦略の方向性: パッケージ事業を「重点事業」と位置付けSaaS化・主要5業種でのシェア拡大を推進。SI事業は安定収益源として維持しつつ、Humalance等で高スキル人材を確保。営業組織・クラウド企画チームを新設し全国拡販を図る。
- 注目材料: ①配当方針の引き上げ(配当性向目標30%〜45%、2026年予想配当30円・配当性向41.5%) ②2025/4に過去最大規模案件を受注(2026/6期への寄与見込み) ③ISMS/クラウドセキュリティ認証取得 ④現預金約17億円(財務健全)。これらは株主還元・成長投資の両面で重要。
- 一言評価: 短期は投資負担で利益が圧迫されたが、SaaS移行・大型受注・配当方針強化で中長期成長と株主還元を両立させようとする転換期の決算。
基本情報
- 企業概要: 会社名 株式会社ビーブレイクシステムズ(東証グロース:3986)。主要事業:①パッケージ事業(サービス業向けクラウドERP「MA-EYES」の開発・販売:一括導入版+SaaS版)、②システムインテグレーション事業(受託開発・技術者派遣)。代表者:代表取締役社長 白岩 次郎。現預金約17億円、創業2002年、従業員数150名(2025年6月末)。
- 説明者: 白岩 次郎(代表取締役社長) — 決算概要、戦略(SaaS化・研究開発強化・営業組織強化)、株主還元方針の変更、市場区分変更準備などを説明。
- セグメント:
- パッケージ事業:クラウドERP「MA-EYES」の一括導入版(初期導入費を中心のフロー型売上)とSaaS版(月額利用料等のストック型売上)を提供。主要ターゲットはサービス業の主要5業種(システム、派遣、広告、インターネット、コンサル)。
- システムインテグレーション事業:顧客現場常駐による開発支援・派遣。月額単価・稼働時間に応じた請求。
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:1,378(前期比 ▲1.0%)(やや悪:減収)
- 営業利益:110(前期比 ▲27.8%)、営業利益率 8.0%(前期 10.9%)(悪:大幅減益)
- 経常利益:112(前期比 ▲26.2%)
- 当期純利益:92(前期比 ▲32.7%)
- 1株当たり利益(EPS):60.35円(前期比 –)
- 会社予想との比較(2025/6期計画=2025年5月14日修正後の計画)
- 売上高 計画1,373に対し実績1,378(計画比 +0.3%) → 達成(ほぼ上回る)
- 営業利益 計画102に対し実績110(計画比 +7.7%) → 達成・上回り(良)
- 経常利益 計画105に対し実績112(計画比 +6.9%)
- 当期純利益 計画84に対し実績92(計画比 +9.3%)
- サプライズ:営業利益・当期利益とも計画を上回る(人件費増等の逆風下で計画超過はポジティブ)。
- 進捗状況
- 本決算は期末の通期実績のため「通期予想に対する進捗率」は実績100%。中期経営計画等に対する進捗の定量表記は資料に明示なし(–)。過去同時期との進捗比較は、前年同期比で売上微減・利益大幅減(下記セグメント参照)。
- セグメント別状況(2025/6期実績、単位:百万円)
- パッケージ事業:売上727(前期800、増減率 ▲9.1%)(売上構成比 53%/利益323(前期389、▲17.1%)/利益率 44.4%)
- 備考:既存ユーザーの追加開発が前期の法改正対応の反動で減少。SaaS新規受注も計画下回り。だが一括版の大型受注(2025年4月、約1.3億円の売上見込)があり2026期に寄与見込み。研究開発投入により下期で重要機能リリース。
- システムインテグレーション事業:売上651(前期592、+10.0%)(売上構成比 47%/利益154(前期136、+13.5%)/利益率 23.7%)
- 備考:堅調なIT需要・単価・稼働率安定。パッケージから一部人員をシフトした影響で増収増益。
業績の背景分析
- 業績概要: パッケージ事業の一時的受注反動(前期の法改正対応での受注増の反動)とSaaS新規受注の計画割れが売上減の主因。SI事業は堅調で増収増益。だが人員増(新卒採用中心)・待遇改善・研究開発投資に伴う販管費増で営業利益が圧迫された。
- 増減要因:
- 増収要因:SI事業の受注増(エンジニア需要旺盛)、一括導入版での大型受注(ただし当期計上は一部のみ)。
- 減収要因:パッケージ事業の追加開発受注減(前期一時受注の反動)、SaaS新規受注が計画下回り。
- 増益/減益要因:人材採用増(従業員数150名、過去最高更新)や待遇改善、研究開発費計上分の増加による販管費増が主な減益要因。前期にあった旧本社退去の補償金等の特殊利益が消滅した影響もあり(当期純利益減少に寄与)。
- 競争環境: 国内ERPのクラウド化・Fit to Standardの潮流が続き市場は成長基調。主要5業種に特化した製品ポジションは差別化要素。競合他社との比較データは資料に限定的だが、利益率が高いリピート収入(保守・SaaS)拡大が鍵。
- リスク要因: SaaS移行の受注動向(短期は売上変動要因)、大口案件の納期/履行リスク、採用した新卒の育成コストと立ち上がり期間、景気変動、サプライチェーン・外部人材(Humalance等)依存、上場市場区分変更に伴う時価総額要件(40億円)未達のリスク。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- パッケージ事業を重点化しSaaS版強化でストック売上比率向上を目指す。主要5業種でシェア拡大、特にシステム業で受注時トップシェアを目標。
- SI事業はHumalance等で高スキル外部リソースを確保し、既存取引先の深耕で安定収益を維持・拡大。
- 営業組織強化(パッケージ営業担当部長新設、クラウド企画チーム立上げ)、営業ルート拡充、他社製品連携強化。
- 進行中の施策:
- MA-EYESの機能拡張(経営ダッシュボード、WebAPI拡張、法改正対応、UI改善、勤怠アラート、セキュリティ対応、パラメータ設定機能拡充等)。
- 補助金(IT導入補助金2025)対象ツールとして登録。ClimberCloud等との連携強化。
- ISMS・ISMSクラウドセキュリティ認証取得。
- セグメント別施策:
- パッケージ事業:SaaS版ラインナップ拡充(SaaS/SaaS+/ノンカスタマイズ)、Fit to Standard対応強化、関連商材拡販(RPA, ID管理, 電帳法他)。
- SI事業:Humalanceでの外部リソース活用、社員技術者のアサイン増・教育強化、営業と開発の連携強化。
- 新たな取り組み: スタンダード市場への市場区分変更申請準備(時期未定だが今期中の申請を目指す可能性あり)。配当性向目標の引上げ(株主還元強化)。
将来予測と見通し
- 業績予想(2026年6月期、単位:百万円)
- 売上高:1,408(前期比 +2.2%)
- 営業利益:142(前期比 +29.3%)
- 経常利益:140(前期比 +24.8%)
- 当期純利益:110(前期比 +19.8%)
- 予想EPS:72.29円、予想ROE:6.3%
- 予想の前提条件: 2025/6期に受注した大口案件の開発本格化によるパッケージ増収、並びにパッケージ開発リソースの確保(その結果SI事業は一部リソース移管で減収想定)。エンジニア需要は旺盛でSIは安定計上見込み。為替等の明示的前提は資料に記載なし(–)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 管理側は大口案件の開発進捗とSaaS体制強化により増収増益を見込む旨を示しており、計画値には一定の自信を示す一方、短期は減収要因となり得る点も明確に示している(自信度は中程度〜やや強気)。
- 予想修正: 通期予想(2025/6期計画)は前述の通り修正済(2025年5月14日公表の修正後計画を参照)。2026/6期は増収増益予想。
- 中長期計画とKPI進捗: 中期の数値目標(売上高目標・利益目標等)の具体的な数値提示は資料上限定的(–)。ただし事業ポートフォリオ図でSaaS中心の成長イメージを示す。過去の予想達成傾向の記載は限定的だが、当期は計画を上回って着地している点は示唆的。
- マクロ影響: ERP市場の成長(矢野経済研究所予測)や国内のDX需要、IT人材需給が追い風。逆に景気後退や企業投資鈍化、採用難の継続は下振れリスク。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向目標を従来の「20%〜30%」から「30%〜45%」へ引上げ(株主還元の強化)。今後の追加施策は適時開示。
- 配当実績:
- 2022/6期:12円(配当性向 15.8%)
- 2023/6期:12円(13.5%)
- 2024/6期:15円(16.7%)
- 2025/6期:18円(29.8%)
- 2026/6期(予想):30円(41.5%) ← 2025期より12円増(良:増配)
- 特別配当: なし。
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)。
製品やサービス
- 製品: 主力はクラウドERP「MA-EYES」(一括導入版・SaaS版)。追加で連携商材(ClimberCloud、WinActor、TrustLogin、desknet’s NEO等)を扱う。2025/6期に多数の機能拡張を実施(ダッシュボード、WebAPI拡張、法改正対応、パラメータ拡張等)。
- サービス: SIの派遣・受託開発、SaaS運用・保守等。対象は主に従業員規模100〜1000名のサービス業中心。
- 協業・提携: ClimberCloud(NTTデータ系)との連携利用増。各種連携商材との共同セミナー等で販促。
- 成長ドライバー: SaaS化によるストック収益化、大口案件の開発本格化、主要5業種でのシェア拡大、関連商材のクロスセル、Humalanceによる高スキル人材確保。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの記載は資料に明示なし → –。重要な問い(例:SaaS移行の受注加速見込み、2026期の前提等)は説明会で確認が望まれる。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 中立〜やや強気。短期の投資負担や受注反動を正直に説明しつつ、SaaS移行・大型受注・配当強化などの施策により中長期成長に自信を示す。
- 表現の変化: 前期比で配当方針をさらに強化(より株主還元を重視)している点が特徴的。
- 重視している話題: パッケージ(SaaS)への集中投資、営業体制強化、配当性向引上げ、スタンダード市場への移行準備。
- 回避している話題: 特段の言及はないが、市場区分変更の確定時期や具体的M&A等の即時施策には言及が限定的。
投資判断のポイント(助言ではなく材料整理)
- ポジティブ要因:
- SaaS化への明確な戦略と研究開発投資。
- 2025年4月に過去最大級の一括導入案件受注(2026期に寄与)。
- ISMS取得・補助金対象登録等、販売/信頼性強化施策。
- 財務基盤(現預金約17億円)と継続的配当実績。
- 配当性向目標引上げで短中期の株主還元強化(2026期配当見込み30円)。
- ネガティブ要因:
- 前期の法改正対応による一時受注反動でパッケージ売上が減少。
- 人材採用(新卒中心)に伴う教育コストと短期的収益圧迫。
- SaaS化が短期的にフロー売上の減少要因となる可能性。
- 市場区分変更(スタンダード)に必要な時価総額要件未達(40億円)でリスクあり。
- 不確実性: 大口案件の進捗・納期、SaaS新規受注の回復速度、採用人材の戦力化スピード、外部人材の確保状況。
- 注目すべきカタリスト:
- 2026年通期の四半期開示での大口案件の進捗・売上計上状況。
- SaaS版の新規受注数と月額ストック売上の伸び。
- 市場区分変更申請の有無・時期。
- 四半期ごとの採用人数と稼働率の改善。
重要な注記
- 会計方針: 特段の変更記載なし(–)。研究開発費計上分の扱いは言及あり。
- リスク要因: 上場市場区分変更に伴う時価総額要件、受注反動・一時要因、人的資源確保の課題等が資料中で明記されている。
- その他: 本資料は将来見通しを含み前提変化で実績が異なる可能性がある旨の免責が明記されている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3986 |
| 企業名 | ビーブレイクシステムズ |
| URL | http://www.bbreak.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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