2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正は無し。中間期実績は市場予想との比較情報がないため「ほぼ会社想定の範囲内」と表現。ただし営業利益が黒字化(101百万円)した点は想定より良化のサプライズ要素。
- 業績の方向性:増収ではなく減収(売上高93,130百万円、△14.9%)だが、営業損失→営業黒字に改善(営業利益101百万円)。経常・当期は依然赤字(経常損失1,173百万円、親会社株主帰属中間純損失1,242百万円)で「減収減益(ただし営業面は改善)」。
- 注目すべき変化:営業ベースで黒字化(営業利益101百万円)。前年同期の営業損失1,665百万円からの改善が最も重要。だが包括利益は為替影響で大幅悪化(中間包括利益△6,311百万円、前年は+4,557百万円)。
- 今後の見通し:通期予想に修正は無し(売上200,000百万円、営業利益3,500百万円、当期純利益△2,000百万円)。中間の進捗は売上46.6%・営業利益進捗2.9%で、営業利益は下期での回復に依存。債権者間協定の財務制限条項抵触など、継続企業前提に関する重要な不確実性あり。
- 投資家への示唆:営業改革は一定の効果(コスト削減・北米の赤字縮小等)が見えるが、自己資本比率低下・財務制約(債権者間協定の条項抵触)により財務健全化の実行と金融機関の理解獲得が今後の焦点。通期での完全回復は依然リスクを伴う。
基本情報
- 企業名:河西工業株式会社
- 主要事業分野:自動車用内装部品等の製造・販売(日本、北米、欧州、アジアで生産販売)
- 代表者名:代表取締役社長 古川 幸二
- 問合せ先:取締役 専務役員 小川 耕一(TEL 0467-75-1125)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料作成:無
- 決算説明会:無
- セグメント:
- 日本:国内製造販売、金型等を含む
- 北米:北米拠点での製造販売
- 欧州:欧州拠点(撤退/再編の動きあり)
- アジア:主に中国などの地域での製造販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):39,511,728株
- 期中平均株式数(中間期):38,692,951株
- 自己株式数:818,777株
- 時価総額:–(記載無し)
- 今後の予定:
- 次回決算発表(通期):会社公表日程に準拠(既発表の通期予想に修正なし)
- IRイベント:なし(当中間期は決算説明会なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。中間期の会社公表「達成率」は明示なし。ここでは通期に対する中間進捗を示す)
- 売上高:93,130百万円(通期予想200,000百万円に対する進捗率 46.6%)
- 営業利益:101百万円(通期予想3,500百万円に対する進捗率 2.9%)
- 純利益(親会社株主帰属 中間):△1,242百万円(通期予想△2,000百万円に対する進捗 62.1%(累積損失の比率))
- サプライズの要因:
- 営業利益黒字化の主因:構造改革(材料費・労務費・製造経費の削減)、生産ロス圧縮、人員最適化、OEMとの価格交渉での合意進展。北米の赤字縮小も寄与。
- 包括利益悪化の主因:為替換算差損の発生によりその他包括利益で大幅なマイナス。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き(修正無し)。ただし中間で既に親会社帰属損失が通期見通しの大部分を占めており(約62%)、下期での収益回復と金融機関の理解が得られるかが重要。財務制限条項抵触によるリスクは引き続き存在。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円)
- 売上高:93,130(△14.9%)
- 営業利益:101(前年同期 △1,665 → 営業改善)
- 経常利益:△1,173(前年同期 △3,440 → 損失縮小)
- 親会社株主帰属中間純利益:△1,242(前年同期 △4,819 → 損失縮小)
- 総資産:135,631(前期末144,831)
- 純資産:15,998(前期末22,909)
- 自己資本比率:5.2%(前期末 8.6%)※目安:40%以上(安定水準)
- 自己資本(親会社株主帰属):7,041百万円(前期末12,455百万円)
- 現金及び現金同等物:23,909百万円(中間期末)
- 収益性
- 売上高:93,130百万円(前年同期比 △14.9%、△16,349百万円)
- 営業利益:101百万円(前年同期比 +1,766百万円改善、営業利益率 0.11%)
- 経常利益:△1,173百万円(前年同期比 +2,267百万円改善)
- 純利益(親):△1,242百万円(前年同期比 +3,577百万円改善)
- 中間EPS:△37.56円(前年同期 △124.55円)
- 収益性指標(目安のコメント併記)
- ROE(中間期間・単純計算):△1,242 / 7,041 ≒ △17.7%(目安:8%以上が良好 → 現状は大幅に悪化)
- ROA(中間期間・単純計算):△1,242 / 135,631 ≒ △0.9%(目安:5%以上が良好 → 未達)
- 営業利益率:0.11%(業種平均と比較して低水準)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
- 売上高進捗率:46.6%(中間で約47% → 通常の半期(50%)よりやや低め)
- 営業利益進捗率:2.9%(低い。下期での大幅改善が必要)
- 純利益進捗率(損失ベース):既に通期見込み損失の約62%を計上
- 過去同期間比較:前年同期は売上109,479百万円、営業損失(△1,665)だったため営業面は改善
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:3,364(前年同期は△2,095、改善。税引前損失にもかかわらず営業CFはプラス)
- 投資CF:△4,892(主に定期預金預入1,797、有形固定資産取得3,007)
- 財務CF:48(非支配株主配当等の支払あり、借入の純増は限定)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):△1,528(中間でマイナス)
- 営業CF/税引前中間純損失比率:3,364 / △1,422 ≒ △2.4(目安1.0以上が健全。会計上の損失に対して営業CFがプラスである点は良いが、符号に注意)
- 現金同等物残高:23,909百万円(中間期末、前中間期30,280百万円 → △6,371百万円減少)
- 四半期推移(QoQ)
- 詳細四半期推移は未記載(中間累計のみ)。季節性は自動車部品業では一般に上期・下期で生産変動あり。
- 財務安全性
- 自己資本比率:5.2%(安定目安40%に対して非常に低い。財務安全性は脆弱)
- 流動比率:流動資産79,119 / 流動負債45,041 ≒ 175.7%(短期支払い能力は確保)
- 借入金等:短期借入金7,280、長期借入金67,308(合計借入金等は高水準)
- 効率性
- 総資産回転率(中間単純計算):売上93,130 / 総資産135,631 ≒ 0.69回(年換算・業種平均との比較必要)
- セグメント別(中間)
- 日本:売上 22,456百万円(前年同期比 △10.7%)、セグメント利益 1,341百万円(△5.6%)
- 北米:売上 55,450百万円(△6.2%)、セグメント損失 △1,364百万円(改善、前年 △3,925)
- 欧州:売上 6,228百万円(△56.2%、事業撤退等の影響)、セグメント損失 △332百万円
- アジア:売上 8,995百万円(△18.3%)、セグメント利益 657百万円(△26.7%)
- 財務の解説:
- 売上は主要販売先の生産台数減少で減少。コスト削減・構造改革で営業は改善したが、外貨換算や為替差損で包括利益は悪化。自己資本が低下し、債権者間協定の財務制限条項に抵触している点が大きな懸念。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:子会社清算益 33百万円等(合計47百万円)
- 特別損失:特別退職金 248百万円、固定資産除却損等で合計296百万円
- 一時的要因の影響:特別退職金などは一時的費用であり、恒常的な費用ではないが北米の早期退職等は再建策の一部として発生。
- 継続性の判断:為替差損等は今後も変動要因。特別項目を除いても営業収益改善が必要。
配当
- 中間配当:0.00円
- 期末配当(予想を含む):0.00円(2026年3月期予想も0.00)
- 年間配当予想:0.00円
- 配当利回り:–(配当0)
- 配当性向:–(利益がマイナス)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載無し
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CFより):有形固定資産取得による支出 3,007百万円(当中間期)
- 減価償却費:31億74百万円(=3,174百万円)を計上
- 研究開発費:明示なし(–)
- 主な投資内容:生産拠点再編、設備取得(詳細は記載無し)
受注・在庫状況
- 受注状況:受注高・受注残は資料に明示なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品 1,654百万円(前期 1,869)
- 仕掛品 10,847百万円(前期 10,580)
- 原材料及び貯蔵品 6,820百万円(前期 7,557)
- 在庫総額はやや減少。棚卸資産の増減はキャッシュフロー表に記載(棚卸資産の減少が営業CF増加に寄与)。
セグメント別情報
- 売上・利益(中間、百万円・前年比較%は前節参照)
- 日本:売上22,456(△10.7%)、利益1,341(△5.6%)
- 北米:売上55,450(△6.2%)、損失△1,364(改善)
- 欧州:売上6,228(△56.2%、事業撤退の影響)、損失△332(悪化)
- アジア:売上8,995(△18.3%)、利益657(△26.7%)
- セグメント戦略:北米の事業再建、欧州の不採算拠点撤退、OEMとの価格交渉等で収益改善を図る。欧州の撤退が売上急減につながったが不採算解消へ寄与。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「Kasai Turnaround Aspiration」(2025年4月公表)に基づき再建中
- KPI進捗:北米赤字縮小、販売先OEMとの価格改定合意の進展などで収益性改善の兆しがあるが、財務制約の解消が前提
競合状況や市場動向
- 市場動向:自動車業界は米国関税、中国のレアアース輸出管理強化などを注視する必要あり。主要販売先の生産台数減少が業績に影響。
- 競合比較:同業他社との相対比較データは開示無し(–)。ただし売上減少・低い自己資本比率は相対的に弱点。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期見通し(修正無し):売上200,000百万円(△8.6%)、営業利益3,500百万円、経常利益1,500百万円、当期純利益(親)△2,000百万円
- 前提条件:為替や主要販売先の生産動向が重要(会社は詳細前提を開示)
- 予想の信頼性:中間で営業黒字化したものの包括利益や自己資本の低下、債務契約の制約があるため、下期の回復実行性と金融機関の取り扱いが鍵
- リスク要因:
- 販売先OEMの生産台数変動
- 為替変動(為替差損の発生)
- 原材料価格・労務費の上昇
- 債権者間協定に基づく財務制限条項の抵触および期限の利益喪失リスク
- 金融機関による理解が得られない場合の資金繰り悪化
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の変更:当中間期における重要な子会社の除外あり(武漢河達汽車飾件有限公司は清算により連結範囲から除外)
- 継続企業の前提に関する注記:継続企業の前提に関する重要な疑義が存在すると会社自身が表明(自己資本低下、債権者間協定の財務制限条項抵触等)。ただし中間連結財務諸表は継続企業前提で作成。
- その他:
- 2024年11月に日産自動車からの第三者割当増資による資金調達(60億円)実施
- 債権者間協定およびコミットメントラインの状況(使用額等)は開示あり。最終返済期限は2028年3月31日に変更。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7256 |
| 企業名 | 河西工業 |
| URL | http://www.kasai.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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