2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 通期予想の修正は無く「据え置き」。市場予想は提供情報に無し(–)。中間期としては通期予想に対する進捗は売上高がやや高め、営業利益は順調、親会社株主に帰属する中間純利益は負ののれん(買収関連の一時益)により大幅上振れ。
- 業績の方向性: 増収減益ではなく「減収増益」。売上高は前年同期比で3.2%減(78,522百万円)、営業利益は41.0%増(3,361百万円)。
- 注目すべき変化: メキシコ子会社(Winkelmann → Sanoh Powertrain Mexico)取得により負ののれん発生益2,595百万円を計上。これが中間純利益を大幅に押し上げた(親会社株主に帰属する中間純利益 2,979百万円、前年同期比+158.3%)。
- 今後の見通し: 会社は通期業績予想を据え置き。通期進捗は売上高 53.4%、営業利益 61.1% と営業面では達成可能性は高め。ただし純利益は一時益依存の側面があり通期1,800百万円予想に対して中間で既に超過(2,979百万円)している点に注意。
- 投資家への示唆: 今回の決算のキードライバーは買収に伴う一時益と地域別の回復格差(日本・アジアは堅調、欧州・中国は低迷、北南米は為替影響)。中長期では買収の統合効果と欧州・中国の需要回復が重要。キャッシュフローは設備投資・買収で流出超過(フリーCFマイナス)になっている点も注視。
基本情報
- 企業名: 三櫻工業株式会社(SANOH INDUSTRIAL CO., LTD.)
- 主要事業分野: 自動車用部品・モジュールの製造・販売(車載用パイプ、モジュール等)、国内外生産拠点を持つ
- 代表者: 代表取締役社長 竹田 玄哉
- 問合せ先: 取締役専務執行役員 CFO(兼)財務本部長 佐々木 宗俊(TEL 03-6879-2622)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月14日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明資料作成: 有
- 決算説明会: 有
- セグメント(報告セグメント):
- 日本: 設備販売・部品販売等(国内)
- 北南米: 北米・南米向け生産・販売(現地拠点)
- 欧州: 欧州向け生産・販売
- 中国: 中国向け生産・販売
- アジア: その他アジア地域(生産・販売)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む): 37,112,000株(変化無し)
- 期末自己株式数: 1,303,425株
- 期中平均株式数(中間): 35,808,575株
- 時価総額: –(市場株価情報は提供無し)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月14日(提出済)
- 配当支払開始予定日: 2025年12月1日
- その他IRイベント等: 決算説明会実施(詳細資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ。中間期の会社提示数値なし)
- 売上高: 78,522百万円(前年同期比 -3.2%)。通期予想147,000百万円に対する進捗率 53.4%。
- 営業利益: 3,361百万円(前年同期比 +41.0%)。通期予想5,500百万円に対する進捗率 61.1%。
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 2,979百万円(前年同期比 +158.3%)。通期予想1,800百万円に対する進捗率 165.5%(一時益の影響)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: メキシコ子会社取得に伴う負ののれん発生益2,595百万円(特別利益)が純利益を押し上げ。
- 営業面の増益要因: 日本での新規立上による設備・部品販売増、北南米で前期の一時費用が減少した点、人員削減・コストコントロール等。
- 下振れ要因: 中国・欧州の販売減と為替換算差(北南米での円高影響)が売上高を押し下げ。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。営業利益水準は進捗良好で通期達成可能性は高いが、純利益は中間の一時益依存であるため通期予想(1,800百万円)に対して中間で超過している点は「一時的」であることに留意。
財務指標(中間期・連結)
(単位:百万円。前年同期は2025年3月期中間)
- 売上高: 78,522(前年同期 81,094、△3.2% → △2,572百万円)
- 営業利益: 3,361(前年同期 2,384、+41.0% → +977百万円)
- 営業利益率: 4.28%(3,361 / 78,522)
- 経常利益: 2,438(前年同期 2,156、+13.1%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 2,979(前年同期 1,153、+158.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 83.18円(前年同期 32.22円)
- 総資産: 123,982(前期末 117,138)
- 純資産: 49,592(前期末 48,087)
- 自己資本比率: 37.3%(前期末 37.8%)(目安: 40%以上が安定)
- 自己資本(参考): 46,233百万円(資料参照)
収益性指標(簡便計算)
- ROE(中間期実績): 2,979 / 46,233 = 6.44%(中間期ベース)
- 年間化換算(単純×2): 約12.9%(目安: 8%以上で良好、10%以上で優良)
- ROA(中間期実績): 2,979 / 123,982 = 2.40%(中間期) → 年間化約4.8%(目安: 5%以上で良好)
- 営業利益率: 4.28%(業種平均との比較は提示情報に無し → –)
進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率: 53.4%(78,522 / 147,000)
- 営業利益進捗率: 61.1%(3,361 / 5,500)
- 純利益進捗率: 165.5%(2,979 / 1,800)※一時益のため実務的評価は要注意
キャッシュフロー
- 営業CF: +1,933百万円(前年同期 +6,926百万円 → 減少)
- 投資CF: △7,765百万円(前年同期 △4,249百万円)
- 主な内訳: 有形固定資産取得支出 4,791百万円、子会社株式取得(連結範囲変更) 1,338百万円、貸付金 1,508百万円
- 財務CF: +1,564百万円(前年同期 △4,722百万円)
- 主因: 短期借入金の増加(+4,921百万円)、長期借入れによる収入 2,081百万円、長期借入金返済 △4,166百万円
- フリーCF(営業CF – 投資CF): 1,933 – 7,765 = △5,832百万円(マイナス)
- 現金同等物残高: 17,886百万円(前期末 22,692百万円、△4,806百万円)
四半期・QoQ等
- 四半期別詳細は本資料に四半期推移の個別値は限定的。季節性の典型パターンは示されていないが、設備投資・買収で投資CF拡大。
財務安全性・効率性
- 流動資産 / 流動負債(流動比率): 72,083 / 48,983 = 1.47(147%:短期支払い能力は確保)
- 金利負債(有利子負債): 短期借入 22,924 + 長期借入 18,978 = 41,902百万円
- 有利子負債 / 自己資本 ≒ 0.91(90.6%)→ 過度ではないが増加傾向(短期借入増加)
- 総資産回転率等: 売上高 / 総資産 = 78,522 / 123,982 = 0.633(半年ベース)
セグメント別(中間期・対前年同期)
- 日本: 売上 16,713百円(+16.2%)、営業利益 1,259百円(+118.2%)
- 北南米: 売上 32,825百円(△6.4%、為替換算差影響)、営業利益 1,090百円(+36.2%)
- 欧州: 売上 9,614百円(△15.6%)、営業利益 88百円(△43.5%)
- 中国: 売上 5,194百円(△15.4%)、営業損失 △314百円(前期 △486百円:損失改善)
- アジア: 売上 14,177百円(+0.4%)、営業利益 1,426百円(+4.1%)
- セグメント総括: 日本・アジアが牽引、欧州・中国の需要低迷が売上減を招く。北南米は為替換算差で売上減だが利益面は改善。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 負ののれん発生益: 2,595百万円(Winkelmann Powertrain México S. de R.L. de C.V. の全持分取得に伴う)
- 固定資産売却益: 13百万円
- 特別損失:
- 特別退職金: 539百万円
- 固定資産除却損: 50百万円
- 一時的要因の影響: 中間純利益の大幅増(+158.3%)は負ののれんという一時益が主因。除くと経常利益ベースの増加はあるものの純利益の持続性には懸念が残る。
- 継続性の判断: 負ののれんは一時項目のため継続しない。買収による今後の営業貢献は別途評価が必要。
配当
- 中間配当: 14.00円(支払予定日 2025/12/1)
- 期末配当(予想): 14.00円
- 年間配当予想: 28.00円(前期と同額、修正無し)
- 配当利回り: –(株価情報無し)
- 配当性向: –(通期予想ベースで計算可能だが、純利益予想の一時性を考慮すると参考値に留めるべき)
- 株主還元方針: 特別配当・自社株買い等の新規発表無し
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CFの内訳):
- 有形固定資産取得による支出: 4,791百万円(前年同期 3,914百万円 → 増加)
- 期中の減価償却費: 3,317百万円
- 研究開発費(R&D): 明細記載無し(–)
受注・在庫状況(該当情報がある場合)
- 受注関連情報: 記載無し(–)
- 在庫状況:
- 製品: 5,029百万円(前期 4,871)
- 仕掛品: 7,201百万円(前期 6,981)
- 原材料及び貯蔵品: 14,514百万円(前期 12,575)
- 在庫増加が見られる(棚卸資産の増加は投下資金増の一因)
セグメント別情報(要点)
- 日本: 新規立上による設備販売・部品販売増で伸長。営業利益率改善が顕著。
- 北南米: 為替換算差で売上は減少するも、前期に計上した一時費用が減少し利益回復。
- 欧州: 需要低迷で売上・利益ともに悪化。人員削減で費用は抑制されたが影響吸収できず。
- 中国: 日系向け販売不振が加速し減収。人員整理等で損失幅は縮小したものの依然赤字。
- アジア: 安定稼働で堅調。コストコントロールも寄与。
中長期計画との整合性
- 取得したメキシコ子会社の統合による中長期の収益寄与がキーとなる。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 自動車生産・販売は国内外で堅調推移の地域もあるが、コスト上昇、中東情勢、米国関税措置などがリスク要因として継続。
- 競合比較: 同業他社との相対比較データは提示無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(変更無し): 売上高 147,000百万円(△7.9%)、営業利益 5,500百万円(+13.2%)、経常利益 4,000百万円(△13.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,800百万円(+144.3%)
- 会社予想の前提: 添付資料P.3参照(為替・市場前提等の詳細は別紙)
- 予想の信頼性: 営業面は中間進捗が良好で通期達成可能性は高いが、純利益は中間一時益依存のため通期予想で一時項目を除いたベースを確認する必要あり。
- リスク要因: 為替変動(円高の売上換算悪化)、原材料・物流コスト上昇、地域別需要(欧州・中国)の低迷、地政学リスク、関税措置等。
重要な注記
- 会計方針の変更等: 無
- 連結範囲の変更: 当中間期に新規連結子会社 Sanoh Powertrain Mexico S. de R.L. de C.V.(旧Winkelmann Powertrain México)の全持分取得(連結の範囲に追加)。
- 第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- 重要な後発事象: 無
注意事項
- 不明項目は「–」で表示しています。追加で注目項目(例: 市場コンセンサス、株価情報、R&D詳細)が必要であればお知らせください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6584 |
| 企業名 | 三櫻工業 |
| URL | http://www.sanoh.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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