2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期業績予想を修正(発表日までの前回予想比で、営業利益・経常利益は上方修正、売上高は下方修正)。第2四半期(中間期)実績自体は会社の修正後通期見通しと整合的で、明確な予想逸脱は開示されていない。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高293,330百万円、前年同期比+0.9%/営業利益20,805百万円、前年同期比+18.9%)。
  • 注目すべき変化:親会社株主に帰属する中間純利益は14,637百万円(前年同期比+50.8%)と大幅増。海外(特にドイツのMILEI GmbH)がホエイ市況の高止まり等で増収増益に寄与した点が大きい。
  • 今後の見通し:通期予想は売上高を580,000→570,000百万円に下方修正、営業利益を32,000→33,000百万円、経常利益を31,900→33,900百万円に上方修正。通期営業利益・経常利益の上方修正は第2四半期の収益構造改善や海外業績を反映している。
  • 投資家への示唆:原材料(生乳、ホエイ等)や物流コスト上昇・需要環境の厳しさが継続する中で、海外成長や高付加価値商品の拡大、構造改革(設備稼働・生産性改善)が収益を支えている点が重要。自己株式取得(約100億円予定)や配当性向目標の引上げ(30%→40%)も資本配分面で注目に値する。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:森永乳業株式会社
    • 主要事業分野:乳製品(飲用、発酵乳、ヨーグルト、アイス、チーズ等)、業務用乳製品、菌体(ビフィズス菌等)・健康食品、海外育児用ミルク等の製造・販売
    • 代表者名:代表取締役社長 大貫 陽一
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月11日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明資料の有無:有(機関投資家、アナリスト向け説明会あり)
  • セグメント:
    • 成長分野(成長領域):ヨーグルト、アイス、菌体、海外育児用ミルク等(高付加価値領域)
    • 基幹分野(中核・乳業基盤・転換領域):牛乳、ビバレッジ、チーズ、業務用乳製品、MILEI等
    • 育成・その他分野:健康食品、ECチャネル等
    • 海外事業:ドイツMILEI、Pakistan NutriCo Morinaga等(別区分で内訳あり)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):89,045,086株
    • 期末自己株式数:7,255,868株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期):82,710,946株
    • 時価総額:–(資料に数値なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月12日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
    • その他IR:決算補足説明資料/決算説明会(実施済/開催あり)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較/達成率)
    • 売上高(中間累計):293,330百万円(前年同期比+0.9%)。会社の通期予想(修正後570,000百万円)に対する進捗率:293,330/570,000 = 51.5%(通期の半期配分としてやや高め)。
    • 営業利益(中間累計):20,805百万円(前年同期比+18.9%)。通期予想33,000に対する進捗率:20,805/33,000 = 63.0%(進捗良好)。
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:14,637百万円(前年同期比+50.8%)。通期予想19,000に対する進捗率:14,637/19,000 = 77.0%(進捗非常に良好)。
  • サプライズの要因:
    • 海外事業(特にMILEI GmbH)のホエイ市況高止まりによる増益
    • 退職給付制度終了益(特別利益:2,215百万円)等の一時益計上が利益押上げに寄与
    • 一方、原料(生乳)価格や物流・人件費等のコストアップは継続し、国内販売数量の減少が一部マイナス要因
  • 通期への影響:
    • 会社は営業利益・経常利益を上方修正(営業利益32,000→33,000百万円、経常利益31,900→33,900百万円)しつつ、売上高は580,000→570,000百万円に下方修正。利益面では上方修正を実現する見込みだが、売上数量の下振れやコスト上昇リスクは継続。

財務指標

  • 要旨(百万円)
    • 売上高(中間期):293,330(+0.9% YoY)
    • 営業利益(中間期):20,805(+18.9% YoY)
    • 経常利益(中間期):21,949(+27.3% YoY)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:14,637(+50.8% YoY)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):176.97円(前年同期113.56円)
  • 収益性指標(注記:目安を併記)
    • 売上高営業利益率(中間期):20,805/293,330 = 7.09%(業種によるが、同社が目標とする営業利益率7%に近い)
    • ROE(会社発表・通期予想):7.1%(目安:8%以上で良好、10%以上で優良 → 目標にはやや届かない)
    • ROIC(会社発表・通期予想):6.2%(目安:7%が目標:やや未達)
    • 実績ベース(中間期簡易算出):
    • 自己資本(当中間期自己資本):269,329百万円(参考)
    • 中間単純ROE = 14,637 / 269,329 = 5.43%(中間期分)
    • 中間単純ROA = 14,637 / 553,384 = 2.64%(中間期分)
    • 年間化すると概算でROE約10.9%相当、ROA約5.3%相当(季節性・一時項目の影響があるため参考値)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:51.5%(293,330/570,000)
    • 営業利益進捗率:63.0%(20,805/33,000)
    • 純利益進捗率:77.0%(14,637/19,000)
    • コメント:利益は売上比より進捗が良く、下期に向けては利益確保の見通しが立ちやすい一方、売上は既に半分を消化しており通期での数量回復が鍵。
  • 貸借対照表の要点(百万円)
    • 総資産:553,384(前期末520,423 → +32,961)
    • 流動資産合計:224,755(現金及び預金51,500、売掛金74,800、棚卸56,838)
    • 固定資産合計:328,629(有形固定資産280,329、無形11,317、投資その他36,982)
    • 負債合計:279,337(前期249,319 → +30,018)
    • 純資産合計:274,046(前期271,103 → +2,943)
    • 自己資本比率:48.7%(前期51.2%、目安:40%以上で安定 → 安定水準)
    • 現金及び預金:51,500百万円(増加)
    • フリーCF(概算):–(営業CF/純利益比等の指標算出不可)
    • 備考:短期借入金は減少、長期借入金・社債は増加(社債70,000百万円、長期借入金合計28,517百万円)→ 有利子負債構成に変化あり
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率48.7%(安定水準)
    • 流動負債162,077に対する流動資産224,755 → 流動比率は良好(比率算出可:224,755/162,077 ≒ 1.39=139%)。
  • 効率性:
    • 総資産回転率などの詳細は四半期ベースの売上高(年間化)等が必要なため算出を保留(–)。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:合計2,516百万円(主な内訳:退職給付制度終了益 2,215百万円、投資有価証券売却益 224百万円、固定資産売却益 76百万円)
  • 特別損失:合計3,132百万円(主な内訳:減損損失 977百万円、建替関連損失 509百万円、公益財団負担金 860百万円 等)
  • 一時的要因の影響:退職給付制度終了益は一時的要因であり、これが中間純利益押上げに寄与している点を考慮する必要がある。減損等の一時損失も発生しており、特別損益トータルでは若干の純損失寄与となっている(特別利益-特別損失 = △616百万円)。
  • 継続性の判断:退職給付制度終了益は今期特有の利益で継続性は低いと判断される。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末):45.00円(2026年3月期 中間:45円、修正なし)
    • 期末配当(予想):48.00円(通期合計 93.00円)
    • 直近公表の配当予想からの修正:無
  • 配当方針等:
    • 会社は配当性向目標を従来の30%から40%へ引上げ(株主還元強化の方針)。
    • 自己株式取得:約100億円の取得・消却を2026年3月期に予定(資本還元の一環)。
  • 配当利回り・配当性向(資料に市場株価がないため実数計算不可):
    • 配当利回り:–(株価情報なし)
    • 予想配当性向(通期):資料上は配当性向目標40%(実際の数値は通期業績確定後判明)

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 内容(開示事項):アイスの新製造設備稼働開始、ヨーグルト・アイス設備の拡充、生産体制再編を推進
    • 設備投資額(中間期の具体額):–(決算短信中に金額の明示なし)
    • 減価償却費:新設備稼働に伴い償却費は増加(金額は資料に明示なし)
  • 研究開発:
    • R&D費用(金額):–(中間短信での明示なし)
    • 主なテーマ:菌体(ビフィズス菌等)、育児用ミルクなどの成長領域に注力(記載あり)

受注・在庫状況

  • 受注状況:–(該当数値の明示なし)
  • 在庫状況(貸借対照表より、百万円)
    • 商品及び製品:56,838(前期60,435 → 減少)
    • 原材料及び貯蔵品:24,162(前期23,337 → 増加)
    • 在庫回転日数等:–(記載なし)
    • コメント:製品在庫は減少、原材料は若干増加。季節性や生産計画の影響が考えられる。

セグメント別情報

  • 成長分野(成長領域)
    • 売上高:65,463百万円(+2.6% YoY)
    • 営業利益:8,684百万円(前年同期比△690百万円)
    • 概要:アイスや海外菌体・育児用ミルクが好調。ヨーグルト全体は減収だが「パルテノ」は伸長。価格改定や高付加価値品拡大でプロダクトミックス改善を実施。
  • 基幹分野(中核・乳業基盤・転換領域)
    • 売上高:179,985百万円(△0.9% YoY)
    • 営業利益:10,686百万円(前年同期比+3,007百万円)
    • 概要:MILEI(ドイツ)が好調で増収増益。一方、国内のビバレッジ・チーズ・牛乳等は数量減だが価格改定等で収益確保。
  • 育成・その他分野
    • 売上高:47,882百万円(+5.8% YoY)
    • 営業利益:1,436百万円(前年同期比+989百万円)
    • 概要:ECチャネルの健康食品等が堅調。独自事業会社の増益も寄与。
  • 海外事業(内訳)
    • 売上高:39,398百万円(+12.6% YoY)
    • 営業利益:6,845百万円(前年同期比+4,884百万円)
    • 概要:MILEIの業績が大きく貢献(ホエイ市況高止まり等)。のれん償却費減少も寄与。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画2025-28(およびグループ10年ビジョン):
    • 目標(2029年3月期):売上高6,300億円、営業利益440億円、営業利益率7%、海外売上比率15%、ROE10%、ROIC7%等
    • 現状(2025年3月期実績):売上5,612億円、営業利益297億円、営業利益率5.3%、海外売上比率12.5%、ROE2.0%、ROIC5.7%
    • 進捗:当中間期は成長分野や海外が牽引しているものの、ROE/ROIC等の目標達成には継続的な収益改善と資本効率向上が必要
    • キャッシュアロケーション:成長領域へ資源集中の一方、ネット有利子負債/株主資本0.4~0.5倍程度を目安に有利子負債を活用する方針。配当性向目標引上げ・自己株式取得予定あり。

競合状況や市場動向

  • 市場要因:生乳価格上昇(2025年6月~)、飲用・発酵乳向け生乳価格の上昇(2025年8月~)、物流コストの上昇等がコスト面の重荷。
  • 競合比較:同業他社と比較した詳細数値は資料に無く、相対評価は–。ただし海外の原料市況(ホエイ等)変動が海外子会社業績に影響しやすい点は特徴。
  • 競争優位性:菌体、育児用ミルク、アイス等の強みを成長分野に集中させる戦略が掲げられている。

今後の見通し(会社予想)

  • 通期(2026年3月期)連結業績予想(修正後)
    • 売上高:570,000百万円(+1.6% YoY)
    • 営業利益:33,000百万円(+11.3% YoY)
    • 経常利益:33,900百万円(+13.5% YoY)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:19,000百万円(+248.0% YoY)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):231.26円
  • 会社予想の前提・修正理由:
    • 営業利益・経常利益は海外好調やコスト対策で上方修正、売上高は数量想定や国内需要の弱さを受け下方修正。
  • 予想の信頼性:第2四半期までの進捗は利益面で順調。だが原材料・物流コストや販売数量の回復見込みに不確実性あり。
  • 主なリスク要因:生乳・原料価格、物流費、消費動向の悪化、為替変動、海外市況の急変(ホエイ市況等)、規制・健康・安全関連リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(会計基準改正による変更等なし)
  • 中間財務諸表特有の処理:税金費用は見積実効税率を用いて計算(注記あり)
  • 第2四半期(中間期)決算短信は監査法人のレビュー対象外である旨の注記あり
  • 株主資本変動:自己株式の取得・増加(中間期に自己株式1,771,000株取得、自己株式残高増)→ 2026年3月期は約100億円の自己株式取得・消却予定

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2264
企業名 森永乳業
URL http://www.morinagamilk.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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