2025年12月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:減収増益(売上高524.73億円:前年同期比△1.0%、営業利益82.75億円:同+9.5%、親会社株主に帰属する四半期純利益60.22億円:同△11.0%)。
- 注目すべき変化:化学品事業(特にファインケミカル)が好調でセグメント利益は79.15億円(同+18.2%)となり、営業利益・経常利益は第3四半期累計として過去最高を記録。一方で建材事業は需要低迷・原材料高騰で利益大幅減(セグメント利益1.51億円:同△76.0%)。
- 今後の見通し:会社は通期営業利益予想を9,400→10,000百万円に上方修正(通期売上高は70,000百万円で据え置き)。第3四半期時点の進捗率(営業利益82.8%、経常利益81.8%、当期純利益86.0%)から見ると、修正後予想達成の可能性は高いと会社は判断している(為替前提:1$=145円、1€=165円)。
- 投資家への示唆:利益の牽引はファインケミカル等の高付加価値領域。住宅向け需要悪化の影響を受ける建材事業の回復・原材料コストの推移が今後の注目点。自己資本比率は67.1%(安定水準)へ改善。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:四国化成ホールディングス株式会社
- 主要事業分野:化学品事業(無機・有機化成品、ファインケミカル)および建材事業(壁材、エクステリア等)
- 代表者名:代表取締役社長 渡邊 充範
- その他:決算補足資料あり、決算説明会は開催無し
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月29日
- 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結)
- セグメント:
- 化学品事業:無機化成品、有機化成品、ファインケミカル(電子化学材料等)
- 建材事業:壁材、エクステリア 等
- その他:情報システム事業、フード事業等(詳細は「その他」)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):44,869,563株(2025年3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):43,971,539株(2025年3Q)
- 自己株式数:1,620,337株(2025年3Q)
- 時価総額:–(資料に未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回開催無し(決算補足資料は作成あり)
- 株主総会・IRイベント等:–(資料に未記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
- 売上高:52,473百万円 → 通期70,000百万円に対する進捗率 74.96%(ほぼ想定内)
- 営業利益:8,275百万円 → 通期10,000百万円に対する進捗率 82.75%(進捗良好、上振れ要素)
- 経常利益:8,510百万円 → 通期10,400百万円に対する進捗率 81.83%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:6,022百万円 → 通期7,000百万円に対する進捗率 86.03%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:化学品事業のファインケミカル(電子材料・機能材料等)が想定より好調で高収益を確保。
- 下振れ/差異要因:建材事業は住宅着工減少・原材料高で販売・利益が弱含み。ただし、通期売上高予想は据え置き。
- 前年比較での差分:前年は投資有価証券売却益(1,895百万円)があり、当期純利益の前年比較が下振れに見える点に注意。
- 通期への影響:
- 会社は営業利益等を上方修正(営業利益 +600百万円等)。第3四半期時点の利益進捗が高いため、修正後の通期業績は達成可能性が高いとの見方。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:132,474百万円(前期末135,827百万円、△33,52百万円)
- 純資産:89,774百万円(前期末84,168百万円、+5,606百万円)
- 自己資本比率:67.1%(前期末61.4%、安定水準)
- 現金及び預金:28,571百万円(前期末33,789百万円、△5,217百万円)
- 短期借入金:2,000百万円(前期末5,500百万円、減少)
- 長期借入金:11,875百万円(前期末16,664百万円、減少)
- 収益性(第3四半期累計:百万円)
- 売上高:52,473(前年同期 52,999、前年同期比 △1.0% / △526百万円)
- 営業利益:8,275(前年同期 7,555、前年同期比 +9.5% / +720百万円)
- 営業利益率:8,275/52,473 = 約15.8%(高め。業種差に注意)
- 経常利益:8,510(前年同期 7,884、前年同期比 +7.9% / +626百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:6,022(前年同期 6,764、前年同期比 △11.0% / △742百万円)
- 1株当たり四半期純利益(累計):136.97円(前年同期145.59円)
- 収益性指標(通期予想ベースの概算)
- 通期予想 当期純利益:7,000百万円を自己資本(88,942百万円※参考)で割るとROE ≒ 7.9%(目安:8%以上で良好 → やや下回る)
- ROA(通期予想ベース):7,000 / 132,474 ≒ 5.3%(目安5%以上で良好)
- 営業利益率(第3Q累計):約15.8%(業種平均との比較は個別評価が必要)
- 進捗率分析(第3四半期累計 vs 通期予想)
- 売上高進捗率:74.96%(通常の3Q進捗に概ね一致)
- 営業利益進捗率:82.75%(進捗良好)
- 純利益進捗率:86.03%(進捗良好)
- 過去同期間との比較:利益率改善(営業利益は増加)、だが純利益は前年の特別利益要因により低下
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし貸借対照表より:
- 現金及び預金は28,571百万円(前期末33,789百万円、減少)
- 投資有価証券は27,429百万円に増加(前期24,023百万円)
- 減価償却費:2,456百万円(前年同期2,219百万円)
- のれん償却額:152百万円
- フリーCF等の詳細は資料に無し(四半期CF未作成のため –)
- 四半期推移(QoQ):四半期単独の数値は資料に細分化無し → QoQ変化は–(ただし第3四半期累計での前年同期比較は上記)
- 財務安全性:
- 自己資本比率:67.1%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 負債合計:42,700百万円(前期末51,659百万円、減少)
- 流動比率:流動資産72,411 / 流動負債24,058 ≒ 301%(流動性良好)
- 効率性:
- 総資産回転率等の詳細は年間データでの算出が望ましいため今回は概算留保
- セグメント別(第3四半期累計)
- 化学品事業:売上 38,253百万円(△0.6%)、セグメント利益 7,915百万円(+18.2%)
- 建材事業:売上 13,359百万円(△2.6%)、セグメント利益 151百万円(△76.0%)
- 財務の解説:
- 総資産は減少したが投資有価証券や有形固定資産(機械装置増)を計上。借入金の返済で負債が大幅減少し、自己資本比率は上昇。自己株式の取得(1,460,000株)により自己株式が増加している点に留意。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 当第3四半期累計:投資有価証券売却益147百万円、固定資産売却益5百万円、補助金収入32百万円(合計186百万円)
- 前年同期:投資有価証券売却益1,895百万円等(合計1,953百万円)→ 前年は大きな特別利益があった
- 特別損失:
- 当第3四半期累計:固定資産除却損42百万円 等(合計53百万円)
- 一時的要因の影響:
- 前年の特別利益(投資有価証券売却益)が大きく、前年同期と比較すると当期純利益が低下して見える要因になっている。営業利益ベースでは増益であるため、特別損益を除いた実質的業績は良好。
- 継続性の判断:
- 投資有価証券売却益のような一時利益は継続性が低いと判断される。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(2025年12月期):25.00円(確定)
- 期末配当(予想):25.00円
- 年間配当予想:50.00円(前回予想から修正なし)
- 配当利回り:–(市場株価情報が資料に無いため算出不可)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(2025年4月に1,460,000株取得、自己株式増加)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産(機械装置等)の純額は6,921→9,572百万円(増加2,651百万円)、建設仮勘定は4,245→1,600百万円(着工中資産の振替等で減少)。
- 減価償却費:2,456百万円(前年同期2,219百万円)
- 研究開発:
- 四半期累計の研究開発費:1,534百万円(前年同期1,286百万円)
- R&D対売上比率(第3Q累計):約2.92%(1,534 / 52,473)
- 主な研究テーマ:電子化学材料や半導体プロセス材料等(記載あり)
受注・在庫状況
- 受注状況:–(受注高/受注残高の詳細は資料に無し)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:8,304百万円(ほぼ横ばい)
- 原材料及び貯蔵品:4,474百万円(ほぼ横ばい)
- 在庫回転日数等の情報:–(記載無し)
セグメント別情報
- 化学品事業(第3Q累計)
- 売上高:38,253百万円(前年同期比△0.6%)
- セグメント利益:7,915百万円(前年同期比+18.2%)
- 内訳コメント:ファインケミカル(電子化学材料・機能材料)が好調、半導体プロセス材料の採用・試作案件増加。
- 建材事業(第3Q累計)
- 売上高:13,359百万円(前年同期比△2.6%)
- セグメント利益:151百万円(前年同期比△76.0%)
- 内訳コメント:住宅着工減少・原材料高騰の影響で需要・収益が悪化。非住宅・景観エクステリアで拡販を進めるが影響大。
- 地域別(海外売上)
- 合計海外売上高:19,805百万円(連結売上高比 37.7%)(前年 21,955百万円・比41.4%)
- アジア:7,758百万円(比率14.8%、増加)
- 北米:10,520百万円(比率20.1%、減少:前年14,381百万円)
- 北米の低下は米国市場の反動等が寄与
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメント)
- 世界経済:米国の通商政策等が自動車産業等に影響、国内個人消費は持ち直し傾向だがリスクあり
- 建材市場:住宅着工の減少・コスト高が続き住宅向け需要は弱含み
- 化学品/ファインケミカル分野:電子・半導体関連需要の回復・採用増で好調
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025年1月1日〜12月31日、会社予想・単位:百万円)
- 売上高:70,000(前期比+0.7%)
- 営業利益:10,000(前回9,400→修正、+2.7%)
- 経常利益:10,400(前回9,800→修正、△3.5%)※注:経常は△表記だが修正により増加
- 親会社株主に帰属する当期純利益:7,000(前回6,500→修正、△20.6%は対前期の表示)
- 1株当たり当期純利益(予想):159.80円
- 予想の信頼性:
- 第3四半期時点の利益進捗が高いため、修正後予想の達成は現状では妥当と評価可能(為替や原材料価格の変動がリスク)。
- リスク要因:
- 為替・原材料価格(アルミ等)の変動、世界的な景気減速(米国通商政策等)、住宅市場の動向、主要顧客の需要動向
- 会社想定為替:145円/USD、165円/EUR
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の改正を期首から適用(第1四半期より)。四半期財務諸表への影響は軽微。
- その他重要事項:
- 自己株式の取得実施(2025年4月、1,460,000株取得)により自己株式が増加(2,794百万円増)。
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第3四半期累計期間に関して作成していない(注記あり)。
- 法人税率変更(防衛特別法人税導入)に伴う繰延税金資産・負債の計算基準変更があり影響は軽微。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4099 |
| 企業名 | 四国化成ホールディングス |
| URL | https://www.shikoku.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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