2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に修正はなく、今回開示に伴う予想修正は無し。市場予想(アナリストコンセンサス)は提示がなく、会社予想との齟齬は無し(上振れ/下振れの明確なサプライズ無し)。
  • 業績の方向性:増収(売上高646百万円、前年同期比+37.0%)・減損縮小による赤字縮小(営業損失△3,542百万円←前年同期△7,042百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失△4,688百万円←前年同期△7,156百万円)。増収増益ではなく「増収・赤字縮小」の局面。
  • 注目すべき変化:手数料収入(ACRLの拡大新生児スクリーニング受託)の増加(412百万円、前年同期比大幅増)が売上押し上げ要因。研究開発費・販売費及び一般管理費が大幅に減少(R&D -18.9%/販管費 -66.8%)し赤字幅が縮小。前年度計上ののれん償却や評価損の反動も費用減少に寄与。
  • 今後の見通し:通期会社予想(売上880百万円、営業損失△6,270百万円等)に対する進捗は売上で73.4%、営業損失で約56.5%、当期純損失で約74.2%の進捗。現状では通期予想達成可能性は、研究開発の進捗維持と追加の資金調達(既に新株予約権等で資金調達実績あり)に依存。
  • 投資家への示唆:研究開発(特にHGF遺伝子治療製品の米国でのFDA指定など)による中長期の価値創出ポテンシャルは注目点。一方で為替差損(USドル貸付の評価替で約1,053百万円の損失)など一時要因や、継続的な投資負担のための追加資金調達の不確実性が短中期のリスク。財務面では自己資本比率62.1%・現預金は増加しているが、継続企業の前提に関する重要な不確実性の記載がある点は留意すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アンジェス株式会社
    • 主要事業分野:遺伝子医薬を中心とした創薬・開発(自社開発、共同開発)、希少遺伝性疾患向け検査受託(ACRL)、導入医薬品の国内販売等
    • 代表者名:代表取締役社長 山田 英
    • 上場取引所:東(コード4563)
    • URL:https://www.anges.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
  • セグメント:
    • 単一セグメント「医薬品事業」(開発・検査受託・導入販売等を含む)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):386,077,550株(2025年12月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):343,969,168株(2025年12月期3Q)
    • 期末自己株式数:230株
    • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:無(決算補足説明資料作成の有無:無、決算説明会:無)
    • IRイベント:今四半期は特段の予定開示無し(ただし、2025/11に第46回新株予約権発行の取締役会決議あり、割当は2025/11/25予定)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期、単位:百万円)
    • 売上高:第3Q累計 646 / 通期予想 880 → 達成率 73.4%
    • 営業利益:第3Q累計 △3,542 / 通期予想 △6,270 → 「損失の進捗」達成率(絶対値)56.5%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第3Q累計 △4,688 / 通期予想 △6,320 → 達成率(絶対値)74.2%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:ACRLによる手数料収入の増加(412百万円、前年同期比大幅増)および商品売上(ゾキンヴィ)の寄与
    • 下振れ要因:営業外での為替差損(USドル建貸付金の評価替による為替差損 1,052,966千円)が経常損失を押し下げた
    • 費用面では前年の一時的なのれん償却・特別損失が無くなったことで営業損失が大幅に縮小(費用の反動)
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正しておらず、Q3実績は売上で7割超の進捗と良好。通期達成は可能性有りと見えるが、為替影響や追加の研究投資、及び資金調達の実行が達成に影響(会社自身が継続企業について重要な不確実性を表明)。

財務指標(主要数値は百万円、端数切捨て)

  • 損益(第3四半期累計、2025/1/1–2025/9/30)
    • 売上高(事業収益合計):646(前年同期471、+37.0% / 増加額 +175)
    • 営業損失:△3,542(前年同期 △7,042 → 赤字幅縮小)
    • 経常損失:△4,615(前年同期 △7,050)
    • 親会社株主に帰属する四半期純損失:△4,688(前年同期 △7,156)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△13.63円(前年同期 △32.30円)
  • 収益性(前年同期比は明記)
    • 売上高:646百万円(+37.0% / +175百万円)
    • 研究開発費:2,375百万円(前年同期比 -18.9% / 減少額 553百万円)
    • 販売費及び一般管理費:1,426百万円(前年同期比 -66.8% / 減少)
    • 売上原価:387百万円(前年同期比 +35.7%)
    • 営業利益率(営業損失率):△3,542/646 = △548.1%(研究開発型ベンチャーで投資先行のため大幅マイナス)
    • 経常利益率:△4,615/646 = △714.5%
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上進捗率:73.4%
    • 営業利益進捗(損失の絶対値ベース):56.5%
    • 純利益進捗(損失の絶対値ベース):74.2%
    • 過去同期間と比較:前年同期は売上が小さい一方、営業損失がより大きく、今期は費用抑制で損失縮小
  • 貸借対照表(2025/9/30)
    • 総資産:6,612百万円(前期末 4,668 → +1,943百万円増)
    • 純資産:4,172百万円(前期末 2,156 → +2,016百万円増)
    • 自己資本(参考):4,105百万円(自己資本比率 62.1%(安定水準))
    • 現金及び預金:3,552百万円(前期末 1,708 → +1,844百万円増)
    • 流動資産:5,567百万円、流動負債:2,358百万円 → 流動比率(当期)= 5,567/2,358 = 236%(良好)
    • 固定負債:81百万円(前期 198 → 減少)
    • 負債合計:2,439百万円 → 負債/純資産比率 ≒ 58.4%(中程度)
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付しておらず詳細CFは未提示。ただし現預金が増加(主に新株予約権の権利行使などによる調達によるものと注記)
    • 営業CF/純利益比率:計算不可(キャッシュフロー明細の非開示)
    • 現金同等物残高の推移:現金及び預金 3,552百万円(増加)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期単独の明細は本短信で累計中心のためQoQ変化は提示なし(四半期損益の単独数値は省略)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易)= 売上高 / 総資産 = 646 / 6,612 = 0.0978 回転(低い:研究開発投資主体のため)
    • ROA(簡易)= 四半期純損失 △4,688 / 総資産 6,612 = △70.9%(マイナス、参考)
    • ROE(簡易)= 四半期純損失 △4,688 / 自己資本 4,105 = △114.2%(マイナス、参考)
  • セグメント別:単一セグメントのため詳細省略(医薬品事業が全社)

特別損益・一時的要因

  • 主な特別損益(当第3四半期累計)
    • 特記事項としてのれん償却や事業構造改革費用の計上は無(前年同期はEmendo社ののれん償却/減損や事業構造改革費用あり)
    • 営業外費用に為替差損 1,052,966千円(約1,053百万円)を計上(Emendo社へのUSドル建貸付金の評価替に伴う影響)
  • 一時的要因の影響:前年の大幅なのれん償却が無くなった点で費用が大きく減少している。一方で今回の為替差損は一時的要因だが今後の為替動向次第で再発の可能性あり。
  • 継続性判断:R&Dや提携・開発関連の受入収益は継続性があるが、為替差損等の評価損益は変動性が高い。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00円(2025年12月期第2四半期末 0.00)
    • 期末配当(予想):0.00円
    • 年間配当予想:0.00円(修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報未提示のため算出不可)
  • 配当性向:–(赤字のため算出意義低い)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載は無し

設備投資・研究開発

  • 設備投資:当第3四半期累計の詳細設備投資額は開示無し(減価償却費は39,117千円)
  • 研究開発:
    • R&D費用(第3Q累計):2,375百万円(前年同期比 -18.9%)
    • 対売上比率(R&D/Sales):2,375/646 = 約367.5%(売上に対して非常に高い比率、開発投資先行の構造)
    • 主な研究開発テーマ:HGF遺伝子治療(ベペルミノゲンペルプラスミド)、NF-κBデコイオリゴDNA(椎間板性腰痛)、高血圧DNAワクチン、Tie2受容体アゴニスト、Emendo社のゲノム編集(OMNIプラットフォーム)

受注・在庫状況

  • 受注状況:該当データの開示無し(–)
  • 在庫状況:
    • 商品(棚卸資産):314百万円(前期 224 → 増加)
    • 原材料及び貯蔵品:1,248百万円(前期 1,204 → 増加)
    • 在庫回転日数等の開示無し(–)

セグメント別情報

  • 単一セグメント(医薬品事業):
    • セグメント売上・利益の分解は開示無し(事業区分が単一のため省略)
    • 主要内訳(事業収益):商品売上(216百万円)、手数料収入(412百万円)、研究開発事業収益(16百万円)等

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:明確な数値目標の再掲は本短信に無し(中期計画の進捗は個別プロジェクトの進展記載により判断)
  • KPI達成状況:開発パイプラインの進捗(HGF:FDAブレイクスルー指定、BLA準備、NF-κB:第II相国内登録継続等)が主要KPIに相当。定量KPI達成度は明示無し。

競合状況や市場動向

  • 競合との比較:本短信では同業他社比較データなし(–)
  • 市場動向・優位性:遺伝子医薬・ゲノム編集領域での独自技術(Emendo社のOMNIヌクレアーゼ等)やHGFの臨床成果・FDA指定は競争優位に資する可能性。イスラエル情勢等、提携先の地域リスクも言及あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年1月1日–12月31日、連結):売上高880百万円(+36.7%)、営業損失△6,270百万円、経常損失△6,290百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△6,320百万円(EPS △17.82円)
    • 通期予想に修正は無し(2025/10/27公表の修正反映後の数字からの変更無し)
    • 会社予想の前提条件等の詳細は添付資料参照(為替前提等の明示は当短信主要点に限定)
  • 予想の信頼性:会社は資金調達の必要性とその不確実性を明示しており、通期予想達成は資金調達の実行と研究開発の予定通りの進捗に依存する旨を表明
  • リスク要因:
    • 為替変動(USドル建資産/負債の評価差損リスク)
    • 追加資金調達の時期・規模・条件の不確定性(継続企業に関する重要な不確実性の記載あり)
    • 臨床開発のリスク(治験結果・規制当局対応)
    • 地政学リスク(イスラエル関連の提携先への影響)

重要な注記

  • 会計方針等:重要な会計方針変更・見積り変更・修正再表示は無し
  • 継続企業の前提:医薬品ベンチャー特有の長期投資・継続的損失により「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が存在する旨を会社が表明
  • 重要な後発事象:
    • 第46回新株予約権(第三者割当)をCantor Fitzgerald Europeに割当決議(取締役会決議日 2025/11/7、割当日予定 2025/11/25)
    • 潜在株式数:96,466,100株(上限行使価額無し、下限行使価額40円、当初行使価額72円、想定差引手取概算額 約6,921,348,013円)
    • 潜在的希薄化および追加資金調達の影響に注意

(注記)

  • 本要約は提供資料(2025年12月期 第3四半期決算短信〔連結〕)を基に作成。不明項目は「–」と表示。
  • 金額単位は特に断りがない限り百万円(千円単位表記を千円→百万円に丸めた記載は原資料に依存)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4563
企業名 アンジェス
URL https://www.anges.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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