2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:増収増益(売上高9,617百万円:前年同期比+20.3%、営業利益2,578百万円:同+11.9%、親会社株主に帰属する当期純利益1,945百万円:同+30.2%)
- 注目すべき変化:SaaS事業は売上が+41.7%と成長する一方、投資フェーズにありセグメント損失が拡大(営業損失△424百万円)。CVC(その他)で営業投資有価証券評価損232百万円を計上し、その他セグメントで損失拡大(△234百万円)。
- 今後の見通し:2026年9月期予想は売上10,300百万円(+7.1%)、営業利益2,600百万円(+0.8%)、当期純利益1,600百万円(△17.8%)。SaaSへ開発投資を集中させる方針で、利益面は微増見込みだが当期純利益は本社移転に伴う特別損失等で減益見通し。
- 投資家への示唆(助言ではなく観点):高収益のSolution事業が業績牽引。SaaSは売上成長が見られるが投資負担で短期は赤字が続く可能性。自己資本比率・キャッシュは強く、成長投資の余地はあるが、短期的な特別要因(本社移転費用や一時的税効果の反動)に注意。
基本情報
- 企業名:株式会社フィックスターズ(Fixstars Inc.)
- 上場/コード:東証 上場 / 3687
- URL:https://www.fixstars.com/
- 代表者:代表取締役社長 三木聡
- 問合せ先:取締役 管理本部長 堀美奈子 / TEL 03-6420-0751
- 事業内容(主要事業分野)
- Solution事業:リアルタイム画像処理、大規模シミュレーション、ビッグデータ解析、高速化サービス、半導体向けファームウェア/ドライバ等
- SaaS事業:量子コンピューティングプラットフォーム「Fixstars Amplify」、医療画像AI「METIS Eye」、AIパフォーマンス基盤「Fixstars AIBooster」等の開発・提供
- その他:CVC(ベンチャー投資)等
- 提出日(決算短信):2025年11月14日
- 対象会計期間(連結):2024年10月1日~2025年9月30日(通期)
- 決算補足説明資料:作成・開示あり(機関投資家・アナリスト向け説明会あり)
- セグメント:
- Solution事業:主力、半導体/自動運転/医療/Finance/Industrial向け
- SaaS事業:各種SaaS製品の研究・開発・提供
- その他:CVC等
- 発行済株式等:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):33,635,000株
- 期末自己株式数:1,382,142株
- 期中平均株式数:32,241,867株
- 時価総額:–(期末株価情報は資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2025年12月17日(予定)
- 配当支払開始予定日:2025年12月18日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年12月16日
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較)
- 市場予想との比較:市場コンセンサスは資料に非掲載のため記載不可(–)
- サプライズの要因(実績の主要要因)
- Solution事業の堅調な受注継続で売上・利益を牽引(Solution売上9,171百万円:+19.4%、セグメント利益3,236百万円:+31.7%)
- SaaSは売上成長(+41.7%)も投資拡大でセグメント損失が拡大(△424百万円)
- その他(CVC)で営業投資有価証券評価損232百万円を計上
- 会計上の見積り変更(本社オフィスの原状回復見積見直し)により営業利益等で57,068千円の減少影響
- 通期への影響
- 2026年9月期見通しでは売上と営業利益は小幅増を見込む一方、当期純利益は特別損失計上見込み等により減益見通し(1,600百万円)。今回の投資・移転コストは短期的に利益を圧迫する見込み。
財務指標(主要数値)
(単位:百万円、対前期増減率は会社資料表記)
- 売上高:9,617(+20.3%)
- 営業利益:2,578(+11.9%)
- 経常利益:2,581(+12.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,945(+30.2%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):60.34円(前期46.39円、+30.1%)
- 総資産:9,871(前期8,729、+1,141)百万円
- 純資産:8,522(前期6,943、+1,579)百万円
- 自己資本比率:83.6%(安定水準、前期77.1%)
- 営業利益率:約26.8%(2,578 / 9,617)
- ROE(概算、当期純利益÷平均自己資本):約26.6%(良好、目安10%以上で優良)
- ROA(概算、当期純利益÷平均総資産):約20.9%(良好、目安5%以上で良好)
進捗率分析(四半期決算該当せず:本資料は通期決算のため省略)
キャッシュ・フロー(連結)
- 営業CF:1,978(前期1,656、+19.5%)百万円
- 投資CF:△631(前期△167、投資支出増)百万円(敷金・保証金差入等含む)
- 財務CF:△1,043(前期△1,240)百万円(長期借入金返済、配当支払等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約1,347百万円(資金余裕あり)
- 現金及び現金同等物 期末残高:5,178百万円(前期4,856、+321)百万円
- 営業CF/当期純利益比率:約1.02(目安1.0以上は健全)※営業CF1,978 ÷ 税引前当期純利益2,586(税引前)では約0.77だが、営業CF/親会社株主純利益ベースでは1.02程度(参考計算)
四半期推移(QoQ):本資料は通期決算のため詳細四半期推移は要旨のみ記載(第2四半期累計の数値は別途開示資料参照)
財務安全性・効率性
- 自己資本比率 83.6%(安定水準;目安40%以上で安定)
- 有利子負債は大幅に低下(1年内返済予定の長期借入金が期中に返済され、キャッシュ対有利子負債比率は改善)
- インタレスト・カバレッジ:非常に高い水準(資料上 3,597.2倍等の高い余裕)
セグメント別(主要)
- Solution事業
- 売上高:9,171百万円(+19.4%)
- セグメント利益:3,236百万円(+31.7%)
- SaaS事業
- 売上高:446百万円(+41.7%)
- セグメント損失:△424百万円(前期△151)
- 備考:製品開発投資を拡大中(Fixstars AIBooster等)
- その他(CVC等)
- セグメント損失:△234百万円(評価損計上が主因)
主要顧客(売上高上位、当連結会計年度)
- キオクシア:1,613百万円(Solution)
- ルネサスエレクトロニクス:1,275百万円(Solution)
- ネクスティエレクトロニクス:807百万円(Solution)
(国内顧客比率が高く、本邦外部顧客売上は90%超で地域別は割愛)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:有価証券売却益 4,487千円(小額)
- 特別損失:前期に子会社清算損等があったが当期は特別損失計上なし。ただし当期に営業投資有価証券評価損232,459千円(CVC事業分)を売上原価に計上(その他セグメントの損失要因)
- 会計上の見積り変更:敷金回収等の資産除去債務見積り変更により営業利益等が57,068千円減少(非継続的要因の可能性あり)
- 継続性の判断:SaaSへの投資拡大は中長期的には継続方針だが、評価損などCVC関連の評価変動は一時的/市場価値依存の側面あり
配当
- 2025年9月期:中間配当 0円、期末配当 18円、年間配当 18円(配当金総額580百万円、連結配当性向29.8%)
- 2024年9月期:年間19円(うち記念配当5円)→今回年間は19→18に減少
- 2026年9月期(予想):年間18円(期末18円)を維持予定(連結配当性向見込み36.3%:減益見込みにより配当性向上)
- 株主還元方針:中期的な連結配当性向30%を目標に設定。自社株買いに関する記載は現行決算短信に特記事項なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出):有形固定資産取得支出 109,631千円(約110百万円)
- 敷金・保証金の差入等で大きめの出金あり(敷金等差入 506,250千円)
- R&D費用:明確な金額内訳は別掲されていないが、SaaS開発(Fixstars AIBooster等)に積極投資中(販管費内の開発費等で計上されている想定)
- 減価償却費:166,610千円(前期146,139千円)
受注・在庫状況
- 棚卸資産:期末 3,504千円(前期30,347千円、減少)
セグメント別情報(要点)
- Solution事業が売上・利益の主力。主要顧客(キオクシア、ルネサス等)への依存度あり(集中度は上位顧客の売上割合で注視が必要)
- SaaS事業は売上成長率は高いが、製品化・市場投入のため開発投資が先行し当面はセグメント損失を計上する見込み
- その他(CVC)で評価損を計上し当期の損失拡大要因となった
中長期計画との整合性
- 方針:スローガン「Speed up your AI」のもと、AI領域に注力。SaaS事業(AIBooster等)へリソースを重点投下し中長期の成長を図る
- 中期目標:配当性向30%目標など株主還元方針を明示
- KPI等の進捗:Solution事業の高い利益率を確保しつつ、SaaS成長と製品化の進捗が中期計画の鍵
競合状況や市場動向
- 市場動向:AI需要の拡大、高速化需要や半導体関連の安定案件が堅調。ただしマクロ(米国通商政策・物価上昇等)の下振れリスクに言及あり
今後の見通し(会社予想)
- 2026年9月期(連結予想)
- 売上高:10,300百万円(+7.1%)
- 営業利益:2,600百万円(+0.8%)
- 経常利益:2,600百万円(+0.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,600百万円(△17.8%)
- 予想の前提・留意点:
- SaaS開発投資増、賃上げ、移転費用等でコスト増
- 本社移転に伴う一過性の特別損失(例:二重家賃)を見込む
- 会社の注記に従い、業績見通しは外部要因により変動する可能性あり
- 予想の信頼性:過去の予想達成傾向の詳細は本資料に限定的情報のため総括困難 → 過去実績は増収増益傾向で推移している点は確認できる
重要な注記
- 期中の連結範囲変更:有(除外1社:株式会社Sider 等の変更記載)
- 会計方針の変更:税効果会計等の基準改正を期首から適用(影響は開示上なし)
- 会計上の見積り変更:資産除去債務(本社の原状回復費)の見積り見直しにより当期営業利益等が57,068千円減少
- 決算短信は公認会計士/監査法人の監査対象外である旨の注記あり
注記:本資料は提供された決算短信の内容に基づく要約・整理です。投資の判断・助言は行いません。情報に不明点がある箇所は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3687 |
| 企業名 | フィックスターズ |
| URL | http://www.fixstars.com |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.11)」によって自動生成されました。
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