2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に修正なし(発表時点での会社予想と乖離なし)。第3四半期累計は売上高が会社予想に対して進捗良好(通期比71.5%)だが、営業利益・純利益の進捗はやや弱め(それぞれ67.9%、68.0%)。市場予想との比較は本資料からは明示できず、会社予想に対して「ほぼ予想どおり(進捗差はやや下振れ)」。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+0.7%で微増、営業利益は△27.8%で減益)。
  • 注目すべき変化:営業費用(販売費及び一般管理費)の増加や為替差損の増加、ならびに新規連結(PURI等)によるのれん償却等の影響で利益が大幅に減少。化粧品事業は売上微増も営業利益は大幅減(中国免税やタルトのマーケティング・物流費増が主因)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上336,000百万円、営業利益20,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益13,800百万円)に修正はなし。第3四半期時点の進捗(売上71.5%、営業利益67.9%、純利益68.0%)は通期達成に向けてやや余地があるが、化粧品業界の年末商戦等を踏まえれば達成可能性は残る(ただし為替・米国関税・中国市場動向に注意)。
  • 投資家への示唆:利益率低下の主因は一時的・構造的両面(M&A関連ののれん償却や統合コスト、タルト等の積極的マーケティング費、為替差損)にある。通期達成はQ4の取り込み次第であり、コスト統制・統合効果の可視化、為替影響の動向を注視することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社コーセー
    • 主要事業分野:化粧品事業(ハイプレステージ・プレステージなどのブランド展開)、コスメタリー事業(ヘアケア等)、その他(アメニティ等)
    • 代表者名:代表取締役社長 小林 一俊
    • URL:https://corp.kose.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月10日
    • 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
    • 決算説明資料作成の有無:有
    • 決算説明会の有無:有(機関投資家、アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 化粧品事業:主力セグメント。ハイプレステージ/プレステージ等のブランド運営(コスメデコルテ、タルト、ジルスチュアート、アルビオン等)。
    • コスメタリー事業:セルフメイクアップ、ヘアケア等の製品群(コーセー、コーセーコスメポートブランド等)。
    • その他:アメニティ製品等。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):60,592,541株(2025年9月30日)
    • 期末自己株式数:3,518,100株(5.81%)
    • 期中平均株式数(四半期累計):57,070,125株
    • 時価総額:–(本資料に時価は記載無し)
  • 今後の予定:
    • 通期業績予想の修正:直近公表からの修正なし(発表日現在)
    • 株主総会・IRイベント:該当情報は本資料に明示なし(決算説明会は実施)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する累計進捗)
    • 売上高:240,510百万円。通期予想336,000百万円に対する進捗率71.5%。
    • 営業利益:13,575百万円。通期予想20,000百万円に対する進捗率67.9%。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:9,387百万円。通期予想13,800百万円に対する進捗率68.0%。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:売上は国内(コスメデコルテ、アルビオン)や北米(タルトのEC増)での一部ブランドの伸長により微増。
    • 下振れ要因:販売費及び一般管理費の増加(新規連結対象の管理費上乗せ、タルトのマーケティング及び物流費増)、為替差損の発生(円高による差損)、のれん償却の増加(PURI等の買収関連)により営業利益・経常利益が大幅減。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。第3四半期時点の進捗は営業利益・純利益が通期目標に対しやや遅れ(約68%)のため、Q4の取り込み強化とコスト管理が重要。外的リスク(為替、米国関税、中国の消費回復/減速)による下振れリスクを注視。

財務指標

(全て単位:百万円、%は前年同期比。前年同期は2024年1〜9月累計)

  • 財務諸表要点(貸借対照表より)
    • 総資産:373,999(前期末 386,793)(△12,794)
    • 純資産:290,325(前期末 292,276)(△1,951)
    • 自己資本(注記):270,479百万円
    • 自己資本比率:72.3%(前期末70.4%)(安定水準)
    • 現金及び預金:86,249(前期末113,970)(減少)
    • 棚卸資産(商品及び製品):46,703(前期末40,216)(増加)
    • 流動資産合計:218,721、流動負債合計:61,350 → 流動比率 ≒ 218,721 / 61,350 = 3.56(良好)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:240,510(+0.7% / +1,784)
    • 営業利益:13,575(△27.8% / △5,239)
    • 営業利益率:13,575 / 240,510 = 5.64%(前年同期間7.9% → 低下)
    • 経常利益:13,543(△34.5% / △7,141)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:9,387(△0.3% / △24)
    • 1株当たり四半期純利益(累計):164.50円(前年164.96円)
  • 収益性指標(会社通期予想ベース)
    • 通期予想ROE(目安算出):親会社株主帰属当期純利益予想13,800 / 自己資本270,479 ≒ 5.1%(目安:8%以上が良好 → 現状は低め)
    • 通期予想ROA:13,800 / 総資産373,999 ≒ 3.7%(目安:5%以上が良好 → 低め)
    • 営業利益率(通期予想):20,000 / 336,000 = 5.95%(前年並の水準より低め)
  • 進捗率分析(第3四半期累計)
    • 売上高進捗率:71.5%(240,510 / 336,000)
    • 営業利益進捗率:67.9%(13,575 / 20,000)
    • 純利益進捗率:68.0%(9,387 / 13,800)
    • 備考:一般に第4四半期は年末商戦で重要なため、Q4の動向次第で通期達成の可否が左右される。
  • キャッシュフロー:
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されていない(注記あり)。ただし貸借対照表より現金及び預金は113,970 → 86,249(△27,721)。
    • フリーCF等の詳細数値は開示なし。
  • 四半期推移(QoQ):本資料は累計比較中心で四半期ごとの明細は限定。売上・利益の季節性は化粧品業界で年末(Q4)強く、QoQ分析はQ4確定後に重要。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率72.3%(安定水準)
    • 流動比率 ≒ 356%(十分)
    • 有利子負債は小さい(短期借入金 779 等)。全体として財務基盤は堅固。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:固定資産売却益 2,715(当第3四半期累計)、投資有価証券売却益 96 等で合計2,812。
  • 特別損失:事業整理損は本期においては277(前年は4,106の計上あり)。前年の大きな事業整理損は今期は縮小。
  • のれん関連:2024年12月のPURI買収に関する暫定処理を確定。暫定のれん10,625が会計処理確定により4,087へ減少(差額はその他無形固定資産・繰延税金負債・非支配株主持分等へ振替)。
  • 一時的要因の影響:前年に比べ事業整理損が縮小したため当期純利益は前年とほぼ同水準を維持。ただし、M&A関連ののれん償却増(当期ののれん償却額1,253→前年827)や統合コストは利益を押下げる要因。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当(期末ではなく第2四半期末):70.00円(2025年も実績70円、通期予想70円)
    • 期末配当(予想):70.00円
    • 年間配当予想:140.00円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が本資料に無いため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向 = (年間配当総額 = 140円 × 発行済株式数で計算可だが、簡便に)親会社株主当期純利益予想13,800百万円に対する配当総額は計算要(非表示→–)。(注:具体数値は市場価格等を用いて別途算出可能)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示なし。直近配当方針は維持。

設備投資・研究開発

  • 減価償却費:7,917百万円(当第3四半期累計、前年6,768)
  • のれんの償却額:1,253百万円(前年827)
  • 設備投資金額・R&D費用:本短信に明示的な当期設備投資額・R&D費の数値は記載なし(–)。

受注・在庫状況

  • 在庫(商品及び製品):46,703百万円(前年同期40,216、前年同期比増加)。在庫回転日数等の記載なし(–)。
  • 受注情報:該当記載なし(–)。

セグメント別情報

  • 化粧品事業:
    • 売上高:189,939百万円(前年同期比+1.3%)
    • 営業利益:11,684百万円(前年同期比△24.6%)
    • 備考:ハイプレステージで増収(コスメデコルテ、アルビオン等)、プレステージでは主要ブランドの減収。中国本土は構造改革効果で黒字維持だが免税やタルトの投資負担で減益。
  • コスメタリー事業:
    • 売上高:48,391百万円(前年同期比△2.1%)
    • 営業利益:5,248百万円(前年同期比△22.7%)
    • 備考:一部ブランドは好調だが競争激化で減収・原価率上昇、販売費増で減益。
  • その他:
    • 売上高:2,179百万円(前年同期比+18.6%)
    • 営業利益:1,108百万円(前年同期比+17.9%)
  • 地域別売上:
    • 日本:157,046百万円(+1.0%)
    • アジア:29,883百万円(△0.4%)
    • 北米:47,402百万円(+1.5%)
    • その他(欧州等):6,177百万円(△5.2%)
    • 海外売上比率:34.7%

中長期計画との整合性

  • 既存の中期ビジョン:「Vision for Lifelong Beauty Partner―Milestone2030」。現在フェーズ1(構造改革の完遂と基盤再構築)を推進中。
  • 進捗:日本事業の収益性改善とアジア事業の売上拡大に投資実行中。短期的にはM&A統合コスト等で利益率に負担が出ているが、中期でのシナジー創出が目標。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:日本は底堅いものの物価や消費マインドに留意。中国は国産ブランド台頭と消費低迷で二極化。米国では価格感度上昇と関税影響により中高価格帯ブランドは厳しい状況。
  • 競合比較:本短信は同業比較を直接記載せず。競合他社との比較は別途業界データの参照が必要(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上336,000百万円(+4.1%)、営業利益20,000百万円(+15.2%)、経常利益20,700百万円(△4.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益13,800百万円(+83.7%)。
    • 会社予想の前提条件:短信添付資料に前提あり(為替・市場前提等の詳細は添付資料参照)。
  • 予想の信頼性:第3四半期の進捗は売上は良好だが利益進捗に余地あり。過去の一時損失等の影響を受けるため、Q4の販売動向・為替・コスト管理次第で変動の可能性。
  • リスク要因:為替変動(円高・円安)、米国の関税政策、原材料・物流費の上昇、中国・アジアの消費動向、M&Aの統合リスク。

重要な注記

  • 会計方針の変更:特に無し。
  • 企業結合関連:PURI CO.,LTD.との企業結合に関する暫定処理を中間期に確定。これに伴いのれんが減少(10,625→4,087百万円)し、その他無形資産・繰延税金負債等が調整されている点は注視が必要。
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は本短信に作成されていない(注記あり)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4922
企業名 コーセー
URL http://www.kose.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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