2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:中間(第2四半期)実績は同社が5月12日に公表した中間予想を下回り「下振れ」。市場予想は開示資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高:前年同期比+20.4%、営業利益:同+191.6%、経常利益:同+165.9%、中間純利益:同+131.7%)。
- 注目すべき変化:主機関セグメントの寄与拡大(売上高主機関=3,961百万円、前年同期比+39.9%)。受注高・受注残高も増加(受注高8,576百万円、+14.1%;受注残8,876百万円、+9.3%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高13,900百万円、営業利益700百万円等)に対する進捗は概ね中間での半期相当(売上進捗約48.3%、営業利益進捗約44.1%)で、同社は下期に契約価格改善や生産増を見込み通期予想は据え置き(修正なし)。
- 投資家への示唆:受注・輸出が拡大しており需要側は堅調。ただし部品販売で購入機器比率増加に伴う原価率悪化が利益を圧迫しており、下期の契約価格改善と操業度向上が通期達成の鍵(収益性改善が継続するか注目)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:阪神内燃機工業株式会社
- 主要事業分野:舶用主機関・部分品の製造販売、修理工事、CMR(鋳造・金属機械加工)等(内航・近海・輸出向け主機関が主力)
- 代表者名:代表取締役社長 木下 和彦
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日、非連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:無
- セグメント:
- 主機関:2サイクル等の大型・近海船向け主機関の設計・製造・販売
- 部分品・修理工事:部分品、修理、サービス(CMRは鋳造・金属加工を含む)
- CMR(国内のみ):鋳造・金属機械加工(別枠で実績公表)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):3,248,548株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):3,239,994株
- 時価総額:–(株価情報は開示資料になし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日:2025年12月5日
- IRイベント:決算補足資料あり(説明会は無)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表値との比較)
- 売上高:6,709百万円(中間)→ 通期会社予想13,900百万円に対する進捗率48.3%
- 営業利益:309百万円(中間)→ 通期予想700百万円に対する進捗率44.1%
- 中間純利益:255百万円(中間)→ 通期予想530百万円に対する進捗率48.1%
- 注:同社は当中間の実績が5月公表の中間予想を下回り中間予想を修正したが、通期予想は修正していない(通期据え置き)。
- サプライズの要因:
- 下振れ要因:部品販売で原価率の高い購入機器の比率増加(採算悪化)、CMR販売の落ち込み。
- 上振れ抑制要因:前年同期に計上した電子制御機関の受注損失引当金(特損)が今回発生しなかったため、前年比較では利益が大幅増(前年に比べ特損が減少)。
- 通期への影響:
- 同社は下期に契約価格改善と生産増を想定しており、現時点で通期予想の修正は行っていない。通期達成には下期の価格改善と操業度向上が必要。
財務指標(要点)
- 損益(当中間会計期間:2025/4/1–2025/9/30、単位:百万円)
- 売上高:6,709(前年中間 5,570、増減+20.4%)
- 営業利益:309(前年中間 106、増減+191.6%)
- 経常利益:363(前年中間 136、増減+165.9%)
- 中間純利益:255(前年中間 110、増減+131.7%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):78.80円(前年中間 34.04円)
- 収益性指標
- 営業利益率:309 / 6,709 = 4.61%(目安:業種平均は銘柄により異なるが、一般製造業で5%前後が一つの基準 → やや控えめ)
- ROE(概算):中間純利益255百万円 / 自己資本14,965百万円 = 1.71%(目安:8%以上で良好 → 低水準)
- ROA(概算):255 / 総資産25,146 = 1.02%(目安:5%以上で良好 → 低水準)
- 進捗率分析(通期予想ベース)
- 売上高進捗率:48.3%(通常ペース=50%程度、ほぼ半期並)
- 営業利益進捗率:44.1%(やや遅れ)
- 純利益進捗率:48.1%(概ね半期並)
- 財政(貸借対照表の要点、単位:百万円)
- 総資産:25,146(前期末25,000、+145)
- 純資産:14,989(前期末14,796、+193)
- 自己資本比率:59.5%(前期末59.1%)(目安:40%以上=安定水準 → 安定)
- 流動資産:12,901、流動負債:6,897 → 流動比率 ≒ 187%(安全)
- 負債合計:10,156、純資産合計:14,990 → 負債/純資産比 ≒ 67.8%(過度な負債依存ではない)
- キャッシュフロー(単位:千円→百万円表記に注意)
- 営業CF:139,584千円(約139.6百万円、前年中間849,100千円)→ 営業CFの大幅減(前年から減少)
- 投資CF:△1,370,232千円(約△1,370.2百万円、前年中間は+1,079,614千円)→ 定期預金の預入、有形固定資産取得、保険積立等の支出増加
- 財務CF:△237,621千円(配当など)
- フリーCF(同社定義: 営業CF – 投資CF):139,584 – (△1,370,232) = 1,509,816千円(約1,509.8百万円)※投資CFは大きな預金等の動きが含まれるため解釈注意
- 現金・現金同等物残高:3,193,826千円(期首4,669,225千円 → △1,475,399千円減少)
- 営業CF/純利益比率:営業CF 139.6 / 中間純利益255.3 = 0.55(目安1.0以上が健全 → 0.55はやや低い。季節要因や預金配置の影響あり)
- 四半期推移(QoQ):四半期単位の詳細は開示資料に記載なし(–)
- セグメント別(当中間累計)
- 主機関売上:3,961百万円(前年同期比+39.9%)
- 国内:2,512百万円(+19.3%)
- 輸出:1,448百万円(+99.6%)
- 部分品・修理工事:2,468百万円(+3.0%)
- CMR:280百万円(△18.0%)
- 財務の解説:総資産・自己資本はほぼ横ばいで自己資本比率約60%と良好。営業CFは減少したが、投資CFに期末定期預金預入等の資金運用が含まれる点に留意。短期負債・長期負債とも大幅な悪化は見られない。
特別損益・一時的要因
- 当中間期の特別損益:
- 特別利益:該当なし(当中間期は偶発損失引当金戻入額の計上なし。前年は10.7百万円の戻入)
- 特別損失:固定資産処分損 7,183千円、投資有価証券評価損 2,456千円、合計9,640千円(約9.6百万円)
- 一時的要因の影響:前年同期の一時的費用(受注損失引当金等)の影響が今回無かったため、前年比較で利益が大幅改善している点は注意(前年の低水準が改善を演出)。
- 継続性の判断:固定資産処分損や評価損は一時性の可能性が高いが、受注構成や購入機器比率の変化は継続的リスクとなり得る。
配当
- 中間配当:35.00円/株(支払予定日2025/12/05)
- 期末配当(予想):40.00円/株(通期予想合計75.00円/株)
- 年間配当予想:75.00円(前期合計70.00円 → 増配)
- 配当総額(概算):75円 × 3,248,548株 = 約243.6百万円
- 配当性向(概算、通期予想ベース):配当総額243.6百万円 ÷ 期別当期純利益530百万円 ≒ 46.0%
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:安定配当継続、自己株式保有は少数(期末自己株式数7,264株)。自社株買いは現時点で開示なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資(当中間期)
- 有形固定資産の取得による支出:376,524千円(約376.5百万円、前年中間189,325千円 → 増加)
- 減価償却費:281,280千円(前年中間242,696千円)
- 研究開発費:明細開示なし(–)
- 主な投資内容:資料では機械及び装置の純額増(機械装置の純額が増加)および保険積立金の積立増(150,846千円)が計上されている。
受注・在庫状況
- 受注高:8,576百万円(前年同期7,519百万円、+14.1%)
- 主機関受注:5,828百万円(+21.9%)
- 部分品・修理工事:2,748百万円(+0.4%)
- 受注残高:8,876百万円(前年同期8,119百万円、+9.3%)
- 在庫(棚卸資産):製品976,689千円、仕掛品1,792,527千円、原材料1,054,733千円(前期比で製品増、仕掛品減)
- Book-to-Bill(受注/売上比):当中間受注8,576 / 売上6,709 ≒ 1.28 → 受注が売上を上回り順調
セグメント別情報
- 売上構成(当中間累計)
- 主機関:3,961百万円(全体の59.0%、前年同期比+39.9%)
- 部分品・修理工事(CMR除く):2,468百万円(36.8%、+3.0%)
- CMR(国内のみ):280百万円(4.2%、△18.0%)
- 地域別売上:
- 国内:4,726百万円(70.5%、+8.1%)
- 輸出:1,982百万円(29.5%、+65.5%)→ 輸出の伸びが顕著(主機関の輸出増が大きく寄与)
- セグメント戦略の示唆:主機関の需要拡大(特に輸出)が業績牽引。CMRは減少しており改善策や需給動向の注視が必要。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に具体的数値目標の記載はなし(添付資料参照欄に中期計画の進捗言及なし)→ 明示的なKPIは開示資料内では限定的(–)。
- KPI達成状況:受注高・受注残の拡大は需給面で良好。だがROE等の収益性KPIは低水準で改善余地あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内外で造船需要は堅調。外航の受注が先送りされている一方、内航・近海船の船台予約が先まで埋まるなど需給は強め。船価高が継続し代替建造需要が発生。
- 競合との比較:同業他社との詳細比較データは開示なし(–)。当社は主機関分野で輸出拡大が見られ優位性を示すが、利益率改善が課題。
今後の見通し
- 業績予想(通期):公表予想からの修正は無し(売上高13,900百万円、営業利益700百万円、経常利益750百万円、当期純利益530百万円)。
- 会社予想の前提条件:下期に主機関の契約価格改善・生産量増加を想定(為替等の前提は詳細記載参照)。
- 予想の信頼性:中間は下振れであり、下期の価格改善と操業度向上が実現できるかが鍵。過去の特殊損益要因の有無で変動するため、進捗確認が重要。
- リスク要因:購入機器の価格変動、原材料費、為替、市況変化(造船所のキャパ・納期)、電子制御関連等の受注リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし
- 中間財務諸表の作成に特有の会計処理:有(税効果会計に関する見積り等。詳細は添付資料参照)
- 監査:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外
- その他:中間キャッシュ・フロー計算書の表示方法変更(保険積立金の独立掲示)に伴う再表示あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6018 |
| 企業名 | 阪神内燃機工業 |
| URL | http://www.hanshin-dw.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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