2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:概ね会社予想どおり(会社の通期予想に対する言及は修正なし)。第3四半期(累計)は市場想定と大きな乖離は見られない旨の記載。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益 +3.3%、税引前四半期利益 +7.3%、親会社帰属当期利益 +29.7%)。
- 注目すべき変化:ヘルスサイエンス事業が大幅増(売上高 +78.7%)で寄与。ファンケルの連結範囲拡大(追加取得による完全子会社化)が主因。酒類は売上減(−3.1%)だが事業利益は増(+8.6%)。医薬事業は売上減・利益減。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上収益 2,440,000 百万円 等)に対する進捗は売上で約72%、事業利益で約80%とおおむね順調。会社は通期予想の修正を行っていない。
- 投資家への示唆:ヘルスサイエンスの買収・統合効果が短期で顕在化している一方、為替や一時的な買収関連費用・会計方針変更影響など特有要因の把握が必要。キャッシュ創出力(営業CF/当期純利益比 ≒1.4)や配当方針(通期予想配当 74円→増配)も注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:キリンホールディングス株式会社
- 主要事業分野:酒類(国内外のビール等)、飲料(キリンビバレッジ等)、医薬事業(協和キリン等)、ヘルスサイエンス(ファンケル、Blackmores等)
- 代表者名:麓 健志(資料冒頭の代表者記載に基づく)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(第3四半期累計、IFRS連結)
- セグメント(報告セグメント):
- 酒類事業:Lion、Four Roses、San Miguel等を含む飲酒用製品の製造・販売
- 飲料事業:キリンビバレッジ、Coke Northeast等の清涼飲料
- 医薬事業:協和キリン等の医薬品の製造・販売
- ヘルスサイエンス事業:ファンケル、Blackmores等の健康食品・化粧品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):914,000,000株(第3四半期末)
- 期中平均発行済株式数(四半期累計):810,055,848株
- 時価総額:–(開示資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料が第3四半期報告(11月発表)
- 株主総会、IRイベント等:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(当第3四半期累計:金額は百万円表示)
- 売上収益:1,756,117 百万円(前年同期 1,699,720 百万円、+3.3%)
- 通期会社予想 2,440,000 百万円に対する進捗率 ≒ 72.0%
- 事業利益(事業ベース):170,538 百万円(前年同期 162,042 百万円、+5.2%)
- 通期会社予想 212,000 百万円に対する進捗率 ≒ 80.4%
- 営業利益:144,826 百万円(前年同期 123,262 百万円、+17.5%)
- 税引前四半期利益:167,321 百万円(前年同期 156,005 百万円、+7.3%)
- 親会社帰属当期利益:1,028 億円=102,833 百万円(前年同期 793 億円=79,268 百万円、+29.7%)
- 通期会社予想 150,000 百万円に対する進捗率 ≒ 68.6%
- サプライズの要因:
- ヘルスサイエンス(主にファンケルの完全子会社化)による売上・利益の大幅押上。
- 酒類セグメントは為替の影響等で売上は減少したが、販売管理面や構成改善で利益は確保。
- 医薬は一部ライセンス収入や地域構成の影響で減収・減益。
- 会計方針変更(外貨換算等)やファンケル関連の非支配持分取得が一時的な会計・キャッシュ影響あり。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を修正していない。主要指標の進捗率は売上は72%、事業利益は約80%と収益性の進捗は良好。ただし当期利益の進捗は約69%で、下期の為替や事業動向に依存。
財務指標
(単位は特に断りがない場合 百万円。前年同期比は必ず%で記載)
- 損益計算書要点(第3四半期累計)
- 売上収益:1,756,117 百万円(+3.3%/+56,397 百万円)
- 売上総利益:831,890 百万円(+6.8%)
- 販売費及び一般管理費:661,352 百万円(+7.3%)
- 事業利益:170,538 百万円(+5.2%)
- 営業利益:144,826 百万円(+17.5%)
- 税引前四半期利益:167,321 百万円(+7.3%)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益:102,833 百万円(+29.7%)
- 基本的1株当たり四半期利益(EPS):127円(前年同期 98円、+29.7%)
- 収益性指標
- 営業利益率 = 営業利益/売上収益 ≒ 144,826 / 1,756,117 = 8.3%(参考:業種の一般目安は企業・地域によるが8%前後は飲料・酒類の中では標準〜良好の水準)
- ROE(簡易計算) = 親会社帰属当期利益 / 親会社帰属持分(期末) ≒ 102,833 / 1,169,779 = 8.8%(目安:8%以上で良好)
- ROA(簡易計算) = 親会社帰属当期利益 / 総資産 ≒ 102,833 / 3,310,110 = 3.1%(目安:5%以上が良好、現状はやや低め)
- 進捗率分析(通期会社予想に対する)
- 売上高進捗率:≈ 72.0%
- 事業利益進捗率:≈ 80.4%
- 親会社帰属当期利益進捗率:≈ 68.6%
- 過去同期間との比較:売上は堅調増、利益率改善で進捗は概ね妥当。
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF:169,723 百万円(前年同期 178,604 百万円、△8,881 百万円)
- 投資CF:△97,773 百万円(前年同期 △259,510 百万円→前年は買収等で大幅流出)
- 主な投資:有形固定資産取得や子会社株式取得(ファンケル関連の追加取得等)
- 設備投資(有形固定資産取得による支出):約103,655 百万円(累計、投資CF内)
- 財務CF:△49,336 百万円(前年同期 100,065 百万円)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):約71,950 百万円(169,723 − 97,773)
- 営業CF/当期純利益比率 ≒ 169,723 / 118,055 = 1.44(1.0以上で健全)
- 現金同等物残高:131,715 百万円(期末)
- 貸借対照表(第3四半期末)
- 資産合計:3,310,110 百万円
- 親会社の所有者に帰属する持分:1,169,779 百万円(自己資本比率 ≒ 35.3%(資料数値)※目安:40%以上で安定)
- 流動負債・固定負債等の詳細は資料参照
- 財務安全性
- 自己資本比率:35.3%(安定性の目安40%に対してやや低め)
- 流動比率、負債比率:詳細数値は表参照(総負債合計 1,852,966 百万円)
特別損益・一時的要因
- 主な一時的要因:
- ファンケルの追加取得(非支配持分取得)に伴う会計・キャッシュフローの影響(資金支出および非支配持分の減少を生じる)。資料注記により、追加取得により非支配持分やキャッシュに影響あり(数十億円規模、注記参照)。
- 会計方針の変更(IAS第21号関係の運用変更)による期首からの影響計上:該当影響額(減少)として約10,731 百万円の影響を計上(資料注記)。
- 一時的要因を除いた実質評価:ヘルスサイエンスの増益は本質的な買収統合効果だが、買収関連の一時的費用や会計処理の影響は継続性に乏しいため、継続性を評価する場合は除外ベースでの分析が必要。
配当
- 配当実績と予想(資料記載)
- 2025年通期予想:年間配当 74.00 円(中間 37.00 円、期末 37.00 円)
- 2024年実績:年間 71.00 円
- 増配:前年から +3 円
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:–(通期会社予想に基づく配当性向は資料未掲載、計算可:配当総額/親会社帰属当期利益見込みだがここでは記載なし)
- 株主還元方針:自社株買い等の特記事項は本資料上では明記なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 投資によるキャッシュ・フロー(第3四半期累計):△97,773 百万円(主に有形固定資産取得 △103,655 百万円 等)
- 減価償却費:営業CFにて 74,896 百万円(第3四半期累計の減価償却費等)
- 研究開発:
受注・在庫状況
- 受注・在庫:該当情報の詳細は資料に限定的。棚卸資産(流動資産内):361,091 百万円(前年末 358,985 百万円)。在庫回転日数等は資料未記載。→ 必要なら追加情報要請。
セグメント別情報(第3四半期累計)
(単位:億円、対前年増減は資料より)
- 酒類(報告セグメント)
- 売上収益:7,694 億円(前年同期比 −3.1%)
- 事業利益:909 億円(+8.6%)
- 主因:Lion の地域別為替影響等で売上は減少。Four Roses等は地域で堅調。構成改善で利益は確保。
- 飲料
- 売上収益:4,296 億円(+1.8%)
- 事業利益:527 億円(+3.9%)
- 主因:キリンビバレッジやCoke Northeastでの販売増とコスト対策。
- 医薬
- 売上収益:3,492 億円(−3.7%)
- 事業利益:611 億円(−13.8%)
- 主因:ライセンス収入の変動、地域別構成で利益圧迫。
- ヘルスサイエンス
- 売上収益:1,879 億円(+78.7%)
- 事業利益:127 億円(前年同期は損失→大幅改善)
- 主因:ファンケルの完全子会社化、Blackmores等の現地成長による押上げ。
競合状況や市場動向
- 競合・市場要因(資料からの言及)
- 為替変動(特に豪ドル、米ドル、現地通貨)が各海外事業の業績に影響。
- 原材料価格や物流コストの変動が飲料・酒類の収益性に影響し得る。
- ヘルスサイエンス領域は買収効果と地域別成長で高い伸びを示す(競合はグローバルな健康食品メーカー等)。
- 競合比較:個別同業他社との厳密比較は資料にないため要別途分析。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期会社予想(2025年12月期、会社公表)
- 売上収益:2,440,000 百万円
- 事業利益:212,000 百万円
- 親会社帰属当期利益:150,000 百万円
- 基本的1株当たり当期利益(通期予想 EPS):185.20 円
- 予想修正:当該発表時点で修正なし
- 会社予想の前提:為替等の前提は注記があるが、詳細前提値は通期予想資料参照(為替感応はリスク要因として明記)
- 予想の信頼性:過去の予想達成傾向や保守性についての明示的記載は本資料では限定的。第3四半期の進捗は概ね通期見通しと整合。
- リスク要因(主なもの):
- 為替変動、原材料コスト、海外事業の業績変動、規制・薬価等の医薬領域固有リスク、買収統合リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更:IAS第21号に関連する外貨換算の扱いを見直し、期首からの適用影響を計上(資料注記あり、影響額は約10,731 百万円の減少など)。詳細は注記参照。
- 企業再編・持分変動:ファンケルに関する追加取得に伴う非支配持分の変動、連結範囲の変更(完全子会社化)あり。これが第3四半期で業績・持分・CFに影響。
- その他重要事項:特段の訴訟等の記載は資料上なし。
(注)本要約は開示資料(2025年第3四半期連結決算短信および補足説明資料)に基づき作成。表記の数値は原資料の単位に従い、%は前年同期比を示す。資料に記載のない項目は「–」で示した。投資判断に関する助言は行っていない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2503 |
| 企業名 | キリンホールディングス |
| URL | http://www.kirinholdings.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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