2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:中間決算は会社の「通期予想(10月23日発表の修正を含む)」からの追加修正は無く、通期予想は据え置き。ただし中間の営業利益は前年同期比で大幅悪化(△89.0%)し、通期に対する進捗率は低水準(営業利益進捗率 約10.5%)。主因は欧州再生可能エネルギー関連の取引先に対する債権の回収不確実性に伴う売上取消・売上原価計上・貸倒引当などの一時的費用計上。
- 業績の方向性:売上高は増収(+3.5%)だが、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益はいずれも大幅減(営業利益 △89.0%、経常利益 △82.7%、中間純利益 △79.7%)。増収減益。
- 注目すべき変化(前年同期比):再生可能エネルギー関連の債権に関する処理により合計285億7,800万円(285億7,8百万円 = 28,578百万円)相当の債権のうち、未収利息1,176百万円を売上取消、残額を売上原価249億4,8百万円(24,948百万円)・貸倒引当2,419百万円・貸倒損失33百万円として計上。これが利益の大幅下押し要因。
- 今後の見通し:会社は既に10月23日の公表で通期業績予想(修正)を出しており、本資料時点で通期予想の修正はなし。通期見通しは当該損失等を織り込んだ前提の下で据え置かれている旨。
- 投資家への示唆:中間での利益急減は主に特定のプロジェクト関連の回収リスクに起因する一時的要因であり、通期予想は既にそれらを織り込んでいると会社は説明。ただし自己資本比率低下(12.8%)やファイナンス部門の損失発生などから資本・資金調達状況や追加の貸倒リスクの動向は継続注視が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:芙蓉総合リース株式会社
- 主要事業分野:リース・割賦、ファイナンス(貸付等)、その他(賃貸等)の金融サービス提供
- 代表者名:代表取締役社長 織田 寛明
- 上場コード:8424(東証)
- URL:https://www.fgl.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間:2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)、決算補足説明資料作成:有
- セグメント:
- リース及び割賦:ファイナンス・リース、オペレーティング・リース、割賦等(賃貸資産等の貸付/リース)
- ファイナンス:貸付等のファイナンス業務
- その他:その他事業(賃貸等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):90,863,430株(期中平均株式数(中間期):90,174,277株)
- 自己株式数:677,500株(中間期末)
- (注)2025年4月1日付で普通株式1→3株の株式分割を実施。前期比較は分割後ベースで算定。
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月9日
- その他IRイベント:決算説明会(機関投資家向け)開催あり
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想との比較)
- 売上高(中間):343,520百万円(前年同期比 +3.5%)
- 会社通期予想の売上(通期売上高の明示なし)に対する進捗は算出不可(通期売上目標の明示なし)。
- 営業利益(中間):3,568百万円(前年同期比 △89.0%)
- 通期予想 営業利益 34,000百万円に対する進捗率:約10.5%(低い進捗)
- 経常利益(中間):5,917百万円(前年同期比 △82.7%)
- 通期予想 経常利益 38,000百万円に対する進捗率:約15.6%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:4,623百万円(前年同期比 △79.7%)
- 通期予想 当期純利益 17,000百万円に対する進捗率:約27.2%
- サプライズの要因:
- 欧州での再生可能エネルギー関連プロジェクトに係る取引先(アライアンス先主導)の開発遅延・資金不足に起因する回収不確実性を受け、当該取引先に対する債権(合計285億7,8百万円)について未収利息1,176百万円の売上取消、売上原価として249億4,8百万円計上、貸倒引当金繰入24億1,9百万円、貸倒損失0.33億円を計上。これが営業利益を大幅に押し下げた主因。
- ファイナンス・セグメントが前年の113億2,6百万円の利益から181億5,4百万円(=18,154百万円)の損失へ大きく悪化。
- 通期への影響:
- 会社は10月23日の公表(債権取立不能等の公表)で通期見通しを修正済みであり、本中間発表時点で通期予想の追加修正は無し。したがって通期見通しは既に今回の損失等を織り込んでいる前提とされる。ただし、追加の回収不確実性や新たな貸倒発生リスクが生じた場合は通期見通しに与える影響が出る可能性があるため、回収状況の進捗を注視する必要あり。
財務指標(要点)
(単位:百万円、%は対前年または目安比較)
- 主な損益(中間:2025/4/1–2025/9/30)
- 売上高:343,520(+3.5%:前年331,984)
- 売上総利益:35,851(前年59,221)
- 販管費:32,283(前年26,906)
- 営業利益:3,568(△89.0%:前年32,315)
- 経常利益:5,917(△82.7%:前年34,285)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:4,623(△79.7%:前年22,812)
- 1株当たり中間純利益(潜在株式調整後):51.27円(前年252.70円、株式分割調整済)
- 収益性指標
- 営業利益率(中間):3,568 / 343,520 = 約1.04%(低水準。業種平均はセグメントにより異なるが、一般に高い収益率を期待する業種では改善余地あり)
- ROE(参考、単純計算):親会社株主に帰属する中間純利益 4,623 / 自己資本(会社公表値 464,203) ≒ 約1.0%(目安:8%以上が良好 → 低い)
- ROA(参考、単純計算):4,623 / 総資産 3,633,334 ≒ 約0.13%(目安:5%以上が良好 → 低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 営業利益進捗率:約10.5%(3,568 / 34,000)
- 経常利益進捗率:約15.6%(5,917 / 38,000)
- 当期純利益進捗率:約27.2%(4,623 / 17,000)
- コメント:営業利益の進捗が特に低く、下期の収益回復や費用動向が重要。
- 貸借対照表(主要項目、中間期末 2025/9/30)
- 総資産:3,633,334(前期末 3,567,110、+1.9%)
- 流動資産:2,276,974(現金及び預金 90,796)
- 固定資産合計:1,356,156
- 負債合計:3,112,031(前期末 3,035,896、+2.5%)
- 純資産合計:521,303(前期末 531,213、△1.9%)
- 自己資本比率:12.8%(前期末 13.3% → 低め/目安:40%以上で安定)
- 株主資本(会社開示の自己資本):464,203百万円(参考)
- キャッシュフロー:詳細なCF計算書は短信本文には開示が無いため記載無し(営業CF/投資CF/財務CF等:–)。ただし現金及び預金は66,598→90,796百万円と増加。
- 営業CF/純利益比率:–(営業CF数値不明)
- 流動性・財務安全性
- 直接調達比率:25.9%(前連結会計年度末と比べ0.1ポイント上昇)
- 短期借入金:544,699(前期 608,320、減少)
- 1年内返済予定の長期借入金:503,580(増加)
- 総じて負債依存度は高く、自己資本比率は低め。
- 四半期推移(QoQ):詳細なQoQテーブルは無し。ただし中間(上期)における損失計上が大きく、季節性に依らない一時要因が影響。
特別損益・一時的要因
- 特別項目の内訳(当中間期の主な一時的要因)
- 対象債権合計:285億7,8百万円(28,578百万円)
- 未収利息11億7,6百万円(1,176百万円)は売上取消(不計上)
- 残額を以下で計上:
- 売上原価:249億4,8百万円(24,948百万円)
- 貸倒引当金繰入:24億1,9百万円(2,419百万円)(販管費計上)
- 貸倒損失:0.33億円(33百万円)(販管費計上)
- 特別利益・損失(損益計算書)
- 特別利益合計:1,992百万円(負ののれん発生益1,040百万円等含む)
- 特別損失合計:222百万円(投資有価証券評価損等)
- 一時的要因の影響:上述の債権処理が営業利益・経常利益を大きく圧迫。会社はこれを個別プロジェクトに起因する回収不確実性として説明しており、今期中に同様の影響が継続するか否かが通期業績の鍵。
- 継続性の判断:今回の損失は特定の取引先・プロジェクトに起因するため「一時的要因」と位置付けられているが、プロジェクト進捗・回収見通し次第で追加影響の可能性あり。
配当
- 中間配当(実績):79.00円(1株当たり)
- 期末配当(予想):158.00円(1株当たり)※会社は配当予想の修正無し
- 年間配当予想(会社):79.00(中間) + 158.00(期末) = 237.00円(配当予想に修正無し)
- (注)2025年4月1日の株式分割(1→3)を考慮した表示
- 配当利回り:–(株価情報は短信に記載なし)
- 配当性向(参考値):通期予想EPS 188.52円に対する配当237.00円 → 配当性向 約125.8%(参考計算、100%超で高水準)。
- 注意:配当性向は分割・特殊要因・会計上の調整で変動するため参考値。
- 株主還元方針:自社株買いについての近日の記載は無し。株式給付信託(BBT)導入あり(期末自己株式数に含む)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(短信本文に明示的記載なし)
- 減価償却費:–(明示なし)
- R&D費用:–(明示なし)
- 備考:当該短信は主に財務・債権関連の開示に重き。設備投資やR&Dの詳細は有価証券報告書等で確認推奨。
受注・在庫状況(該当する業種)
- 契約実行高(中間累計):1,011,133百万円(前年同期比 +20.1%) — 契約実行高は増加
- セグメント別の特徴:
- リース及び割賦(契約実行高):229,992百万円(△13.2%)
- ファイナンス(契約実行高):781,103百万円(+35.4%)
- その他:37百万円(△78.2%)
- 営業資産残高(期末):3,085,138百万円(前期末比 +0.4%)
- リース及び割賦合計:1,907,861百万円(△1.1%)
- ファイナンス残高:1,145,813百万円(+3.3%)
- 在庫的概念(貸出・賃貸資産等):棚卸に相当する記載はなし。営業資産残高の構成と変動を注視。
セグメント別情報
- リース及び割賦(中間・外部売上高):292,167百万円(前年同期比 +?(表は前年285,181→292,167:+2.4%))
- セグメント利益:19,287百万円(前年22,387百万円、△13.8%)
- 営業資産残高(期末):1,907,861百万円(前期末1,929,673百万円、△1.1%)
- ファイナンス(中間・外部売上高):19,889百万円(+11.7%)
- セグメント損失:△18,154百万円(前年は113,2xx百万円の利益)—大幅悪化(主因は前述の債権関連損失)
- 営業資産残高(期末):1,145,813百万円(+3.3%)
- その他(中間・外部売上高):31,464百万円(+8.5%)
- セグメント利益:10,721百万円(+76.1%)
- セグメント戦略:短信では各セグメントの戦略詳細は限定的。ファイナンス契約実行高は増加しているものの、特定案件の信用リスク発現が収益に大きく影響。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との整合性:短信内に中期計画進捗の数値的言及は無し。契約実行高は増加(+20.1%)しているが、利益面は特定案件の貸倒等で押し下げられているため、計画達成の評価は回収動向に依存。
- KPI達成状況:特段の開示無し。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:短信に同業他社との定量比較は無し。リース・ファイナンス業界では金利動向・信用リスクが業績に影響するため、同行動向や金利環境を参照する必要あり。
- 市場動向:再生可能エネルギー案件に関連するプロジェクトファイナンスのリスク顕在化が今回の業績に影響。業界全体でのプロジェクトリスク管理が重要。
今後の見通し
- 業績予想(通期、会社公表値)
- 営業利益:34,000百万円(△47.5%)
- 経常利益:38,000百万円(△45.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:17,000百万円(△62.5%)
- 1株当たり当期純利益(通期予想):188.52円
- 直近に公表されている業績予想からの修正:無し(10月23日の発表で修正済み)
- 会社予想の前提:短信に詳細の前提(為替・金利等)は限定的。通期見通しは既に当該債権処理を織り込んでいる旨の説明。
- 予想の信頼性:会社は通期予想の前提に基づく説明を行っているが、引き続き再生可能エネルギー関連の回収状況や金利・資金調達環境がリスク要因。過去の予想達成傾向の記載は無し。
- リスク要因:主要リスクは債権回収不確実性の拡大、金利上昇による調達コスト、為替変動、投資先/取引先の信用リスク等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外である旨の注記あり。
- 株式分割:2025年4月1日付で普通株式1→3株の分割実施(各1株当たり表示は分割後ベースで算定)。
(注)資料の記載に基づき整理しました。不明・未開示の項目は「–」で記載しています。本まとめは法令に基づく投資助言ではなく、提供資料の要約・整理です。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8424 |
| 企業名 | 芙蓉総合リース |
| URL | http://www.fgl.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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