2026年6月期 第1四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 社会実装(Phase3)に向けた先行投資フェーズを継続し、今期は営業赤字を織り込む。収益計上は下期偏重のため通期計画に変更なし。発振器の内製化を進め、コストダウンとリードタイム短縮を図る。
- 業績ハイライト: 売上高44百万円(前年同期比-36.2%)/売上総利益27百万円(同-47.4%)でQ1は低水準。営業損失は255百万円(前期-194百万円、損失額ベースで約31%悪化)。通期対比の売上進捗は3.3%(12ヶ月ベース)/2.7%(15ヶ月ベース)と低いが、契約済ベースの進捗は29.9%/24.4%と比較的良好。
- 戦略の方向性: 既存のマイクロ波ソリューション(提携事業)を中核に、発振器の内製化によるコスト改善と標準化を行い、2030年に向けPhase3(実機導入)を5件実装することでFY2030で売上高100億円を目指す。並行して新規事業やSmall M&Aで継続収益源を模索。
- 注目材料: 横浜ラボ開設(発表6月19日/稼働7月1日表記あり)によるマイクロ波発振器の内製化プロジェクト本格始動。2026年度末に試作機完成→各案件供給→量産整い次第外部販売検討。
- 一言評価: 「下期偏重の成長投資フェーズへ移行中。契約パイプラインは積み上がっているが、短期業績は不安定。」
基本情報
- 説明会情報: 開催日時:資料日付 2025年8月5日(決算説明資料)/説明会形式:–(資料ベースの開示)/参加対象:投資家・アナリスト想定
- 説明者: 発表者(役職):–(資料に具体名・役職の記載なし)/発言概要:上記エグゼクティブサマリー相当(先行投資、下期偏重、内製化の方針)
- セグメント: 事業フェーズ別(社内セグメント)
- Phase1:研究開発フェーズ(報告書・サンプル提出時に収益認識)
- Phase2:実証開発フェーズ(開発・実証を伴う受託)
- Phase3:実機導入(装置販売、社会実装)
- Phase4:製造支援フェーズ(量産支援等)
業績サマリー
- 主要指標:
- 営業収益(売上高):44百万円、前年同期比-36.2%(良/悪い目安:低水準。通期進捗約3%)
- 売上総利益:27百万円、前年同期比-47.4%(対売上比62.3%、前年Q1比75.5%→-13.2pt;目安:粗利率低下)
- 営業利益(営業損益):-255百万円(損失)、前期-194百万円、損失額は61百万円拡大(損失額ベースで約31%悪化)
- 経常利益:-259百万円、前年同期-196百万円(損失拡大 約32%)
- 純利益(税引後):-260百万円、前年同期-196百万円(損失拡大 約33%)
- 1株当たり利益(EPS):–(記載なし)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(売上):通期計画(26/3基準 12ヶ月1,317百万円)に対し進捗3.3%、(26/6基準 15ヶ月1,613百万円)に対し2.7%(目安:低い)
- サプライズの有無:通期計画の修正はなし。Q1の売上は通期比低いが、契約済ベースにより下期偏重を理由に変更なしと表明(サプライズは無し)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(売上):3.3%(12ヶ月ベース)、2.7%(15ヶ月ベース)→低進捗(ただし収益は下期偏重)
- 契約済ベースでの売上見込み進捗:契約済ベース393百万円に対し進捗率29.9%(12ヶ月)、24.4%(15ヶ月)→契約ベースでは概ね良好(目安:中程度)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:現時点でFY2030目標(売上高100億円)へは初期段階。Phase3実装計画5件/2030年目標は長期観点。
- 過去同時期との進捗率比較:前年Q1売上69百万円→本Q1 44百万円(-36.2%)
- セグメント別状況(Q1実績、比率はQ1売上44百万円に対する概算)
- Phase1:売上1百万円(前年Q1 9百万円、-88.8%)—寄与約2.3%(目安:ほぼ立ち上がらず)
- Phase2:売上32百万円(前年Q1 59百万円、-44.3%)—寄与約72.7%(従来の中核)
- Phase3:売上10百万円(前年Q1 無し)—寄与約22.7%(今後拡大期待)
- Phase4:売上0百万円(前年Q1 0)
- 収益構成:Phase2が中心。契約済ベースではPhase2に大きく依存。
業績の背景分析
- 業績概要: Q1は顧客側の予算タイミングと当社収益認識の仕組みにより下期に収益が偏重する構造。大型案件完了タイミングが業績に影響。契約ベースではパイプラインが積み上がっているが、実際の収益化は下期に集中。
- 増減要因:
- 減収の主要因:顧客の新年度予算確定タイミングによる共同開発の着手・検収時期の下期偏重、大型案件の未完了。
- 増益/減益の主要因:固定的な販管費(先行投資フェーズ)により営業赤字。加えてマイクロ波発振器の外注コスト増・納期長期化が提携事業の粗利を圧迫。
- 競争環境: 資料上の詳細比較は無し。マイクロ波加熱/装置分野で技術標準化と実績蓄積が競争優位の鍵。
- リスク要因: 収益の下期偏重・顧客集中、発振器供給の外部依存(サプライチェーン・コスト・納期リスク)、大型Phase3案件の実装遅延、財務指標(累積損失)による資金繰りリスク。
戦略と施策
- 現在の戦略: マイクロ波ソリューションを中核に、提携事業の深化(鉱山プロセス、ケミカルリサイクル、炭素繊維)と並行して新規事業創出を推進。2030年に売上高100億円を目標。Phase3(実機導入)を5件実装する計画。
- 進行中の施策:
- 発振器内製化プロジェクト(横浜ラボ開設、技術者採用、2026年度末に試作機完成予定→各案件へ供給→量産化・外販検討)
- 鉱山プロセス等の標準実証装置への投資、既存ベンチ装置のアップグレード。
- セグメント別施策:
- Phase2→3の移行促進(標準化による粗利改善・リードタイム短縮)
- Phase3(実機導入)で大型単価(数億〜数十億円)を目指す
- 新たな取り組み: MW以外の新規ソリューション提供、半導体材料領域などへのMW展開、Small M&Aによる能力補強。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 次期業績予想(通期):資料では26/3基準 通期売上1,317百万円、26/6基準 通期売上1,613百万円(いずれも先行投資で営業赤字計画)
- 予想の前提条件:主に顧客の共同開発検収時期の分布(下期偏重)および契約進捗。為替やその他マクロ前提の明示は無し。
- 経営陣の自信度:通期計画は据え置き(下期偏重を理由)で、契約ベースの進捗を挙げつつ先行投資の必要性を強調。長期目標(2030)は強めに表明。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:無し(経営陣は通期計画を維持)
- 修正理由:該当なし(通期計画の前提として収益は下期偏重のため)
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期経営計画(〜2030):売上高100億円目標、Phase3実装5件(5年で計130〜140億円の売上計画との記載あり)。現在は初期段階でKPI(新規契約数、契約総数、Phase別売上高)で進捗管理。
- 売上高目標:FY2030 売上高100億円(目標)、現時点進捗は限定的(契約済ベースは393百万円)
- 利益目標:中期の粗利改善・量産化による改善を目指すが短期は営業赤字計画。
- その他KPI:新規契約獲得数、契約総数、契約済ベース金額(開示あり)
- 予想の信頼性: 過去の季節性と顧客予算タイミングの影響で予測は下期不確実性あり。経営は決算期変更で予算精度向上を図るとしている。
- マクロ経済の影響: 資料に明示的言及なしが、顧客投資環境(化学企業のR&D投資)、為替・金利・サプライチェーンが影響する可能性。
配当と株主還元
- 配当方針: –(資料内記載なし)
- 配当実績: 中間配当:–、期末配当:–、年間配当:–(資料に記載なし)
- 特別配当: 無し(記載なし)
- その他株主還元: 自社株買い、株式分割等の記載なし
製品やサービス
- 製品: マイクロ波発振器・加熱装置(装置販売はPhase3)、標準ベンチ装置のアップグレード、発振器の内製化・試作機(横浜ラボで開発)
- サービス: 共同開発(報告書・サンプル提出による収益認識)、ライセンス(契約一時金・ランニングロイヤルティ)
- 協業・提携: 提携事業を通じた社会実装(顧客例:鉱山プロセス、ケミカルリサイクル、炭素繊維の案件等)
- 成長ドライバー: Phase3の実機導入(大型収益)、発振器内製化による利益改善、新規事業(MW以外含む)とSmall M&A
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答:資料内Q&Aの記載なし(–)
- 経営陣の姿勢:説明文・資料からは成長に向けた先行投資と実務的施策(内製化、ラボ設立)を重視する姿勢が読み取れる
- 未回答事項:短期の資金繰り見通し(詳細)やEPS予測、配当方針などは明示されていない(–)
経営陣のトーン分析
- 自信度:中立〜前向き。長期戦略(2030目標)に自信を示す一方、当面の収益は下期偏重で先行投資を認めるトーン。
- 表現の変化:決算期変更で予算策定精度改善を図る等、実務的改善を強調(前回説明会との比較は資料に限定的なため明確化不可)。
- 重視している話題:提携事業の社会実装、発振器内製化、Phase3実機導入の実現性。
- 回避している話題:短期EPS・配当方針・詳細な資金計画には踏み込んでいない。
投資判断のポイント(情報整理)
- ポジティブ要因:
- 契約済ベース393百万円(通期計画に対し29.9%/24.4%)とパイプラインは存在。
- 発振器内製化(横浜ラボ)でコストダウン・納期短縮→長期的に粗利改善の可能性。
- 決算期変更で予算精度向上を図る施策。
- ネガティブ要因:
- Q1売上44百万円と低水準、営業損失拡大。
- 収益の下期偏重・顧客依存度が高く、案件完了タイミングに業績が左右されやすい。
- 累積損失が大きく(利益剰余金はマイナス)、財務面の脆弱性リスク。
- 不確実性:
- Phase3の実機導入(大型案件)実現時期と数。
- 発振器試作→量産化の技術的成功と外販の可否。
- 注目すべきカタリスト:
- 発振器の試作機完成(2026年度末予定)および各案件への供給開始。
- Phase3案件の受注/納品(大型契約)。
- 四半期ごとの契約数/契約済ベースの増加、通期での収益認識状況。
重要な注記
- 会計方針: 収益は顧客の検収完了時に認識(共同開発は報告書・サンプル検収時点)。ランニングロイヤルティは顧客販売に基づき認識。
- 決算期変更: 期末を3月→6月に変更(本期は15ヶ月の変則決算)。背景は顧客予算確定時期と自社の予算策定タイミングの整合性向上のため。
- リスク要因: 収益の季節性/顧客予算動向、発振器供給の外部依存とその改善の不確実性など。
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企業情報
| 銘柄コード | 9227 |
| 企業名 | マイクロ波化学 |
| URL | https://mwcc.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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