企業の一言説明
GlobeeはAI英語学習プラットフォーム「abceed」の開発・運営を手掛ける、EdTech市場で高い成長性を持つ企業です。
投資判断のための3つのキーポイント
- 高成長と優れた収益性: AI英語学習プラットフォーム「abceed」を主力とし、売上高は年率20%超で成長。過去12か月のROEは約30%、営業利益率も約20%と非常に高い水準を誇ります。
- 積極的に成長投資を継続: 短期的な利益は成長投資(広告宣伝費、コンテンツ・機能開発、無形固定資産取得)によって一時的に減少しているものの、有料会員数・法人導入社数は堅調に増加しており、将来の成長への布石と見られます。
- 注意すべき株価変動とバリュエーション: 株価は過去1年で大幅に下落し、52週高値から大きく調整中。一方で、業界平均PERと比較すると割安に見えますが、利益水準が短期的に伸び悩む可能性と高ボラティリティには注意が必要です。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | S | 非常に良好 |
| 収益性 | S | 非常に良好 |
| 財務健全性 | B | 普通 |
| バリュエーション | S | 非常に割安 |
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 674.0円 | – |
| PER | 15.7倍 | 業界平均66.2倍 |
| PBR | 3.29倍 | 業界平均3.5倍 |
| 配当利回り | 0.0% | – |
| ROE | 29.67% | – |
1. 企業概要
Globeeは、AI英語学習プラットフォーム「abceed」を主力事業として展開する日本のEdTech企業です。スマートフォンアプリやWebで利用可能な「abceed」は、AIによるパーソナライズされた学習体験を提供し、英語学習者の効率的なスキル向上を支援しています。さらに、英語コーチングスクール「ABCEED ENGLISH」や、教育機関向けの学習管理システム「abceed for school」も提供しており、BtoCとBtoBの両面で収益を上げています。主要コンテンツのライセンス契約により、多様な教材に対応している点が技術的独自性と参入障壁の一因となっています。
2. 業界ポジション
Globeeは、EdTechの中でも特にAIを活用した英語学習分野において、革新的なサービスを提供し存在感を高めています。近年、EdTech市場は成長を続けており、同社はAI技術と豊富な学習コンテンツを組み合わせることで、競合他社との差別化を図っています。アプリストアのランキングや有料会員数の増加を見るに、個人ユーザーからの支持も厚いと考えられます。財務指標面では、PER15.7倍が業界平均66.2倍を大幅に下回り、PBR3.29倍が業界平均3.5倍とほぼ同水準であることから、株価バリュエーション上は相対的な割安感があると言えます。
3. 経営戦略
Globeeは、AI英語学習プラットフォーム「abceed」の機能強化とコンテンツ拡充、そして法人導入の加速を成長戦略の柱としています。直近の決算短信では、ユーザー数や有料会員数、導入法人数がいずれも堅調に伸びていることが報告されており、この戦略が奏功していることが示唆されます。一方で、広告宣伝費や無形固定資産取得を目的とした投資が大幅に増加しており、積極的な成長投資フェーズにあると言えます。また、2026年1月14日に発表された自己株式取得(上限280,000株、上限額2億10百万円)は、資本効率の改善だけでなく、将来的な業務提携やM&Aのための選択肢を広げる意図もあるとされており、今後の企業成長に向けた動きとして注目されます。
4. 財務分析
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 3/9 | △普通(一部に改善余地あり) |
【収益性】
| 指標 | 値 | ベンチマーク | 評価 |
|---|---|---|---|
| 営業利益率(過去12か月) | 19.80% | 5%以上 | 優良 |
| ROE(過去12か月) | 29.67% | 10%以上 | 優良 |
| ROA(過去12か月) | 12.25% | 5%以上 | 優良 |
解説: Globeeの収益性は非常に高く、いずれの指標もベンチマークを大幅に上回っています。特にROEは29.67%と、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す力が優れていることを示しています。営業利益率も約20%と高く、本業での収益力が非常に強い状態です。
【財務健全性】
| 指標 | 値 | 目安 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 自己資本比率(直近中間期) | 46.7% | 40%以上 | 良好 |
| 流動比率(直近四半期) | 149% | 150%以上 | ほぼ良好 |
解説: 自己資本比率は46.7%と安定した水準を維持しており、財務基盤は健全と言えます。流動比率も約149%と、短期的な支払い能力も問題ないレベルにあります。Piotroski F-Scoreの財務健全性スコアは0/3と低いですが、これは過去の負債比率や流動比率と比較する項目でデータが不足しているためと考えられます。
【キャッシュフロー】
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 営業CF(過去12か月) | 540,000千円 |
| 投資CF(直近中間期) | △112,643千円 |
| 財務CF(直近中間期) | △20,378千円 |
| フリーCF(過去12か月) | 310,880千円 |
解説: 営業キャッシュフローは540,000千円と潤沢で、本業で安定して現金を稼ぎ出しています。投資活動によるキャッシュフローは無形固定資産(コンテンツ開発など)への投資が主な要因であり、将来の成長に向けた先行投資を積極的に行っている証拠です。フリーキャッシュフローも310,880千円と十分にプラスであり、企業の事業活動で生み出された現金を自由に使える余裕があることを示しています。
【利益の質】
| 指標 | 値 | 評価 |
|---|---|---|
| 営業CF/純利益比率 | 2.00 | S (優良:キャッシュフローが利益を大幅に上回る) |
解説: 営業キャッシュフローが純利益の2倍である「営業CF/純利益比率2.00」は、利益の質が極めて高いことを示します。これは、計上されている利益が、現金収入を伴う実体のあるものであることを意味し、会計操作による見せかけの利益ではないという安心材料となります。
【四半期進捗】
2026年5月期 第2四半期の中間実績は、通期予想に対して売上高進捗率47.3%、営業利益進捗率62.8%、当期純利益進捗率64.4%でした。利益面の進捗率は売上高を上回っており、中間期時点では通期目標達成に向けて順調な推移と見られます。ただし、増収減益の要因となった販管費(特に広告宣伝費)の動向が下期の利益を左右する鍵となります。直近の売上高・営業利益の四半期単独推移の具体的なデータは開示されていません。
5. 株価分析
【バリュエーション】
| 指標 | 値 | 業界平均 | 判定 |
|---|---|---|---|
| PER (会社予想) | 15.7倍 | 66.2倍 | 割安 |
| PBR | 3.29倍 | 3.5倍 | 適正 |
解説: GlobeeのPER15.7倍は、情報・通信業の業界平均PER66.2倍と比較して著しく低い水準にあり、大幅な割安感を示しています。これは、会社予想EPSが前年度実績から減少する見込みであること(先行投資の増加による)が背景にあると推測されます。PBR3.29倍は業界平均3.5倍とほぼ同水準であり、純資産価値と比較した株価は適正と判断できます。業界平均PER基準で算出した目標株価は3,499円、PBR基準では721円となるため、PERからの割安感が際立っています。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | – | 短期トレンドに明確な方向性なし |
| RSI | 中立 | – | 買われすぎでも売られすぎでもない |
解説: 現在のテクニカルシグナルは中立を示しており、短期的には明確なトレンドの兆候は見られません。
【テクニカル】
現在の株価674.0円は、52週高値1,200円からは大幅に下落(約44%下落)しており、52週安値606円に近い位置(レンジの11.4%地点)にあります。移動平均線を見ると、現在株価は5日移動平均線(676.40円)を下回り、75日移動平均線(721.40円)と200日移動平均線(828.69円)をも大きく下回っています。一方で、直近で25日移動平均線(644.32円)は上回っており、短期的には下落基調に一服感が見られるものの、中期・長期的な下落トレンドは継続していると解釈できます。
【市場比較】
| 期間 | 株式リターン | 市場リターン(日経平均) | ポイント差(株式優劣) |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | +8.71% | +4.93% | +3.78% |
| 3ヶ月 | -16.89% | +7.24% | -24.13% |
| 6ヶ月 | -27.53% | +32.54% | -60.07% |
| 1年 | -27.68% | +37.46% | -65.14% |
| 期間 | 株式リターン | 市場リターン(TOPIX) | ポイント差(株式優劣) |
| —— | ————- | ————————- | ———————— |
| 1ヶ月 | +8.71% | +4.33% | +4.38% |
解説: 直近1ヶ月では日経平均およびTOPIXを上回るパフォーマンスを見せていますが、3ヶ月、6ヶ月、1年といった中長期の期間では大幅に市場を下回っています。これは、市場全体が上昇する中で、Globeeの株価が軟調に推移したことを示唆しています。
6. リスク評価
【注意事項】
⚠️ 信用倍率0.00倍(信用売残0株)。供給サイドの流動性が極めて低い状況に注意が必要です。また、年間ボラティリティ56.20%、過去1ヶ月で株価が大きく変動しているため、売買時に価格変動リスクが高いです。
【定量リスク】
- ベータ値: 0.03
- 年間ボラティリティ: 56.20%
- 最大ドローダウン: -34.69%
解説: ベータ値が0.03と非常に低く、市場全体の動きに対する株価の連動性が小さいことを示しています。しかし、年間ボラティリティは56.20%と非常に高く、株価が大きく変動しやすい特性を持っています。仮に100万円投資した場合、年間で±56.2万円程度の変動が想定され、投資家にとってはリスクが高い銘柄と言えます。最大ドローダウンが-34.69%であることから、過去には約35%の下落を経験しており、今後も同程度の急落が起こりうる可能性があることを考慮する必要があります。シャープレシオ0.93は、リスクに見合うリターンが平均よりやや下回ることを示唆しています。
【事業リスク】
- 成長投資と利益のバランス: 広告宣伝費やコンテンツ開発費の大幅な増加が、短期的な販管費を押し上げ、利益を圧迫するリスクがあります。成長のための投資が期待通りのリターンを生み出さない場合、収益性がさらに悪化する可能性があります。
- 競合環境の変化: AI英語学習市場への新規参入や、既存大手企業のサービス強化により、競争が激化するリスクがあります。これに伴い、ユーザー獲得コストの上昇や、コンテンツライセンス獲得競争の激化が利益率を押し下げる可能性があります。
- 技術革新とユーザーニーズの変化: AI技術や学習方法の進化、ユーザーの学習ニーズの変化に迅速に対応できない場合、サービスの陳腐化やユーザー離れを招く可能性があります。
7. 市場センチメント
信用買残が83,900株あるものの、信用売残が0株であるため、信用倍率は0.00倍と算出されています。これは株式の売り圧力が極めて低いことを示す一方で、今後のショートカバーによる株価上昇の期待が薄いこと、あるいは機関投資家などの空売りがほとんど入っていないことを示唆しています。出来高が少なめに推移しており、需給バランスが崩れると株価が大きく変動するリスクも孕んでいます。
主要株主は代表者である幾嶋研三郎氏が63.55%を保有しており、経営基盤は非常に安定していますが、一方で市場での流通株式(浮動株)が少ないため、流動性が低い傾向にあります。
8. 株主還元
Globeeは現在、配当を実施しておらず、配当利回りは0.0%、配当性向も0.0%です。そのため、配当による株主還元は現時点では期待できません。しかしながら、会社は2026年1月14日に自己株式取得(上限280,000株、上限額2億10百万円)の取締役会決議を行っており、これは株主価値向上を意識した姿勢であると評価できます。自己株式取得は、一株当たりの価値を高める効果があるとともに、資本効率の改善や将来のM&A/提携などの戦略的な活用が期待されます。
SWOT分析
強み
- AI英語学習プラットフォーム「abceed」の事業優位性と成長性
- 高い収益性(ROE約30%、営業利益率約20%)と潤沢なフリーキャッシュフロー
弱み
- 成長投資に伴う短期的な利益率の低下懸念
- 低い信用売残と出来高による供給サイドの流動性リスク
機会
- 拡大するEdTech市場とAI技術の進化によるサービス強化
- 法人導入数増加による収益基盤の拡大
脅威
- 競合他社の参入や既存企業による競争激化
- 広告宣伝費やコンテンツライセンス費用の上昇による利益圧迫
この銘柄が向いている投資家
- 高成長と高収益性を評価する成長株投資家: 赤字覚悟ではなく、堅調な売上成長と高い利益率を背景にした長期的な成長性を重視する投資家。
- EdTech分野の将来性を信じるテーマ投資家: 教育のAI化やオンライン化といったEdTechトレンドに沿った企業への投資に関心がある投資家。
- ボラティリティ耐性のある投資家: 株価の大きな値動きを許容でき、短期的な下落局面でも長期保有を継続できる投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 利益水準は高いものの、積極的な成長投資により短期的に利益成長が鈍化する可能性があります。会社の投資計画と実際の成果を継続的に確認する必要があります。
- 信用倍率が極めて低いことや出来高の少なさは、流動性リスクを示唆しています。株価が急変する可能性も考慮し、慎重な売買が求められます。
今後ウォッチすべき指標
- 有料会員数・導入法人数の四半期ごとの推移: 主力事業の成長性を示す最も重要な指標です。目標値は有料会員数15万人超、導入法人数700件超。
- 広告宣伝費と営業利益率のバランス: 成長投資が利益率にどれだけ影響するか、その費用対効果を評価する必要があります。営業利益率15%以上を維持できるか。
- 自己株式取得の進捗: 取得状況と、取得した自己株式の今後の活用方針(M&A、消却など)に注目し、株主還元の姿勢や成長戦略との関連性を確認します。
10. 企業スコア(詳細)
成長性:S
根拠: 過去12か月の売上高成長率は堅調であり、2026年5月期の通期売上高予想も前期比+24.6%増と非常に高い成長率を見込んでいます。Quarterly Revenue Growth (前年比)も24.70%と、年間15%以上の成長を継続しているため、S評価とします。
収益性:S
根拠: 過去12か月のROEは29.67%、営業利益率は19.80%と、それぞれS評価基準であるROE15%以上、営業利益率15%以上を大幅に上回っています。本業での稼ぐ力が非常に優れていると判断できます。
財務健全性:B
根拠: 直近中間期の自己資本比率は46.7%でA評価基準(40-60%)を満たし、流動比率も149%と良好ですが、A評価基準の150%にはわずかに届きません。Piotroski F-Scoreが3/9と低い点がやや懸念材料ですが、キャッシュフローの健全性や自己資本比率の安定性を考慮し、総合的にはB評価とします。
バリュエーション:S
根拠: 会社予想PER15.7倍は、業界平均PER66.2倍と比較して非常に低く、S評価基準(業界平均の70%以下)を大幅に下回るためS評価とします。PBRは業界平均並みですが、PERの圧倒的な割安感が際立っています。これは、現時点では市場が同社の将来の利益成長に懐疑的であるか、あるいは中長期的な成長投資による短期的な利益減少を織り込んでいる可能性があります。
企業情報
| 銘柄コード | 5575 |
| 企業名 | Globee |
| URL | https://globee.io/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 674円 |
| EPS(1株利益) | 43.27円 |
| 年間配当 | 0.00円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 11.4% | 26.8倍 | 1,985円 | 24.1% |
| 標準 | 8.8% | 23.3倍 | 1,532円 | 17.9% |
| 悲観 | 5.3% | 19.8倍 | 1,106円 | 10.4% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 674円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 762円 | ○ 12%割安 |
| 10% | 951円 | ○ 29%割安 |
| 5% | 1,201円 | ○ 44%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.17)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。
企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。