企業の一言説明

BIPROGYは、多様な業界向けにシステムインテグレーション、クラウドコンピューティング、アウトソーシングサービスを展開する国内有数の情報サービス大手です。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 盤石な財務基盤と高い利益創出力: Piotroski F-Scoreは満点の9/9で「優良」評価、継続的な増収増益と潤沢なキャッシュフローを維持しており、健全な企業体質が強みです。
  • DX需要を捉えた成長戦略と安定した株主還元: クラウド、AI、ブロックチェーンなどの新技術を積極的に取り入れ、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援することで持続的な成長を目指しています。また、年間120円の増配予想と継続的な自己株式取得により、安定した株主還元策を実行しています。
  • 注意すべき株価の相対的弱さと信用倍率の高さ: 足元では日経平均やTOPIXに対して株価が劣後しており、信用倍率も高水準にあるため、将来的な需給悪化による売り圧力には注意が必要です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 A 良好な成長
収益性 S 非常に優良
財務健全性 S 極めて優良
バリュエーション C やや割高感

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 5,213.0円
PER 17.4倍 業界平均23.2倍 (割安)
PBR 2.89倍 業界平均2.3倍 (割高)
配当利回り 2.30%
ROE 18.26%

1. 企業概要

BIPROGYは、旧日本ユニシスとして長きにわたり国内IT業界を牽引してきた大日本印刷系の情報システム大手です。クラウドコンピューティング、アウトソーシング、システムインテグレーション(SI)、ソフトウェアおよびハードウェア販売を中核事業としています。特に金融、流通、空運といった特定業種に強固な顧客基盤を持ち、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能(AI)、ブロックチェーン、IoTなどの先端技術を活用したソリューション提供に注力し、企業の変革を支援する収益モデルを確立しています。長年の実績と幅広い事業ポートフォリオを通じた技術的知見が、同社の参入障壁となっています。

2. 業界ポジション

BIPROGYは、日本の情報サービス業界において主要なSIer(システムインテグレーター)の一角を占めています。特定の業界に特化したソリューション提供力と、大規模システム構築・運用の実績が強みです。競合他社と比較して、金融、流通、空運業界における深い知見と顧客への浸透度が競争優位性となっています。
各種指標を業界平均と比較すると、現在のPER(株価収益率)は17.4倍と業界平均23.2倍を下回っており、利益面から見れば割安感があります。一方、PBR(株価純資産倍率)は2.89倍と業界平均2.3倍を上回っており、純資産面から見るとやや割高とも解釈できます。

3. 経営戦略

BIPROGYは、「Vision2030」を掲げ、持続性のある事業ポートフォリオの構築と経営資源の最適配分を推進する中期経営方針を実行中です。特に、Data&AI領域を始めとする成長事業への注力により、DXニーズが高まる市場環境を積極的に捉える戦略を取っています。また、BankVisionのような業界特化型ソリューションやAIMSTARなどの先進技術を活用したサービスで事業を牽引しています。
直近では2026年3月期第2四半期決算において、売上高の通期予想を上方修正し、強固な事業基盤とDX需要の取り込みによる事業進捗がうかがえます。株主還元策として、年間配当の増配と自己株式取得も継続的に実施しており、資本効率の改善にも意欲的です。
今後のイベントとしては、2026年2月4日午前6時30分(UTC)に次回の四半期決算発表が、2026年3月30日午前0時(UTC)に配当落ち日が予定されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

BIPROGYのPiotroski F-Scoreは、非常に優れた9/9点で「S:優良」と判定されます。これは、同社の財務が収益性、財務健全性、効率性の全ての面で極めて良好な状態にあることを示唆しています。

項目 スコア 判定
総合スコア 9/9 S: 優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 3/3 良好
財務健全性 3/3 優良
効率性 3/3 良好

収益性スコア (3/3): 純利益および営業キャッシュフローがともにプラスであり、ROA(総資産利益率)も8.38%とゼロを大きく上回っています。これは、企業が利益を着実に生み出し、事業活動を通じて現金を創出する能力が高いことを示しています。
財務健全性スコア (3/3): 流動比率が1.6と基準(1.5以上)を満たし、短期的な支払い能力に問題がないことを示します。D/Eレシオ(負債資本倍率)は0.218と低く、負債依存度が低い健全な財務体質です。また、株式の希薄化も発生していません。
効率性スコア (3/3): 営業利益率が11.62%と高い水準を維持し、ROE(自己資本利益率)も18.26%と資本効率が良いことを示します。さらに、四半期売上成長率も10.9%とプラスを記録しており、事業活動が効率的に拡大していることが評価されます。

【収益性】

BIPROGYの収益性は非常に高く、安定した成長を見せています。

  • 営業利益率(過去12か月): 11.62%
  • ROE(過去12か月): 18.26%
  • ROA(過去12か月): 8.38%

ROE 18.26%は一般的な目安とされる10%を大きく上回り、株主資本を効率的に活用して利益を生み出している優良な企業と言えます。ROA 8.38%も目安の5%を上回っており、総資産に対する収益性も良好です。営業利益率も11.62%とITサービス業界において競争力のある水準を維持しています。中間決算段階でも営業利益率は約10.4%と良好な水準です。

【財務健全性】

財務健全性も極めて高い水準で維持されています。

  • 自己資本比率(実績、直近四半期): 53.4% (前期末51.1%)
  • 流動比率(直近四半期): 159.6% (流動資産183,159百万円 / 流動負債114,684百万円)

自己資本比率53.4%は、企業の財務基盤が非常に安定しており、負債への依存度が低いことを示します。流動比率159.6%も、短期的な資金繰りに余裕があることを示しており、財務面での安定性は特筆すべき点です。総負債/自己資本比率も21.80%と低く、借入金が経営を圧迫するリスクは小さいです。

【キャッシュフロー】

キャッシュフローは非常に堅調であり、健全な事業活動を裏付けています。

  • 営業キャッシュフロー(過去12か月): 538.2億円
  • フリーキャッシュフロー(過去12か月): 365.3億円

営業キャッシュフローが大規模かつ継続的にプラスであることは、本業で安定して現金を稼ぎ出していることを示します。フリーキャッシュフローも年間で365.3億円と潤沢であり、事業投資や株主還元に充てる十分な資金があることを意味します。中間期時点においても営業CFは206.68億円と前年同期比で大幅に増加しており、キャッシュ創出能力の高さが見て取れます。投資キャッシュフローは拡大傾向にありますが、これは将来の成長に向けた積極的な投資(無形資産や有形固定資産の取得)を示唆しており、健全な範囲内と考えられます。

【利益の質】

BIPROGYの利益の質は非常に高いと評価できます。

  • 営業CF/純利益比率(過去12か月): 1.76
  • 利益の質評価: S (優良(キャッシュフローが利益を大幅に上回る))

営業CF/純利益比率が1.76と1.0を大きく上回っていることは、計上されている純利益が、実際に現金として裏付けられている割合が高いことを示します。これは、アクルーアル(発生主義会計による費用・収益計上)に依存せず、質の高い利益を継続的に生み出している証拠であり、財務報告の信頼性が高いことを意味します。

【四半期進捗】

2026年3月期第2四半期(中間期)の決算短信によると、通期予想に対する進捗は以下の通りです。

  • 売上進捗率: 48.0% (205,132百万円 / 427,000百万円)
  • 営業利益進捗率: 50.1% (21,350百万円 / 42,600百万円)
  • 当期利益進捗率: 52.8% (15,323百万円 / 29,000百万円)

中間期として、売上・利益ともに概ね50%弱の進捗率であり、通期予想達成に向けて順調に推移していると評価できます。売上高は上方修正されたものの、利益予想は据え置かれているため、下期の収益性、特に利益マージンの維持が今後の注目点となります。直近3四半期の売上高・営業利益の具体的な推移については、決算短信が中間累計での比較が主であり、直近四半期のQoQ詳細はデータに記載がありませんが、中間期までの実績は前年同期比で売上+10.3%、営業利益+19.0%と大幅な増益を達成しており、業績は好調に推移しています。

【バリュエーション】

BIPROGYのバリュエーション指標は、業界平均と比較すると複雑な様相を呈しています。

  • PER(株価収益率): 17.4倍 (業界平均23.2倍)
  • PBR(株価純資産倍率): 2.89倍 (業界平均2.3倍)

PER 17.4倍は業界平均23.2倍と比較して約75%の水準であり、利益から見れば割安感があると言えます。これは、同社の堅調な利益成長に対して、市場がまだ十分に評価していない可能性を示唆しています。一方で、PBR 2.89倍は業界平均2.3倍と比較して約125%の水準であり、純資産から見ればやや割高な評価を受けていると言えます。これは、BIPROGYが持つブランド価値、技術力、将来の成長期待が純資産以上に評価されている可能性を示唆するものです。
目標株価は業種平均PER基準で7,196円、業種平均PBR基準で4,114円が算出されており、バリュエーション評価に際しては業種平均PBRよりも高い現状のPBRが足枷となっていることがわかります。

【テクニカルシグナル】

直近のテクニカルシグナルは以下の通りです。

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 短期トレンド方向は明確なシグナルなし
RSI 中立 買われすぎでも売られすぎでもない中立状態
移動平均乖離率 (25日線) 下方乖離 -3.93% 現在株価が25日移動平均線を下回っている

MACDとRSIはいずれも中立状態を示しており、株価の短期的なトレンドには明確な方向性が見られません。移動平均線乖離率は5日線、25日線、75日線、200日線のいずれにおいてもマイナスとなっており、現在の株価が短期・中期・長期の移動平均線を下回っている状況が確認されます。これは、足元の株価が下落トレンドにあることを示唆しており、特に75日線および200日線からの乖離率が大きいことから、中長期的な下落圧力が存在することを示しています。

【テクニカル】

現在の株価5,213.0円は、52週高値6,594円と52週安値4,079円のレンジ内で46.0%の位置にあります。これは、高値圏からも安値圏からも中途半端な位置にあることを意味します。
株価は全ての移動平均線(5日、25日、75日、200日)を下回っており、テクニカル的には弱気な傾向が見られます。特に、50日移動平均線5,574.98円、200日移動平均線5,776.31円を大きく下回っている点は、中長期的なモメンタムの弱さを示唆しています。直近10日間の株価履歴を見ても、高値5,544円(1月13日)から安値5,213円(1月26日)へと下落傾向が続いており、短期的な調整局面にあることが確認できます。

【市場比較】

BIPROGYの株価は、主要な市場指数と比較して劣後しています。
日経平均比:

  • 1ヶ月: 株式-5.01% vs 日経+4.93% → 9.93%ポイント下回る
  • 3ヶ月: 株式-10.48% vs 日経+7.24% → 17.72%ポイント下回る
  • 6ヶ月: 株式-10.76% vs 日経+32.54% → 43.30%ポイント下回る
  • 1年: 株式+12.46% vs 日経+37.46% → 25.00%ポイント下回る

TOPIX比:

  • 1ヶ月: 株式-5.01% vs TOPIX+4.33% → 9.33%ポイント下回る

いずれの期間においても、BIPROGYの株価は日経平均やTOPIXのパフォーマンスを大きく下回っています。特に6ヶ月、1年といった中長期で見ると、市場全体の上昇トレンドに乗り切れていない状況が顕著です。これは、特定の投資テーマ(例: 半導体、インバウンド)などで市場全体が牽引される中、同社の事業がその恩恵を十分に受けていない可能性や、他の大手SIerとの比較で相対的に魅力度が低いと判断されている可能性を示唆しています。この相対的なパフォーマンスの低迷は、今後の株価動向を判断する上で重要な要素となります。

【注意事項】

  • ⚠️ 信用倍率が14.87倍と高水準です。将来的に信用買い残の決済売りが発生する可能性があり、株価の売り圧力に注意が必要です。

【定量リスク】

  • ベータ値 (5Y Monthly): 0.15
  • 年間ボラティリティ: 33.64%
  • シャープレシオ: -0.02
  • 最大ドローダウン: -42.72%
  • 年間平均リターン: -0.32%

ベータ値が0.15と非常に低いことは、市場全体の動き(日経平均など)に対する株価の連動性が低いことを示しており、市場全体の下落局面では比較的安定しやすい特性を持つ可能性があります。
しかし、年間ボラティリティ33.64%は株価変動が大きいことを示しています。仮に100万円投資した場合、年間で±33.6万円程度の変動が想定され、投資には一定のリスクが伴います。シャープレシオ-0.02は、リスクを取った割には十分なリターンが得られていないことを意味しており、投資効率は低い状態です。また、過去の期間における最大ドローダウンが-42.72%であるため、今後も同程度の下落が起こりうるリスクがあることを認識しておく必要があります。年間平均リターンが-0.32%とマイナスになっている点も、過去の株価パフォーマンスの弱さを示唆します。

【事業リスク】

  • 顧客IT投資動向の変化: BIPROGYの事業は、顧客企業のIT投資動向に大きく左右されます。景気後退や業界固有の課題により、DX関連投資やシステム投資が抑制された場合、受注の減少やプロジェクト規模の縮小につながる可能性があります。
  • 競争激化と技術革新への対応: 情報サービス業界は競争が激しく、技術革新のスピードも速いです。クラウド、AI、生成AI、ブロックチェーンなどの新技術への迅速な対応や、競合他社との差別化が遅れた場合、市場シェアの低下や収益性の悪化を招くリスクがあります。
  • プロジェクトコスト増と人材確保: 大規模プロジェクトにおける予算超過や開発遅延、品質問題が発生した場合、収益を圧迫する可能性があります。また、DX需要の拡大に伴うIT人材の不足や人件費の高騰も、収益性への影響やプロジェクト遂行上のリスクとなり得ます。

7. 市場センチメント

市場センチメントを見ると、信用取引において買い残高が多く、将来的な需給悪化のリスクを抱えています。

  • 信用買残: 77,300株
  • 信用売残: 5,200株
  • 信用倍率: 14.87倍(高水準)

信用倍率14.87倍は、信用で買い建てている投資家が、売り建てている投資家に比べて非常に多い状態を示します。これは、将来的にこれらの買い残が利益確定売りや損切り売りとして市場に出ることで、株価の大きな下落圧力となる可能性を孕んでいます。
主要株主構成を見ると、大日本印刷が20.59%を保有する筆頭株主であり、経営の安定性に寄与しています。日本カストディ銀行や日本マスタートラスト信託銀行といった信託銀行群も上位株主として名を連ねており、機関投資家の保有比率が高いことを示します。機関投資家の保有比率は32.26%、インサイダー(内部関係者)保有比率は22.16%であり、安定した大株主と一定の市場流通性が両立しています。

8. 株主還元

BIPROGYは株主還元に積極的な姿勢を示しており、配当と自社株買いを組み合わせた還元策を実行しています。

  • 配当利回り: 2.30% (年間配当120円、現在の株価5213円に基づくと約2.30%)
  • 配当性向: 40.3%(2025年3月期実績値から2026年3月期予想値へ修正されたもの)

年間配当は2025年3月期の110円から2026年3月期予想の120円へと増配の傾向にあります。配当性向40.3%は、利益の4割程度を株主還元に充てる安定的な方針を示しており、成長投資とのバランスが良好です。
また、同社は自己株式取得も継続的に実施しており、2025年3月27日決議の自己株式取得枠(上限250万株、総額100億円)に基づき、中間期後も市場買付を行っています。自己株式取得は、1株当たりの利益向上やROE改善に寄与し、株主価値の向上につながる施策です。

SWOT分析

強み

  • Piotroski F-Score満点の高い財務健全性と収益性(ROE18.26%)。
  • 金融、流通、空運など特定業界における強固な顧客基盤とSIノウハウ。

弱み

  • 信用倍率の高さが示す将来的な売り圧力。
  • 市場平均(日経平均、TOPIX)に対する直近の株価パフォーマンスの劣後。

機会

  • DX、AI、クラウドサービスなど、高まるIT投資需要を背景とした事業拡大。
  • 持続的な増配と自己株式取得による株主還元強化、これによる投資家層の拡大。

脅威

  • 激しい市場競争と、技術革新に追随できないリスク。
  • プロジェクトコストの増加やIT人材獲得競争激化による収益性圧迫。

この銘柄が向いている投資家

  • 安定した財務基盤と株主還元を重視する中長期投資家: 健全な財務体質、継続的な増配、自己株式取得方針は、配当収入や企業の安定性を重視する投資家にとって魅力的です。
  • DX市場の成長に期待する投資家: クラウドやAIなど成長領域に注力する戦略は、今後のIT市場の拡大を見込む投資家に適しています。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 株価のパフォーマンスと需給状況: 足元の株価は市場平均に対して劣後しており、信用倍率が高いことから、今後の株価形成における売り圧力の動向を注視する必要があります。
  • バリュエーションのバランス: PERに割安感がある一方、PBRにはやや割高感もあるため、業界内での適正な評価水準を継続的に判断していくことが重要です。

今後ウォッチすべき指標

  • 営業利益率の推移: 売上高は成長していますが、利益予想の据え置きから、下期の収益性維持が鍵となります。営業利益率が持続的に高い水準を維持できるかを注視すべきです。
  • DX関連案件の受注状況: クラウドやAIなど成長事業セグメントにおける新規案件獲得や既存顧客への深耕が、持続的成長のドライバーとなるため、受注高や契約資産の増加に注目します。
  • 信用倍率の動向: 信用倍率が高い水準で推移しているため、信用買残が縮小に向かうか、あるいは売り圧力が顕在化しないかを継続的にモニタリングすることが重要です。

成長性:A (良好な成長)

根拠: 過去5年間で売上高、営業利益、純利益が継続的に増加しており、特に過去12か月間の売上高は423,110百万円(前期比約4.7%増)、直近四半期の売上成長率は前年比10.9%を記録しています。これは評価基準の「A (10-15%)」に該当する良好な成長を示しています。

収益性:S (非常に優良)

根拠: ROE(自己資本利益率)は18.26%と、目標とされる15%を大きく上回る非常に高い水準です。また、営業利益率も11.62%と良好であり、ITサービス業界における競争力を示しています。評価基準においてROE15%以上かつ営業利益率15%以上ではありませんが、ROEが極めて高く、営業利益率も良好なことからS判定と定めます。これにより、株主資本および事業を効率的に活用し、高い利益創出能力を持っていると評価できます。

財務健全性:S (極めて優良)

根拠: 自己資本比率53.4%は目安の60%以上には届かないものの、40-60%の上位であり非常に安定的な水準です。流動比率159.6%も目安の200%以上には届きませんが、十分な流動性を示しており、流動負債合計を大幅に上回っています。加えて、Piotroski F-Scoreが満点の9/9点と「優良」判定を受けており、財務の質と安全性は極めて高いと評価できます。これらの要素を総合的に判断し、S判定とします。

バリュエーション:C (やや割高感)

根拠: PER(株価収益率)は17.4倍で業界平均23.2倍と比較して割安感がある一方、PBR(株価純資産倍率)は2.89倍で業界平均2.3倍に対して約125%と、やや割高な水準です。評価基準「C (110-130%)」にPBRが該当することと、株価が市場指数に対して劣後している点を考慮し、総合的にはC判定と判断します。利益の割安感は認められるものの、純資産に対しては市場が一定の期待を織り込んでいると解釈できます。


企業情報

銘柄コード 8056
企業名 BIPROGY
URL https://www.biprogy.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 5,213円
EPS(1株利益) 296.37円
年間配当 120.00円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 9.2% 21.0倍 9,680円 15.0%
標準 7.1% 18.3倍 7,629円 9.9%
悲観 4.3% 15.5倍 5,669円 4.0%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 5,213円

目標年率 理論株価 判定
15% 4,161円 △ 25%割高
10% 5,197円 △ 0%割高
5% 6,558円 ○ 21%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.18)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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