2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:四半期実績自体は特段の市場予想との比較情報は開示されていないが、通期見通しを会社が下方修正(営業利益・経常利益の引下げ)している点が重要。中間期の親会社株主に帰属する純利益は政策保有株式売却益により前年同期比で上振れ(+1.6%)となった一方、営業利益は大幅減(△36.6%)。
- 業績の方向性:増収増益ではなく「減収減益(売上高 △0.9%、営業利益 △36.6%)」だが、特別利益の計上で当期純利益は若干増加。
- 注目すべき変化:香辛・調味加工食品事業の営業利益が大幅減(営業益 2,999百万円、前年同期比△44.3%)――主に価格改定後の販売数量回復途上とマーケティング費用増、原材料高の影響。特別利益に「投資有価証券売却益 4,470百万円」を計上。
- 今後の見通し:会社は通期業績予想(2026年3月期)を下方修正(売上高 321,500百万円、営業利益 19,000百万円など)。中間期の進捗(営業利益進捗率30.9%)を見ると、営業利益達成には慎重な見方が必要。
- 投資家への示唆:営業ベースではコスト上昇と価格改定の移行期で収益性が低下。純利益は一時利益で底上げされているため、継続的な収益力回復(特に香辛・調味加工食品事業の需要回復と原価転嫁の定着)が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ハウス食品グループ本社株式会社
- 主要事業分野:香辛・調味加工食品、健康食品、海外食品、外食、その他食品関連(製造・販売、外食チェーン運営等)
- 代表者名:代表取締役社長 浦上 博史
- 上場取引所:東証(コード 2810)
- URL:https://housefoods-group.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
- セグメント:
- 香辛・調味加工食品事業:家庭用・業務用カレー等(主力)
- 健康食品事業:清涼飲料・栄養補助食品(例:C1000等)
- 海外食品事業:米国大豆事業、中国カレー、東南アジア飲料等
- 外食事業:壱番屋等(ココ壱番屋の国内外店舗運営)
- その他食品関連事業:デリカシェフ、ヴォークス・トレーディング等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):98,498,416株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):93,317,277株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日(中間):2025年12月2日
- IR/決算説明会:実施済(資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:153,602百万円(前年同期比 △0.9%)
- 通期予想に対する進捗率:153,602 / 321,500 = 47.8%
- 営業利益:5,868百万円(前年同期比 △36.6%)
- 通期予想に対する進捗率:5,868 / 19,000 = 30.9%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:5,601百万円(前年同期比 +1.6%)
- 通期予想に対する進捗率:5,601 / 13,000 = 43.1%
- サプライズの要因:
- 営業利益が大幅に減少した主因は原材料中心の事業コスト上昇と、5月の価格改定後の需要回復が途上にあること、及び新価格定着のためのマーケティング費用投下。
- 親会社株主純利益は、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益(4,470百万円)を特別利益に計上したことが増益寄与(実態営業では減益)。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを修正(売上高▲11,500百万円、営業利益▲2,500百万円、経常利益▲2,100百万円)。中間の営業進捗が低いため、通期営業利益目標達成は以前より難易度が上昇(達成可能性は中立〜低め)。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間期末:2025年9月30日)
- 総資産:424,060百万円(前期末 435,074百万円、△11,013百万円)
- 純資産:318,364百万円(前期末 322,878百万円、△4,514百万円)
- 自己資本比率:68.2%(安定水準、前期末 67.3%)
- 現金及び現金同等物:82,002百万円(中間期末)
- 主要収益性(中間期)
- 売上高:153,602百万円(前年同期比 △0.9% / △1,362百万円)
- 営業利益:5,868百万円(前年同期比 △36.6% / △3,389百万円)
- 営業利益率:3.8%(前年同期 6.0%)
- 経常利益:6,448百万円(前年同期比 △33.1%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:5,601百万円(前年同期比 +1.6%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):60.02円(前年同期 57.69円)
- 収益性指標(注記・参考)
- ROA:–(資料未記載)
- 営業利益率(業種比較目安):中間3.8%(業種平均は事業によるが一般的食品製造は5-8%が目安)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:47.8%(概ね半期の標準的な進捗)
- 営業利益進捗率:30.9%(通年目標に対して低い。通常は上期寄与がある場合も多いが本年は低い)
- 純利益進捗率:43.1%(特別益の影響で相対的に高め)
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:4,344百万円(前年同期 7,675百万円、△3,331百万円)
- 投資CF:1,764百万円(前年同期 △7,565百万円、改善。定期預金払戻や有価証券売却の影響)
- 財務CF:△10,336百万円(前年同期 △10,548百万円、自己株式取得や配当支払が主な要因)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):4,344 − 1,764 = 2,580百万円
- 営業CF/純利益比率:4,344 / 6,149 ≒ 0.71(目安1.0以上が健全 → 今回はやや低い)
- 四半期推移(QoQ)
- 1Q売上 75,699百円、2Q売上 77,903百円(累計153,602百円)
- 営業利益は1Q 3,418百円、2Q 2,450百円(累計5,868百円)で第2四半期に落ち込み
- 季節性:外食事業は通期で下期にも寄与する項目あり。概ね通年にわたる影響。
- 財務安全性
- 自己資本比率:68.2%(安定水準)
- 短期借入金は減少傾向(短期借入金 6,558百万円)
- 流動比率:–(資料に直接記載なし; 流動資産179,420 / 流動負債57,147 ≒ 314%)
- 効率性
- 総資産回転率(通期見込):0.74回(資料の通期見込値)
- セグメント別(中間期)
- 香辛・調味加工食品:売上 61,748百円(△2.4%)、営業利益 2,999百円(△44.3%)
- 健康食品:売上 8,660百円(△0.7%)、営業利益 945百円(△31.9%)
- 海外食品:売上 30,545百円(△0.7%)、営業利益 1,448百円(△14.7%)
- 外食:売上 32,004百円(+8.2%)、営業利益 1,861百円(+7.5%)
- その他:売上 26,241百円(△6.5%)、営業利益 474百円(△26.4%)
- 財務の解説:
- 総資産は減少、現金預金は中間で減少したが投資有価証券増加や定期預金の払戻し等で資産配分は変化。自己株式取得により株主資本は小幅減。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 4,470百万円(政策保有株式の売却等)等 → 特別利益合計 4,577百万円
- 特別損失:減損損失 336百万円、固定資産除却損等 合計 889百万円
- 一時的要因の影響:特別利益の計上により親会社株主に帰属する純利益は営業利益の落ち込みにも関わらず増益(示現的)。したがって純利益の増は継続的な営業力の改善を示すものではない。
- 継続性の判断:投資有価証券売却益は一時的(継続性低い)。営業の収益改善が今後の課題。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(支払予定):24.00円(維持)
- 期末配当(予想):24.00円
- 年間配当予想:48.00円(修正なし)
- 中間配当性向:中間報告ベースで配当性向 40.0%(資料記載)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(2025年5月に1,582,800株取得、取得額 4,484百万円。期中自己株式残高増加)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 中間期設備投資額:6,332百万円(前年中間 5,615百万円)
- 2026年3月期通期見込:18,500百万円
- 減価償却費(中間):6,521百万円
- 研究開発:
- R&D費用(販売費・一般管理費内):2,389百万円(中間、前年同期 2,339百万円)
- 主なテーマ:資料内に個別R&Dテーマの詳細記載なし(コアのバリューチェーン強化:スパイス系、大豆系、機能性素材系に資源集中)
受注・在庫状況
- 受注:–(資料に該当データなし)
- 在庫:
- 商品及び製品:20,561百万円(前期末 19,602百万円、増加 959百万円)
- 棚卸資産増加は在庫回転への影響を注視する必要あり
セグメント別情報(ポイント要約)
- 香辛・調味加工食品事業:価格改定(5月実施)後の需要回復が途上。家庭用で減収、業務用は増収。利益面は原価上昇とマーケティング投下で大幅減益。売上高営業利益率 4.9%(前年同期比 −3.7pt)。
- 健康食品事業:「C1000」は好調だが「1日分のビタミンゼリー」等の競争激化で減収。利益率悪化(売上高営業利益率 10.9%、前年同期比 −5.0pt)。
- 海外食品事業:米国大豆事業軟調、中国カレーは堅調、東南アジア飲料は悪天候等で落ち込み。全体で微減収、減益。
- 外食事業(壱番屋等):国内既存店客数は低めだが客単価向上で増収増益。営業利益率 5.8%(前年同期並み)。
- その他:デリカシェフの販売苦戦等で減収。事業譲渡(デリカシェフの株式・資産譲渡)を決議(譲渡価額 90億円、譲渡実行予定 2026/1/15。連結への影響は軽微見込み)。
中長期計画との整合性
- 第八次中期計画:グローバルなバリューチェーン(VC)構築、ROIC導入、スパイス系/大豆系/機能性素材系をコアに成長投資。
- 進捗:事業再編(連結子会社の追加:ハウスフーズインドネシア社)、非中核の事業譲渡(デリカシェフ譲渡)など資源集中を進める動きは中期方針と整合的。
- KPI達成状況:投下資本利益率等の具体KPIは通期見込等が示されているが、中間期の営業利益低迷は改善が必要。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:資料に直接の同業他社比較無し。ただし主要ブランド(ルウカレー等)で高い市場シェア(ルウカレーで約97-98%のシェア指標が例示)を保有。
- 市場動向:原材料高・インフレ・消費者の節約志向により国内外で需要環境が厳格化。外食は客単価向上で回復、海外は地域差あり(中国は堅調、米国・タイは苦戦)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後、2025/4/1~2026/3/31):売上高 321,500百万円(前回 333,000百円→修正▲11,500)、営業利益 19,000百万円(前回 21,500→▲2,500)、経常利益 20,300百万円(前回 22,400→▲2,100)、親会社株主に帰属する当期純利益 13,000百万円(修正なし)
- セグメントベースでも健康食品・海外食品・その他の営業利益見通しを下方修正
- 会社予想の前提:資料参照(為替・原材料等の前提は添付資料に記載あり)—直近の経営環境を踏まえ修正を実施。
- 予想の信頼性:中間の営業利益進捗が低く、通期営業利益は達成難易度が上がっているため慎重に見る必要あり。
- リスク要因:原材料価格上昇、消費者節約志向の深堀、為替変動、海外事業での現地環境(天候や生産トラブル)、競争激化。
重要な注記
- 連結範囲の重要な変更:有(新規1社:ハウスフーズインドネシア社)。加えて中間期に連結子会社デリカシェフの譲渡を決議(連結からの除外見込み)。
- 会計方針の変更:無し。中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 有。
- 第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
(注)不明項目や資料未記載項目は「–」で表記しています。上記は開示資料に基づく整理であり、投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2810 |
| 企業名 | ハウス食品グループ本社 |
| URL | http://housefoods-group.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.12)」によって自動生成されました。
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